ビリー・ザ・キッド

2017年1月17日 (火) 21:33時点におけるカリス (トーク | 投稿記録)による版

アーチャー

  • 真名:ビリー・ザ・キッド
  • 身長:158cm / 体重:49kg
  • 出典:史実
  • 地域:北米
  • 属性:混沌・中庸 / カテゴリ:人
  • 性別:男性
  • CV:高乃麗

弓兵」のサーヴァント

略歴
『Fate/Grand Order』第一部の五章では西暦1783年のアメリカに召喚され、ロビンフッドと共にレジスタンスに所属してゲリラ活動を行っていたが、ジェロニモの手引きで主人公達と合流。
その後ジェロニモらとメイヴ暗殺に向かうが、予想外の事態が連発し、どうにかロビンフッドだけは逃がすもののアルジュナによって倒されてしまった。
人物
稚気に富んだ最強最速の銃使い。一人称は「僕」。
陽気にして残酷、にこやかな笑みを絶やさないお調子者だが、実際の彼は、どこまでも冷ややかで現実的、笑顔も生まれついて顔に張り付いているものに過ぎない。薄ら寂しい夜の方が好きな変わり者であると自称している。
一方で無謀ではあるが愚かではなく、理性的に物事を判断するという部分に長けている。
自分の首を狙ってきた相手を笑って騙してしまう(明記されないが、その後射殺したと思われる)あたり、伝承にあるような悪辣な面も持ち合わせている。
能力
手に持った拳銃で戦う。
射撃の腕は非常に高く、早撃ちの技と心眼(偽)を持っているため、機先を制する戦いが得意と思われる。
また、アーチャークラスの上に宝具の特性上、非常に燃費が良い。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
アーチャー 主人公 (Grand Order) D E B E B C 単独行動:A
騎乗:C+
射撃:A++
クイックドロウ:A+
心眼(偽):C

宝具

壊音の霹靂(サンダラー)
ランク:C++
種別:対人宝具
レンジ:1~100
最大捕捉:1人
ビリー・ザ・キッドが愛用していたと言われるコルトM1877ダブルアクションリボルバー(通称「サンダラー」)によるカウンターの三連射撃。
彼に纏わる逸話が宝具化したもの。正確に言うと拳銃が宝具という訳ではなく、「この拳銃を手にしたビリー・ザ・キッドの射撃」全体を包括して宝具と見なされており、固有のスキルに近い。
サーヴァントの知覚として周囲の時間の流れをスローモーにし、状況を完全に把握した上でカウンターの射撃を叩き込む。それがアーチャーの狙撃であれ、セイバーの斬撃であれ、相手の居場所を完全に把握して急所に最大で三連撃を食い込ませる。
射程はサーヴァントとなったことで、生前より数倍以上に広がっている。
ただし、これは「回避可能な攻撃」のみに通じるカウンターであり、回避不可能な攻撃手段に対しては意味を成さない。
この宝具のもっとも悪辣な点は「技術」という大部分に宝具の概念が割かれていることによる、魔力消費の少なさである。具体的にはEランク宝具を使用するのと同程度の消費しかない。
『Fate/Grand Order』では、敵単体に大ダメージを与え、3ターンの間クリティカル発生率を低下させる。さらに使用したターンの間は「必中」が付与される。

真名:ビリー・ザ・キッド

ウィリアム・ヘンリー・マッカーティ・ジュニア。アメリカ西部開拓時代の代表的なアウトロー。1859年生、1881年没。
現代でも極めて人気は高く、残された彼の写真が、オークションで二億円の値がついたことからもそれを窺い知れよう。
父親は不明だが、母親から高等教育を受けたらしく、西部のアウトローにしては達筆の手紙が残されている。
12歳のとき、母親を侮辱した男を刺殺したことで、彼のアウトロー人生は幕を開ける。以来、物資護衛の仕事などと並行して牛泥棒や強盗殺人を積み重ねる。
街にいても他のアウトローにやたらと絡まれるタイプだった彼は、いつしかその顔に笑顔を貼り付けて、トラブルを回避しようと試み始める。
如才ない態度で住人からは受け入れられたものの、アウトローとしての宿命か、彼は雇われていた牧場主ジョン・タンストールの組織抗争に巻き込まれてしまう。
俗にリンカーン群戦争と呼ばれたこの戦いの結果、キッドは友人であったパット・ギャレット保安官に逮捕されてしまうが、一年も経たぬ内に脱走。
1881年、ニューメキシコ州フォートサムナーにて食べ物を求めて部屋を出たところをギャレットに射殺されてしまう。
ギャレットは脱走したビリーを執念深く追跡し、闇討ちしたが、正面切っての撃ち合いでは勝てないと思ったのか、それとも別の理由があったのかは定かではない。
ともあれ、彼の死を持って西部開拓時代は終焉を迎え、自由気ままに生きるアウトローもただの犯罪者として扱われた。

関連

コルトM1877
1877年に開発されたコルト社初のダブルアクション式回転式拳銃。
口径によって「レインメイカー」「ライトニング」「サンダラー」という別名が付けられ、ビリーをはじめとするアウトローはこの拳銃を愛用していた。
コルト社はシングルアクション式を得意とするが、当時はダブルアクション式のノウハウはなく、創業者も猛反対していた。

登場作品と役柄

Fate/Grand Order
  • 〔アーチャー〕キャラクターデザイン:鎬うどん / 設定作成:東出祐一郎 / レア度:☆3
第五特異点解禁に伴い実装。

人間関係

Fate/Grand Order

ロビンフッド
第五章での仲間。軽口を叩き合いながらも、実力は互いに信頼している。

生前

パット・ギャレット
かつての友人であった保安官。リンカーン郡戦争と呼ばれる戦いで彼を逮捕する。後に刑務所を脱獄したビリーを再び探し当て、闇討ちで射殺した。なお、パットも後に闇討ちにあって命を落としている。
ジョン・タンストール
彼を雇っていた牧場主。

名台詞

「決闘、受けてみる?」
「さぁ、早撃ち勝負だ。先に抜いてもいいよ? 僕の方が速いから。 ……ファイア!!」
宝具選択&発動時の台詞。早撃ちの決闘を行う。
「墓碑の名は、刻まないでほしい……嫌なんだ、アレ」
消滅時の台詞。
アメリカにある実際のキッドの墓の墓碑には「Truth and History.21 Men.The Boy Bandit KingHe Died As He Lived(真実と経歴。21人を殺した。少年悪漢王 彼は彼らしく生きて死んだ)と刻まれている。
悪漢王と称されて死後も騒ぎ立てる周りの人間に対して、本来、静寂を好む彼の本音が出た発言。
ちなみに葬られた墓は観光地になっているが、洪水で墓石が流されたり盗難に遭うなどした他、墓石を削り取って持ち去る悪質な観光客が後を立たなかった為、現在は頑丈な鉄柵で囲われている。
「そうだね、君には告白しておこう。僕は…陽気な拳銃王って訳じゃない。薄ら寂しい夜の方が好きな…変わり者さ。そんな僕でよければ…これから先も戦うよ。…うん」
絆MAX時の台詞。
アウトローと称されて悪のヒーローとなった彼だが本来は静寂と孤立を愛する少年だった。

メモ

  • 所謂「西部のガンマン」という世間のヒーロー像の代表格の一人。ただし彼は保安官ではなくならず者側であり(義賊的活動も行っていたが)、真っ当に正義のヒーローというわけでもない。主に行った悪行は牧場からの牛泥棒、銀行や列車からの強盗、そして自己防衛も含めた殺人である。
  • いそうでいなかった、近代銃器の使い手のアーチャー。織田信長の火縄銃も先に登場はしているが、リボルバー拳銃はナイチンゲールと彼が初。
  • 以前から存在が語られていたエクストラクラス「ガンナー」に該当すると初めて明言された英霊。ビリーは通常の聖杯戦争では高確率でガンナークラスとして召喚されるらしい。なぜ今回ガンナーでなくアーチャーなのかと言えば、まぁメタな理由としてはソーシャルゲームで相性が設定されている以上、そう簡単にエクストラクラスをほいほい追加するのは難しいというのがあるのだろう。
  • 史実のビリーは「左利き」、「身長は5フィート3インチ (160cm) 足らずの華奢な体つきで、キッドの二つ名通り小柄で非常な優男」「黒い服を好む」「口が達者で、異様に親しみやすい態度の持ち主」と伝説的に伝えてられている、『Fate/Grand Order』での現界姿はそれに忠実に作られている。
  • 同僚のカウボーイの証言や世話になった家族の前で見事なロデオの腕前を見せた証言が残されている為、もしかしたらライダーの素養もあるのかも知れない。

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