バーサーカー | |
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真名 | 項羽 |
読み | こうう |
性別 | 男性 |
身長 | 310cm |
体重 | 480kg |
出典 | 史実及び異聞帯 |
地域 | 中国 |
属性 | 秩序・中庸 |
声優 | 山寺宏一 |
デザイン | danciao |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
「バーサーカー」のサーヴァント。「西楚の覇王」と呼ばれた中国の英傑。
- 略歴
- 人物
- ケンタウロスのような下半身、何本も生えた腕、3mを越える巨体という人間とは思えない恐ろしげな風貌をしている。カルデアで召喚された本人も何故このような姿になったのかと不思議がる程。
- だが、そんな外見とは裏腹にバーサーカーとは思えない程理知的で話も通じる。
- 全体的に喋り方が機械的で、特に戦闘では言動にまったく容赦がない。
- 能力
- その体躯を活かして嵐のように複数の剣を振り回して戦う他、全身からビームのような物を発射する等人間離れした戦い方を見せる。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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バーサーカー | 主人公 (Grand Order) | A | A | A | C | D | C | 凶化:A+ | 未来予知:A 戦術躯体:B 覇王の武:A |
宝具
真名:項羽
- 姓を項、名を籍、字を羽。
- 汎人類史においては秦王朝を滅ぼし劉邦と次なる天下を争った「西楚の覇王」。
- 残虐非道な虐殺の数々、無敵の武勲を誇りながらも首尾一貫しない政策で自陣営を自壊させていった様などは「匹夫の勇、婦人の仁」と揶揄される。
- 幼少期には学問も武芸もまるで習熟しようとせず、ただ兵法においてのみ概略を学んだだけで、あとは才気のみで頭角を現したとされている。
- 異聞帯における覇王の武力はもはや人の域にあるものではなく、その疾走は大軍を呑む嵐に等しい。
- まさに人知・道徳を超えた荒野の覇王。
- 果たして、その真実は───
関連
- 四面楚歌
- 垓下の戦いで漢軍が楚軍に仕掛けた策略で、故事成語にもなった。兵数は漢軍が上回っていたが、正攻法では項羽に勝てないと判断した張良が、四方から楚の歌を聞かせる事で楚軍の士気を挫こうと意図して実行。
効果はてき面で、長引く戦いで士気が低下していた楚軍は総崩れとなった。 - 天下三分の計
- 諸葛孔明が劉備に説いた計略だが、実はそれより400年以上前に項羽が考案したものだったりする。
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- Lostbelt No.3『人智統合真国 シン』配信に伴い実装。
人間関係
生前
- 項梁
- 叔父。蘭陵王の発言からすると、実際の親族関係ではない模様。
- 劉邦
- 最大の宿敵で、後の漢の高祖帝。
- 虞美人
- 最愛の妻。京劇の「覇王別姫」は、彼女との別れの場面を描いたものである。
- 韓信
- 「漢三傑」の一人で国士無双と謳われた名将。当初は項羽に仕えていたが、冷遇した事で離反されてしまう。
後に北方の斉を従えた彼に天下三分の計を持ち掛けるが、劉邦への忠義を重んじた韓信に一蹴される。しかし、天下三分の計を断った事が韓信の破滅に繋がった。 - 張良
- 「漢三傑」の一人で劉邦の軍師。四面楚歌の計は、彼が考案したものである。
- 蕭何
- 「漢三傑」の一人で漢軍の兵站を担当。漢兵を餓えさせる事が一度も無かった程の采配を見せて劉邦の勝利に貢献した。
- 范増
- 軍師だったが、疑念を抱いた事で引退に追い込んでしまう。
- 英布
- 家臣で義帝暗殺などの汚れ仕事を行わせたが、冷遇したことで離反される。
- 始皇帝
- 彼の全国行脚の行列を見て、天下を獲る事を決意したという。
- 陳勝・呉広
- 中国史上初の農民一揆を起こした英傑達で、彼等の反乱に呼応して挙兵した。
名台詞
メモ
- 中国史において「最強の武将は誰か?」という問いに呂布や関羽と共に必ず名前が挙がる人物。なお、呂布とは「狂戦士」のクラスという共通点がある。
- 異聞帯では理知的となっているが、史実の項羽は非常に短絡的な思考の持ち主で、それに伴う数々の失敗で劉邦に敗北する。
- 特に『史記』を編纂した司馬遷は項羽を「自らの失敗を認めないのは、荒唐無稽にすぎる」とボロクソに批判している。ただし、司馬遷は漢王朝の歴史家なので、漢にとって最大の強敵だった項羽を悪し様に描いている可能性は否定出来ない。
- 項羽と劉邦の双方に仕え重用された陳平は、劉邦の人柄を「傲慢で無礼」としている一方で項羽の人柄を「恭敬で人を愛する」と評している。なので「理知的で礼儀正しい項羽」というのは、史実からそう外れたキャラ付けではない。
- ただし上記の評価はその後に「褒美を出し惜しむので人が従わない」と続き、劉邦のほうは「褒美をよく出すので利を好む連中が集ってくる」と続く。項羽がケチであることは、同時代の人物の多くが証言しており、秦末から楚漢戦争に突入していく切っ掛けの一つにもなった。一個人としてどちらの人格が優れていたかはともかく、君主として劉邦が項羽に勝っていたのは間違いないだろう。
- もっとも、皇帝に即位後の劉邦は元々の猜疑心の強さが顕著になり、韓信などの功臣を死に追いやっているのだが。