アスクレピオス
キャスター | |
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真名 | アスクレピオス |
性別 | 男性 |
身長 | 170cm |
体重 | 60kg |
出典 | ギリシャ神話 |
地域 | ギリシャ |
属性 | 中立・中庸 |
声優 | 鈴木峻汰 |
デザイン | 悌太 |
レア度 | ☆3 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 『Fate/strange fake』にて、姿は異なるもののウォッチャーの影法師の1人として初登場。
- その後『Fate/Grand Order』Lostbelt No.4『創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ』にてアルジュナ〔オルタ〕によって召喚され、異聞帯の王の配下である神性を与えられた「神将(ローカパーラ)」の一騎として本格的に登場する。
- 異聞帯ではアルジュナの「不完全なものを取り除く」という裁きを合理的であるとして気に入り配下についていたが、サーヴァントの霊基に二つの神性を無理に備え付けたがために過剰な負荷に耐えられなくなり、自滅に近い形で消滅する。しかし、今際のさいに主人公達の言動と自分の記憶の矛盾に疑問を持ち、自らの宝具を使って回帰する形でユガの輪廻から脱出。主人公への不意打ちを狙っていたキャスター・リンボを、インド異聞帯における『悪性腫瘍』かつ『病巣』そのものと看破して徹底的に叩きのめすも、自身も深手を負いそのまま朽ちるに任せていた所へ病床の母親のため薬草を探して泣く少年に出くわし、彼に治療薬を渡したのち自分が医学の発展を目指した理由に思いを馳せながら静かに消滅した。
- 人物
- 良くも悪くも研究者体質で、医術や自分の研究にのみ関心が向いており、それ以外には興味をまったく示さない。
- 医学の発展を何より重要視してその為に少々行き過ぎる行動を取る事もあるが、基本的には患者第一で、たとえ戦闘の真っ最中であろうとも無関係の人間の治療を優先する程。
- ただ、慈悲深い性格というわけでは決して無く、治ろうとする意志の無い患者や医者の言う事を無視して勝手な事をする患者には口汚く毒づいている[注 1]。
- 能力
- 「医神」の名に恥じず、病気や怪我の治療については傑出した能力を持つ。蛇の巻き付いた杖を所持しており、敵の上空に出現させて落とす事で攻撃する。また蛇に毒を吐かせたり、杖から分離して単独で攻撃させたりできる。蛇は地面を水の様に潜る事が可能。
- 半分程度の大きさの杖二本を剣の様に振るったり、メス程度の大きさの杖を投擲したりする。
- インド異聞帯では神将として死神「ヤマ」と、水と医薬の神「ヴァルナ」の神性を与えられており、死者を蘇らせて操る能力を披露していた。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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キャスター | 主人公 (Grand Order) | D | D | B | A | D | A+ | 陣地作成:A 道具作成:EX 神性:A |
医神:EX アポロンの子:A 蛇遣い:B |
宝具
- 倣薬・不要なる冥府の悲歎(リザレクション・フロートハデス)
- ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:-
最大捕捉:- - アスクレピオスが死者を蘇らせる蘇生薬を模倣して作り出した薬。
- かつて実際に作成し用いた蘇生薬は、唯一無二の特殊な原材料を用いたものであり、英霊となった今でも宝具として自動的に引っ張ってこられるものではなかった。
- 故に通常の聖杯戦争においては、彼はこの模倣蘇生薬を用いることになる。
- 模倣品であるため元々のものより効能が落ちており、実際に死者を蘇生させるには様々な条件を満たしていなければならない。死亡後の経過時間や、死体の状態などである。だが「医者なので自身の身体のことを一番理解している」という理由で、自身に対しては他者よりもより効き目のいい倣薬を作成できる。
- 現代知識を得た彼は「単純に、少し出来のいいAEDのようなものだ」と自嘲気味に語る。
- また、この模倣薬自体もそれなりに貴重なものであり、何度も使えるわけではない。
- 本物の蘇生の霊薬はサーヴァントの身では作れないが、ゴルゴーンがいれば作成できる可能性がある。
- インド異聞帯ではアスクレピオスがカルデア一行に撃破され死亡した後、この倣薬の効果によって蘇生して復活した。
- 『Grand Order』では「自身を除く味方全体にガッツを付与[Lv.1][注 2]&味方全体に毎ターンHPを回復する状態を付与[注 3]&味方全体に弱体無効を付与[注 2]」という効果の宝具。
- 真薬・不要なる冥府の悲歎(リザレクション・フロートハデス)
- ランク:EX
種別:対界宝具
レンジ:-
最大捕捉:- - かつてハデスの領域を侵し、ゼウスを怒らせた真なる蘇生薬。
- かなり無茶な状態からでも人や半神を完全に蘇生させる力を持つ。
- 彼はこれを用いてミノス王の子グラウコス、テセウスの子ヒッポリュトスらを蘇らせたと言われる。
- この薬の原料はアテナから渡された(アテナはペルセウスから捧げられた)ゴルゴーンの血である。
- ゴルゴーンの左半身から流れ出た血は人を破滅させ、右半身からの血は人を救済する力があったという。
- 実のところ、ただゴルゴーンから血を採っただけでは上手くいかない。ヒッポリュトスを蘇生させた時には『アルテミスの力を得て為した』とされているため、蘇生薬はこの血に純度の高い(アテナ、アルテミス級の)神の力が込められてこそ初めて完成するものなのだろう。他にも隠し味として必要なものがあるのかもしれない。
- 結局のところ、かつての蘇生薬は彼の医術だけでなく様々な要因と偶然も関与して作り出せたものであって、アスクレピオス本人もこの蘇生薬の作り方について完全にマスターしているわけではない。
- ―――勿論、だからこそ彼は今日も真なる蘇生薬の再現に心血を注いでいるという。
- 『Fate/Grand Order』では基本的に使用されない。
真名:アスクレピオス
- アスクレピオス。ケイローンのもとで医術を学び、後に『医神』と呼ばれるようになるギリシャ英雄。
- イアソン率いるアルゴノーツの一員でもある。
- アポロンはコロニスという女と交わり、彼女に子を宿させた。
- しかし鴉が彼女の不貞を告げた(鴉の嘘であったともされる)ことに激怒し、アポロンはコロニスを殺し、さらにそれまで白かった鴉の羽を黒く変えてしまった。
- しかしアポロンはコロニスを殺したことを悔やみ、火葬寸前だった彼女の腹から子(アスクレピオス)を取り上げ、それをケンタウロスの賢者ケイローンに託して育てさせたのであった。
- アスクレピオスはケイローンのもとで医術と狩猟を学び、医術に関してはケイローンにも勝る才覚を示すようになった。
- その医術はアテナから与えられたゴルゴーンの血を元に作った薬で人を蘇生するにまで至る。
- だが、人が死を克服したなら冥府の存在価値は失われてしまう。
- 危機感を覚えた冥界神ハデスは(アポロンの子であるアスクレピオスに直接の手出しはできなかったため)ゼウスに対処を頼み、ゼウスは雷霆で彼を撃ち殺した。
- 息子を殺されたアポロンの怒りを宥めるため、ゼウスは死んだアスクレピオスを神の座(へびつかい座)に引き上げてやったという。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- Lostbelt No.4『創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ』配信後に実装。
- ストーリーガチャ限定サーヴァントであり『創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ』クリア後ガチャに追加される。
人間関係
Fate/Grand Order
- アルジュナ〔オルタ〕
- インド異聞帯におけるマスター。
- ナイチンゲール
- 彼女の行う看護と衛生の概念と、殺菌と言いながら患者をぶん殴る斬新な医術に興味を抱いている。
- アルテミス
- 伯母にあたる女神。実際「アルテミスおばさん」呼ばわりし、やめてほしかったら死者蘇生薬に魔力を入れるように脅している。
- イアソン
- アルゴー号で一緒だったメンバーのリーダー。彼の言動にはいろいろと思う所はあったようだが、その船旅は「退屈はしなかった」と良い思い出になっている。
- ヘラクレス
- アルゴー号で一緒だったメンバー。さらなる難行に挑み、さらなる傷を受け、それを自分に見せてほしいと無茶振りしている。
- ケイローン
- 医学の師匠。だがあまり敬意はないようで、最初は畏まっていても新しい医術ネタがないと知るや失望して露骨に態度が悪くなる。
因みに血縁的には「伯母さんの叔父さん」である。
- メドゥーサ
- かつて蘇生薬を作る為に血液を採取した相手。再度蘇生薬を作る為に、目に付くやいなや採血するべく注射器を探し始めるほど。
生前
- アポロン
- 父。神嫌いのご多分に漏れず彼の事も嫌っており、『Fate/Grand Order』でパリスにくっついてやってきた際には露骨に嫌な顔をしていた。
- ヒッポリュトス
- 彼を生き返らせる為に蘇生薬を作った事が、神々から危険視される決定的な要因になった。
名台詞
Fate/Grand Order
メモ
- 『Fate』シリーズ初の「純粋な医者」として現界したサーヴァント[注 4] 。
- 『strange Fake』に登場した「蛇の杖の子供」と容姿などが違うが、これはウォッチャーの影法師達は英霊ではないので、何人かは英霊状態と外見や性格が違うため[出 1]。あくまで影法師で名前すらでてきておらず、名前がハッキリ出て来たとしても、とりあえずアサシンジャックとバーサーカージャックぐらいの関係とのこと[出 2]。
- ちなみに成田良悟氏の好みのタイプのキャラクターだったらしい[出 3]。
- デザインを担当した悌太氏はアスクレピオスを含めた「ユガ・クシェートラピックアップ召喚2」に登場したサーヴァントを全員入手できた模様[出 4]。
- アスクレピオスの態度は典型的なパターナリズムと呼ばれるもので、現代の医療の現場では推奨されないものである。絆礼装「蛇の杖」ではマスターとの会話でそのことを知ったらしく、「説明義務? インフォームド・コンセント? ……面倒な世の中になったな」とぼやいている。