ミス・クレーン

2021年7月24日 (土) 21:31時点における (トーク | 投稿記録)による版 (→‎登場作品と役柄)
キャスター
真名 鶴女の君
読み つるめのきみ
外国語表記 Miss Crane
性別 女性
身長 173cm
体重 55kg
好きな物 アイドル
納期
苦手な物 弓矢や罠の類
出典 日本民話、中国民話など
地域 日本
属性 中立・善
一人称
声優 水橋かおり
デザイン シャカP(DELiGHTWORKS)
設定作成 田中天
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order Waltz in the MOONLIGHT/LOSTROOM
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概要

魔術師」のサーヴァント

略歴
Fate/Grand Order Waltz in the MOONLIGHT/LOSTROOMコラボレーションイベント「輝け! グレイルライブ!! ~鶴のアイドル恩返し~」にて登場。
東京上空に生じた微小特異点を調査していた主人公たちの前に現れた。彼女本人は敵のアイドル少女にワンパンで倒されたが、謎のアイドルX〔オルタ〕にアイドル衣装(霊衣)を提供するなどプロデューサー役として助力することになる。
イベント後半、実は微小特異点は聖杯の力を得たミス・クレーン<<本質体>>が作り出したもので、グレイルライブが終わる度にリセットし、時間を巻き戻して何度もイベント繰り返していたこと、もうひとりの自分<<端末体>>を作り出して、その度にアイドルを育てさせていたことが明らかになる。それはアイドルたちの輝きをミス・クレーンが記憶し続けることで永遠にするためのものだった。
<<端末体>>は主人公たちの説得を受けて特異点のリセットを妨害。特異点が崩壊しようとする中、聖杯の力で合同ライブを見ることで、永遠ではたどり着けない「次」があることを悟り、再会を誓って座へ帰還した。
元々はカルデアとは別の場所で召喚されたものの、マスターを失って世界を放浪していたはぐれサーヴァントで、活動期間は年単位に及んでいる。魔力切れになりかけたところをデザイナーの一般人と契約を結ぶことで現界を維持するも、間もなくそのマスターは病死。マスターのデザインを世に送り出すため、名義を借りて発表を行い、数々の賞を授かるが、そのことが「神秘の隠匿」にひっかかり、魔術師に追われることになる。
マスターの志と輝きを永続させるために逃げ続けるうち、聖杯を得て理想郷として微小特異点『栄謡栄歌劇場 ムーンライトエピタフ』を作り出した。
実は魔力切れで消滅しかかっていたところをロマニに助けられ、カルデアのロストルームに保護されていたことが明らかになる。
人物
礼儀正しく、親切で、働き者。そして何より、度を越して義理堅く、彼女にできる最大の恩返しである『服を作る』ことで些細な恩義にも全力で報いようとする。
好きなものはアイドルで、推しが自分の仕立てた衣装を着てくれちゃったりしたら、そのありがたさと尊みショックで座に強制退去しかねないほど。
以前フランスで召喚された経緯から、言葉遣いにしばしばフランス語が混じる。
また、アトリエに大量の酒瓶が用意されていることから窺える通り、酒豪でもある。
能力
陣地作成・道具作成、共に服飾関係に特化したサーヴァント。防御力はそれほどでもないが、隠蔽に長けている。
糸紡ぎから仕立てまでもひとりでこなし、その腕前は、まさに神域といえる。
魔術師クラスなのは「シャトル飛ばす者キャスター」であることから。
現代に召喚されてから学んだらしく、当世風の夜会服からアヴァンギャルドまでなんでもござれ。さらにメイクの技術はパリ仕込みという。
一方自分の部屋を片付けられない勢で、他人を通す場所以外のプライベートな部屋は爆裂した鳥の巣が如き魔窟と化す(決して覗いてはいけないってそういう……)。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
キャスター 主人公 (Grand Order) E E D+ C+ D EX 陣地作成(アトリエ):C+
道具作成(衣):A
レディの衣装な愛情:EX
一夜羽織:B
千年の報恩:A

宝具

天衣無縫・鶴恩惜別歌(てんいむほう・つるのえにしなみだのわかれ)
ランク:EX
種別:対人宝具
レンジ:1~10
最大捕捉:1人
精魂込めて織り上げ仕立てた、至上の衣装。
あらゆる仕立て職人やファッションデザイナーが追い求める理想の服、その到達点をほんの一時だけ現世に顕現させた宝具である。
その完成度は人智の及ぶところではなく、日本各地の天女伝説における「天女の羽衣」のような美しさと着心地を誇る、文字通りの「天衣無縫」。
この衣装が持つ力は「着用者に希望を与える」だけ。
心に希望があれば、人は前へ進んで行ける。いかなる困難も恐怖も乗り越えられる……そう信じるに足る根拠を、肌を通じ、衣装が与えてくれるのだ。
だが、それほどの衣装を生み出すことは、作り手に多大な消耗を強いる。
栄光に包まれた後、アナタは気づくことになる。
ああ、彼女は去ってしまった。至上の衣を形見に遺し、あの夕景の彼方へ飛び去ったのだ……と。
『Grand Order』では「<スター20個以上で使用可能>自身を除く先頭の味方単体の攻撃力をアップ&宝具威力をアップ&NPを増やす+自身を控えに退避する」という効果のArts宝具。

真名:鶴女の君

動物報恩譚という物語類型がある。
人間に助けられた鳥獣が、その恩に報いるべく相応の幸をもたらすという筋立ての物語だ。日本においては、特に「鶴の恩返し」が有名であろう。
彼女は、その「鶴の恩返し」の鶴を中核イメージとして形成された存在だ。
恩人に心から尽くして働き、己が身から引き抜いた羽根を材料に機を織り、もしも作業中の姿を見られたならば鶴の姿に戻って退去する。
民話と異なるのは、織り上げた反物から、服を仕立てるところまでやってのけるという点だ。これは明確に、今ここに顕現している「彼女」だけの特質である。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
コラボイベント『輝け! グレイルライブ!! ~鶴のアイドル恩返し~』開催に伴い期間限定サーヴァントとして実装。
Fate/Grand Order Waltz in the MOONLIGHT/LOSTROOM
謎の招待状の送り主として、本編に先駆けて登場していた。

人間関係

Fate/Grand Order

フランスのデザイナー
フランスで召喚された後、魔力が尽きかけていた時に出会った女性。魔術師ではない一般人だが、マスター適正は極めて優れていた模様。
デザイナーとしては駆け出しだが、「服の形をした希望」とミス・クレーンが絶賛するほどの服飾デザインの才能を持つ。
意気投合し、友人としてしばしの共同生活を送るものの、作り出した作品を世に送り出す前に病死する。
そのデザインは後にミス・クレーンが名義を借りて代わりに発表したが、魔術師に追われるきっかけにもなった。
謎のアイドルX〔オルタ〕
『輝け!グレイルライブ!』で出会ったアイドル。
彼女に霊衣を与えてアイドルとしてプロデュースしたことが、自分の祈りに対する恩返しとなって後に戻ってくることとなった。
エリザベート=バートリー
『輝け!グレイルライブ!』で出会ったアイドル。
「2週目」では彼女に目をつけてプロデュースしようとしていた。

ロマニ・アーキマン

魔力切れになっていたところを助けられ、ロストルームに保護してもらった恩人。
ゲオルギウス
彼の写真撮影技術がアイドルの魅力を最大限に引き出してくれるため、いろいろとお世話になっているとか。
ヘラクレス
その逞しい肉体は気に入っているようで、煌びやかな衣装を着せたいと願っているようである。
紅閻魔
かつて逃亡生活の途中で閻魔亭でしばらくお世話になっていたようで、いつかまたみんなで行きたいと願っている。
葛飾北斎
美について議論する相手。また、自分はモデルにはなれないと謙遜していたのに絵をプレゼントされた事についてはだいぶ複雑なようである。
楊貴妃
衣装を発注されたようで、かなり強烈な圧にも発奮して傑作を作ろうとテンションを上げている模様。
マリー・アントワネット
アトリエに出資してくれているようで、その感謝とあまりの可愛さから蕩けたような異様なテンションになっていた。
アストルフォ
コスプレ衣装を製作しているらしい。
「アストルフォきゅん」呼ばわりして上記2名の時よりもぶっ壊れたテンションで妄言を叫びまくっている。
シュヴァリエ・デオン
こちらもアストルフォ同様、あまりの美しさに「デオンきゅん」呼ばわりしてテンションガン上げで絶叫している。
ハベトロット
直接絡みは無いが、服飾関係のサーヴァントという共通点がある。

生前

名台詞

Fate/Grand Order

「ごめんくださいまし。先日お救いいただいた鶴にございます。
 フフッ、初めから己を明かすもまた一興かと。
 このミス・クレーン、真心込めて機を織り、
 目もあやなる衣を献じ、尽きせぬ恩義に報いましょう。」
召喚時台詞。原典とは違って自分から正体を明かしてくる。

イベント

「もうっダメッ! 我慢できない!
 かっこよすぎかぁぁぁぁ! ぴぎぃぃぃっ!
 メイヴちゃん、キャットちゃん……
 そしてもち゛ろん、えうっ、えっ、えっぢゃんも……!
 ひっ、ぐすっ……可愛くて、かっこよくて……!
 やっぱいいいでずねぇぇぇぇ! アイドルゥゥゥ!」
AxXxSの結成ライブを見た直後の反応。
グレイルライブイベント中の彼女はだいたいこんな調子である。
「アイドル本人が星として輝くから、
 その光を受けた服もまた、美しくなれるのです」
自信喪失していたえっちゃんを励ます言葉。
「服に出来ることは、人の背中の勇気のボタンを押すこと」という、かつてのマスターの影響も受けている。
「別れてなお、その先に希望があるというのなら。
 『さようなら』に別の意味があるのなら。
 私はそれを……見てみたいのです」
サーヴァントの特性上、悲しい別れを繰り返してきたミス・クレーン<<本質体>>の「永遠に共に有りたい」という心が作り出した特異点を、<<端末体>>のミス・クレーンが打ち破ると決まった際に語った台詞。
「受け継がれる……
 ああ、それが……本当の永遠。終わらない歌。
 こんなにも、身近に……あったのですね……」
同じ時をリセットして繰り返していたのでは『次』に辿り着けないことを知った<<本質体>>の台詞。
この後、X・オルタの新曲を贈られ、自分の間違いを受け入れることになる。

戦闘

マイルーム

「ひぃぃぃ、デオンきゅん、デオンきゅん! ふひぃ、やば~……と、思わず言葉を失う凛々しいフランス的愛らしさに、私のアモーレ要塞は即時陥落。はぁ、よき~」
マイルーム台詞の中でも特にどうかしている妄言。アモーレ要塞とは一体。

メモ

話題まとめ

  • 好きなものはアイドルとあるが、その実態はかなり重度の「ドルオタ」であり、興奮すると異常なテンションになる。
    • 特に、涎を垂らして怪しい目つきになる、いわゆる「アヘ顔」は、普段が大人びた神秘的な雰囲気の美女であるだけにギャップが激しく、賛否が分かれる。
    • その惨状から、プレイヤーからは「残念美人」「アヘ顔のキャスター」「黒髭はまだマトモだった」などと言われることに。
    • なお、設定担当の田中天はTRPGのライターやプレイヤーとしても有名であり、シナリオやプレイヤーを担当した際のトンチキ極まる言動を知っている人々からは「だいたいいつもの田中天」とおおむねスルーされた[注 1]

脚注

注釈

  1. シナリオ開始時のキャラ説明を兼ねた導入の段階でいきなり(勝手に設定した)敵と戦って(勝手に)死にかけたり、いきなり生えてきたヒロインとロマンスを繰り広げて死に別れたり、など。

出典


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