夜劫家
概要
日本における魔術師一族の一つ。
表向きはヤクザとしての顔を持ち、行政や司法にも顔が利くため神秘についてもある程度誤魔化しができるほど。
古い豪族の流れを汲んでおり、とある山を丸ごと一族の所有地にしている。これは「山の内部」にまで屋敷や構築物が存在する一種の要塞であり、上記の行政司法への働きかけも含めて一種の治外法権地帯と化している。
下記のように
そして「黒櫃」を中心に一族の人間が接続することで全員で一つの魔術回路を形成し、神秘としての格のみならず威力の絶対値も高い神秘の行使を行うことが可能となる。
また、退魔四家の一つである両儀家の分家でもあり、あまり戦力としては有効ではない魔術の代わりに退魔の技を武力として行使することもある。
人物
- 夜劫朱音
- 『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』時点での現当主。
- 夜劫雪信
- 『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』時点での次期当主候補であり、表向きの顔であるヤクザの当主。
- 夜劫アキラ
- 雪信の娘。一族からは離れていたが、『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』時点で姉の急死により連れ戻されることに。
- 夜劫メイ
- アキラの姉。『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』時点では故人。
- 斗彫源馬
- 雪信の兄。もともと当主になるはずだったが雪信の才能のために譲ることになり、現在では面打ち師をしている。
- 斑鳩
- ヤクザとしての夜劫家の若頭。
関連組織
- 両儀家
- 退魔としての本家にあたる一族。
言及作品
メモ
- 長らく言及はされていたが、初めて直接描写された、日本における魔術組織。
- 夜劫家に限らず、日本の魔術組織は時計塔のように魔術回路を使っての神秘を起こすのではなく、「
神體 」、正式には「神臓鋳體 」と日本の魔術組織で呼称されている神の欠片を介して神代の権能を直接行使することが最大の特徴となっている。- 現在の日本では神體を持つ組織は八つ存在しているが、その性質上あまり大規模な組織にはなれず、家ごとに秘密も多いため、これらの一族を取りまとめる上位組織は存在していないようである。
- 夜劫家に限らず、日本の魔術組織は時計塔のように魔術回路を使っての神秘を起こすのではなく、「
脚注
注釈
出典