ユリフィス家

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概要

魔術師の名門貴族。時計塔の十二のロードの一つ。

降霊科のロード一族。降霊科の別名(創設者名)もユリフィス。派閥は貴族主義。『死せる者、すべてユリフィスに頭を垂れる』と時計塔内で伝わる。当主がユリフィスの苗字を名乗り、次期ロードは分家であるソフィアリ家から選ぶ。 神代から伝わる冠位指定を持つ一族。

冠位指定

『始まりと終わり、その差違を示せ。』 アルファメガ・ノギウス。

神代からの魔術師たちにとって指針であり、助けであり、試練でもある冠位指定の中にあって、間違いなく「試練」に分類されるもの。『成長のためのヒント』はほぼなく、完全な無茶ぶり、呪いである。 ユリフィスは主に、『人間の最初の霊と最後の霊。その差違を示すように』と勅命を授かり、その恩恵として優れた魔術回路を与えられた。

最初の人間の霊、というものの調査からして困難。仮に全人類の霊体を召喚・閲覧できても「誰が最初の霊」なのかを判別する方法がなく、「神の目」をもつか、「根源」に到達しないと不可能な案件である。 さらに「最後の人間の霊」も謎かけに近く、これが人類最後の生き残りのことなのか、だとしたら観測する術者(自分)が生きていては最後とは言えないのではないか、そもそも額面通り意味なのか。 当のロード・ユリフィス自身にとってもこれは不明であり、結果として「人類最後の死人が出るまでユリフィスは存続せねばならない」と、魔術世界の延命・永続を求めている。

また、ユリフィスには魂を計る鑑定レンズ、定規(ノギス)の制作秘術が積み重ねられており、彼らのつくる眼鏡は正しく霊体のカタチ・質・理を示すという。

所有物

大書庫
ユリフィス家の屋敷の地下には、魔術的に封鎖された大書庫があり、時計塔の地下書庫より極秘に選び出された文書類が収められている。ここを管理し、貴族主義の君主の中でも特別に選ばれた者へと資料を開示するのもユリフィス当主の役目である。
同じく貴族主義派のロードの後継者であるケイネス・エルメロイ・アーチボルトやオルガマリー・アニムスフィアには閲覧を許していた。

人物

ルフレウス・ヌァザレ・ユリフィス
当代のロード。
ブラム・ヌァザレ・ソフィアリ
ルフレウスの息子であり、次期ロード。降霊科の一級講師。
ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ
ルフレウスの娘であり、ブラムの妹。鉱石科のロードのケイネス・エルメロイ・アーチボルトの婚約者。

関連組織

時計塔
ユリフィス家がロードを勤める上位組織。
降霊科
ユリフィス家が設立し、ロードを勤める学科。
ソフィアリ家
ユリフィスの分家の1つ。次期ロードはこの家から選ばれる。
バルトメロイ家
法政科のロードの家系で、貴族主義筆頭。ルフレウスが敬意を払う存在。
エルメロイ家
現代魔術科のロードの家系で、同じく貴族主義。先代ロードであるケイネスはルフレウスの弟子であり、ソラウの婚約者でもあったため、結びつきは強かった。しかし、ケイネスがソラウを巻き込んで死亡したことで、不仲となった。

メモ

脚注

注釈


出典

リンク