アドニス
アドニス | |
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性別 | 男性 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
『Fate/Grand Order』第2部6章『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』の登場人物。
- 略歴
- マンチェスターに住む妖精騎士ガウェインことバーゲストの恋人[注 1]。
- 彼女の屋敷の奥の一室で寝たきりの生活を送っており、主人公達がマンチェスターにやって来た時も病気を理由に顔を見せていない。
- 実は本編よりも前に彼女によって『捕食』されてしまっており、バーゲストが一行に話していた時の彼の様子は「記憶補填による妄言」である。
- 人物
- 病弱体質の人間の少年。『フロムロストベルト』では優し気な印象を与える線の細い姿であった。
- 出逢った当初は杖をつかなければ歩行も困難なほど弱々しく、バーゲストに保護されてからも衰弱は進む一方だったようで、ここ最近では常にベッドに横たわったまま立つことはおろか、咳も止まらず起き上がることもまともに出来なくなっていた。
- だが、そんな体質とは裏腹に明るく好奇心旺盛な性格らしく、特に「円卓の騎士の物語」を筆頭に楽しい話を聞くのが大好きだった模様。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 第2部6章『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』の登場人物。
Fate関連作品
- Fate/Grand Order フロム ロストベルト
- 19話のサブキャラとして登場。
- 『Fate/Grand Order』本編に立ち絵がなかったため、これが初めて姿が描写された作品になる。
人間関係
- バーゲスト
- 自分を保護してくれた最愛の人。
- 寝たきりになっても一人で寂しくない様にと、自室の窓から見える庭にたくさんの花を植えてくれた上に、帰って来る度にたくさんの土産話を聞かせてくれる彼女を心から大切に思い、抗えない「衝動」から来る悪夢に苦しむ彼女を慰めていた。
- 彼女も弱々しいアドニスなら捕食対象にはならないと高を括っていたのだが、結局「衝動」に負け、(恐らくだがカルデア一行が異聞帯に来るよりも前に) 彼を『捕食』してしまっていた。
- 異邦の魔術師
- バーゲスト曰く彼/彼女の話をすると、「外の世界のお話」を直接聞ける事から目を輝かせて会いたがっていたと語っており、もしも本当に出逢っていたらきっといい友人になれていただろう、とも語っている。
- しかし、その後『厄災』化したバーゲストによってマンチェスターは壊滅した事もあり、カルデア一行はアドニスの死を明確に知らないまま終わりを迎え、残念ながらその願いは永遠に叶わないものとなってしまう。
名台詞
- 「ありがとう、優しいきみ。どうか、その心の痛みが和らぐ日が来ますようにーーー」
- Lostbelt No,6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』終編にて。在りし日のアドニスとバーゲストのモノローグラスト。
- 身体の弱い自分を保護してくれたバーゲストの事を、アドニスは本当に大事に思っていた。
- だが、一方でどれほど穏やかな日々を過ごしていても、彼女が夜毎『衝動』と『罪悪感』のトラウマからくる悪夢に悩まされ、もがき苦しんで飛び起きては自分の元へやって来て咽び泣く様を見ており、その度にアドニスは情けないと笑うことも嫌いになることもなく、「大丈夫だよ」と穏やかな声で慰めていた。
- バーゲストに本当の意味で幸せが訪れますように……妖精騎士の心優しくて泣き虫で、寂しがり屋な『本質』をただ一人知っている少年の、美しくも悲しい「小さな願いごと。」
- 「いいよ、バーゲスト。君なら怖くない」
- 『フロムロストベルト』にて描かれた、バーゲストに捕食される直前の最期の言葉。
- これまでの「恋人たち」は最期にはバーゲストに怯えていたのに対し、彼女が苦しんでいるのを知っていたからこそこれ以上苦しんでほしくなかったのであろう。
- だが、ゲーム本編ではこの後バーゲストは自分の在り方を受け入れられず、彼の言葉も記憶に残らずに最期の日の夢を繰り返し続けることになってしまった。
メモ
- 「アドニス」とは、ギリシャ神話に登場するアフロディーテとペルセポネに愛される美少年の名前。最終的に彼はアフロディーテを選び、嫉妬したペルセポネがアドニスの存在を彼女の恋人・軍神アレスに告げ口した事で殺害されてしまった。
- 植物とも関係があり、神話では彼の流した血からアネモネの花が咲いたと言われている。また、フクジュソウ(福寿草)の学名も『アドニス』[注 2]である。
- 病弱のアドニスが捕食された理由について、「身体が弱くても、大好きなバーゲストのために生きたいと願う『誰よりも強い心』を持っていたから」説と、「実はもう既に長くなく、このまま死ぬくらいなら、最期は大好きなバーゲストの糧となる事で『命を終えたい』と願った[注 3]から捕食を受け入れた」説が流れている。
脚注
注釈
出典