千利休

2024年3月8日 (金) 16:00時点におけるMopheil (トーク | 投稿記録)による版
バーサーカー
真名 千利休
読み せんのりきゅう
外国語表記 Sen no Rikyū
性別 女性
身長 132cm
体重 132kg
好きな物 面白い事、黒色
苦手な物 モノ本来の味わいを愉まないこと
出典 史実
地域 日本
属性 混沌・悪
副属性
一人称 私、利休
声優 園崎未恵
デザイン 色素
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

狂戦士」のサーヴァント

略歴
『ぐだぐだ新邪馬台国』にて、特異点となっていた「境界の地」の現地人として登場。
茶庵「GO庵」を開いており、「境界の地」で支障なく行動できるようになる茶を周囲に振る舞っていた。
主人公らの味方としてGO庵と共に各地を巡ってゆくが、対立していた石田三成ら新邪馬台国との決戦時に本性を現して離反。
本来の目的である「祖獣の復活」を明かし、三成やクコチヒコと結託して祖獣を目覚めさせようとするが、そこでさらに自身の目的である「豊臣への復讐」を掲げて三成を犠牲にした。
実は死後に「境界の地」に流れ着いており、そこで秀吉の犠牲となった無念の魂を自身の霊基に塗り込め続けており、豊臣への復讐を願っていたのも自身とそれらの魂の恨み返しのためであった。
以降は袂を分かたれたクコチヒコも下すが、逃走したカルデア一行や三成に逆襲され、祖獣も「自分が作った茶を逆に利用される」という形で封じられ、敗した。
最後の力で主人公を「黒」へと取り込もうとするも、「それは楽しいのか」と問い詰められ、自身の願いが当初からは変質してしまったことを自覚し、消滅した。
人物
深い年齢を想起させる日本人形のような少女。
当然ながら生前の千利休自身は見上げるような大男であり、このような姿になっているのは霊基に取り込んだ駒姫の顔を使用しているため。
背後にはまるで心霊写真のように「黒い手」が見えているが、そのことを本人に追及してもはぐらかされてしまう。
茶人としての道を追求する趣味人でありながらも商人としての身も蓋も無さも持ち合わせており、総じて性格はあまり良くない。
自身の境遇からか弱者へは深い思いやりを持って接する傾向がある。
能力
背後や足元にある「黒い手」を行使し、「利休パンチ」や「利休ビーム」などツッコミどころ満載の攻撃を行う。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
バーサーカー 主人公 (Grand Order) C+ C C B B- C 狂化(寂):EX
陣地作成(侘):A
芸術審美(茶):A
融通無碍:B
侘びの極み:A-
一輪の花:B
幽玄たる黒:A

宝具

一期一会(いちごいちえ)
ランク:C
種別:結界宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人
千利休が生涯かけて追い求め完成させた茶の湯の極致。
「草庵茶し討つ」という極狭の空間として形成される固有結界であり、この宝具に取り込まれた場合は利休の茶の湯に強制的に付き合わされ、能力を大きく制限される。
最終的には利休の茶に込められた「黒」の凄まじさと超重力に精神を磨り潰され、膝を屈することになる。
なお、最大捕捉は1人となっているが、多人数を同時にもてなすことも可能である。
『Grand Order』では「敵全体に強力な〔人の力を持つ敵〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>&宝具封印状態を付与(1ターン)&呪い状態を付与(5ターン)」という効果のQuick宝具。

真名:千利休

戦国時代にその名を広く知られた堺の商人であり茶人。
侘茶の形で茶道を完成させ不動のものとした偉人であり、名物茶器にこだわる当時の作法を変革して茶道を確立した。
また、商人として豊臣秀吉の傍で支え続けてきたが、晩年には秀吉から疎まれ、処刑されたと伝えられている。

その後に「境界の地」に流れ着き、同じように秀吉に恨みを持つ魂を自身の霊基に塗り込め続け、凄まじい密度の怨念として完成した。
特に駒姫に対しては同情もあって大切に扱っており、実質的に「千利休であり駒姫」という特別な霊基となっている。

駒姫については彼女の項目を参照。

関連用語

GO庵
『ぐだぐだ新邪馬台国』で登場した利休の草庵。
生前に使用していた茶室「待庵」を発展させたものであり「待つのではなく、自分から出向く」をコンセプトにしている。
茶室自体に飛行機能がついており、目的地まで飛んでゆくことが可能。
なお、豊臣秀吉の「黄金の茶室」は解体と組み立てが可能であると言われているが、このGO庵のプロトタイプとのこと。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
期間限定イベント『ぐだぐだ新邪馬台国』の開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。

人間関係

Fate/Grand Order

クコチヒコ
『ぐだぐだ新邪馬台国』で祖獣復活のために手を組んでいた味方。
とはいえあまり信頼関係はなかったようで、後に裏切られた際には当然予期していたとばかりに罠に嵌めた。
明里
『ぐだぐだ新邪馬台国』で山南敬助を味方として使うために人質にしていた女性。
とはいえ同情に値する弱者と思っていたこととお茶を美味しいと言ってくれた事から扱いは丁寧で心を尽くしたもてなしをしていた。
駒姫
自身の霊基の中に塗りこめた魂の1つ。
互いに独立した人格として自身の中に存在しており、カルデアでは互いに入れ替わったり別の肉体を持ったりしている。
秀吉関係で彼女の悲しみに感情移入して自分の中に取り込んだ経緯があり、カルデアでも爺やのように茶の師匠として手前の指導をしている。
なお彼女がペットボトル緑茶や抹茶ラテに手を出している有様には相当に思うところがある模様。
殺生院キアラ
そのあまりの業の深さに相当に感じ入っており、茶席に招きたいと語っていた。
壱与
『ぐだぐだ新邪馬台国』で最初は味方であり、後に敵対した相手。
カルデアでは抹茶ラテを所望されて非常に複雑な表情をしながらも最終的に了承した。

生前 

豊臣秀吉
茶人および商人として仕えた相手。
当初の仲は良好であったが、後年には疎まれて処刑されてしまった。
その事がずっと恨みとして残っており、『ぐだぐだ新邪馬台国』の事件を引き起こすこととなった。
カルデアでも相まみえることがあったら利休パンチをお見舞いしたいとのこと。
石田三成
豊臣秀吉の部下。
彼からはあまり好かれておらず、自身の行いについて秀吉に進言され、それが元で最終的に秀吉に処刑を決定されて彼の差配で処刑されてしまった。
この事から秀吉同様に恨んでおり、『ぐだぐだ新邪馬台国』では当初は「密かにつながった味方」として振る舞っていたものの最終的には裏切った。
さらには直後には彼については辛辣な発言を繰り返し、その苦しむ顔が見たかったとまで言い放っていた。
織田信長
生前から交流のあった戦国大名。
その頃からかなり問題のある性格が知られていたようで、彼女からの態度はかなり辛辣であった。
森長可
生前に交流があった信長の部下の一人。茶の手ほどきもしていたようである。
『ぐだぐだ新邪馬台国』では茶々を利用したことでカルデア入りの際に一悶着あったものの、最終的には彼に庇われる形でカルデアに参加することになった。

名台詞

戦闘

「利休ビームにございます」
エクストラアタック時のセリフの一つ。
非常に真面目な声音で手前を披露するかのように放たれる胡乱な言動に多くのプレイヤーがツッコミを入れた。
謎の技名を放つ人たちは今では珍しくないが、それにしたって大概である。

マイルーム 

「聞けばマスター様は、聖杯を幾つかお持ちとか。
 不躾ではございますが、彼の聖杯、是非、私にも一つお譲りくださいませ。さすればマスター様の聖杯、私が箔付け致し、高う売り捌きます故。
 勿論、儲けは折半。お互い、ウハウハにてございます」
聖杯について。
芸事について語るかと思いきや、凄まじく俗っぽい商談。茶人であると同時に商売人でもある利休の性格をこれでもかと表している。
「これは壱与様、今日は何用にございましょうか? は? 抹茶ラテ? こ、この利休に左様なものをご所望と……よろしいでしょう、最高の抹茶ラテ、点ててご覧にいれましょう」
壱与所持&ぐだぐだ新邪馬台国クリアで聞ける会話。イベント中では滅ぼそうとしていた抹茶ラテでも頼めば点ててくれる。声は物凄く嫌そうだけど

メモ

  • 利休の周囲でたびたび抹茶ラテの話題が出るのは、漫画「東京お侍ランド」の「この利休にまっ茶ラテを作れと!」というネットで有名な一コマが元ネタと思われる。しかも実装からタイミング良くこの場面をパロディにしたイラストが投稿されている
    • なお、誤解されることも多いが該当作の利休は別に抹茶ラテが嫌いなわけではなく、「茶に限界を感じてコーヒーに転向してバリスタを大成功させるが、秀吉が和洋一体化させる理想の体現として提案した抹茶ラテで再び茶の可能性を感じる」というエピソードであってむしろ好意的である。上記のコマで嫌がっているように見えるのは「コーヒーの道に転向してまだ浅い半端者である上に、見切りを付けてしまった茶道といたずらに混ぜていいのか」という職人気質かつ捨てた茶道への負い目も感じられる真面目な理由からである。
  • 体重が132kgと異様に重い。理由は明言されていないが、物語内で言及されているように「無数の魂を自身の霊基に塗り込めているからではないか」と推測されている。
  • ちょっとした小ネタで、担当声優である園崎未恵氏は中国政府認定初級茶芸師の資格を持っている。また氏は利休だけでなくもう一人の霊基である駒姫も兼任されており、聞いただけでは別人と思える程の巧みな演じ分けを披露している。

脚注

注釈


出典


リンク