バズディロット・コーデリオン
マフィア組織『スクラディオ・ファミリー』に所属する魔術師。
表向きの顔は産業廃棄物処理会社の社長となっている。
- 略歴
- フランチェスカから触媒と聖杯の泥を受け取り、工場地下で真アーチャーを召喚する。
- 真アーチャーを変質させるために三角の令呪と聖杯の泥、東洋の呪術に膨大な数の人間を贄に生み出した魔術結晶を使い、アヴァンジャーとしての性質を付与し、真アーチャーのマスターとなった。
- 人物
- 外見年齢は三十代から四十代といった所で、顔立ちも整っているが、その表情は常に無機質。
- その眼つきは「感情のない殺戮マシーンに殺意だけを宿した」と評されるほどに人間らしさが欠落し、それでいて怪物めいた眼光をしている。
- 冷徹で恐ろしい内面を併せ持っており、殺戮も躊躇なく実行しており、これまでに関与が疑われている殺人は125件以上で、複数の魔術師も手にかけている。
- 真アーチャーに供給する魔力を確保するために2万4976人を生贄にして魔力結晶にしたが、人の命に対して無責任ではないと自負しており、手にかけた人数を脳に刻み込んでいる。
- 能力
- かなり捻くれた『支配』系統に特化した家系の生まれであり、他者ではなく自己の『支配』を主眼とした魔術を得意としている。
- これを重ねがけする事で聖杯の泥をコントロールし、自分の魔術にも平然と利用している。ただし、聖杯の泥を身に宿しても正気を保っているのは彼自身の精神が歪んでいるため。
- また、上記の魔力結晶は本来は自分の魔術を補強する為の外付け増設にしか使えないが、泥で汚染して取り込むという過程を経ることでオドとして使用するという裏技を使っている。結果、行使可能な魔力量は神代の魔女に匹敵するレベルに至っている。
- 時計塔では異端とされている東洋の呪術にも精通しているが、魔術なしでもかなり強く、スクラディオ・ファミリー所有の工場に侵入した三十人以上の魔術師を消音器付きの拳銃だけで仕留めている。
登場作品と役柄
- Fate/strange Fake
- 真アーチャーのマスター。
人間関係
- 真アーチャー
- サーヴァント。最初に召喚された本来の姿に対して、「英雄としての力は不要。貪欲さと妄執があればよい」とバッサリ切り捨て、変質させた。
- 以降はあまり信頼関係の伴わない、ビジネスライクな関係となる。
- ガルヴァロッソ・スクラディオ
- 上司であり、『スクラディオ・ファミリー』の当主。
- ファルデウス・ディオランド
- 一応、同じ陣営に所属する相手だが、政府筋とスクラディオ・ファミリーと所属が違うこともあり、あまり友好的な関係ではない模様。
- アトラム・ガリアスタ
- 直接の面識は語られていない。スクラディオ・ファミリーが彼の開発した人間を魔力結晶に変換するシステムを奪い改良することで、彼は数万人分の魔力結晶を準備した。
名台詞
- 「俺を舐めるのは構わん」
「だが、この工場はスクラディオ・ファミリーの所有物だ。この神聖な場所にこの程度の偽装で 入れるなどと考えたのなら、MR.スクラディオへの重大な侮辱だ。捕らえる価値もない」 - 敵対魔術師を始末した際に。この後、三十人を超える魔術師を虐殺したが、後に「先に殺したせいで残滓しか搾り取れなかった」と自戒とも取れる言葉を吐いた。
- 「なに、
たったの二万四千九百七十六人だ 」
「驚く程の数字か?南米の麻薬カルテルの連中がここ数年で殺害した人数の半分程度だぞ?」 - 真アーチャーに「これまでに何人を絡繰仕掛けの贄にした?」と問われて。
- 直後に人の命に無責任ではないと語っているが、殺戮を躊躇しない性質を考えれば説得力ゼロである。
メモ
- スクラディオ・ファミリーの庇護下にはある事件をきっかけとしたシュポンハイム修道院との対立時に入った。本来であればいかにスクラディオといえどもシュポンハイム修道院から庇いきることは不可能なのだが、次期院長が行方不明となった混乱のために可能となったのだという。