概要
捕食遊星。収穫の星(ハーヴェストスター)。一万四千年周期で天の川銀河に現れる彗星。その姿は『涙する目』のように見える。
通過の際、知的生命体の文明を破壊する。一万四千年前に地球にも一度通過しており、その時は地球の先史文明のほとんどとムーンセルの八割のデータを破壊していった。
そのこともあってか、ムーンセル・オートマトンが唯一「敵」と認識する存在。
ムーンセルを作った異星文明人たちが残した異なるタイプの観測装置だと言われている。
その目的は未だ判明していないが、構造自体は過去の捕食の際、ムーンセルに解析されている。
ヴェルバーには中心核とも言える遊星部分があり、その周囲を複数の星舟が覆っていおり、さながら星舟を重ねて作ったアーマーを着込んでいるようなモノである。
中心にある核をヴェルバーの本体だとすると、その周囲を囲む遊星部分はヴェルバーによって作られた様々な侵略兵器、様々な侵略方法を持つ複合星舟装甲と言える
この姿こそ、様々な文明を捕食してきたヴェルバーによる自衛、侵略の最適解である。
星舟
捕食遊星から、収穫の対象となった領域に落とされるコンテナ。空間跳躍航行機能のない宇宙船であり、文明を破壊するための内部ユニットが一騎ずつ搭載されている。
星船はそれぞれが個別の異星文明を継承したものなので、ヴェルバー01とヴェルバー02の中の個体は、その生命形態からして別のものである。
『白い巨神』であるアルテラは一万四千年前に太陽系に落下した三つの星舟の一つであるヴェルバー02に搭載された個体である。
残り二つ、アルテラにとっての「兄」と「妹」と呼べるものは『EXTELLA』では語られない。
関連用語
- アンチセル
- 遊星の尖兵。ヴェルバーが惑星に送り込む尖兵。遊星の指令を第一として活動する収穫者。
ムーンセルが地球文明から高度な情報生命体であるサーヴァントをデザインしたように、ヴォイドセルの手により文明を効率よく破壊するための有機生命体であるアンチセルをデザインした。
これが捕食対象の惑星に降り立ち、それぞれの手段で文明を破壊する。だがアンチセルたちは方法こそ異なるものの、知性体から霊子を吸収して成長するため、全生命体が消滅すれば栄養源がなくなり、やがて自壊する。 - ヴォイドセル
- 霊子収集体と呼ばれるもの。ムーンセルと同格のものだが同質のものではない。星船にあったコア箱のヴォイドセルである。
アルキメデスは星舟に接触した際、自らこのヴォイドセルに汚染され、その後エリザベートにも移植してしまった。