ライダー | |
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真名 | イヴァン雷帝 |
読み | いゔぁんらいてい |
性別 | 男性 |
身長 | 531cm[1] |
体重 | 2548kg[1] |
出典 | 史実及び異聞帯 |
地域 | ロシア |
属性 | 秩序・悪 / 混沌・悪[2] |
声優 | 黒田崇矢 |
デザイン | danciao |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- ロシアの異聞帯の王として存命している状態で登場。自身と国民を魔獣と寒波から身を守るべく、人と獣の掛け合わせである新人類「ヤガ」に変え、その後2018年まで四百五十年の間、執政を取り続けていた。
- 自らのロシアが異聞帯であることを認識しつつも、異星の神の干渉を拒絶しており、空想樹を根付かせないまま他の異聞帯に領域に攻め込もうと考えていた。
- シャドウ・ボーダーがロシアに出現したころにはモーツァルトとサリエリの演奏するピアノ、マカリー神父の振りをしたグレゴリー・ラスプーチン、イヴァン雷帝の妻の振りをしたアナスタシアによって眠り続けており、彼らの言葉を信じるがままに平和なロシアを夢見つつ宝具『我が夢路に這い出よ黒犬』を発動させ殺戮猟兵を生み出していた。
- 首都ヤガ・モスクワで主人公たちが暴れた事で、夢から覚め、殺戮猟兵の消滅とともに正しい現実を理解。一時休戦した主人公たちとカドック、アナスタシアと対峙する。
- 『王冠・叡智の光』すら追い込む圧倒的な力を発揮するも、サリエリの演奏に心を乱された隙に宮本武蔵の斬撃で魔獣との結合を解かれ、サーヴァント相応にまで力を落とす。それでも歴史の存亡をかけて主人公たちに挑むが敗北。覚悟を決めないままの相手に負けたことを一度は嘆くも、主人公が見せたその感情こそ最愛の妻が尊び、そしてヤガが失ってしまったものであると悟りながら消滅した。
- 人物
- 魔獣のような姿した、神に近い存在。ロシアの凍土で発見された、最古の巨大生物である山岳型魔獣と結合しており、その大きさはアタランテ〔オルタ〕が「オリンポスの神々の真体とやらなら釣り合う」と言うほど。
- 「ロシア最悪の暴君」と謳われるだけあって、その苛烈さと残虐さは類を見ない。そしてその一方で、神に対してはひたすら敬虔な信徒であった。
- そのあまりに相反する二面性は、真っ当な人間が許容できるものではなく、絶対的な権限を持った皇帝のみに許された特権であっただろう。
- 現代の知識によって自身の状況を弁えてはいるが、一般の人…もとい、ヤガであればこのサーヴァントを目視しただけで昏倒するだろう。
- 姿形が怪物であるだけでなく、彼の持つ権勢があまりに圧倒的であるからだ。
- 能力
- 山岳型魔獣との結合時の霊基数値は神霊サーヴァントにも引けを取らない[3]。動くだけで雪崩が起き、鼻で地面を突き刺せば、対軍宝具の代わりとなる。
- 天に掲げた鼻の先端に嵐が渦巻き、神霊の雷撃クラスを放つことができる。
- ただし、動きが鈍く、サーヴァントの動きに反応できない。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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ライダー | 主人公 (Grand Order) | B+ | A+ | D | C | B | A | 対魔力:D 騎乗:EX |
矛盾精神:A 無辜の怪物(異):A 非常大権:A |
宝具
- 我が夢路に這い出よ黒犬(チョールヌイ・オプリチニキ)
- ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:領土内すべて
最大捕捉:3000人 - 黒犬兵団。イヴァン雷帝が非常大権と共に導入した「親衛隊(オプリチニキ)」が変貌した宝具。
- オプリチニキとはあらゆる貴族に対する財産、土地の没収などを行える権限を持つイヴァン雷帝の手足とでも言うべき存在だった。
- 黒衣を纏い、黒毛の馬に乗り、黒い馬具をつけ、馬の首には犬の頭をくくりつけた。
- 同時に獣毛を箒状に編んだ鞭を持ち、「裏切り者に対しては犬のように襲い掛かり、箒で掃き出す」という意味合いを込めたという。
- かつては寝食すら共にし、同じ屋根の下で暮らす共同体だった彼らは、いまやこの世に存在しない。
- 彼らが這いずるのは魔獣雷帝イヴァンの夢の中だけ。イヴァン雷帝が眠りに入ると発動する自動防御、制圧宝具。
- イヴァン雷帝が動かないという、発動条件が極めて厳しい宝具。
- そのまま無数の兵士達の姿に分散し、彼に仇なす敵兵を鏖殺せんと奔走する。集団の暴力としては圧倒的であるが、個々の力は弱いのが唯一の救い。
- ただし、首都モスクワに近づけば近づくほど強化され、モスクワ近辺では一体一体が低ランクサーヴァントに近しい力を持つ。ベオウルフはイヴァン雷帝への信仰心が強ければ強いほど、殺戮猟兵が強くなると推測していた。
- 兵団を召喚するだけなら、幾つかの宝具は散見されているが、これほど永続無限に召喚され続けるのは類を見ない。
- 存命の時点で既にこの宝具を所持していた。
真名:イヴァン雷帝
- イヴァン4世。ロシアの
皇帝 にして恐怖 の怪物。 - そして異聞帯においては魔獣のような姿へと変貌し、神に近い存在となった男。
- ロシア最悪の暴君と謳われるだけあって、その苛烈さと残虐さは類を見ない。
- そしてその一方で、神に対してはひたすら敬虔な信徒であった。
- そのあまりに相反する二面性は、真っ当な人間が許容できるものではなく、絶対的な権限を持った皇帝のみに許された特権であっただろう。
- 現代の知識によって自身の状況を弁えてはいるが、一般人であればこのサーヴァントを目視しただけで昏倒するだろう。
- 姿形が怪物であるだけでなく、彼の持つ権勢があまりに圧倒的であるからだ。
- 現在の人類史にいたる過程で「不要なもの、不要なゆらぎ(IF)」としてそぎ落とされた“もしも”のロシア、
- 「その先は行き止まり(デッドエンド)なので歴史を打ち切る」と並行世界論にすら切り捨てられた「永久凍土帝国アナスタシア」に君臨に君臨する皇帝。
- サーヴァントとして蘇ったイヴァン雷帝その人だが、異聞帯の歴史においては世界最初のヤガとして存在している。
- ロシアの凍土で発見された、最古の巨大生物。それと結合したことで、イヴァン雷帝は成長期に入った。
- イヴァン雷帝の英雄としての資質か、それとも
皇帝 としての血統か。 - マンモスやサーベルタイガーなどのような、成長が原因の破滅すらも乗り越えた。乗り越えてしまった。
- もはや崇拝され、愛される頂きの存在ではなく。ただただ恐ろしい怪物へと成り果てた。
- 彼の帝国に住まう者はみなヤガだが、それは人間の姿では最早生きていけない過酷な環境だからだ。
- ただし、その過程で彼らは人間であった時に得た大切なものを失った。
- 汎人類史におけるイヴァン雷帝は暴君でこそあったが、魔術とは縁遠い存在であった。
- しかし、異聞帯において世界凍結の危機が迫った時、彼は魔術師達を招聘。
- 魔獣と人を結合させる技術を伴って、生き延びる道を求めた。
- しかしそれは「最早人間とは異なる生物」を世界に産み落としたも同然であり、
- やがて精神も変容してしまった彼らは行き詰まりの人類史―――「剪定されるべき世界」と認識されてしまった。
- 慟哭は止まらず、雷帝は嘆きながら巡礼を歩む。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- Lostbelt No.1『永久凍土帝国 アナスタシア』配信後、期間限定でガチャに追加されたキーキャラクターの一人。イベントガチャ限定サーヴァントであり、恒常的な入手手段は現状ない。
人間関係
Fate/Grand Order
- 主人公 (Grand Order)
- マスター。
- 『永久凍土帝国 アナスタシア』では自分の世界を滅ぼそうとする敵。自身の最期には極めて重要なことを問い質した。
生前
- アナスタシア
- 最愛の妃。自身の苦しみではなく、他人の不幸に涙する「弱さ」「余分」を持つ人間だったとか。
- マカリー司祭
- 学問の師。気性の激しい彼が頭が上がらない数少ない相手。
名台詞
Fate/Grand Order
マイルーム
- 「ライダー、雷帝イヴァンである。戴冠は済ませてある。余を恐れ、余にかしづき、余を罰するがいい」
- 召喚時の台詞。凶暴性と敬虔さを持ち合わせる、矛盾を抱く帝。
- 「そうか……汝の世界でも余は狂える皇帝であったか。だが、幾許かの救いはあった。“そちらの余”は獣の肉を食む必要は無いのだろう?」
- マイルーム会話「絆Lv3」。確かに汎人類史のイヴァン雷帝も狂える王であった。だが、『人ならざるヤガ』となった己と比べると、『人』であった。
- 「汝か……まだ余の寵愛を受ける気にはならんとは。だが良い。今――『陽射し溢れる平原を、汝が駆ける夢』を見ていた。全て、それで良しとしよう」
- マイルーム会話「絆Lv5」。それは異聞帯ではとうに喪われた情景。雷が如き皇帝は、そんな穏やかな世界を取り戻した後の、一人の平穏を夢見る。
- 「聖杯……聖杯に何を望むか、だと?決まっておる。“この悪夢の終焉”だ」
- マイルーム会話「聖杯について」。悪夢とは人でなくなった己か、それとも未来を奪われた世界か。
- 「汝の誕生した日か。では、大聖堂の一つでも建てねばな……」
- マイルーム会話「誕生日」。カザン・ハン国の征服を記念して大聖堂を建立したエピソードに基づく台詞だろう。
- 「かつて愛した妃、アナスタシアとは愛の形こそ違えど、彼女にも余は寵愛を注いでいる。直截に言うと、“大切な娘も同然という事”だ。もっとも、向こうには迷惑かもしれんが……」
- マイルーム会話「アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ」。遠い時代の
皇女 に、深い親愛の情を示す。
しかし、向こうからは「目が苦手」と敬遠されてしまっている。一体何処が目なのか……。
- 「英雄王か……。王でありながら、英傑としての力も望まれるとは。神代の頃とは厳しい物だ……」
- マイルーム会話「ギルガメッシュ」。
- 「余と楽しめ」
「余は寛大だ。骸だけは残してやる」 - 戦闘開始時の台詞。
- 「凍えるがよい」
「皇帝 は間違えない」 - スキル使用時の台詞。
- 「うむ」
「同感だ」
「手を休めるな」 - コマンドカード選択時の台詞。
- 「余に、眠れというのだな」
「許せぬ許せぬ許せぬ許さぬわぁ!!」 - 宝具カード選択時の台詞。諦観に満ちた静かさと、怒り狂う凶暴さ。矛盾を抱えし皇帝の心は眠り、巨象の怪物が全てを踏み潰す。