ランサー | |
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真名 | 武蔵坊弁慶(常陸坊海尊) |
読み |
むさしぼう べんけい (ひたちぼう かいそん) |
外国語表記 | Musashibou Benkei |
性別 | 男性 |
身長 | 199cm |
体重 | 88kg |
出典 | 『義経記』『平家物語』 |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・善 |
一人称 | 拙者/拙僧 |
二人称 | あなた、~殿など |
三人称 | 彼、彼女、あやつ |
声優 | 稲田徹 |
デザイン |
真じろう 寺田克也(原案) |
設定作成 |
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レア度 | ☆2 |
初登場作品 | Fate/Apocrypha(企画版) |
概要
- 略歴
- 小説版『Fate/Apocrypha』には未登場。
- 『Fate/Grand Order』特異点F『炎上汚染都市 冬木』では西暦2004年の冬木で行われた聖杯戦争でセイバーに敗北し、泥に汚染されたシャドウ・サーヴァントと化していた。アサシンと共に主人公たちに襲いかかる。
- 第七特異点『絶対魔獣戦線 バビロニア』ではギルガメッシュによって紀元前2655年のウルクに召喚される。
- 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅦの座を統括する生命院サブナックと交戦する。
- 人物
- 厳つい姿をした僧兵。
- 基本的に無骨な武人として振る舞い、厳格な人物に見えるが、素はおどけたひょうきん者であり、牛若丸に対して事ある毎に余計な事を言っては殺気を向けられることもしばしば。
- 同時に戦闘を嫌う臆病さも持ち合わせている。堅苦しいのは、そもそも「ある人物」と偽っている罪悪感から。
- なお、『Fate/Apocrypha』企画段階では不死の仙人という設定が存在していたが、『Fate/Grand Order』で正式登場した際は不死の仙人ではなく、数百年生きた仙人に変更されている。
- 能力
- 固有スキル「怨霊調伏」は、企画段階『Apocrypha』によれば“臨兵闘者皆陣列在前”の九字が成す邪悪な呪いへの抵抗呪文で、敵の魔術を封じ込めるというもの。「演じる」という海尊自身の属性と、勧進帳のくだりに象徴される弁慶の即興能力により、魔術を封じるだけではなく、限定的ながら敵の魔術を覚えて使用することも可能になる。また、対象が逆らうことのできない存在が発行した「宝具を使うな」という命令書をその場で偽造することができ、判定に成功すれば命令書を信じる信じないに関わりなく対象は宝具を封印される(ターンごとに抵抗判定があり、抵抗に成功した場合、再び宝具が使用可能な状態に復帰する)という「白紙の勧進帳」というスキルも保有している。
- その他にも、そこにいるだけでマスターの身体能力を強化し、更に敵サーヴァントの能力を封印するという反則的な能力を持つ「くろがねの傅」というスキルも所持している。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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ランサー | ? | A | B+ | C | D | C | C | ? | くろがねの傅:? 怨霊調伏:? 白紙の勧進帳:? |
企画段階。 |
主人公 (Grand Order) | A | B+ | C | D | C | C | 対魔力:C+ | 怨霊調伏:A 仁王立ち:B 白紙の勧進帳 くろがねの傅:C |
宝具
- 五百羅漢補陀落渡海(ごひゃくらかんふだらくとかい)
- ランク:EX
種別:対軍宝具
レンジ:1~10
最大捕捉:500人 - 遊行聖の大行列を呼び出す。彼らは浄土を目指し、棺桶のような舟に封じ込められ、流される即身成仏の行である「補陀落渡海(ふだらくとかい)」によって旅に出る者達である。
- 呼び出された行列はその場にいるすべてを進行方向へと押し流す。そのため、その場にいる者は抵抗判定に失敗するたび、強制的に移動させられ、最終的には浄土へ連れて行かれ成仏する。
- その威力は凄まじく、第一部の七章でティアマトの権能によって黒化した牛若丸を自身もろとも霊基消滅させた。
- 『Grand Order』では曼荼羅らしきものを召喚し敵全体にスタンと呪いを与える効果となっている。
企画段階での宝具
- 八つ道具
- 対戦相手の英霊が持つ宝具を、七ツ道具の8つめとして奪い取る。
- こうして奪い取った宝具は、初めて見る武器でも使いこなすことが可能で、数ラウンド後には持ち主のマスターに投げ返してダメージを与える。宝具を手放す理由は能力的な制限というより、しばらくすると彼がその宝具の使い心地に飽きることにある。
- ちなみに弁慶の七種の武器は薙刀、鉄の熊手、大槌、大鋸、さすまた、つく棒、そでがらめ、と伝えられている。
- 弁慶仏
- その場の空間を大長刀で荒々しく削り出し、荒法師の姿の分身を複数体生み出す。
- 分身はすべて彼と同等の攻撃力を持ち、敵からの攻撃を引き受ける壁にもなる。 一度の宝具使用で生み出される分身の数は1~7体とランダムで、結果は使用した彼にも決められない。以降、弁慶の攻撃力は健在な分身の数だけ増加する。
真名:武蔵坊弁慶
- 源義経と共に活躍した、日本において最も有名な僧兵。
現代に至るまでも、歌舞伎や浄瑠璃など幅広い物語で愛されている。
弁慶の仁王立ち、弁慶の泣き所など現在に伝わっている故事も多い。
- 豪胆にして忠実、最強の大男。赤子の頃においてもその生まれから鬼の子と噂され、鬼若と呼ばれていた。
薙刀を振るえば、たちまち雑兵の体が吹き飛び、吼え立てれば餓えた狼とて逃げ回る。
後に主君となった源義経と共に数多の戦を戦い抜き、最後の最後まで雄々しく、立ち往生して散った。
関連
- 弁慶の仁王立ち
- 衣川の合戦にて弁慶は並み居る敵兵を次々倒し、無数の矢を受けて薙刀を杖にして仁王立ちのまま最期を遂げた逸話。
- 最終再臨のイラストにおいてそれが描かれている。
- 弁慶の泣き所
- 弁慶ほどの豪傑でもここを打てば涙を流すほど痛みに苦しむ急所のこと。最もよく知られているのが脛で、皮膚と骨の間に神経が通っているため。
常陸坊海尊
- 「自分とは違うのだ。違うが、こうして弁慶を名乗った以上は、誰にも弱いなどと言わせない」
「それが臆病風に吹かれた自分の、せめてもの償いだろう」
- 槍兵のサーヴァント「武蔵坊弁慶」の正体。
彼も義経の郎党であったが、義経主従が最期を遂げた戦いで怯懦の余り逃げ出してしまう。
そのことを深く恥じた彼は、義経と弁慶の物語の語り手として、日本を旅して回るのだった。
- こうして、常陸坊海尊は「武蔵坊弁慶」となり、弁慶の勇名を永遠にしようと、本来のひょうきんさを封じて弁慶を演じ続けている。
それこそ口がある限り、彼は永遠に語り続けるのだろう――――。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Apocrypha
- ゲーム版で設定されたが小説版で没になった。
- Fate/Grand Order
- 初期実装のサーヴァント。
Fate関連作品
- カプセルさーばんと
- さーばんとの一匹。
- コストの割にHPが高くひるまないが、移動、攻撃を一切しない純粋な壁キャラ。
人間関係
Fate/Grand Order
- 巴御前
- 期間限定イベント『鬼楽百重塔』で共演。
- 義経が最大の地雷となっている彼女を刺激しないように必死で立ち回っていた。
生前
- 武蔵坊弁慶
- その勇名を語り継ぐため、彼の名と姿を借りる。
- 源義経
- かつての主君。日本を代表する英霊の一人。
名台詞
Fate/Grand Order
- 「弁慶として成長したらしい。南無」
- レベルアップ時の台詞。
- マテリアルが解放されて彼の正体がわかるまでは、妙な感じを抱かせる伏線的な台詞。
- 「なに、義経殿と戦え? 構いませんぞ。拙僧に勝機があるかどうかは別問題ですが」
- マイルームボイス。
メモ
- 小説版『Apocrypha』で彼が没になった理由として、メンタリティが複雑すぎて主人公のパートナーにでもしなければ描ききれないキャラクターなのだがすでにパートナーが決まっていたこと、日本のサーヴァントであったこと、そして彼以外のランサー2人がヴラド三世とカルナであったことが挙げられている。
- 企画段階で所有していたスキル「くろがねの傅」の傅とはおもり役、養育係のこと。また弁慶には数え六つで疱瘡にかかり肌が黒くなった、あるいは母がつわりで鉄を食べたための肌が黒くなったという逸話がある。
- 『Apocrypha』企画版においては不死の仙人なのだが、仙術がTYPE-MOON世界ではどのような存在なのか説明されたことは無い。また、不死を象徴するような能力は持っていない。
- 『Zero』執筆時、キャスターを誰にするかで悩んだ虚淵氏が「仙人はどうか」と奈須氏に相談したところ「冬木は東洋の英霊は駄目。それに仙人は強すぎる」と回答されているのでTYPE-MOON世界の仙人は相当な強さを持った存在であると考えられる。
- 『Grand Order』では東洋の英霊でありながら冬木の聖杯戦争にて召喚されているが、理由は不明。東洋の英霊であったためか、アニメ版『First Order』ではランサーが彼ではなく成長したメドゥーサ〔ランサー〕に入れ替わっている。
話題まとめ
- 風評被害?
- 設定上は衣川の合戦において敵前逃亡した…という事になっているが、実のところは開戦前に他の義経配下共々山寺へ参拝し、陣営が手薄になったところを襲撃され義経・弁慶主従の死に繋がった…というのが主流の説である。
- チキン呼ばわりされるべきではない人物なのは確かだが、「うっかり」の言葉では済まされない失態であるというのもまた事実。