衛宮士郎 (プリズマ☆イリヤ)

2018年4月11日 (水) 23:28時点における零線上の狙撃者 (トーク | 投稿記録)による版 (→‎リンク)

ここでは『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』におけるイリヤの兄の衛宮士郎について説明する。
Fate/stay night』での衛宮士郎については「衛宮士郎」を参照。

衛宮士郎
読み えみや しろう
性別 男性
声優 杉山紀彰
デザイン ひろやまひろし
武内崇(原案)
初登場作品 プリズマ☆イリヤ
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概要

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』に登場する衛宮士郎。
イリヤの義兄として一緒に暮らしている。美遊兄の登場後は区別のために「イリヤ兄」と呼ばれることもある。

略歴
衛宮切嗣の養子。切嗣と妻のアイリが色々あって籍を入れていない状態のため、義妹のイリヤとは姓が異なる。
切嗣とアイリはいつも家を空けているため、普段はイリヤと、アインツベルン家の使用人であるセラリーゼリットと暮らしている。学校では友人であり生徒会長の柳洞一成の手伝いなどをしている。
人物
基本的な性格骨子は『stay night』の士郎と変わらない。ただし家庭環境の違いかこちらの方がやや人間味が増しており、年相応の助平心なども持ち合わせているようである。
妹やその友達の他、家のメイド、学校ではクラスメイト後輩、そして突如現れた転校生の遠坂凛ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトら、多くの女性と(無自覚に)フラグを立てている。
能力
魔術とは関係のない一般人。魔術は使えないが、料理はこちらの世界でもかなりの技術を身につけている。耐久力は(ギャグ補正もあり)stay night本編並み。
原作ではあまり作らなかった中華料理も得意としている。むしろ、「これ一つあれば料理を全部こなせる」という考えから旅先にも中華鍋を持ち込むほど。
本編よりも女難が激しくなっており、しばしばエッチなハプニング(所謂ラッキースケベ)に遭遇しては後で酷い目に遭うことが多い。

登場作品と役柄

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
Fate本編とは異なる並行世界の存在。一般人。イリヤの義兄。
本編以上の凄まじい数のフラグを立てており、しかもそのうち3人は小学生……。

人間関係

プリズマ☆イリヤ

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
義理の妹。「お兄ちゃん」と呼ばれ慕われるとともに、兄妹以上の好意を寄せられている。
他のヒロインとのエッチなハプニングの際には、嫉妬からの制裁を受ける事も。
アイリスフィール・フォン・アインツベルン
義理の母。「母さん」「士郎」と呼び合っている。
何かと扱いが雑な気がするが、きちんと「愛する子供たち」の中に数えられている。
衛宮切嗣
義理の父。家族内の男女バランスから、早く海外から帰ってくることを切に望まれている。
セラリーゼリット
家族のような存在。セラからは厳しく当たられているが、若干露骨な好意を向けられている。
美遊・エーデルフェルト
平行世界の自分の妹のような存在。彼女からは「士郎さん」と呼ばれ、慕われている。
クロエ・フォン・アインツベルン
義理の従妹であり、自分の義妹と同一の存在。彼女にも「お兄ちゃん」と呼ばれ、慕われている。
イリヤと同じく兄妹以上の好意を寄せられており、ご褒美にキスをねだる、布団に潜り込む、風呂に乱入する等、
イリヤよりアグレッシブに好意を表してくるためタジタジである。
遠坂凛ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
学園のクラスメイト。好意を寄せられており、頭を悩ます一因となっている(煩悩方面でも)。
森山奈菜巳
学園のクラスメイト。彼が無自覚にフラグを立てている女性たちの一人でもある。
嶽間沢豪兎
アルバイトの雇い主。雇われた経緯を推測すると、息子二人のどちらかがクラスメイトなのだろうか?
柳洞一成
学園の生徒会長。Fate本編同様親密な関係。親密すぎて誤解されるほど。

名台詞

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ

「ハハ、公正にか。安心してくれよ、クロ。俺は―――――料理に関して嘘は許さない」
クロとイリヤのパウンドケーキ勝負の審判として、公正な判定を依頼された時、不必要に真剣な顔で言い放った台詞。これにはイリヤもクロもメロメロ。
その宣言通り、龍子が余計なことをして無残な味に変わり果てたイリヤ班のパウンドケーキを口にした時は正直に感想を伝えている。もちろん言葉を選んではいたが。
では自分の班のパウンドケーキの勝ちか、とクロは確信したがその審判は…?
「まあ、もう望みがない歳になっても真っ平らだっていうならともかく、イリヤはまだまだこれからなんだから…」
アニメ版『プリズマ☆イリヤ』にて、イリヤが何か悩みを抱えているという話題でリズに「胸について悩んでいる」と言われ、慌てながら言った台詞。
小学生の妹の悩みであればこの解答で問題はなかっただろうが、リズが言った悩みは実は士郎が帰ってくる直前にセラが語った悩みであり、無意識で地雷を踏み抜いてしまった。
「“兄の壁”って随分低い所にあるんだなぁ…」
アイリスフィールが公開した家庭内ヒエラルキーにおいて、非常に低い自身の順位を自覚した際の嘆き。真人間の筈なのに、どういうわけか他の家族に絡んだ巻き添えを喰らい続ける士郎。改めて突き付けられた非情な現実に、朝っぱらから泣き顔……。
ちなみに決定されたヒエラルキーの順番は、アイリスフィール→切嗣→イリヤ→セラ&リズ→士郎→クロ(イリヤが後から強引に書き込んだ)……だったとか。
「俺が俺達がイリヤの両親だ」
第一期アニメBD/DVD特典ドラマCD『アインツ家集合! 家族の団欒CD』にて。イリヤが書く母親についての作文で、セラを母親に設定しその成り行きで士郎を父親にすることに。イリヤからパパと呼ばれると、突如謎の父性が目覚め暴走する。
「いきなりこの対応はないと思うんだよな」
「アポ無しを理由に銃撃されたのは初めてだよ………」
番外編より。エーデルフェルト邸の凛を唐突に訪ねた所、大量の自動追尾銃セントリーガンにバンバン撃たれまくった挙句、RPGロケットランチャーをぶち込まれてしまう。防衛システムに魔術を使っていないのは神秘の秘匿の為だろうが、それでも日本の住宅地のド真ん中でセントリーガンやRPGはやり過ぎである。この件に限らず、「プリズマ☆イリヤ」での士郎は色々と酷い目に遭っている。
「遠坂と一緒に学校に行きたい」
「ただそれだけの俺のわがままだ」
同上。凛に関係ないのになんで自分を学校に来させたいのか問われての返答。この世界では主人公じゃないのにフラグを立てまくっている。
「いや…最近の小学校の宿題って難解なんだな…」
上記とは違う番外編にて。大河作の生々しい宿題を口論しながら解いてるイリヤとクロと美遊を見ての感想。
「誕生日ってのはさ、生まれてきたことを祝福し、生んでくれたことに感謝し、今日まで生きてこられたことを確認する、そんな日なんじゃないか? 」
誕生日を祝う意味が分からないと言った美遊に対して語った、自分なりの誕生日の定義。本編の境遇を考えると色々と深い台詞である。
「ル…ヴィ……ア……?」
「ルヴィアは……おっぱいが大きいなぁ…」
「あれは質量の暴力だ… 見まい見まいと思っても顔のすぐ下で圧倒的な存在感を放つソレに自然と目が吸い寄せられる…
 たまに無防備に当てられるソレの感触は忘れようと思ってもなお深く記憶に刻み込まれ……」
「遠…坂……」
「遠坂は… 足を出しすぎだ…」
「スカートの短さは胸の自信の無さからだろうか… しかしあんな丈で完全なガードなど望むべくも無くしばしば奥の布があらわになる…
 大腿から臀部にかけてのラインは筆舌しがたい美とエロスを…」
「一成はときどき目が怖い…」
「最近の小学生は発育が…」
惚れ薬と間違えて、常備している自白剤をルビーによって注入された結果青白い顔に虚ろな目で語りだしたぶっちゃけトーク。
この士郎の評価にルヴィアと凛は顔を真っ赤にして恥ずかしがり、一成は地味にショックを受け、雀花と那奈亀は「ウチらにも矛先がー!?」と危機感を覚えた。
これが本音なのか自白剤にヤバい成分が入っていたのかは不明。できれば後者だと思いたいが……。

メモ

  • どのような経緯で彼がこの世界で切嗣と巡り合い、養子となったのかは不明。プリヤ世界では第四次は聖杯が冬木に顕現せず、従って泥による大火災もなく終わっている為、なおさら士郎が孤児になった経緯が分からず謎である。
  • アニメ版のプリズマ☆イリヤシリーズでは、魔法少女ものの世界観に合わせてか原作と比べてかなり童顔にアレンジされている。が、『ドライ!』における美遊の兄の士郎がその容姿ではギャップが激しすぎると判断されたのか、『ドライ!』のアニメでは一転して原作寄りのデザインに変更されている。
    • 原作者「士郎お前、なんか夏休みでイメチェンした?」[1]
  • 『stay night』の世界の士郎は切嗣のために必要に迫られて料理を覚えたが、セラがいるおかげで彼が料理をする必要のない環境である『プリズマ☆イリヤ』の世界でも相応の主夫力を身に付けている。これはセラが当初和食を作れなかった(後に完璧に造れるようになっている)から、と口にしているが、わざわざ自分で料理をしようとする理由にはなっていない。真相は濁されたままになっている。
    • 週二回の夕食当番を担当しているが、セラからは自分の仕事を奪う行為であるため苦々しく思われている。番外編ではお高い北京鍋を買ったことに浮かれて頻繁に高カロリーの中華料理を作り、セラを太らせた原因として厳しい攻撃を受けた。
  • 間桐慎二との確執もないためなのか、まだ弓道部に所属しているようである。

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