宝蔵院胤舜
ランサー | |
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真名 | 宝蔵院胤舜 |
読み | ほうぞういん いんしゅん |
外国語表記 | Houzouin Inshun |
性別 | 男性 |
身長 | 177cm |
体重 | 78kg |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 中立・中庸 |
一人称 | 拙僧/稀に俺 |
二人称 | おまえ |
三人称 | 彼/彼女 |
声優 | 浪川大輔 |
デザイン | 松竜 |
設定作成 | 東出祐一郎 |
レア度 | ☆3 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』では世界移動者の天草四郎により、寛永十六年の下総国にサーヴァントとして召喚された。しかし胤舜は自由意思を持ったため、その元を離れて単独行動に出た。
- 放浪の末、下総国で出会った宮本武蔵及びカルデアのマスターと同行することとなる。その途上、襲撃してきた六騎の英霊剣豪から武蔵達を逃がすために殿となり、セイバー・エンピレオと戦い、その槍で心臓を貫いた。
- が、自らの槍では宿業を破壊できず、逆にキャスター・リンボによって「一切鏖殺の宿業」を埋め込まれ、七騎目の英霊剣豪「ランサー・プルガトリオ」と化した。
- 英霊剣豪として宮本武蔵とカルデアのマスターに立ちはだかり、逃げる彼らを追いかけ、隠れると、近くの里の人間たちを虐殺していった。
- 武蔵たちを追う間に二つの里を鏖殺し、千子村正のいる庵にたどり着き、業物を借り受けた武蔵と立ち会い、敗れる。宿業を両断されてからは武蔵と本気の戦いを演じたことに感謝して消滅した。
- 人物
- 生真面目で、無益な殺生を好まない。一方では面倒見が良く、美人を愛でる心を持つ快男児でもある。
- 能力
- 精錬を極めた槍捌きは神仏に達すると謳われ、英霊剣豪の一体セイバー・エンピレオと立ち回り、バーサーカー・衆合地獄の宝具を止めている。
- 武蔵も「自分とは全く違う場所を目指し、到達した槍」、アーチャー・インフェルノも「並の英霊ならば霊核を貫かれていた」と評している[注 1]。
別クラス / バリエーション
ランサー・プルガトリオ
『屍山血河舞台 下総国』にて、ランサーとして召喚された後に英霊剣豪に変貌させられた姿。
詳細は「ランサー・プルガトリオ」を参照。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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ランサー | 主人公 (Grand Order) | C | D | A | D | B | C | 対魔力:D | 宗和の心得:B 武の求道:B 先の先:B+ |
宝具
- 朧裏月十一式(おぼろうらづきじゅういちしき)
- ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:1~5
最大捕捉:1人 - 宝蔵院胤舜が極めた十文字槍の武芸が昇華した宝具。先代である胤栄が定めた表十五本の技に対し、胤舜が定めた裏十一本技を指す。
- 「その槍神仏に達す」とまで謳われた胤舜が編み出した技の型であり、あらゆる敵、技への対応を可能にする。
- また、この宝具は初見の相手あるいは武器、武装、術の類がどれほど奇妙なものであったとしても、初見ゆえの不利を解消し、すべてを捌き、いなし、躱した上で必殺に一撃へと繋げることが可能。
- 『屍山血河舞台 下総国』ではバーサーカー・衆合地獄の宝具を防いだ。
- 『Grand Order』では「自身の攻撃力をアップ[注 2]&自身のスター発生率を大アップ[注 2][注 3]&自身のクリティカル威力を大アップ[注 2]&自身に即死無効状態を付与[注 4]&自身に回避状態を付与[注 5]」という効果のArts宝具。
真名:宝蔵院胤舜
- 宝蔵院槍術二代目であり、その技、神仏に達すると謳われた男。俗名は満田源之助。
- 宝蔵院の継承者として、宝蔵院流槍術開祖胤栄に槍術や僧としての教えを受ける。当時、すでに胤栄によって宝蔵院の槍術は世間に知れ渡っていた。
- これまでのただ突きを行うだけだった素槍を改良して、突きに加えて斬り、払い、打ちを可能にした画期的な十文字槍を産みだしたのが、この胤栄だったからだ。
- しかし、胤栄は槍を捨てた。
- 「仏に仕える者が槍術を学ぶは、本意ではない」「仏に仕えるならば、槍を捨てるべきである」
- 後継者である胤舜にもそう申し送り、彼は八十七歳で入寂した。
- だが、胤舜は槍術を諦めなどせず、宝蔵院たる者、仏の道と槍の道双方を歩むべしと、胤栄の死後になって宝蔵院流槍術を復興させた。
- 胤舜は人を殺したいわけではなく「戦いたい」と思ったことすらない。
- 仏僧である胤舜にとっては、地位や名誉といったものにも惹かれるものはなかった。
- 胤舜が槍術において考えていたのは、ただ「技」を突き詰めることだけ。
- 獣を超える人がいる。鬼を超える人がいる。人を超える人がいる。
- であれば、人を超えた人に立ち向かうためには「技」しかない。どれほど小さな石ころでも積み重ねていけば、いつかは城塞に達することもできるだろう。
- それが「人間」としての歩の進め方である、と胤舜は思う。
- 胤舜が具体的に「誰かと戦った」という記録は残されていない。ただ、その技だけが「神仏に達す」と称えられている。
関連
- 精進料理
- 禅寺などで修行中の仏僧が食する料理。肉や魚を使用しないのが特徴。
- 胤舜もこちらの腕前には自信があるようだが、『Fate/Grand Order』でカルデアに召喚された際には槍にかまけていたせいかだいぶ腕が落ちていたとのこと。
- 2018年のバレンタインイベントでは、お返し礼装で取り戻した腕前を披露してくれるが、出来もさることながら「チョコレートばかりで疲れた胃を休められるように」という配慮なのか、油分もほとんど使用されていないという気の配りようである[注 6]。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』解禁に伴い実装。
その他
- ちびちゅき!
- 文化祭のダンスパーティーにて、一成と共に即興ダンスを披露していた。
人間関係
Fate/Grand Order
- 神槍 李書文
- 同じ槍の達人同士、一度仕合ってみたいと思っているが、確実に「死合い」になるとも確信しているため思いとどまっている。
- 李書文〔アサシン〕の幕間の物語では、案の定模擬戦からガチバトルになってしまった事が語られている。
- 李書文〔アサシン〕
- 上記の「神槍」の老年の姿。相手も大分落ち着いていて年長であるためか、敬意を持って話し相手になっている様子。
- 玄奘三蔵
- 同じ仏教徒であるためか、槍の手合わせをしたり、説法を聞いたりと交流がある模様。
- 宮本武蔵
- 亜種並行世界にて、一時的に同行した相手。
- ランサー・プルガトリオになった後は殺すべく付け狙い、討ち果たされた。
- ライバルとしてかなり興味を持っているようで、自身の幕間の物語ではランサー・プルガトリオが磨いていた対武蔵用の槍術をちゃっかり自分の物にしていた。
- ランサー・プルガトリオ
- 宿業を埋め込まれ、修羅道に堕ちた自分自身。
- 「仏道ではなく修羅道を行った自分」という姿には興味を持っていたが、槍の腕の錆び付きは酷いものだったようで、子供をあしらうようにあっさり倒してしまった。
ちびちゅき!
名台詞
戦闘
- 「これぞ槍の究極。生涯無敗を確立させた十一の式、朧裏月──いざ参る!!」
- 宝具開放。神仏の域に達した槍の究極、今ここに。
マイルーム
- 「驚かれたかな? ランサー、宝蔵院胤舜。では、よろしく」
- 召喚時の台詞。
- 「拙僧から槍を奪えば、何が残ると思うかね? "な に も"だ! はっはっはーー!」
- マイルーム会話「好きなこと」。槍への求道は自分から槍を取ったら何も残らないと高らかに言い切るほど。
- 「無益な殺生は好まんよ。これでも坊主であるからな!」
- マイルーム会話「嫌いなこと」。武術家である以前に僧侶であることを自負している。
- 「こーらこら。坊主の頭を撫でるな」
「ふっふふ、まったく。突くぞ?」 - マイルーム会話「絆Lv1」「絆Lv2」。坊主頭を撫でるなどのスキンシップを図る主人公に笑いながら諫め、ときに冗談まじりに脅かしてみせる。
- 「天草四郎時貞。知らないわけではないが……ん? なんだその目は!?」
- マイルーム会話「絆Lv3」。
- 「うん。槍術お教えしようか?」
「はっはっはー! 教えるというのも悪くはないな。そら、態勢が崩れているぞ!」 - マイルーム会話「絆Lv4」及び「絆Lv5」。主人公に槍術の手ほどきをしてくれる。発言から教える立場に立ったことはない模様。
- 「弁慶!? 牛若丸!? なんと、佐々木小次郎もいるのか!? なんとまあ、カルデアとはけったいな場所よなぁ。」
- マイルーム会話「武蔵坊弁慶」「牛若丸」「佐々木小次郎」。日本の名だたる武将たちが揃う様に驚嘆している。
- 「うむ。天草四郎、宮本武蔵、柳生宗矩。何故だろうな、揃っていいような悪いような……。」
- マイルーム会話「天草四郎時貞」「宮本武蔵」「柳生但馬守宗矩」。亜種並行世界での出来事の記憶なのか、魔界転生的な意味なのかは不明である。
- 「李書文……『神槍』か。仏に仕える身としては、一度仕合っておくべきだろうが……やめておこう。間違いなく殺し合いになる。」
- マイルーム会話「神槍 李書文」。神槍と謳われる彼との対戦に興味を抱くも、殺し合いになると自重する。
メモ
- ユーザーからの通称は「ハゲ」。あまりにも直球すぎるが「胤舜」が漢字変換でなかなか出てきてくれないためだとか。
- 禿げ頭のサーヴァントならば既にダレイオス三世が登場しているのだが、こちらは今一つ影が薄いためかそう呼ばれることは少ない。胤舜にとっては気の毒な話だが……。
- 仏僧なので飲酒は御法度。マテリアルでも「酒は不要」とある……が、俵藤太とのマイルーム会話やイベントでの描写によると「般若湯」は嗜んでいる様子。
- 般若湯は僧侶の間などで用いられる「酒」の隠語。つまり「これは酒ではない、般若湯だ」と言い訳をしながら飲酒をしていることになる。この分だとマテリアルの「肉は不要」の記述も少々怪しい。
- フィクション作品では『魔界転生』の敵キャラとして知られており、『魔界転生』の他メディア作品でも「槍使い」というワンアンドオンリーの個性を持つためか武蔵らと共に皆勤賞となっている。
- ちなみに担当声優の浪川氏は、2011年に上演された舞台版『魔界転生』にて天草四郎役を演じていた。
- 『FGO』での宝具性能はダメージを与えることはないが大量の強化を自身に施すといった物。同様の自身効果宝具は数人の前例があるのだが、それらとは一線を画す破格の性能を持っている。この宝具後にクリティカルで与える大ダメージは一見の価値あり。
- 『FGO material Ⅵ』ではイラストレーターによるコメントが掲載されていなかったが、これは「デザインを担当した松竜氏がコメント依頼のメールを見落としていたため、掲載が間に合わなかった」のが事の真相だった[出 1]。