ランサー | |
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真名 | 神槍 李書文 |
読み | しんそう りしょふん |
性別 | 男性 |
身長 | 166cm |
体重 | 60kg |
出典 | 史実 |
地域 | 中国 |
属性 | 中立・悪 |
一人称 | 儂 |
二人称 | お主 |
三人称 | あやつ |
声優 | 安井邦彦 |
デザイン | ワダアルコ |
設定作成 |
東出祐一郎 奈須きのこ |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』では、西暦1783年のアメリカではぐれサーヴァントとして召喚された。
- 一度は戦力が不足しているエジソン達に会っていたが、エジソンが抱えている物に気づくと協力せずに立ち去り、そのまま強敵を求めてケルト兵やシャドウサーヴァントが跋扈するアメリカの荒野を一人で彷徨っていた。
- そんな中、自分が探していた強敵であるスカサハに興味を持たれたことがきっかけで主人公らと一戦交え、その結果彼女と槍を交えるまでは誰の味方にもならないという盟約を交わしてその場を去る。その後、クー・フーリン・オルタとの戦いに負けて戦闘不能に陥ったスカサハの前に現れ、彼女の求めに応じて主人公らへの援軍として戦いに趣く。最終決戦では、「自分の意思で戦っている」という建前で劣勢に立たされている北部戦線に参戦。ベオウルフとのタイマンに臨み、彼に勝利を収めた後も終戦まで戦い抜いた。
- 最終決戦終結後、人理修復の開始によって消滅し始める中でただ一人、「戦いの後にスカサハと槍を交える」約束を果たすためにスカサハの元へ戻って行き、互いに渾身の力を込めた一撃を放って決着を付ける場面で第五章を締めた。
- 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅤの座を統括する兵装舎ハルファスと交戦する。
- 人物
- 中華の武術家然とした服装の男。
- 若さを取り戻したが故に、老境の頃の泰然自若とした性質が無く、荒々しい性質がむき出しになっている状態である。
- 一言で言ってしまえば触れれば切れる刃。一度戦場に立つとバーサーカーさながら血の滾りを抑えられずに好んで凶拳を振るい、難敵強敵を求めて暴れまわる。
- そういった血気盛んで猛り狂う姿はスカサハからも「若い頃の奴にそっくり」と評されているが、理性はあるので戦場にいないときは至って落ち着いている。
- どのような非道な作戦であっても「強敵と戦うため」であれば、目をつぶってくれる程度の鷹揚さは持つ。さすがに弱者を好んで襲う習性はないが、それが必要だと分かれば特に躊躇うことはない。理のない殺しはしないが、理のある殺しならば問題ない。
- 義侠然とした武骨さが前面に出ており、マスターに対しては淡白で素っ気ないものの、絆を深めていくと武術の手解きや人生について語ってくれる面倒見の良い義理堅さを見せてくれる。
- ただし、ただの殺害に正義という名の理を乗せる事に関してはあまり好ましく思っていない模様。
- 能力
- ランサーとして召喚されているものの基本性能は特にアサシン時と変わりなく、槍術を含めた八極拳を極めている。
- 槍は、「直情的に過ぎると思えば気まぐれに曲げる」と評される。
- また、メインシナリオでは素手での八極拳で「素手で怪物を打倒した」逸話を持つサーヴァントベオウルフを撃破するに至った。
ステータス
クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考 ランサー 主人公 (Grand Order) B C A E E なし 対魔力:D 中国武術(六合大槍):A+++
圏境:B
絶招:B
宝具
真名:李書文
- 李書文。魔拳士とも言われた伝説的な八極拳士。河北省滄州市塩山県出身。
- 八極拳
- 書文が得意とし誰よりも極めたとされる中国武術。元々は無名の田舎武術に過ぎなかったが、書文の武名と共に広く名を知られるようになった。人体破壊術に特化した言峰綺礼のものや色々なものが混じってる有間都古のそれとは違い、正統派でありながら実戦向け、応用力のある武術となっている。拳法以外にも「六合大槍」と呼ばれる槍術があり、書文はこちらに関しても凄まじい腕前の持ち主だったとされる。
- 彼がドラマCDにてくりだした技には套路、頂肘、川掌、冲捶、鉄槌、大纏、梱鎖歩、鉄山靠、閻王三点手、暗勁、寸勁、翔勁、圏境、猛虎硬爬山などがありセイバーが皇帝特権を用いて圏境を使った時にも即座に対策するなど、実力の高さを見せつけた。
- 神槍
- 李書文の別名。本来のクラスは「槍兵」に該当し、晩年の姿で現れる。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- ストーリーガチャ限定サーヴァントであり、第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』クリア後ガチャに追加される。
- メインストーリーでは第5章で登場。どの陣営にも与せず、主人公視点で見た大筋にはあまり絡まない立ち位置。
人間関係
Fate/Grand Order
- スカサハ
- 第五特異点で遭遇。神仙の類と見なしており、戦いを望むが状況が許さないため先送りに。
- 第五の聖杯が回収された後、互いに肉体が限界を迎えながらも約束を果たす為にただ一合のみの打ち合いを果たしたところで第五章は締め括られる。
- ベオウルフ
- 第五特異点で敵対した相手。互いに徒手空拳を得意とするサーヴァントということで、剣と槍を投げ捨ててステゴロバトルが開幕した。
- 玄奘三蔵
- イベント『星の三蔵ちゃん』にて共演。御伽話に聞いていた三蔵法師と出会えてテンションが上がりまくっていた。
- なお、彼女のアレな性格も「だいたい原典通り」と流している[注 3]。
- 呂布奉先
- イベント『星の三蔵ちゃん』にて共演。三国志時代の大英雄ということで戦うことを内心望んでいたが、味方側ということで自重していた。
- 哪吒
- イベント『星の三蔵ちゃん』にて遭遇。同じ中華の英雄ということで姿を見ただけで真名を見抜いており、戦いたいと強く望む。
- 岡田以蔵
- イベント『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』にて遭遇。戦うものの、余りの驕りに呆れ果てることとなった。
- もっとも、帝都聖杯奇譚の時と違って激怒させるようなことをしていないため「驕りは若いうちに捨てておけ」と彼の人生を見透かした上でアドバイスもしていた。
- 沖田総司〔オルタ〕
- イベント『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』にて遭遇。上記の以蔵と打って変わって、喜びながら戦うこととなった。
- 燕青
- 自身の幕間の物語で対峙。
- 伝説に偉名を残す武術家ということで血を沸き立たせ、対決を強く望む。
- 李書文〔アサシン〕
- 自身の老年の姿。
- 出会えば戦いになる事を悟っているのか、互いに会わないようにしている模様。
その他
- 黄飛鴻
- 中華拳法史上最高峰の達人であり、影すらもないとされる絶技を繰り出す。
- 『FGOマテリアル』によると、彼にどこまで追いすがれるか、夢想するだけで仕手で殺さねば気が鎮めない。
名台詞
Fate/Grand Order
- 「我が槍は是、正に一撃必倒。神槍と謳われたこの槍に一切の矛盾なし!」
- 宝具発動。「牽制打ですら致命傷」と謳われた"神槍"が放つ本気の三連撃。
- ……一切矛盾なしと述べているが、実際は『EXTRA』での対戦時のように弱体化しているわけでもないのに滅多に相手を確殺できないという、その名に偽りありまくりの矛盾の塊な宝具と化してしまっている。
- 確定で相手を即死させるようではゲームの仕様上あまりに強すぎるため仕方ないと言えばそうなのだが……いつの日か、十全な状態でその名を体現する神技を見る機会は訪れるのだろうか。
- 「若さを取り戻せば、武に全てを捧げることを望み、年老いてしまえば、死を超えて悟りを得ようと躍起になる。
そのどちらも儂なのだ。お主もその内分かるだろうさ」 - マイルーム台詞。青年の姿と老人の姿、どちらでも召喚される可能性がある彼の精神性を端的に表している。
- 「……国民軍の拷問風景に似ているな。」
- イベント『星の三蔵ちゃん』にて、羅刹女の折檻(オキシドールのバケツに頭から突っ込む)を聞いてドン引きしながらの一言。
- 彼の生きた年代を考えると、リアルに見ていてもおかしくないため相当に怖い。
- 「すまん、ついカッとなってやったが、特に反省はしていない。」
- 自身の幕間の物語にて、酒場で絡んできた酔客を殴り倒して、店を出ての一言。
- 実際彼の若い頃は喧嘩もしょっちゅうで、勢い余って殺してしまう事もよくあったらしいが、まるっきりキレる若者なコメントである。
- 「その剣、今一度鍛え直せ。」
「“相手より己が上である”と吼えるのではなく、“相手より己は上回るのだ”と牙をむくのだ。」
「やるべきことは変わらんが、いささか心持ちが違う。」
「なにより―――自分の限界を超える、というのは楽しいぞ?」 - 『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』で岡田以蔵を圧倒した後、放心状態の彼に告げた言葉。
- 天才を自称する以蔵の才能を自分より上と認めながらも、才に溺れた彼の在り方や若くして亡くなったことを惜しみ忠告をした。
- これを受けた以蔵は素直ではないながらも忠告を受け入れ、一時戦線を離脱して自分を鍛え直すような行動をとった(再度合流した際には最終再臨の姿になっている)。
話題まとめ
- 矛盾宝具『神槍无二打』
- アサシンで登場した時分から「二の打ち必須」と揶揄される等扱いがアレだった宝具『无二打』だが、ランサー時のそれは「『无二打』と銘打ちながら三発も攻撃する」「相手の体力を十割削って確殺する宝具のはずが即死させられない」と、輪をかけて物議をかもす代物となった。
- 「三連撃=一つの技として捉えれば矛盾にならない」という風な意見もあるにはあったのだが、副次効果に以降のダメージを上昇させる防御ダウン効果の付与があったうえ、他でもないアサシン時の自分の『无二打』は嘘偽りなく単発で相手を打倒する代物だったので論破ならず。即死に関してはゲーム的なバランス調整の結果という面が強いため仕方がないという結論が多い模様。
- なんにせよケチの付いてしまう結果になっているというのは間違いない。
脚注
注釈
出典