梁山泊
概要
中国四大奇書の一つ『水滸伝』に登場する組織。
宋の時代を舞台として、腐敗した中央政府に対して山の中に本拠地を構え、悪の官憲と戦った集団。
『水滸伝』の物語の中では主要メンバーは天の百八星の生まれ変わりであり、体にその証を宿しており、宿命に従って集結したとされている。
とはいえメンバーの大半は好漢ではあるものの悪漢も多数含まれており、燕青曰く「みんなバーサーカーみたいな連中」とのこと。[注 1]
また、『水滸伝』の物語と梁山泊はFate世界では完全に架空の物語として扱われており、メンバーがサーヴァントとして召喚される際にはたいていは何らかの複合サーヴァントとなっている。
人物
リーダー
- 宋江
- 梁山泊のリーダー。
- 「天魁星」の生まれ変わりであり、「呼保義」の異名を持つ。
- 晁蓋
- 梁山泊の二代目リーダー。「托塔天王」の異名を持つ。
- 燕青によると、尋常ではない気功の持ち主とのこと。
メンバー
- 燕青
- 変装の達人であり、燕青拳の開祖とも伝えられる美丈夫。
- 「天巧星」の生まれ変わりであり、「浪子」の異名を持つ。
- 『Fate/Grand Order』では幻霊であるドッペルゲンガーとの複合サーヴァントになっている。
- 呼延灼
- 双鞭の使い手であり、連環馬での蹂躙戦法を得意とする将軍。
- 「天威星」の生まれ変わり。
- 『Fate/Grand Order』ではエンプーサとの複合サーヴァントになっている。
- 史進
- 「天微星」の生まれ変わりであり、全身の入れ墨から「九紋龍」の異名を持つ。
- 『Fate/Grand Order』ではエリザベート=バートリーとの複合サーヴァントである九紋竜エリザになっている。
言及作品
メモ
- 九紋竜エリザの保有するスキル「鬨の声・梁山泊」では味方全体に「梁山泊」属性を付与し、「極大宴会・梁山泊」では梁山泊のメンバーが対象の場合強いバフがかかるようになっている。
脚注
注釈
- ↑ 実際、九紋竜エリザのテキストでも、梁山泊のメンバーの声として、「苦しむ民のために何かしたい」「酒飲みてえ」「人殺してえ」「何か盗みてえ」などろくでもないものが多数混ざっており、物語中でもメンバー勧誘のために酒に痺れ薬を盛ったり金策のために人肉を使った饅頭を売ったりとお世辞にも善良とは言えない。
出典