久遠寺有珠 (Grand Order)

2024年8月9日 (金) 15:42時点におけるMopheil (トーク | 投稿記録)による版
キャスター
真名 久遠寺有珠
読み くおんじ ありす
性別 女性
身長 152cm
体重 44kg
好きな物 飾らないもの(プロイを除く)
苦手な物 物事を当然の事と考える人
出典 魔法使いの夜
地域 イギリス・日本
属性 混沌・善(霊基第一、第二)
混沌・悪(霊基第三)
副属性 人(霊基第一、第二)
地(霊基第三)
一人称 わたし
二人称 貴方
三人称 彼/彼女
声優 花澤香菜(有珠)
福圓美里(ロスト・ロビン・ロンド
デザイン こやまひろかず
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

魔術師サーヴァント
『Fate/Grand Order』にてサーヴァントとして召喚された久遠寺有珠

略歴
期間限定イベント『魔法使いの夜アフターナイト』にて登場。
この時は人間として登場し、物語の舞台となる隈乃温泉に訪れていた。
実はそれ以前にも隈乃温泉に訪れていて、1997年には自身のプロイキッシャーの解体のために宿泊するも、プロイの内の一つ『願い星箱』を何者かによって盗まれてしまう。
帰宅後に願い星箱の紛失に気付いた彼女は、2年後の1999年に静希草十郎を伴って再度隈乃温泉を訪れるも、願い星箱が暴走した『シャイニースター』の被害に巻き込まれる。
その際は蒼崎青子がシャイニースターの発動を2001年に先延ばししたお陰で難を逃れたが、結局願い星箱は見つからなかったため物語の時系列である2001年に三度隈乃温泉へと足を運んだ…という経緯を持つ。
作中では旅館で起こる事件に巻き込まれつつも周囲には秘密で『願い星箱』を探しており、やがては主人公らと共に『シャイニースター』となったそれと対峙することとなる。
事件解決後には縁ができたため、カルデア限定でサーヴァントとしての召喚が可能となった。
人物
『魔法使いの夜』に登場する久遠寺有珠その人。久遠寺家の一人娘である魔術師。
寡黙でクールな少女であり、人間や騒々しいものは嫌い。人生観は厭世的で、達観しているが人々の営みは否定しない。
しかしそれはあくまで魔女のあり方として自分を律し、そういうスタンスをとっているだけである。
根は穏和で好奇心旺盛、ちょっと短気でやや拗ね癖があり、執着欲が深い。普段の仕草の内にも、時折そういった少女らしい一面が垣間見える。
信じた事はひたすら胸に秘める浪漫主義。特別なようでいて、そうでもない少女像。冗談のセンスは皆無。
霊基第三では纏う雰囲気ががらっと変わり、穏やかだがどこか冷ややかな口ぶりになる。
能力
サーヴァントとなる前と同じく、数々の「プロイキッシャー」を使い魔として使役する。
身体能力も変わっていないようで、筋力と敏捷が最低値のEランク。また最終再臨時のロビンの口ぶりからして、慣れるほど筋肉痛のケアをしている様子。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
キャスター 主人公 (Grand Order) B+  A++  A+  夜の饗宴:A
橋の巨人:C
駒鳥の殺人:E 
陣地作成:A
道具作成:A
伝承防御:B
ユミナ:C 

宝具

童話の怪物、月の油(グレートスリー、フラットスナーク)
ランク:A+
種別:対人宝具
レンジ:0~??
最大捕捉:??
有珠が使役するプロイキッシャーの一つ。
強力な結界で、棄てられたモノ、忘れられたモノを童話的に蘇らせ、支配下に置く。
廃墟の遊園地で発動した場合、スクラップになったバス、観覧車、メリーゴーラウンド等がすべてプロイキッシャーとして活動する。
グレートスリーとは、久遠寺有珠が母から受け継いだプロイキッシャーの中でもっとも強力な三つの遺物を指す。
神代のテクスチャを現代の上に貼り付けられる事から魔術協会において『一つの王国より高価/貴重/巨大なもの』と言われている。
『Grand Order』では「自身に必中状態を付与(1ターン)&〔人間〕特攻状態を付与(1ターン)+敵全体に強力な〔人の力を持つ敵〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>&恐怖状態を付与(3ターン)&クリティカル発生率をダウン(3ターン)」という効果のQuick宝具。
宝具演出では「夜の饗宴」を用いてその場に遊園地を出現させつつ、月に擬態したフラットスナークから無数の光の槍が撒き散らされる。たまにコマドリが攻撃に巻き込まれる。
童話の怪物、薔薇の猟犬(グレートスリー、ワンダースナッチ)
ランク:A+
種別:対人宝具
レンジ:0~??
最大捕捉:??
久遠寺有珠が再現する怪物の中で最大・最高のもの。グレートスリーの一つ。
山一つ、街一つを覆う濃霧の結界。
ルイス・キャロルの物語で登場するオリジナルのモンスター、バンダースナッチの名を模している。深い霧をともなって現れる『鋭い牙と真っ赤な爪』を持つ獣たち。
白い霧の中でかろうじて見えるのは血のように赤い爪をもつ、猟犬ともトカゲ(竜)とも。
その姿を見ることはできず、見えないがゆえに無敵であり、迷い込んだ獲物たちは抗う術はなく、また、脱出する事も敵わない。
ワンダースナッチの全容───その正体を見る事ができた者のみが、白い霧の世界から逃げ出せたという。
『Grand Order』では、上記の「童話の怪物、月の油」と同じ効果のQuick宝具。霊基第三ではこちらの宝具を使用する。
宝具演出では有珠の頭の上半分が爆裂し、血の海に敵を沈めたかと思ったらそこに足を浸からせる白いワンピース姿の有珠が映り、それは巨大な有珠の半壊した頭蓋の中だった、という「魔法使いの夜」では存在しなかった悪夢的演出となっている。

真名:久遠寺有珠

日本の財閥、久遠寺家の一人娘。
母はユミナを祖とする魔女の末で、本来、有珠も数少ない魔女の末裔として生を受けるはずだったが、母が久遠寺の長男と結婚したため、現在の立ち位置にいる。
本来、よそ者の魔道の娘である有珠だが、青子の祖父と有珠の母が懇意にあった事から管理地の相続権を半分持っている。
洋館のある白犬塚を守るため、青子と協力して三咲町を守っている。
 
『童話の怪物』を創作する、ワンダーランド系の魔女。
はじまりの使い魔たちは違う名称だったが、有珠の母やそのまた母たちがマザーグースをはじめとする童話を気に入り、以降は唄にちなんだ名前と能力を持つようになった。

関連

プロイキッシャー
有珠が使役する「童話の怪物」。マザーグースや『不思議の国のアリス』がモデルとなっている。
詳細はこちらを参照。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
期間限定イベント『魔法使いの夜アフターナイト』にて、サポートNPCとして登場。
その後、期間限定サーヴァントとして実装される。

人間関係

Fate/Grand Order

ロスト・ロビン・ロンド
使役するプロイキッシャーの内の一体。
人間時と関係性に変化はなく、事あるごとに余計なことを口走る彼に対して相変わらず手荒な折檻を行っている。
蒼崎青子
サーヴァントとなった魔術の教え子であり、元同居人。
お互いに話すことは無いとしているが、ロビンからは話すとお互いにボロを出し合うだけと言われてしまっている。
静希草十郎
サーヴァントとなった元同居人その2。
彼がサーヴァントとなっていることを、青子のせいかと勘違いして取り乱してしまう。
その後すぐに落ち着き、相性の良さが星雲級にいいとして「戦闘には彼とわたしだけで充分」と語っている。
ナーサリー・ライム
一部のプロイキッシャーのモデルである『マザーグース』そのものであり、そのためか彼女をお茶会に誘えることを光栄だとしている。
また、彼女にとっておきの物語を話そうともしている。
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
彼が書くような文学に寄った童話は管轄外だが、興味がない訳ではないらしい。
そのためか彼に「醜いアヒルの子」と、彼が生前出せなかった恋文の話を聞こうとしている。
果心居士
彼女の部屋に何度か足を運んでいる様子。人形師としての技量は学ぶところが多いとか。
人格にも特に不満は無いようで、「腕の立つ人形師はみんなああいうもの」としている。旧知の人形師を思い出しているのであろうか。
キルケー
(本人の言動が原因ではあるが)ネタにされやすいキルケーを「魔女の中の魔女」と評している。
イメージとは違っていたようだが、彼女がキュケオーンで人間を豚にする仕組みはとても参考になったらしい。
エリザベート=バートリー
いつかプロイのモデルにしようとしていたようだが、本物には勝てそうにないとして取り止めた。本当にナイス判断です。

名台詞

「なぜなにー、プロイー。」
スキル8。
元ネタは『魔法使いの夜』のおまけコーナーである「なぜ?なに!?プロイ」。
そこではボイスが無かったため有珠のタイトルコールは聞くことができなかったが、12年の時を経て晴れてボイスを聞くことができるようになった。

メモ

  • 『Grand Order』では初の「再臨段階によって副属性が変わる」サーヴァント。同時に属性も変わるが、そちらは既に前例があったりする。
  • 張角ぶりのQuick宝具持ちキャスター。なお彼が実装されたタイミングとは約2年もの間が空いている。
  • 霊基第三の姿については、「ユミナの顔に変わる」という台詞がある事から『ユミナが何かしらの形で関わっているのでは?』と推測できるが未だに詳細は判明していない。
    • その事について竹箒日記では「それはいつか、次の夜でね。」と触れられている。また発売待機列が伸びた
    • 属性が悪属性になり、副属性も地属性に変わっている。地属性は物語の英雄や魔女などが持つことが多い属性であり、今を生きる人間や歴史上の偉人が持つ人属性とは根本的に異なっているため、過去の存在である「ユミナ」に内面ごと塗りつぶされるのでは?という推測も存在している。
    • また、攻撃の際も敵味方のステータスアイコンといったUIの上から空間を切り裂くなど、今までになかった演出がなされるようになる。
  • 霊基第一及び第二のスキル使用時、たまに『魔法使いの夜』で見せたペンギンの着ぐるみに身を包むことがある。ファンサービスの一環か、ボイスの内容も緩め。

話題まとめ

脚注

注釈


出典


リンク