アニメ版
- 放送期間:2003年10月 - 12月
- 放送局:BS-i
- 話数:全12話
漫画版
- 作画:佐々木少年
- 掲載誌:月刊コミック電撃大王(KADOKAWA / アスキー・メディアワークスブランドカンパニー)
- 連載期間:2003年10月号 - 2010年9月号
- 単行本:全10巻
概要
『月姫』をテレビアニメ化した作品。およびそのコミカライズ作品。
アニメ版はアルクェイドルートTRUEエンドを元にしているが、原作のストーリー及び設定を大きく改編しており原作ファンからは不評。対して漫画版はかなりの好評である。詳細は後述。
登場人物・用語
『月姫』の項目を参照。
スタッフ
- 監督
- 桜美かつし
- 監督補佐
- 阿保孝雄
- シリーズ構成・脚本
- ときたひろこ
- キャラクターデザイン
- 小澤郁
- 美術
- イースター姫組
- 色彩設定
- 安藤智美
- 撮影監督
- 田沢二朗
- 編集
- 西山茂
- 音響監督
- 明田川仁
- 音楽
- 大森俊之
- プロデューサー
- 関戸雄一、神宮司剛史、松倉友二
- アニメーション制作
- J.C.STAFF
- 製作
- 「真月譚 月姫」製作委員会(ジェネオンエンタテインメント、TBS、ムービック、J.C.STAFF)
主題歌
- The Sacred Moon
- 作曲・編曲 - 大森俊之
- オープニングテーマ。ボーカル曲ではなくインストゥルメンタルとなっている。
- 輪廻の果てに…
- 作詞 - 入山誠 / 作曲・編曲 - 上野洋子 / 歌 - 折笠富美子
- エンディングテーマ。シエル役の折笠氏が歌っている。
メモ
- 原作タイトルの『月姫』でないのは、「月姫」という名称が既に他で商標登録されていたため、らしい。
- アニメ化時点で既に発表されていた『MELTY BLOOD』とはキャストが大きく異なり、生天目氏、伊藤氏、植田氏、鈴村氏など、当時の若手(現在の売れっ子)を多く起用している。基本的にはメルブラ版キャストが型月公式キャストであり、アニメ以降の関連作品でもメルブラキャストが起用されている。ただし、アニメ版のキャストは型月関連作品で主要キャストとして起用されていたりもする。
- 生天目氏(アルクェイド)→バゼット・フラガ・マクレミッツ、伊藤氏(遠野秋葉)→ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト、植田氏(琥珀)→遠坂凛、鈴村氏(遠野志貴)→黒桐幹也、夏樹氏(有間啓子)→シオン・エルトナム・アトラシア、本田氏(ロア幼少期(遠野四季))→蒼崎橙子。
- ただし乾有彦の櫻井氏のみはカーニバル・ファンタズムでもキャストが変更されていない(なお設定のみでカーニバル・ファンタズムで有彦に台詞はない)。
- …まあ櫻井氏については今は型月ではプロトセイバーの人というイメージの方が強いかもしれない。
話題まとめ
- 作品の評価
-
- テレビアニメ版
- アニメ版はアルクェイドルートTRUEエンドを元にしているが、原作のストーリー及び設定を大きく改編している(主に省略や変更など)。元々全12話で原作の内容を全て収録することは不可能ではあるが、監督の桜美氏の原作付きアニメに独自路線を採りがちなスタンスもあり、賛否両論な作品となっている。
- 原作未プレイ者や海外のコミュニティなどでは、単体アニメとして良質なBGMなどで好評だが、原作ユーザーからは「黒歴史」や「アニメ化なんてしていない」などの酷評である。
- 漫画版
- 作画の佐々木氏は月姫のアンソロジーを書いていた経験もあるなどかなりの原作好き。設定に忠実かつそれを壊さない独自解釈でストーリーを展開し、アニメ版通りアルクェイドTRUEエンドを元にしながらも複数のルートの要素を織り交ぜている。原作スタッフから絶賛されており、原作ファンからの評価も概ね好評。しかし、アニメのみの視聴者を含む原作未プレイ者からは「展開が遅い」「暗黙の了解的な描写が多くて不愉快」など不評である。
- シエルのスパゲティ
- アニメ版にてシエルがスパゲティを食べているシーンが存在し、物議をかもした。
- シエルのカレー好きはもはや欠かすことの出来ない当たり前のものであり、このシーンがアニメ版の批判の要員にもなっている。一部のファンはカレー味のパスタという半ば現実逃避気味な形で正当性を持たせようともしている。
彼女ならそれぐらいやりそうではあるが。 - このパスタ食事件は漫画版9巻の巻末おまけ4コマ漫画でもネタとなり、コハエースの匿名座談会でも彼女の呼び方が「パスタ」となっている。
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