ネルガル | |
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初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
『Fate/Grand Order』に登場した太陽と冥界の神。此処では、ネルガル本人とネルガルが残した悪意について記述する。
- 略歴
- 元は太陽神であり、天空の支配権を手にするためにイシュタルの半身であるエレシュキガルの評判を落とそうとするも、逆にエレシュキガルの怒りを買ってしまう。
- エア神から14の病魔を護衛として借り受け、冥界に進行し、自分が死する前に冥界を攻め落とそうとするが、冥界のシステムによってイナゴほどの小ささまでになってしまう。
- 反省したことで一年のうち半分は冥界に過ごし、権能の半分を譲渡するという条件で許しを得たが、その権能はエア神より借り受けた疫病の力、病魔・災厄としての権能であった[1]。
- 『冥界のメリークリスマス』では冥界に残った残留思念、ネルガルの悪意がエレシュキガルを消滅させるためカルデアをシュメル熱を蔓延させてカルデア職員やサーヴァント達を床に伏せた。
- エレシュキガルが消滅したあとは冥界の支配者として君臨し、冥界を苦しみと屈辱の土地として恐怖と嘆きが蔓延する世界に変え、永久に人間たちの神話であり続ける事を目論んだ[2]。
- 人物
- 尊大な神であったが、裏を返せばその尊大さは寛容さでもあり、冥界のシステムによって戦闘不能になった時には屈辱を飲み込んで自らを省み、自らを負かした女神に敬意を表して、友として権能を譲渡した。
- とはいえエレシュキガルが望んだ太陽の権能ではなく、エア神より借り受けた疫病の力、病魔・災厄としての権能を渡すなど、ちゃっかり狡賢さを働かせていた。
- 『冥界のメリークリスマス』でのネルガルは、エレシュキガルが持つネルガルの残滓、ネルガルの権能を依り代にカタチをなした、いわばネルガルの分霊[3]。
- エレシュキガルとの戦いに敗れたネルガルの怨念が、『絶対魔獣前線 バビロニア』においてエレシュキガルが女神の誓約を破り、弱体化した事で活性化。エレシュキガルが弱らなければ表に出て来ることのなかった、冥界のもう一人の王。
- エレシュキガルとの戦いの中で生まれたため、ネルガルが敗者として勝者に従ったのではなく、自らを負かした女神に敬意を表して、友として権能を譲渡したことを知らなかった。
- 能力
- 強い神であるためか、人間はもちろん、神々もネルガルの増長を黙認したようだが、その偉大な力故、神代の頃から友人が少なかったらしい。
宝具
- 蒼天陽炎む災禍の轍
登場作品と役柄
人間関係
Fate/Grand Order
名台詞
メモ
- 神話に登場するネルガルはエレシュキガルと同様、冥府を司る神であるが、元々は太陽を司る神である。
シュメルにおいて太陽は恵みであり、多くの人間を死に至らしめる暴威としても扱われた。