ハロウィンのアルターエゴ | |
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真名 |
メイガス・エイジス・エリザベート・チャンネル メカエリチャン |
外国語表記 | Mecha Eli-chan |
性別 | 女性型 |
身長 | 156cm |
体重 | 4t |
出典 | ハロウィン・ストライク! |
地域 | 監獄城チェイテ |
属性 | 秩序・善 |
一人称 | 私 |
二人称 | おまえ/人間/○○(呼び捨て)/あなた(親しくなった人物に対して) |
三人称 | おまえたち/○○(呼び捨て) |
声優 | 大久保瑠美 |
デザイン | ワダアルコ |
設定作成 | 奈須きのこ |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 『ハロウィン・ストライク!』では姫路城の城主である刑部姫やチェイテ城の主であるエリザベートを退け、チェイテ城の新たな領主として君臨した。
- 騎士たちを洗脳して行動をするが、カルデアのマスターたちによって倒されて機能停止する。しかし彼女はプロトタイプであり、端末に過ぎなかった。
- そして特異点の原因である刑部姫とメカエリチャンⅡ号機によって追い払われてしまったカルデアのマスターと燕青によって城外へと救出され、再起動。
- 搭載されていなかった人心回路を搭載されたことで霊基が完全なものへとなった[注 1]。
- 人物
- エリザベートから生まれた、まったく新しい機械のエリザベート。外見もエリザベートをメカニカルにしたものになっている。
- エリザベートと真逆の『秩序・善』属性を持ち基本的にクールで思慮深い、本物のお嬢様。公平無私、清廉潔白、残酷無双。身分の上下関係なく、どんな相手にも私情は挟まない等、上に立つ者として十分な素質を持っている。滅多に声を荒げたりはしないが、悪を前にすると独善/支配者モードとなり厳しい叱責をする。
- 上に立つものとしては厳格であらねばという信条とチェイテ城の守護神として自身が国を守護するという責務の元に行動しており、あらゆる叛乱分子不穏分子その他諸々を強制的に労働させる方針をとっており、人民のためにチェイテをディストピアにさせるようなやり方を選んでいる。
- ディストピア化になりかけたのは人心回路を搭載されていなかったのが原因で有り、人を思いやる心がないまま、ただチェイテを守るという部分だけで保っていたようなもの。カーミラにそう評されたが、当の彼女は「(低めの数値に設定してあるだけであって)人の心はある」と反論している[出 1]。その時の彼女はエリザベートから言わせればまだ責務しか知らなかった昔の自分そのものだと述べており、オリジナルのエリザベートが持つアイドルや歌を当初は下らないものだと冷ややかに見ている。
- チェイテの守護神と言う自負と誇りを有しているが、「絶壁」というワードが癇に障るようであり、絶壁を連呼したハロウィン騎士を牢屋に放り込むという制裁を課した[出 2]。バレンタインイベントではそれに加えて「バグ」「レトロ」といった思考を張り巡らせないように主人公に強く釘を刺している。
- 黒鋼鉄の顔なので分かりづらいが、とても頑張り屋。貴族(領地を守るもの)として『少女としてのパーソナリティ』を押し殺している。ごく稀に、信頼できるマスターには少女らしい微笑み/照れ顔を見せるとか。
- パーフェクトな美しさを持つメカエリチャンだが、欠点も多少存在する。その一つが『正義の判断基準』である。城の守護神としての在り方故か、自分のルールに反した者はなんであれ『悪』と断じて攻撃する傾向がある、融通のきかないという意味での正義のサーヴァント。
- 本人は口にしないが、電子頭脳が『人間の矛盾性』の処理に時間がかかるため、教科書的に『悪い事』をしたものを罰してしまうのでは、とより深刻に悩んでいる。『叛逆者にも、犯罪者にも事情がある。情状酌量の余地はある』と知性で考える彼女は、そんな自分の独善的な思考回路に不満があり、改善しなければと欠点に向き合っているため、無慈悲だが根が善良ともいえよう。
- 能力
- ミサイルやレーザー、火炎放射など様々な武装を所持し、翼はカッターとして使え、腕はロケットパンチとして飛ばし、ドリルに変形することができる。
- オーブン機能も付いている。
- 同じ守護像の端末であるメカエリチャンⅡ号機と記憶を共有することができる。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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アルターエゴ | 主人公 (Grand Order) | A | A | E | E | E | B | 対魔力:B 道具作成:B |
無辜の怪獣:EX オーバーロード改:C ファイナルエリチャン:C メイガス百連発:EX |
宝具
- 鋼鉄天空魔嬢(ブレストゼロ・エリジェーベト)
- ランク:B
種別:対軍個人宝具
レンジ:40→1
最大捕捉:1人 - メカエリチャンの全兵装を一個人に叩き込む、アルティメット・プライベート・ライブ。
- 本来なら対軍に使うものを個人に使うという暴挙。フェイスオープンはしない。
- 最後のブラストヴォイスはビーム兵器に見えるが、ただの騒音。内部のドラゴンラング(竜肺)を最大出力で解放した余波である。
- ラングは空間圧縮により東京ドーム一つ分の空間反響を持ち、チェイテ城というアンプがなくともエリザベート・バートリーと同レベルの破壊音波を生み出すのだ。
真名:メカエリチャン
- メイガス・エイジス・エリザベート・チャンネル。略してメカエリチャン。
- チェイテの守護神像『エッジ』。巨大守護神像の端末。エリザベートの魔力「エリザ粒子」から生まれた、まったく新しい機械のエリザベート。
- 略称が「メガ」エリチャンではないのは本人曰く、美意識に反するので、「メカ」を強調するためにあえてそうしているとの事。
- それは名も無き賢者が残した遺産。チェイテ城の地下に仕舞われていた宝物。
- 物言わぬはずの守護像は、何度も何度も聖杯を拾っては失敗する鮮血魔嬢の姿に呼応し、ついに守護神として覚醒した。
- ……もしエリザベートが血の妄想に囚われなかったら、いや、『女性は美しくなければ価値がない』という圧力から守ってくれる何者かがいたのなら、チェイテ城の歴史は変わっただろう。
- このアルターエゴはそんな『もしも』がカタチになったものなのかもしれない。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 『ハロウィン・ストライク! 魔のビルドクライマー/姫路城大決戦』イベント報酬。
- メカエリチャンかメカエリチャンⅡ号機かの二択となる。
Fate関連作品
- 氷室行進曲 冬木Game Over
- 特異点において、英雄史大戦プレイヤーであるマーブル・マッキントッシュの相方のカードとして登場。
人間関係
Fate/Grand Order
- メカエリチャンⅡ号機
- 自身の後継機。
- 領民を愛する自分と人間嫌いの彼女とで、価値観としては相容れないが「チェイテを守る」という目的だけは共通している。
- 巨大メカエリチャン
- 自身の本体。
- 刑部姫
- 『ハロウィン・ストライク!』で敵対した相手。
- 彼女の怠惰さは領主として非常に苛立つのか、正しく教育して矯正しようとしている。
- エリザベート=バートリー
- 自身の元になった存在。パッションリップやメルトリリス同様、自分の人格の元であるエリザベートをオリジナルとして認識している。
- 「アイドル」としての側面を捨て去った彼女に取っては非効率で理解できない存在であり、「何も期待していない」と非常に辛辣。
- エリザベートには『領主には私の方が相応しい』とダメ出し、撃退を計ったが、別に殺したい訳ではない。
- 寧ろエリザベートが理想の城主になれば否定する理由はなくなるのだが、エリザベートは無辜の怪物としてのみでしか成立しないサーヴァントなため、そんな時は永遠に来ないと理解している。
- カーミラ
- 自身の元になった存在が成長した姿。
- 血の享楽の果てに至った姿として「愚か者の成れの果て」とにべもない。
- 一応エリザベートと違い、性格的には理想の城主なのだが、領民たちの命ばかりか、貴族令嬢にまで手を出した吸血鬼としての在り方がアウトである。
- チャールズ・バベッジ
- 成立した経緯は異なるものの同じメタル系サーヴァントではあるのだが、タコを思わせる姿のために苦手な模様。
- ジェームズ・モリアーティ
- 『ハロウィン・ストライク!』の間接的な黒幕であり、ある意味自身の生みの親。騒動の後、その事に感謝はしつつ鉄拳制裁を食らわせている。
- アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 (ライダー)
- 『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』の射撃場にて、彼女が持ち込んだアンチマテリアルライフル(セクエンス)に興味津々であった。
- 加藤段蔵
- 同じメカとして、時折オイルパーティに誘っているとのこと。
- 謎のヒロインXX
- 同じ特撮系サーヴァントでありながらジャンルが違うため相容れず、VSシリーズでしか分かり合えないとのこと。
氷室行進曲 冬木Game Over
- マーブル・マッキントッシュ
- 相方となる英雄史大戦プレイヤー。彼女の適当っぷりにだいぶ呆れている。
名台詞
Fate/Grand Order
マイルーム
- 「私の正義は重厚よ。この通り、鉄だもの」
- ゲーム内のマテリアルに書かれている台詞。
- 「パイロットとマスター、呼称をどちらかに統一してほしい……ですって? お断りよ。いいじゃないパイロット。
唯一無二の呼び方だし、いつか本当に乗ってもらうかもしれないんだし……ってそうじゃなくて! アレよ、アレ!
Ⅱ号機みたいに私だって巨大ロボになる時があるかもしれないでしょ! 今のは、そういう意味だから!」 - マイルーム会話「会話8」。
イベント
- 「―――いい返事です。やっぱり、メカには熱血主人公が似合うものです。」
- 『ハロウィン・ストライク! 魔のビルドクライマー/姫路城大決戦』にて、主人公をパイロット候補に指名した際の返答について。
- その返事が普段と違い熱い魂を感じるものであったことがお気に召したらしく、他にもハロウィン騎士の騎士精神を気にいったりと、本人も熱血系の魂を持っている。
- なおパイロット候補である主人公を『リアル系』と称していることから、自身をリアル系と認識しているらしいことがわかる。
- 「どれほど高い知性を保っても、エリザベートは結局、このようなもののようです。」
- 同上、『私が敗れるイコールもうチェイテ終わっていいんじゃない?』というMKⅡの自爆について。
- 性格は違えど元となった人物は同じ。姉妹機の結論を「人心回路の底から恥ずかしい」と嘆いた。
- 「カルデアに向かうのは、どちらか一機で。」
「性能も同一ですから。外見と性格は大きく異なる姉妹機ですが。」
「私たちはお前の意志と互いのメカエリチャンの自由を尊重します。」
「おまえはおまえが思うままに私たちを選んでください。」
「それがどちらであれ、ただ“選ばれた”という事実が、私たち共通の幸福となるでしょう。」 - 同上、どちらをカルデアに連れて行くかについて。
- 2択に悩む数多くのマスターを救う言葉である。
- 「我らは鋼鉄のサーヴァント、メカエリチャン。」
「鉄火と雷光を以て、お前の身を守ります。」 - 契約の言葉。奇なる縁を通じて、チェイテの守護神が人理修復のため、パイロット候補に力を貸してくれることとなった。
- 「友人に噂されると恥ずかしいので、あまり話しかけないでいただけますか。」
- カルデアに帰還後、エリザベートの親しげな呼びかけに対して。
- 恋愛シミュレーションゲーム『ときめきメモリアル』のヒロイン・藤崎詩織を誘った際の台詞「一緒に帰って、友達に噂とかされると恥ずかしいし……」のパロディ。
- 冷たい仕打ちに「もうちょっと優しくして!」と訴えられても「極めて後向きに善処します」と最後まで辛辣であった。
- 「―――グレート―――…………!
やだ、私のパイロット、格好良すぎ……!」 - バレンタインイベントで、贈り物であるヘルメット型のレシーバーを被った主人公を見て。
- 特撮のカメラ映りを意識した格好良いポーズで命令してあげるとなお喜んでくれると思われる。
- なおⅡ号機はシートベルトとなっており、2機とも食べ物ではなくパイロットと自身を結びつける物が贈り物なっている。
- 「有名怪獣映画のリメイクの舞台になったのでしょう!? なぜ怪獣の一体もいないのです!?」
「ああもう、こうなったら標的ごとあの山をふっ飛ばすわ、私!」
「他にいないのなら自分が怪獣になればいいのです! ギャレゴジ!」 - 『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』での台詞。元ネタは2014年に公開されたゴジラ生誕60周年記念のリブート作品『GODZILLA ゴジラ』。ギャレゴジは監督のギャレス・エドワーズの名から取って出来た通称である。
- 強い憤りを見せており、巨大メカのお約束として怪獣と戦いたかったのかもしれない。
『世界が終わる、メカエリが目覚める』。
メモ
- 姫路城絡みのイベントなので刑部姫を予想したプレイヤーは多かったが、流石にロボットとして登場したエリザベートの実装は予想の斜め上であった。
- 体重はパッションリップをも越える4tで、実装済みのサーヴァントでは最重量となる。
- ただし、正確な体重こそ不明なものの何もかもが規格外のサーヴァントが後に実装されたため、実際に最重量かどうかは怪しい。
- 宝具のモーションは歴代メカゴジラの攻撃がモデルになっており、目からビーム(昭和メカゴジラのスペースビーム)→相手の周りを回りながら武装一斉射(スーパーメカゴジラのホバーアタック)→胸部から大出力ビーム(3式機龍のアブソリュート・ゼロ)と豪華。
- 2018年水着イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル』に際して実装された謎のヒロインXXのスキルに「人類の脅威」特効を付与する効果があるが、メカエリチャン(とⅡ号機)は何故かこの特効の対象になっており、サーヴァントユニヴァースの銀河警察からすると、メカエリチャンは人類の脅威らしい。
ビーストや魔神柱が対象でないのに空想樹が対象であるという違い、ヒロインXXの任務が「外宇宙の邪神を狩る」事であったのを見るに、メカエリチャンも外宇宙関連の何かだと思われているのだろうか。 - Fateシリーズは元々はコアなファンが多かったため、当時奈須きのこはメカゴジラ好きのお兄さんにしか喜ばれないと思っていたメカエリチャンの事をオタク文化とは関係のない地元の友人の幼い子どもがしていると知って驚いている[出 3]。
話題まとめ
- 斬魔大聖メカエリチャン
- 彼女が実装されたイベントの直後、亜種特異点Ⅳ『禁忌降臨庭園 セイレム』が配信され、新クラスのフォーリナーが実装されることとなった。
- その時点でフォーリナーの弱点となるアルターエゴクラスのサーヴァントは、彼女(とⅡ号機)以外は『深海電脳楽土 SE.RA.PH』開催時の期間限定ガチャピックアップのみでしか入手できなかった。
- よって、多くのカルデアで正しき怒りを胸に邪神と戦う魔を断つ剣となるロボが降臨、もとい彼女が活躍することとなった。
- ついでに首が外れるので絞首刑が意味を成さない、17世紀以降の技術持ち込み禁止というセイレムの特性も「14~15世紀のチェイテ城で作られたからセーフ」とフレーバー的にも噛み合いを見せており、キアラと並んでセイレム攻略最適解というネタになった。
- あまりにも奇跡的な噛み合いを見せたため「色々な悪巧みの末にメカエリチャンを生み出したモリアーティ教授の本当の目的は『外宇宙からの侵略を防ぐ事』だった」と冗談めかして語られたことも。
こちらは流石に偶然だと思うが。
脚注
注釈
- ↑ 搭載前はバーサーカーであったが、搭載後はアルターエゴへと変化した。
出典
- ↑ 『ハロウィン・ストライク!』第七節
- ↑ 『ハロウィン・ストライク!』第三節
- ↑ 【FGO】奈須きのこ氏インタビューで迫る過去・現在・未来。第2部完結後の構想は2パターン存在(1/4)