概要
彷徨海のエントランスに新たに作られたカルデアの本拠。
「ノウム・カルデア」、またの名を「彷徨海カルデアベース」。
Fate/Grand Orderにおけるノウム・カルデア
人理焼却の解決後、2018年に世界が滅びることを予測したシオン・エルトナム・ソカリスが、唯一その影響を免れ得る場所として来訪。エントランス付近の利用許可を得て、来るべき日にカルデアを迎える準備を整えていた。
ロシア異聞帯の消滅と引き換えに地球上に舞い戻ったシャドウ・ボーダーはシオンからのラジオメッセージを傍受し、通信は時計塔基準ではないが、波長はアトラス院の魔力波形に近く、彷徨海のデータがないため、確証を得ることは出来なかったが合流の誘いに応じることを決定。上記の座標の変動ゆえ直接の虚数潜航は困難と判断し、ノルウェーまで陸路で赴くことになる。
道中に遭遇した北欧異聞帯での死闘をくぐり抜けたシャドウ・ボーダーは彷徨海に到着。カルデア一行を迎え入れた後、エントランスは更なる改装を経て「彷徨海カルデアベース」、またの名を「ノウム・カルデア」として運用されることになる。
本来の彷徨海の人員は人理漂白に対しても全くの無関心で、「神代以降の汎人類史がどうなろうと知った事ではない」「クリプター達のスタンスには共感するが協力する気もない」と、巨大な石扉の奥の工房へと引きこもり[注 1]、立場としては消極的中立を貫いていた。
ゴルドルフ・ムジークは「かび臭い魔術のみに執着した老人どもの集まり」と評していたが、到着後は工房から漂う濃厚な神代の気配に晒され「扉の奥から学園長(時計塔の院長[注 2])と同じ気配がいくつもいくつも」「あの扉一枚でロードが何人も砕け散りそう」と恐怖を隠せないでいた。
区画
基本的な施設はカルデアと同一であり、差異が見られる箇所のみ記述する。
- ドック
- 彷徨海の入り口を兼ねる入港ドック。海中を通って入港する構造になっている。
- 廊下
- 全体が円形をしているカルデアと比較すると全体的に直線的な構造をした廊下。
- キッチン
- 職員やサーヴァントの為の料理を作る厨房。
- カルデアとは違い、個別のテーブルと調理スペースがある個室の食堂が備え付けられている。
- 所長室
- 所長であるゴルゴルフの居室……なのだが、彼の注文が多かった事と他に優先すべき事項があったのとで、未だに建造されていない。
関連用語
人物
- ゴルドルフ・ムジーク
- 元カルデア所長。ノウム・カルデアでも引き続き所長を務めている。
- シャーロック・ホームズ
- カルデアで居候のようになっていたサーヴァント。ノウム・カルデアではゴルドルフによて経営顧問に任じられた。
- レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕
- カルデアで召喚されたサーヴァントが残したバックアップ。ノウム・カルデアではゴルドルフによって技術顧問に任じられた。
- 主人公 (Grand Order)
- シオンがサーヴァントを召喚しているため「唯一のマスター」ではなくなったが、基本的にシオンはバックアップ担当なので相変わらず前線では唯一のマスターである。
- マシュ・キリエライト
- カルデアでは人理焼却中は前線での戦闘要員、亜種特異点解決中はオペレータを勤めていたが、ノウム・カルデアではオルテナウスによって戦闘能力を取り戻したため基本は戦闘要員で同行できない場合はオペレータとして行動している。
- ジングル・アベル・ムニエル
- カルデア基地からの脱出に成功した八人のメンバーのうちの一人。ドライバー兼モニター担当。
- カワタ、オクタヴィア、トマリン、チン、カヤン、エルロン、マーカス
- カルデア基地からの脱出に成功した八人のメンバーの残り七人。
- シオン・エルトナム・ソカリス
- アトラス院出身の錬金術師。2018年の人理漂白を予見し、カルデア残党を迎え入れるべく彷徨海で準備を進めていた。
- 迎え入れたカルデア残党が再編されてノウム・カルデアとなった際に編入された。
- キャプテン
- シオンが彷徨海で召喚したサーヴァント。シオンと共にノウム・カルデアに編入された。
- 異聞帯付近までの移動やカルデアベースの整備を担っている。
関連組織
- 彷徨海
- ノウム・カルデアが本拠地を置く場所。基本的に彷徨海のほうは場所を提供しているだけで、交流はほとんどない。
- アトラス院
- シオン・エルトナム・ソカリスの出身組織。人理漂白で消えてしまっているため、組織的な交流はいっさいない。
- 時計塔
- カルデア時代はアニムスフィア家関連で干渉されていたが、こちらも人理漂白で消えてしまっているため、組織的な交流はいっさいない。
- 人理継続保障機関フィニス・カルデア
- ノウム・カルデアの前身にあたる組織。スタッフの大部分はこちらからのメンバーである。
- アニムスフィア家
- カルデアを創設した元組織であるが、所長だったオルガマリーが死亡し、組織自体もムジーク家に買い取られたため、ノウム・カルデアとしては一切関係がない。
- ムジーク家
- 形式上ではカルデアを買い取ったムジーク家がノウム・カルデアの上部組織になっているが、人理漂白が行われたため完全に有名無実化している。
言及作品
メモ
- ほぼ完璧にオリジナルのカルデアを再現した拠点。しかしそれ以前の二部一章から二章までの間、イベント中などで「二部が開始されていると思しき発言があるのにカルデアが健在」という矛盾の描写が続いた。この期間の一部イベントも「これはいつかあり得たかもしれない話」や「シャドウ・ボーダーで移動中」等とカルデア喪失時点でのつじつま合わせは一応行っていたのだが…。
- この問題はずっと続いていたが、二部三章の序章以降のイベントは、明白に時系列が設定されているものを除いてオリジナルのカルデアでもノウム・カルデアでも矛盾がないようになっており、シナリオの進行度に合わせて登場人物や台詞の一部が差し変わるようになった。
話題まとめ
脚注
注釈
出典