差分

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| 地域 = アイルランド
 
| 地域 = アイルランド
 
| 属性 = 秩序・中庸
 
| 属性 = 秩序・中庸
| 隠し属性 = 地
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| 副属性 = 地
 
| 性別 = 男性
 
| 性別 = 男性
 
| スリーサイズ =
 
| スリーサイズ =
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;略歴
 
;略歴
 
:『[[Fate/Zero]]』では[[聖杯戦争|第四次聖杯戦争]]において、[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]によって召喚される。
 
:『[[Fate/Zero]]』では[[聖杯戦争|第四次聖杯戦争]]において、[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]によって召喚される。
:生前、主君の婚約者から主への裏切りをゲッシュにより強制され、悩んだ末に愛に応えることを選んだという逸話を持つ。そのことに後悔はないが、主君への忠義と騎士としての本懐を最後まで全うしきれなかった未練から、今回は愛でなく忠義を選ぼうと心に決めて第四次聖杯戦争に挑む。しかし彼の生前を知るケイネスは自らのサーヴァントを信用しきれず、ことあるごとに痛罵する。それでもなお、彼は献身的に主へと仕えようとした。
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:生前、主君の婚約者から主への裏切りをゲッシュにより強制され、悩んだ末に愛に応えることを選んだという逸話を持つ。そのことに後悔はないが、主君への忠義と騎士としての本懐を最後まで全うしきれなかった未練から、今回は愛でなく忠義を選ぼうと心に決めて第四次聖杯戦争に挑む。しかし、彼の生前を知るケイネスは自らのサーヴァントを信用しきれておらず信頼関係が全く無い状態から始まる事となり、それでもディルムッドはサーヴァントとして彼への忠義を目的とし、その為にはたとえ汚れ仕事であっても文句を言う事なく準ずるつもりだった。しかし、初戦のセイバー戦にて彼女の清廉な闘気に当てられたディルムッドは、意思を変え己の騎士道を優先したくなりケイネスの意向を汲まない戦いを行う。
:だが、ケイネスの婚約者である[[ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ]]がディルムッドの持つ魔貌による魅了を受け入れてしまい、盲目的なまでの恋慕を寄せる。奇しくも生前と同じ状況に陥りながらも、彼はあくまでも忠義を貫こうとするが、切嗣によって人質にされたソラウを救うことを選んだケイネスに令呪によって自決させられる。
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:更にケイネスの婚約者である[[ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ]]がディルムッドの持つ魔貌による魅了を受け入れてしまい、盲目的なまでの恋慕を寄せる。奇しくも生前と同じ状況に陥り、ランサー陣営の関係は悪化の一途をたどる。最期は切嗣によって人質にされたソラウを救うことを選んだケイネスに令呪によって自決させられた。
:結局、最後まで信頼関係を築けなかった挙句に生前と同じく主に殺された事を思い出した彼は、血涙を流しながら悪鬼の形相でその場にいた者に怨嗟をぶつけながら消滅した。
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:結局、最後まで信頼関係を築けなかった挙句に生前と同じく主に殺された事を思い出した彼は、血涙を流しながら悪鬼の形相で切嗣に、セイバーに、そしてこの世のすべてに怨嗟をぶつけながら消滅した。
:『[[Fate/Grand Order]]』第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』では西暦1783年のアメリカに召喚され、ケルト軍の将として登場。
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:『[[Fate/Grand Order]]』第五特異点『[[北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム]]』では西暦1783年のアメリカに召喚され、ケルト軍の将として登場。
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、[[フィン・マックール]]と共にⅤの座を統括する[[魔神柱|兵装舎ハルファス]]と交戦する。
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:終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、[[フィン・マックール]]と共にⅤの座を統括する[[魔神柱|兵装舎ハルファス]]と交戦する。
 
;人物
 
;人物
 
:癖のある長髪を後ろに撫でつけ、片目の下に泣き黒子のある美男子。<ref group="注">文では黒子は左目の下だが、絵では右目の下にある。</ref>
 
:癖のある長髪を後ろに撫でつけ、片目の下に泣き黒子のある美男子。<ref group="注">文では黒子は左目の下だが、絵では右目の下にある。</ref>
 
:忠義に篤く、名誉ある戦いを重んずる英霊らしい英霊。生前、向けられた愛情に折れて主君を裏切り、それにより最期は主君に見殺しにされた彼であるが、忠義より愛を選んだ己の行動に後悔はなく、自分を見殺しにした主への恨みもない。主君と酌み交わした杯も、妻と囁きあった睦言もかけがえのない記憶として残っている。
 
:忠義に篤く、名誉ある戦いを重んずる英霊らしい英霊。生前、向けられた愛情に折れて主君を裏切り、それにより最期は主君に見殺しにされた彼であるが、忠義より愛を選んだ己の行動に後悔はなく、自分を見殺しにした主への恨みもない。主君と酌み交わした杯も、妻と囁きあった睦言もかけがえのない記憶として残っている。
:しかし、もし二度目の生が与えられるならば、その時は忠義を選ぶ戦いを、という想いから聖杯戦争に参加した。サーヴァントは契約とは別に「[[聖杯]]を欲する理由」を持ってマスターに従うものだが、彼の場合は聖杯そのものではなく「主君に聖杯を献上すること」を欲している。彼の独特な動機は時に誤解を生むことも。
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:しかし、もし二度目の生が与えられるならば、その時は忠義を選ぶ戦いを、という想いから聖杯戦争に参加した。サーヴァントは契約とは別に「[[聖杯]]を欲する理由」を持ってマスターに従うものだが、彼の場合は聖杯そのものではなく「主君に聖杯を献上すること」を欲している。この動機はサーヴァントとしてはやや独特なものとされているらしく、時に誤解を生むことも。
 
:その高潔さも彼と同じタイプの人間以外からは理解されにくく、そのすれ違いすら呑み込もうとする結果、亀裂を広げるばかりになることもある。事実、第四次聖杯戦争ではケイネスへ捧げる忠誠に偽りはないが、「騎士の誇りに則った、より価値のある誉れ」を主に捧げようとするあまり、下される方針にただ機械的に従うのでなく主への嘆願を申し出たり、命令にない部分で騎士の道理を通すが、魔術師であるケイネスの理念との相互理解が上手くいかなかったこともあって、やること為すこと尽く裏目に出る。
 
:その高潔さも彼と同じタイプの人間以外からは理解されにくく、そのすれ違いすら呑み込もうとする結果、亀裂を広げるばかりになることもある。事実、第四次聖杯戦争ではケイネスへ捧げる忠誠に偽りはないが、「騎士の誇りに則った、より価値のある誉れ」を主に捧げようとするあまり、下される方針にただ機械的に従うのでなく主への嘆願を申し出たり、命令にない部分で騎士の道理を通すが、魔術師であるケイネスの理念との相互理解が上手くいかなかったこともあって、やること為すこと尽く裏目に出る。
 
:そうした苦難に見舞われても彼の根幹は揺るがなかったが、物事にも限度があり、他者を顧みない悪意に直面し、怨嗟の念に心を焦がしながら、怒り、嘆き、呪いを口にすることもある。
 
:そうした苦難に見舞われても彼の根幹は揺るがなかったが、物事にも限度があり、他者を顧みない悪意に直面し、怨嗟の念に心を焦がしながら、怒り、嘆き、呪いを口にすることもある。
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| rowspan="2"|[[ランサー]] || [[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]] || B || C || A+ || D || E || B || rowspan="2"|対魔力:B || 心眼(真):B<br />愛の黒子:C || style="text-align:left"|
 
| rowspan="2"|[[ランサー]] || [[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]] || B || C || A+ || D || E || B || rowspan="2"|対魔力:B || 心眼(真):B<br />愛の黒子:C || style="text-align:left"|
 
|-
 
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| [[主人公 (Grand Order)]] || B || C || A+ || D || E || B || 心眼(真):B<br>愛の黒子:C<br>騎士の武略:B || style="text-align:left"|
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| [[主人公 (Grand Order)]] || B || C || A+ || D || E || B || 心眼(真):B<br>愛の黒子:C<br>騎士の武略:B<br>悲恋繚乱:A || style="text-align:left"|強化クエストクリアで「騎士の武略」→「悲恋繚乱」に変化
 
|}
 
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:HPの上限を削る為、いかなる治癒魔術、再生能力を持ってしても現在の最大HP、つまり「この槍による傷を負った状態」までしか回復できない。解呪するには槍を破壊するか、ディルムッド自身を滅ぼす必要がある。
 
:HPの上限を削る為、いかなる治癒魔術、再生能力を持ってしても現在の最大HP、つまり「この槍による傷を負った状態」までしか回復できない。解呪するには槍を破壊するか、ディルムッド自身を滅ぼす必要がある。
 
:短期決戦だとただの槍だが、同一の相手と長期に渡って複数回戦うことを前提に考えると、じわじわと、しかし確実に効いてくるボディブローのようなもので、対象がサーヴァントでなければ、時間経過による出血死などのより致命的な効果が期待できる。
 
:短期決戦だとただの槍だが、同一の相手と長期に渡って複数回戦うことを前提に考えると、じわじわと、しかし確実に効いてくるボディブローのようなもので、対象がサーヴァントでなければ、時間経過による出血死などのより致命的な効果が期待できる。
 +
:ゲイ・ボルクにも同様に不治の能力が備わっているが、あちらはFateルートの教会内のシーンで真名解放で攻撃した場合は傷が治らないという旨でクー・フーリンが説明している。(UBWルートで自分の心臓を刺した際には、凛に「無駄だ。俺の槍で破壊された心臓は簡単には治らん。」と言っているので定かではないが)
 
:「破魔の紅薔薇」同様、派手さには欠けるが、非常に使い勝手のいい宝具。なお、使い手である彼はこの槍で傷つくことはない。
 
:「破魔の紅薔薇」同様、派手さには欠けるが、非常に使い勝手のいい宝具。なお、使い手である彼はこの槍で傷つくことはない。
 
;:破魔の紅薔薇、必滅の黄薔薇(ゲイ・ジャルグ&ゲイ・ボウ)
 
;:破魔の紅薔薇、必滅の黄薔薇(ゲイ・ジャルグ&ゲイ・ボウ)
 +
::ランク:B<br>種別:対人宝具<br>レンジ:?<br>最大捕捉:?
 
::『Grand Order』では上記の2つがセットで宝具として扱われている。
 
::『Grand Order』では上記の2つがセットで宝具として扱われている。
::「敵単体に超強力な攻撃&敵単体の強化状態を解除&敵単体に呪い状態を付与(5ターン、オーバーチャージで効果UP)」という効果のQuick属性の宝具。
+
::ゲーム内では「敵単体に超強力な攻撃[Lv]&強化状態を解除&呪い状態を付与(5ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のQuick宝具。
 +
::幕間の物語クリアでB+ランクに上昇し、宝具威力倍率が上昇する。
    
== 使用技 ==
 
== 使用技 ==
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:主君の婚約者として出会い、黒子で魅了してしまった女性。後の妻。
 
:主君の婚約者として出会い、黒子で魅了してしまった女性。後の妻。
 
:ゲッシュで主への裏切りを強制する、恩人である巨人を殺させるなど何かとディルムッドを貶めた人物であるが、ディルムッドはその覚悟に敬意を持ち、彼女を恨むこと無く最後には愛するようになった。
 
:ゲッシュで主への裏切りを強制する、恩人である巨人を殺させるなど何かとディルムッドを貶めた人物であるが、ディルムッドはその覚悟に敬意を持ち、彼女を恨むこと無く最後には愛するようになった。
;オスカー
+
;オスカ
:フィンの孫で親友。ディルムッドが騎士団に戻れるように祖父を説得したと言われており、彼の死際にも立ち会っている。
+
:フィンの孫でフィオナ騎士団に同期入隊した親友。ディルムッドが騎士団に戻れるように祖父を説得したと言われており、彼の死際にも立ち会っている。
 +
;オェングス
 +
:養父。ケルト神話における愛の神であり妖精の王。
 +
:彼もまた恋愛に関する逸話持ちであり、ある意味子は親に似るということか…
 
;マナナン・マク・リール
 
;マナナン・マク・リール
:養父。ケルト神話における海の神。
+
:Fateにおける養父。ケルト神話における海の神。
:『Fate/Grand Order』では[[マナナン・マク・リール〔バゼット〕]]として女性の疑似サーヴァントとして登場したが、2022年2月現在まだ言及はない。
+
:『Fate/Grand Order』では[[マナナン・マク・リール〔バゼット〕]]の名でバゼットを依代とした疑似サーヴァントとして登場し現時点で言及はまだないが、期間限定イベント「アークティック・サマーワールド!」にて両者がYARIOメンバーとして共演した際は従来通り『父親っぽいがそうじゃない人』と認識している。
 +
:一方あちらからは第三再臨にて「略奪愛はよくないです」と直球で言われている。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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===Fate/Grand Order===
 
===Fate/Grand Order===
 +
====戦闘====
 +
;「穿て! 『<ruby><rb>破魔の紅薔薇</rb><rt>ゲイ・ジャルグ</RT></RUBY>』! 『<ruby><rb>必滅の黄薔薇</rb><rt>ゲイ・ボウ</RT></RUBY>』!」
 +
:真名解放。紅と黄の双槍が敵を穿つ。
 +
 
;「我が絶技をお見せしよう」<br>「宝具を開帳しよう」
 
;「我が絶技をお見せしよう」<br>「宝具を開帳しよう」
 
:宝具選択時の台詞。『破魔の紅薔薇』と『必滅の黄薔薇』は直接の火力はあまりなく、強化スキルを持たない敵にも十分な効果を発揮できないが、攻撃力や防御力アップ、無敵や様々な効果まで解除できるので、敵によっては直接ダメージ以上の効果がある。とはいえ永続効果は解除できないという絶妙の原作再現。
 
:宝具選択時の台詞。『破魔の紅薔薇』と『必滅の黄薔薇』は直接の火力はあまりなく、強化スキルを持たない敵にも十分な効果を発揮できないが、攻撃力や防御力アップ、無敵や様々な効果まで解除できるので、敵によっては直接ダメージ以上の効果がある。とはいえ永続効果は解除できないという絶妙の原作再現。
 
:「敵の持久力を削ぐ」という地味ながらも重要な立ち回りができるサーヴァントは少なく、派手な槍働きはできないが重要な役どころという意味ではディルムッドらしいといえばらしい。
 
:「敵の持久力を削ぐ」という地味ながらも重要な立ち回りができるサーヴァントは少なく、派手な槍働きはできないが重要な役どころという意味ではディルムッドらしいといえばらしい。
   −
;「穿て! 『<ruby><rb>破魔の紅薔薇</rb><rt>ゲイ・ジャルグ</RT></RUBY>』! 『<ruby><rb>必滅の黄薔薇</rb><rt>ゲイ・ボウ</RT></RUBY>』!」
+
====マイルーム====
:真名解放。紅と黄の双槍が敵を穿つ。
  −
 
   
;「おや、あれは……なるほど、此度は味方か。誉れも高き騎士王の剣、頼りにしよう」
 
;「おや、あれは……なるほど、此度は味方か。誉れも高き騎士王の剣、頼りにしよう」
 
:アルトリア・ペンドラゴン所属時のマイルーム会話。かつての好敵手との邂逅を喜んでいる。
 
:アルトリア・ペンドラゴン所属時のマイルーム会話。かつての好敵手との邂逅を喜んでいる。
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:嫌いなものについてのマイルーム会話。前者は文字通りであるが、後者は一体何を言おうとしたのであろうか。
 
:嫌いなものについてのマイルーム会話。前者は文字通りであるが、後者は一体何を言おうとしたのであろうか。
    +
====本編====
 +
 +
====幕間の物語====
 
;「おお、主よ……! これほどの心遣いを向けてくれる主君に出逢えるとは、身に余る幸運か……!」
 
;「おお、主よ……! これほどの心遣いを向けてくれる主君に出逢えるとは、身に余る幸運か……!」
 
:自身の[[幕間の物語]]「薔薇の双槍」にて、ロマニから彼自身の深層心理へのレイシフトについて主人公はどうしたいかを聞かれた際、上の選択肢を選んだ場合の台詞。
 
:自身の[[幕間の物語]]「薔薇の双槍」にて、ロマニから彼自身の深層心理へのレイシフトについて主人公はどうしたいかを聞かれた際、上の選択肢を選んだ場合の台詞。
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:己が無意識に心の奥底へと追いやった「罪悪感」と改めて向き合ったディルムッド。そこでは失ってしまった以上に、自分が生前何よりも大事にしていた「大切なもの」に気づくことが出来た。
 
:己が無意識に心の奥底へと追いやった「罪悪感」と改めて向き合ったディルムッド。そこでは失ってしまった以上に、自分が生前何よりも大事にしていた「大切なもの」に気づくことが出来た。
    +
====イベント====
 
;「<font size=5>チョコは危険ですマスター!!</font>」
 
;「<font size=5>チョコは危険ですマスター!!</font>」
 
:バレンタインイベントにて、主人公にバレンタインのチョコレートの危険性を説く魂の叫び。
 
:バレンタインイベントにて、主人公にバレンタインのチョコレートの危険性を説く魂の叫び。
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===とびたて!超時空トラぶる花札大作戦===
 
===とびたて!超時空トラぶる花札大作戦===
;「……それには及びません、我が主。<br>必ずや勝利をもたらす、その誓いに優<br>るものなどありましょうか」<br>「されど、その隣にこそ並び立つ無礼<br>をお許しあれ!」
+
;「……それには及びません、我が主。必ずや勝利をもたらす、その誓いに優るものなどありましょうか」<br>「されど、その隣にこそ並び立つ無礼をお許しあれ!」
 
:本編では決して叶う事のなかった、主に忠誠を尽くすその願いの成就。これが「とびたて!超時空トラぶる花札大作戦」の1シーンであることに目を瞑れば、ディルムッドファン感涙のシーンである。ケイネスも辛辣な言い方ながらディルムッドの忠節を受け止めてくれた。
 
:本編では決して叶う事のなかった、主に忠誠を尽くすその願いの成就。これが「とびたて!超時空トラぶる花札大作戦」の1シーンであることに目を瞑れば、ディルムッドファン感涙のシーンである。ケイネスも辛辣な言い方ながらディルムッドの忠節を受け止めてくれた。
   −
;「まさに望外の喜び。セイバー、貴様<br>は仕える主君を誤ったな!」<br>「お前の残念騎士道など、我が槍で斬<br>り結ぶには値しないと言ったのだ。こ<br>の黒子ひとつで───十分だ。」
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;「まさに望外の喜び。セイバー、貴様は仕える主君を誤ったな!」<br>「お前の残念騎士道など、我が槍で斬り結ぶには値しないと言ったのだ。この黒子ひとつで───十分だ。」
 
:主と信頼関係を深めた途端手の平返したイケメン。……言い様こそ酷いが「とびたて!超時空トラぶる花札大作戦」においては主君云々の指摘は正しかった。というか'''「セイバーを食べ放題の店から引っ張り出すために令呪を一度に全部使いきった」なんて知りたくもない相手側の事情'''を知ったら手の平を返したくもなる。
 
:主と信頼関係を深めた途端手の平返したイケメン。……言い様こそ酷いが「とびたて!超時空トラぶる花札大作戦」においては主君云々の指摘は正しかった。というか'''「セイバーを食べ放題の店から引っ張り出すために令呪を一度に全部使いきった」なんて知りたくもない相手側の事情'''を知ったら手の平を返したくもなる。
 
:セイバーとの信頼関係を本編同様蔑ろにし続けた切嗣と、本編とは違ってディルムッドと信頼関係を深めることが出来たケイネスの違いが如実に表れたといえよう。
 
:セイバーとの信頼関係を本編同様蔑ろにし続けた切嗣と、本編とは違ってディルムッドと信頼関係を深めることが出来たケイネスの違いが如実に表れたといえよう。
   −
;「我が主は、誇りと栄光の為、あえて<br>一本の草木も生えぬ不毛の道を選ばれ<br>たのですから」
+
;「我が主は、誇りと栄光の為、あえて一本の草木も生えぬ不毛の道を選ばれたのですから」
 
:勝利台詞。ケイネスの頭髪がネタにされまくっている。勿論、ディルムッドは本心からケイネスを支え、讃えているだけ。
 
:勝利台詞。ケイネスの頭髪がネタにされまくっている。勿論、ディルムッドは本心からケイネスを支え、讃えているだけ。
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*生前、彼は2本の槍だけでなく2本の剣、モラルタ(「大いなる激情」の意、『Grand Order』では「憤怒の波濤」表記)、ベガルタ(「小なる激情」の意、『Grand Order』では「激情の細波」表記)を所持していた。<br>用語辞典には「ケイネスはむしろディルムッドが[[ディルムッド・オディナ〔セイバー〕|セイバーのクラス]]で召喚されるのを望んでいたのかも」と記されている。<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-ディルムッド・オディナ」『Fate/Zero material』p.100"/>
 
*生前、彼は2本の槍だけでなく2本の剣、モラルタ(「大いなる激情」の意、『Grand Order』では「憤怒の波濤」表記)、ベガルタ(「小なる激情」の意、『Grand Order』では「激情の細波」表記)を所持していた。<br>用語辞典には「ケイネスはむしろディルムッドが[[ディルムッド・オディナ〔セイバー〕|セイバーのクラス]]で召喚されるのを望んでいたのかも」と記されている。<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-ディルムッド・オディナ」『Fate/Zero material』p.100"/>
 
**伝承によると、2口の剣は共に養父であるドルイドのアンガスより贈られた物で、元々は妖精王マナマーン・マック・リールが所有していた。モラルタは一太刀ですべてを倒すと言われ、ベガルタの詳細は不明とされている。<br>伝承ではこれらの二剣二槍の武器を用い様々な敵と闘い、グラニアとの逃避行の時には空飛ぶ魔女を投げ槍で倒したり、巨人を倒すなど騎士団に所属してた時以上の武功を立てたという。最も優れた組み合わせはゲイ・ジャルグとモラルタのようだが、クラスの都合で再現できない。なお、彼が最期に魔猪の牙に倒れた時、携えていたのは逆の組み合わせであるゲイ・ボウとベガルタであったとされる。
 
**伝承によると、2口の剣は共に養父であるドルイドのアンガスより贈られた物で、元々は妖精王マナマーン・マック・リールが所有していた。モラルタは一太刀ですべてを倒すと言われ、ベガルタの詳細は不明とされている。<br>伝承ではこれらの二剣二槍の武器を用い様々な敵と闘い、グラニアとの逃避行の時には空飛ぶ魔女を投げ槍で倒したり、巨人を倒すなど騎士団に所属してた時以上の武功を立てたという。最も優れた組み合わせはゲイ・ジャルグとモラルタのようだが、クラスの都合で再現できない。なお、彼が最期に魔猪の牙に倒れた時、携えていたのは逆の組み合わせであるゲイ・ボウとベガルタであったとされる。
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**全ての問題の元凶のグラニアに対しては全く恨んでおらず、愛していた。一方、グラニアとのことを、ケイネスから「主君の許嫁を奪った間男」扱いされた時は流石に地雷だったようで激怒してしまった。
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**フィオナ騎士団の騎士達はディルムッドへの友情から討伐を拒否した。そのためフィンは外部からディルムッド討伐を命令した。
 
**騎士の鑑といえる人物であるが、本来は二槍流や二刀流だけでなく剣と槍を同時に扱うという、かなり変則的な戦闘方法の持ち主である。<br>アニメ版でケイネスが見たディルムッドの過去夢および第一期エンディングでは、槍と剣を同時に装備している姿が確認出来る。<br>「槍兵」のクラスで現界した場合は槍しか持たず、二槍流で戦う。この非常に珍しい得物の扱いは、英霊という歴戦の戦士もまず相手にした経験が無いという面で白兵戦にて絶大な効果を発揮し、セイバーはやりにくい闘い方と相当戸惑っていた。<br>「剣士」のクラスで現界した場合は槍の方が使えなくなる。セイバーのディルムッドの絆礼装にて、サーヴァントである限り、生前の戦い方は不可能と明らかになった。
 
**騎士の鑑といえる人物であるが、本来は二槍流や二刀流だけでなく剣と槍を同時に扱うという、かなり変則的な戦闘方法の持ち主である。<br>アニメ版でケイネスが見たディルムッドの過去夢および第一期エンディングでは、槍と剣を同時に装備している姿が確認出来る。<br>「槍兵」のクラスで現界した場合は槍しか持たず、二槍流で戦う。この非常に珍しい得物の扱いは、英霊という歴戦の戦士もまず相手にした経験が無いという面で白兵戦にて絶大な効果を発揮し、セイバーはやりにくい闘い方と相当戸惑っていた。<br>「剣士」のクラスで現界した場合は槍の方が使えなくなる。セイバーのディルムッドの絆礼装にて、サーヴァントである限り、生前の戦い方は不可能と明らかになった。
 
***槍しか持ち込んでいないことについて、虚淵氏は冗談交じりに「ランサーのクラスで剣を使っちゃうのは流石にアレだと思ったんでしょう」と語っている。<ref group="出">「うろぶち、きのこのFate/Zero一問一答」『ALL OVER/Zero』p.24</ref>確かに[[長尾景虎|剣を持ち込むランサー]]も居る……
 
***槍しか持ち込んでいないことについて、虚淵氏は冗談交じりに「ランサーのクラスで剣を使っちゃうのは流石にアレだと思ったんでしょう」と語っている。<ref group="出">「うろぶち、きのこのFate/Zero一問一答」『ALL OVER/Zero』p.24</ref>確かに[[長尾景虎|剣を持ち込むランサー]]も居る……
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**ディルムッド役の緑川光氏とケイネス役の山崎たくみ氏が「召喚シーンをやりたい」と希望するものの実現せず、ディルムッドが上記の台詞を発する機会は永遠に来ないかと思われた……………が、とあるイベントで「『問おう、貴方が俺のマスターか』と言って欲しい」というファンのリクエストに緑川氏が応え、アニメ放送開始から二年以上の時を経て幻のシーンが(完全な形ではないが)実現。会場の『Zero』ファンを歓喜の渦に巻き込んだ。
 
**ディルムッド役の緑川光氏とケイネス役の山崎たくみ氏が「召喚シーンをやりたい」と希望するものの実現せず、ディルムッドが上記の台詞を発する機会は永遠に来ないかと思われた……………が、とあるイベントで「『問おう、貴方が俺のマスターか』と言って欲しい」というファンのリクエストに緑川氏が応え、アニメ放送開始から二年以上の時を経て幻のシーンが(完全な形ではないが)実現。会場の『Zero』ファンを歓喜の渦に巻き込んだ。
 
*『Fate/Zero』において、ケイネスが急遽手配したというディルムッドの触媒が何だったかは今以て不明である。
 
*『Fate/Zero』において、ケイネスが急遽手配したというディルムッドの触媒が何だったかは今以て不明である。
   
*アニメ版『Fate/Zero』の第一期EDでの生前を描いた一枚絵のモチーフは、アイルランドのスライゴにある銅像『The Pursuit of Diarmuid and Grainne』か。芸風は大分違うが、構図はそっくりである。
 
*アニメ版『Fate/Zero』の第一期EDでの生前を描いた一枚絵のモチーフは、アイルランドのスライゴにある銅像『The Pursuit of Diarmuid and Grainne』か。芸風は大分違うが、構図はそっくりである。
 
*『Fate/Grand Order』の最終再臨イラストで彼が摘んでいる木の実は、おそらく彼の伝承に登場するドゥロスの森のナナカマドの実。妖精国の品種で若返りの効能があるとされている。
 
*『Fate/Grand Order』の最終再臨イラストで彼が摘んでいる木の実は、おそらく彼の伝承に登場するドゥロスの森のナナカマドの実。妖精国の品種で若返りの効能があるとされている。
 
**グラニアとの逃避行の最中、二人はこの森に身を潜めることになるのだが、ナナカマドの実の効能を知ったグラニアが「食べさせてくれなければ死ぬ」と言ってまで実を取ってくることをせがんだ。結果、ディルムッドは厚意で自分たちを匿ってくれている、森の番人の巨人を殺す羽目になったという。<br>作中では「巨人ハルヴァンとの戦い」とさらっと触れられているだけだが、裏では伝承通りDQNなことになっていたのかもしれない。
 
**グラニアとの逃避行の最中、二人はこの森に身を潜めることになるのだが、ナナカマドの実の効能を知ったグラニアが「食べさせてくれなければ死ぬ」と言ってまで実を取ってくることをせがんだ。結果、ディルムッドは厚意で自分たちを匿ってくれている、森の番人の巨人を殺す羽目になったという。<br>作中では「巨人ハルヴァンとの戦い」とさらっと触れられているだけだが、裏では伝承通りDQNなことになっていたのかもしれない。
 +
*『Avalon le Fae synopsys』ではブリテン異聞帯において、[[ノクナレア]]の副官の妖精として登場する予定だった様子。また[[妖精騎士ガウェイン|バーゲスト]]に弟を殺されたという設定も記されている。
 +
**なお、その場合件の戴冠式にてディルムッドはノクナレアと共に毒酒で死亡。それを主人公と一緒に看取ったサーヴァントの[[フィン・マックール]]は表情こそいつも通りのままだが、怒りと復讐心から騎士としての矜持をかなぐり捨て、冷徹な戦士として槍を振ることを誓う…という展開になっていた。
 +
***実際には上記の設定および展開は採用されなかったものの、その名残かは不明だが、ノクナレアとの初戦時にディルムッドとフィンのシャドウサーヴァントがエネミーとして登場する。
    
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
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[[Category:Fate/unlimited codes]]
 
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