;「ウルはこんな風になっていたのね。ウルクと違って、住民たちは元気がないけど。<br />・・・・・・でも、これが本来は正しいのよ。人間は誰しもが強いワケじゃない。<br />頑張っても、頑張れない人はいるの。<br />それは勇気がないとか、弱虫とかじゃなくて、生体機能として向き不向きがあるだけ。<br />その事をギルガメッシュもケツァル・コアトルも分かっていない。いえ、優先しようとしていない。<br />強いもの、輝かしいものだけが認められる世界になったら、弱いもの、暗いものには立つ瀬がないわ。<br />弱いから保護しろ、という話じゃなくて、弱い視点だからこそ見えるものがある。<br />私はそれをないがしろにしたくない。全てを平等に考えたいの。」 | ;「ウルはこんな風になっていたのね。ウルクと違って、住民たちは元気がないけど。<br />・・・・・・でも、これが本来は正しいのよ。人間は誰しもが強いワケじゃない。<br />頑張っても、頑張れない人はいるの。<br />それは勇気がないとか、弱虫とかじゃなくて、生体機能として向き不向きがあるだけ。<br />その事をギルガメッシュもケツァル・コアトルも分かっていない。いえ、優先しようとしていない。<br />強いもの、輝かしいものだけが認められる世界になったら、弱いもの、暗いものには立つ瀬がないわ。<br />弱いから保護しろ、という話じゃなくて、弱い視点だからこそ見えるものがある。<br />私はそれをないがしろにしたくない。全てを平等に考えたいの。」 |