46行目: |
46行目: |
| :: 容姿はカルデアのサーヴァントとなった異聞帯モルガンの第三再臨時と同じ立ち絵が使われているが、時空系列的にはこちらがオリジナルだと思われる。 | | :: 容姿はカルデアのサーヴァントとなった異聞帯モルガンの第三再臨時と同じ立ち絵が使われているが、時空系列的にはこちらがオリジナルだと思われる。 |
| :;救世主トネリコ | | :;救世主トネリコ |
− | :: 本来の歴史=最初にベリルとモルガンが見た景色=「1回目のブリテン」にいた先代の『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』たるモルガン。 | + | :: 本来の歴史=最初にベリルとモルガンが見た景色≒「1回目のブリテン」にいた先代の『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』たるモルガン。 |
| ::当初は「ヴィヴィアン<ref group = "注">この名前は終編、『楽園の妖精』の本当の役割について話すマーリンの口から初めて明かされている。</ref>」という名前でとある使命のためにオークニーに流れ着き、そこに住む雨の氏族達に時が来るまで庇護・養育されていたのだが、彼女を忌みを嫌う他の氏族長たちの手により、一族もろとも滅ぼされている。その結果として災厄への対抗手段が失われた妖精たちは「大災厄」により、ブリテン異聞帯諸共滅亡して復興も完全に不可能となってしまい無の大地と化した。これがベリルと汎人類史より召喚されたモルガンが見た本来のブリテン異聞帯である。 | | ::当初は「ヴィヴィアン<ref group = "注">この名前は終編、『楽園の妖精』の本当の役割について話すマーリンの口から初めて明かされている。</ref>」という名前でとある使命のためにオークニーに流れ着き、そこに住む雨の氏族達に時が来るまで庇護・養育されていたのだが、彼女を忌みを嫌う他の氏族長たちの手により、一族もろとも滅ぼされている。その結果として災厄への対抗手段が失われた妖精たちは「大災厄」により、ブリテン異聞帯諸共滅亡して復興も完全に不可能となってしまい無の大地と化した。これがベリルと汎人類史より召喚されたモルガンが見た本来のブリテン異聞帯である。 |
| :: ところがそこへ汎人類史のモルガンのレイシフトによって知識の上書きがなされたことにより、「この先のブリテン」と「ブリテンへの執着」を知った彼女<ref group = "注">恐らくこの時点で「ヴィヴィアン」の名前を捨て去り、代わりに「モルガン」を自らの『真名』とした事で事実上『楽園の妖精』から変質してしまったと推測される。</ref>は雨の氏族への襲撃を逃れて生き残り、今際に義母から与えられた'''「トネリコ」'''の名を仮名として名乗り、まず始めに『[[オーディン|北欧における叡智の神]]』を、近くにいた[[セタンタ|グリム]]という妖精の少年を依代にして召喚し、彼から魔術の手ほどきを受けつつ妖精を救ってブリテンに新たな国を作ることを目的に救世主としての道を歩き出す。 | | :: ところがそこへ汎人類史のモルガンのレイシフトによって知識の上書きがなされたことにより、「この先のブリテン」と「ブリテンへの執着」を知った彼女<ref group = "注">恐らくこの時点で「ヴィヴィアン」の名前を捨て去り、代わりに「モルガン」を自らの『真名』とした事で事実上『楽園の妖精』から変質してしまったと推測される。</ref>は雨の氏族への襲撃を逃れて生き残り、今際に義母から与えられた'''「トネリコ」'''の名を仮名として名乗り、まず始めに『[[オーディン|北欧における叡智の神]]』を、近くにいた[[セタンタ|グリム]]という妖精の少年を依代にして召喚し、彼から魔術の手ほどきを受けつつ妖精を救ってブリテンに新たな国を作ることを目的に救世主としての道を歩き出す。 |
− | ::最初は自身の役割を誰にも理解してもらえず、『魔女』と罵られ蔑まれながらも一人巡礼の鐘を鳴らしていたが、次第に協力してくれるようになった当代の妖精騎士の仲間と共に、厄災の排除<ref group = "注">その実態とはレイシフトを模倣した魔術「水鏡」を使って、改変され剪定時空となっていた過去の世界に『厄災』を飛ばしてしまう。という方法。</ref>の他にも氏族や人間との間の争いや災いの火種となりうる「悪意の種」といった小さな厄介事の始末も引き受けてブリテンを救い、それらが終わる度に『棺』と呼ばれるコールドスリープ機能を持つ魔術礼装<ref group = "注">言わずもがなカルデアにおけるコフィンの模倣。</ref>を使った眠りに入り、次の厄災が現れる時期になったら眠りから目覚めて再びブリテンと妖精のために災いを退ける……ということを繰り返してきたのだが、その実態はせっかく平穏をもたらしても最後の最後で妖精特有の『些細な気まぐれと思いつき<ref group = "注">共通項としては'''「全てを壊せば面白そうだから」'''、'''「トネリコ達が気に食わないから」'''、'''「平和な世界に飽きたから」'''という単純な理由で全てが丸く収まる直前の土壇場で引き起こし、その結果起きた不幸の責任を大きな力を持つものへの畏怖、ブリテンで生まれた妖精ではないこと、厄災を引き起こしている元凶だという勘違いによる迫害といった、その場における最もらしい後付けの理屈によって彼女に被せる形で全て押し付け、さらには大多数がそれを信じ込んでしまった部分が合致している。</ref>』によってひっくり返される上に自身も殺害されかけるという、文字通り恩を仇で返されるかの如き非情な仕打ちにあい続け、その度に自分と仲間を売った妖精に自分の姿を魔術で被せて記憶を奪って身代わりに『処刑』させる事で、表上は姿を消した事にして生き延びていた。 | + | ::最初は自身の役割を誰にも理解してもらえず、『魔女』と罵られ蔑まれながらも一人巡礼の鐘を鳴らしていたが、次第に協力してくれるようになった当代の妖精騎士の仲間と共に、厄災の排除<ref group = "注">その実態とはレイシフトを模倣した魔術「水鏡」を使って、改変され剪定時空となっていた過去の世界に『厄災』を飛ばしてしまう。という方法。</ref>の他にも氏族や人間との間の争いなど、災いの火種となりうる「悪意の種」といった小さな厄介事の始末も引き受けてブリテンを救い、それらが終わる度に『棺』と呼ばれるコールドスリープ機能を持つ魔術礼装<ref group = "注">言わずもがなカルデアにおけるコフィンの模倣。</ref>を使った眠りに入り、次の厄災が現れる時期になったら眠りから目覚めて再びブリテンと妖精のために災いを退ける……ということを繰り返してきたのだが、その実態はせっかく平穏をもたらしても最後の最後で妖精特有の『些細な気まぐれと思いつき<ref group = "注">共通項としては'''「全てを壊せば面白そう」'''、'''「トネリコ達が気に食わない」'''、'''「平和な世界などつまらないし飽きた」'''という単純な理由から、本能のままに全てが丸く収まる直前の土壇場で行動を起こし、その結果発生した不幸の責任を、大きな力を持つものへの畏怖、ブリテンで生まれた妖精ではないこと、厄災を引き起こしている元凶だという勘違いによる迫害といった、その場における最もらしい後付けの理屈によって彼女に被せる形で全て押し付け、さらには大多数がそれを信じ込んでしまった部分が合致している。</ref>』によってひっくり返される上に自身も殺害されかけるという、文字通り恩を仇で返されるかの如き非情な仕打ちにあい続け、その度に自分と仲間を裏切った妖精に自分の姿を魔術で被せて記憶を奪って身代わりに『処刑』させる事で、表上は姿を消した事にして生き延びていた。 |
− | :: そして妖精歴400年。最後の挑戦では'''「人間のウーサーを王として擁立する」'''というこれまでにない試みに加え、長らく敵対関係にあった北の妖精たちの取り込みにも成功し、さらには偶然の事故により迷い込んできたマシュの協力で、大穴の中にいる『大厄災』の正体とそれを完全に捩じ伏せる具体的な対抗策を練る事も出来たため、今度こそうまくいくはずだったのだが、またもや不満を持つ一部の妖精の企みで愛する王と円卓軍の仲間たちが毒酒によって暗殺され、再びすべてを台無しにされてしまう。 | + | :: そして妖精歴400年。最後の挑戦では'''「人間のウーサーを王として擁立する」'''というこれまでにない試みに加え、長らく敵対関係にあった北の妖精たちの取り込みにも成功し、さらには偶然の事故により迷い込んできたマシュの協力で、大穴の中にいる『大厄災』の正体とそれを完全に捩じ伏せる具体的な対抗策を練る事も出来たため今度こそうまくいくはずだったのだが、またもや不満を持つ一部の妖精の企みで愛する王と円卓軍の仲間たちが毒酒によって暗殺され、再びすべてを台無しにされてしまう。 |
− | :: これにより溜まりにたまっていた亜鈴の子を含む妖精たちへの不信と不満が爆発し、妖精を救おうとする救世主としてのやり方を曲げて、支配者として君臨することを決意し、何度目かの偽装工作をした後は無関係のマシュを未来の世界へ返すため『棺』に入れてオークニーに安置すると、以降の厄災には一切かかわらずひたすら身を隠す事を決め込み、いままでついて来ていた仲間の妖精騎士達もそれぞれの思考や事情によって全員が離脱。これにより妖精とその文明は一旦滅亡を迎えるのであった。 | + | :: これにより溜まりにたまっていた亜鈴返りを含む妖精たちへの不信と不満が爆発し、妖精を救おうとする救世主としてのやり方を曲げて支配者として君臨することを決意し、何度目かの偽装工作をした後は無関係のマシュを未来の世界へ返すため『棺』に入れてオークニーに安置すると、以降の厄災には一切かかわらずひたすら身を隠す事を決め込み、いままでついて来ていた仲間の妖精騎士達もそれぞれの思考や事情によって全員が離脱。これにより妖精とその文明は一旦滅亡を迎えるのであった。 |
− | ::なお、トネリコが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」の歴史では、ここまでを「妖精暦」として遡る、紀元前に相当する扱いをされることとなる。 | + | ::なお、トネリコが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」の歴史ではここまでを「妖精暦」として遡った、汎人類史で云う所の紀元前に相当する扱いをされることとなる。 |
| :;妖精國の女王モルガン | | :;妖精國の女王モルガン |
| ::妖精國ブリテンに君臨する『異聞帯の王』たるモルガン。<ruby><rb>主人公</rb><rt>プレイヤー</rt></ruby>が「バーサーカークラスのサーヴァント」として召喚出来るのも此方である。 | | ::妖精國ブリテンに君臨する『異聞帯の王』たるモルガン。<ruby><rb>主人公</rb><rt>プレイヤー</rt></ruby>が「バーサーカークラスのサーヴァント」として召喚出来るのも此方である。 |
58行目: |
58行目: |
| ::妖精が全滅したのを見計らって活動を再開したトネリコは、空想樹を枯らして魔力を全て取り込み<ref group = "注">実はこの時本来なら「汎人類史のモルガン」のマスターだったベリルの存在も、「空想樹が健在である、既に滅亡している更地のブリテン異聞帯」を知る=パラドックスを招く(定義から外れる矛盾する要素の)存在であったため消滅させており、妖精國再興の折に'''姿形まで瓜二つな存在'''として蘇らせた。</ref>、サーヴァント召喚を応用する形で妖精國に住まう妖精を復活させ、名前を「モルガン」に戻し独力で妖精國を再興した。これが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」であり、同時に剪定事象である『異聞帯』からさらに枝分かれした特異点、通称'''『異聞世界』'''となった現在の「妖精國ブリテン」である。<br>2回目のブリテンにおいて國を再興した後は年号を「女王暦」と改め、妖精には全て妖精紋様と呼ばれる令呪のようなものを刻み、領土拡大のためという名目で年に一度「存在税」として定量の魔力を吸い上げ続け、従属に必要な人間の生産も徹底的に管理するといった冷酷な圧制で支配した。 | | ::妖精が全滅したのを見計らって活動を再開したトネリコは、空想樹を枯らして魔力を全て取り込み<ref group = "注">実はこの時本来なら「汎人類史のモルガン」のマスターだったベリルの存在も、「空想樹が健在である、既に滅亡している更地のブリテン異聞帯」を知る=パラドックスを招く(定義から外れる矛盾する要素の)存在であったため消滅させており、妖精國再興の折に'''姿形まで瓜二つな存在'''として蘇らせた。</ref>、サーヴァント召喚を応用する形で妖精國に住まう妖精を復活させ、名前を「モルガン」に戻し独力で妖精國を再興した。これが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」であり、同時に剪定事象である『異聞帯』からさらに枝分かれした特異点、通称'''『異聞世界』'''となった現在の「妖精國ブリテン」である。<br>2回目のブリテンにおいて國を再興した後は年号を「女王暦」と改め、妖精には全て妖精紋様と呼ばれる令呪のようなものを刻み、領土拡大のためという名目で年に一度「存在税」として定量の魔力を吸い上げ続け、従属に必要な人間の生産も徹底的に管理するといった冷酷な圧制で支配した。 |
| ::そしてそれから2000年ほど経った後、女王歴2017年に鏡の氏族の予言による「予言の子」と「[[主人公 (Grand Order)|異邦の魔術師]]」が現れるも、当初はさほど脅威視していなかったらしく神造兵器および礼装の譲渡までは行かずとも『ノリッジの厄災』を払った労い替わりに'''1億QPを進呈'''<ref group = "注">シナリオ上の設定ではなく、次のクエスト進行で'''本当に支払われる'''。</ref>したり、戦闘態勢を取るベリルを強制的に抑え込んだりと、あくまでもキャメロット内では「賓客」としてあつかっていた。 | | ::そしてそれから2000年ほど経った後、女王歴2017年に鏡の氏族の予言による「予言の子」と「[[主人公 (Grand Order)|異邦の魔術師]]」が現れるも、当初はさほど脅威視していなかったらしく神造兵器および礼装の譲渡までは行かずとも『ノリッジの厄災』を払った労い替わりに'''1億QPを進呈'''<ref group = "注">シナリオ上の設定ではなく、次のクエスト進行で'''本当に支払われる'''。</ref>したり、戦闘態勢を取るベリルを強制的に抑え込んだりと、あくまでもキャメロット内では「賓客」としてあつかっていた。 |
− | :: だが、一行が「巡礼の鐘」を鳴らしつつロンディニウムの円卓軍、各地で組織されていた反乱軍や北の妖精「王の氏族」族長のノクナレアを味方につけた事により宣言通り敵対し、キャメロットへの奇襲攻撃をきっかけとしてついに全面対決となる。戦そのものは女王軍が劣勢になった所で反乱軍の兵士を自分と同等の能力を持つ分身を何人も生み出す事で全て薙ぎ払い、その様に圧倒された主人公達が戦意喪失する一歩手前まで追い詰めたが、玉座の間に戻りかけた所で乱心状態のまま現れたウッドワスに重傷を負わされ、満身創痍となってもなお妖精國の女王の威圧を崩さないまま反旗を翻した[[スプリガン]]を制するが、人質にされた瀕死の[[妖精騎士トリスタン|バーヴァン・シー]]の姿を見て動揺。さらにはそこへオーロラによる「真実の告白」という名目の全域への虚言混じりの吹聴が重なり、周囲の上級妖精によって'''「自分が玉座に戻らなければブリテンは滅んでしまう」'''と言う最期の言葉も聞き入れられないまま惨たらしく殺害されてしまった。誰も耳を貸す事が無かったその哀願はただの命乞いではなく、もしノクナレアという次期女王が存在しなかったと仮定すれば純然たる事実であり、一度は大厄災で滅んだ妖精國が今日まで復興していたのも、「妖精は死んだら次代が生まれる」と言うシステムが変わらずに機能し続けていたのも、モルガンがサーヴァントのような形で召喚していたためだった。また「炎の厄災」「獣の厄災」が現れていないのも、その元凶に円卓の騎士の<ruby><rb>着名</rb><rt>ギフト</rt></ruby>を与えることで封印していたからであり、キャメロットの城が大穴の隣にあるのも、大穴に面した城壁に12門ものロンゴミニアドが設置されている<ref group = "注">モルガンが妖精達から吸い上げていた魔力は、むしろこの装置の起動と維持の為に使用されていた可能性が高い。</ref>のも、大穴の底にある[[ケルヌンノス|呪いの元凶]]を撃ち滅ぼすためであった。かくしてモルガンと、彼女のシステムを本来引き継ぐはずだったノクナレアを立て続けに喪った妖精國は、押さえつけていたそれらすべての厄災が同時に噴出し、瞬く間に終焉の末路を辿ることになった。 | + | :: だが、一行が「巡礼の鐘」を鳴らしつつロンディニウムの円卓軍、各地で組織されていた反乱軍や北の妖精「王の氏族」族長のノクナレアを味方につけた事により宣言通り敵対し、キャメロットへの奇襲攻撃をきっかけとしてついに全面対決となる。戦そのものは女王軍が劣勢になった所で反乱軍の兵士を自分と同等の能力を持つ分身を何人も生み出す事で全て薙ぎ払い、その様に圧倒された主人公達が戦意喪失する一歩手前まで追い詰めたが、玉座の間に戻りかけた所で乱心状態のまま現れたウッドワスに重傷を負わされ、満身創痍となってもなお妖精國の女王の威圧を崩さないまま反旗を翻した[[スプリガン]]を制するが、人質にされた瀕死の[[妖精騎士トリスタン|バーヴァン・シー]]の姿を見せつけられ動揺。さらにはそこへオーロラによる「真実の告白」という名目の全域への虚言混じりの吹聴が重なり、周囲の上級妖精によって'''「自分が玉座に戻らなければブリテンは滅んでしまう」'''と言う最期の言葉も聞き入れられないまま惨たらしく殺害されてしまった。誰も耳を貸す事が無かったその哀願はただの命乞いではなく、もしノクナレアという次期女王が存在しなかったと仮定すれば純然たる事実であり、一度は大厄災で滅んだ妖精國が今日まで復興していたのも、「妖精は死んだら次代が生まれる」と言うシステムが変わらずに機能し続けていたのも、モルガンがサーヴァントのような形で召喚していたためだった。また「炎の厄災」「獣の厄災」が現れていないのも、その元凶に円卓の騎士の<ruby><rb>着名</rb><rt>ギフト</rt></ruby>を与えることで封印していたからであり、キャメロットの城が大穴の隣にあるのも、大穴に面した城壁に12門ものロンゴミニアドが設置されている<ref group = "注">モルガンが妖精達から吸い上げていた魔力は、むしろこの装置の起動と維持の為に使用されていた可能性が高い。</ref>のも、大穴の底にある[[ケルヌンノス|呪いの元凶]]を撃ち滅ぼすためであった。かくしてモルガンと、彼女のシステムを本来引き継ぐはずだったノクナレアを立て続けに喪った妖精國は、押さえつけていたそれらすべての厄災が同時に噴出し、瞬く間に終焉の末路を辿ることになった。 |
| | | |
| ;人物 | | ;人物 |