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| | 地域 = | | | 地域 = |
| | 属性 = 秩序・中庸 | | | 属性 = 秩序・中庸 |
− | | 隠し属性 = | + | | 副属性 = |
| | 性別 = 男性 | | | 性別 = 男性 |
| | スリーサイズ = | | | スリーサイズ = |
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| | レア度 = | | | レア度 = |
| }} | | }} |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
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| :互いに本気ではない腕試しであるが、エルキドゥの無数の武具相手に鎧も纏わずに素手や木の枝だけで対抗し、実力を認められている。 | | :互いに本気ではない腕試しであるが、エルキドゥの無数の武具相手に鎧も纏わずに素手や木の枝だけで対抗し、実力を認められている。 |
| :また、初めて弾いたギターで一流プロ並みの演奏を披露したりと、多方面に才能を発揮している。 | | :また、初めて弾いたギターで一流プロ並みの演奏を披露したりと、多方面に才能を発揮している。 |
| + | :作中言及されている限りでは、セイバーの他にライダーとバーサーカーのクラス適正を持つ。ライダークラスの場合、軍団の力を扱うことができるようだ。どちらの場合も、セイバークラスの時ほど自由奔放な性格ではないらしい。 |
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| == ステータス == | | == ステータス == |
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| :彼は故国の祖王たるアーサー・ペンドラゴンを敬愛しており、幼少の頃から寝物語でアーサー王と円卓の騎士達の伝説を聞いて育ち、城で楽師達が奏でる音楽は決まってアーサー王を讃える歌であった。 | | :彼は故国の祖王たるアーサー・ペンドラゴンを敬愛しており、幼少の頃から寝物語でアーサー王と円卓の騎士達の伝説を聞いて育ち、城で楽師達が奏でる音楽は決まってアーサー王を讃える歌であった。 |
| :若い頃は放蕩するフリをしてアーサー王の遺産を探索していた説もあった他、戦場や日常問わず、剣を初めに自分の手に持って闘えるモノ全てに「エクスカリバー」と名付けたほど。 | | :若い頃は放蕩するフリをしてアーサー王の遺産を探索していた説もあった他、戦場や日常問わず、剣を初めに自分の手に持って闘えるモノ全てに「エクスカリバー」と名付けたほど。 |
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− | ;従属させている七つの魂
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− | :現在判明しているのは「ロクスレイ」、「ウィリアム」、「ピエール・バジル」の三名だが、これはそれぞれリチャード一世を陰ながら支援した[[ロビンフッド]]ことロバート・ロクスレイ、一度はリチャード一世をも打ち負かした英国最強騎士ウィリアム・マーシャル、そしてリチャード一世を射殺した若き弓兵ピエール・バジルだと思われる。
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| :ライダーの結界内で一時的に共闘する。 | | :ライダーの結界内で一時的に共闘する。 |
| :実弟と同じ名前であること知りフレンドリーに接するが、リチャードの真名を把握していないジョンからは警戒された。 | | :実弟と同じ名前であること知りフレンドリーに接するが、リチャードの真名を把握していないジョンからは警戒された。 |
| + | ;[[バズディロット・コーデリオン]] |
| + | :真アーチャーのマスター。 |
| + | :一度交戦しかけるが相手もまた並々ならぬ決意を持っている事を理解し、その場での戦いは現れた[[オーランド・リーヴ]]らに任せ、当代の獅子心(コーデリオン)と杯を交わせなかった事を惜しみながら去っていった。 |
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| === 「円き十字に獅子を奏で」の従者達 === | | === 「円き十字に獅子を奏で」の従者達 === |
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| ;「俺の事はとりあえずセイバーと呼んでくれ。恩人に名乗らぬままなのは不名誉ではあるが、いずれ機を見て真名は教えよう」<br>「君も教えてくれないか。どうしてあんな場所にいたのか、<br> その刺青は――…」<br>「……すまない」<br>「まずは君の名前を教えてくれ」 | | ;「俺の事はとりあえずセイバーと呼んでくれ。恩人に名乗らぬままなのは不名誉ではあるが、いずれ機を見て真名は教えよう」<br>「君も教えてくれないか。どうしてあんな場所にいたのか、<br> その刺青は――…」<br>「……すまない」<br>「まずは君の名前を教えてくれ」 |
| :質問をする前に、まだ一番大切なことを教えてもらっていないことに気付く。 | | :質問をする前に、まだ一番大切なことを教えてもらっていないことに気付く。 |
| + | |
| + | ;「我が名はリチャード! ノルマンディーの君主にしてイングランドの王である!」<br>「ま、死んだ今となっちゃどっちも『元だが』」<br>「真名や立場よりも……『<ruby><rb>獅子心王</rb><rt>ライオンハート</rt></ruby>』の通り名の方が有名かもしれないな」 |
| + | :正式なマスターでもない自分に真名を教えることを真剣に止めにかかるアヤカを尻目に堂々と名乗りを上げる。良くも悪くも空気を読まないサーヴァント。 |
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| ;「一度やってみたかったんだ。『騎士は徒手にて死せず』と言って、拾った枝一本で敵を打ち払った、湖の騎士の真似事をな」 | | ;「一度やってみたかったんだ。『騎士は徒手にて死せず』と言って、拾った枝一本で敵を打ち払った、湖の騎士の真似事をな」 |
| :ランサーに対して、拾った木の枝を構えて。 | | :ランサーに対して、拾った木の枝を構えて。 |
| :アーサー王フリークなだけあって、[[ランスロット]]の逸話にも詳しい。そして宝具名となった言葉も、彼の聞いた物語の中では一種の決め台詞のようである。 | | :アーサー王フリークなだけあって、[[ランスロット]]の逸話にも詳しい。そして宝具名となった言葉も、彼の聞いた物語の中では一種の決め台詞のようである。 |
| + | :…もし、[[妖精騎士ランスロット|異聞帯側のご先祖様]]がランスロットを名乗っていた事を知った場合、彼は正気を保てるのか否か。 |
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| == メモ == | | == メモ == |
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| **少なくとも、1273年頃に在位していたとされた[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]、呪腕以降の代である[[ハサン・サッバーハ〔百貌のハサン〕|百貌のハサン]]ではないことが分かる。 | | **少なくとも、1273年頃に在位していたとされた[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]、呪腕以降の代である[[ハサン・サッバーハ〔百貌のハサン〕|百貌のハサン]]ではないことが分かる。 |
| **初代である[[“山の翁”]]の活動時期が11世紀から12世紀にかけてであり、暗殺教団が1273年以降まで存続していたことを踏まえれば、比較的古い代の「山の翁」であったことが推測できる。 | | **初代である[[“山の翁”]]の活動時期が11世紀から12世紀にかけてであり、暗殺教団が1273年以降まで存続していたことを踏まえれば、比較的古い代の「山の翁」であったことが推測できる。 |
− | **史実上でこのポジションに相当する人物として、シリアのニザール派指導者「ラシード・ウッディーン・スィナーン」が存在する。実際は学者肌の人物であった、と伝えられる本来のハサン・サッバーハに対し、「暗殺教団」「山の老人」伝説の基となったラシードはより'''「Fate世界のハサン」'''に近い存在と言える。現状では作中においてサラディン共々実名の言及がされていないが、純粋な大人の事情なのかあるいはストーリー上の仕掛けなのか…? | + | **史実上でこのポジションに相当する人物として、シリアのニザール派指導者「ラシード・ウッディーン・スィナーン」が存在する。実際は学者肌の人物であった、と伝えられる本来のハサン・サッバーハに対し、「暗殺教団」「山の老人」伝説の基となったラシードはより'''「Fate世界のハサン」'''に近い存在と言える。作中においてサラディン共々実名の言及がされていないが、それが「この時の山の翁こそが[[ハサン・サッバーハ〔幽弋のハサン〕|真アサシン]]で、真名絞り込みを防ぐ為の仕掛けなのでは?」という裏読みにも繋がっていく事になる。 |
| *前述の通り生前に死徒と戦った経験のあるリチャードだが、彼が生きた12世紀(約800年前)は、[[ミハイル・ロア・バルダムヨォン]]の初代が生きていた時代と重なる。 | | *前述の通り生前に死徒と戦った経験のあるリチャードだが、彼が生きた12世紀(約800年前)は、[[ミハイル・ロア・バルダムヨォン]]の初代が生きていた時代と重なる。 |
| *『Grand Order』の六章の前日譚ではリチャード一世の名を名乗りながら、特徴が彼に全く共通しないサーヴァントが第六特異点に現れていた。偽者ではあるが、その実力は凄まじく「偽りの十字軍」を召喚して従え、「ギフトを与えられた円卓の騎士達が総がかりでやっても2,3人は確実に犠牲が出る」と評される魔人であった。最終的にはガレスに捨て身で押さえられたところをガウェインによって倒されるという末路を辿っている。この偽者のリチャードの正体は現時点では不明。竹箒日記でその概略に触れられたものの<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記2016/7/31]</ref>、『Grand Order』ゲーム本編では一切登場せず、魔術王に関わりがあるかどうかすら定かではない。 | | *『Grand Order』の六章の前日譚ではリチャード一世の名を名乗りながら、特徴が彼に全く共通しないサーヴァントが第六特異点に現れていた。偽者ではあるが、その実力は凄まじく「偽りの十字軍」を召喚して従え、「ギフトを与えられた円卓の騎士達が総がかりでやっても2,3人は確実に犠牲が出る」と評される魔人であった。最終的にはガレスに捨て身で押さえられたところをガウェインによって倒されるという末路を辿っている。この偽者のリチャードの正体は現時点では不明。竹箒日記でその概略に触れられたものの<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記2016/7/31]</ref>、『Grand Order』ゲーム本編では一切登場せず、魔術王に関わりがあるかどうかすら定かではない。 |
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| :史実におけるリチャード一世も音楽好きであり、お気に入りの吟遊詩人とともに詩を詠い合ったり、「囚われ人は決して(Ja nus hons pris)」という単旋律歌曲を作ったという逸話が残されている。また彼の伝説には、幽閉されたリチャードの安否と捕囚場所を知るため、捕えられた城壁の下でお気に入りの吟遊詩人が王の好きな歌を歌い、彼が歌い返すことでその場所を教えたというものがある。なにかと音楽に関するエピソードが多い英雄である。 | | :史実におけるリチャード一世も音楽好きであり、お気に入りの吟遊詩人とともに詩を詠い合ったり、「囚われ人は決して(Ja nus hons pris)」という単旋律歌曲を作ったという逸話が残されている。また彼の伝説には、幽閉されたリチャードの安否と捕囚場所を知るため、捕えられた城壁の下でお気に入りの吟遊詩人が王の好きな歌を歌い、彼が歌い返すことでその場所を教えたというものがある。なにかと音楽に関するエピソードが多い英雄である。 |
| :ちなみに、作中でセイバーがエレキギターの即興演奏をした際の発言で「ヘマをやらかして捕まった時に気まぐれで作った曲のリズムを少し速くしてみた」と語っていたことから、型月世界でも幽閉時の伝説は健在な様子。 | | :ちなみに、作中でセイバーがエレキギターの即興演奏をした際の発言で「ヘマをやらかして捕まった時に気まぐれで作った曲のリズムを少し速くしてみた」と語っていたことから、型月世界でも幽閉時の伝説は健在な様子。 |
| + | :なお、「獅子心王」=ライオンハートはアメリカのプロレスラー、クリス・ジェリコが日本を主戦場にしていた頃のリングネーム<ref group="注">メディア上の表記は中黒込みの「ライオン・ハート」。また、メキシコではスペイン語読みの「コラソン・デ・レオン」を名乗っている。</ref>としても知られているが、このジェリコも音楽に造詣が深く、自らバンド「フォジー(Fozzy)」を結成してアルバムリリースやツアーを行う二刀流を実践している。そして、彼らの4枚目のアルバムタイトルはその名も「Chasing the Grail(='''聖杯'''を追いかけて)」である。 |
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| ;悪逆非道の王? | | ;悪逆非道の王? |
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| :史実におけるリチャード一世はその勇猛さゆえイスラム諸国から恐れられており、伝承では上陸のために船を着ける前に海へと飛び込み、手にした斧で寄せ来る敵兵を片っ端から殺していった話が残されている。また、イスラエル北部のアッコンにて捕虜(女性と子ども含む)約3000人を殺したことから、アラブ地域では言うことを聞かない子供に「リチャード王が捕まえにくるぞ」という脅し文句が生まれた。 | | :史実におけるリチャード一世はその勇猛さゆえイスラム諸国から恐れられており、伝承では上陸のために船を着ける前に海へと飛び込み、手にした斧で寄せ来る敵兵を片っ端から殺していった話が残されている。また、イスラエル北部のアッコンにて捕虜(女性と子ども含む)約3000人を殺したことから、アラブ地域では言うことを聞かない子供に「リチャード王が捕まえにくるぞ」という脅し文句が生まれた。 |
| :型月世界においてもこのような蛮行を働いているかどうかは定かではないが、リチャード自身の口から敵から恐れられた話を、やや自虐的な様子で語っているため、なにかしら思うところはあるのだろう。 | | :型月世界においてもこのような蛮行を働いているかどうかは定かではないが、リチャード自身の口から敵から恐れられた話を、やや自虐的な様子で語っているため、なにかしら思うところはあるのだろう。 |
| + | :実際、サンジェルマン曰くセイバー霊基だから本編のような状態であり、ライダー霊基やバーサーカー霊基だとだいぶ厄介な事になっていたとか。 |
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