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| === 地域 === | | === 地域 === |
− | 領地を治めている氏族長はそれぞれの価値観・思考の違いから統治方法が全く異なる一種の『都市国家』と化しており、それらによる制約や規則の関係でかなり特色に偏りが生じている。<br>ここでは各都市・地域を北から順番<ref group="出">『TYPE-MOONエースVOL.14』別冊付録『Fate/Grand Order Lostbelt No.6: Fae Round Table Domain, Avalon le Fae Remittance』p.13 妖精國MAP。</ref>に分けて記述する。
| + | 領地を治めている氏族長それぞれの価値観・思考の違いから領地ごとに統治方法が全く異なり、それらは一種の『都市国家』と化している。そのほとんどに共通する制約や規則の関係により、地域ごとの特色の偏りが激しい。<br>ここでは各都市・地域を北から順番<ref group="出">『TYPE-MOONエースVOL.14』別冊付録『Fate/Grand Order Lostbelt No.6: Fae Round Table Domain, Avalon le Fae Remittance』p.13 妖精國MAP。</ref>に分けて記述する。 |
| ;エディンバラ | | ;エディンバラ |
| :[[ノクナレア]]率いる王の氏族が暮らす女王都市。廃墟となったオークニーを除けば一番真北にあり、気候そのものもあちらの影響を受けているのか気温は比較的低く、外は薄く雪らしきものが積もっている。 | | :[[ノクナレア]]率いる王の氏族が暮らす女王都市。廃墟となったオークニーを除けば一番真北にあり、気候そのものもあちらの影響を受けているのか気温は比較的低く、外は薄く雪らしきものが積もっている。 |
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| :これらの為政も全て'''妖精に限定したもの'''であり、人間に対し尊厳や権利などは一切認められておらず、国家資源として北部平原で栽培している板チョコが直接生えているチョコレート畑へ労働用の奴隷として送られてしまう。 | | :これらの為政も全て'''妖精に限定したもの'''であり、人間に対し尊厳や権利などは一切認められておらず、国家資源として北部平原で栽培している板チョコが直接生えているチョコレート畑へ労働用の奴隷として送られてしまう。 |
| ;シェフィールド | | ;シェフィールド |
− | :[[ボガード]]が統治する島北部の城塞都市。旧ダーリントン跡手前の小高い丘の上にある。 | + | :[[ボガード]]が統治していた島北部の城塞都市。旧ダーリントン跡手前の小高い丘の上にある。 |
| :スプリガンのやり方に異議を唱え追い出された妖精達が、同じくノリッジを追われたボガードと共に元々戦争で荒地と化していた場所を再建し領地とした地域。 | | :スプリガンのやり方に異議を唱え追い出された妖精達が、同じくノリッジを追われたボガードと共に元々戦争で荒地と化していた場所を再建し領地とした地域。 |
| :彼自身の性質故か特に厳しい制約はなく、人間と妖精が対等に暮らしている。 | | :彼自身の性質故か特に厳しい制約はなく、人間と妖精が対等に暮らしている。 |
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| ;グロスター | | ;グロスター |
| :[[ムリアン]]が統治する商業都市。キャメロットから真西に進んだ方角に位置する「妖精の街」。 | | :[[ムリアン]]が統治する商業都市。キャメロットから真西に進んだ方角に位置する「妖精の街」。 |
− | :彼女の強力な『妖精領域』によって街全体が蜃気楼に覆われ、建造物は遠くに行くほど大きく見え、近くに行けば逆に小さく見える構造になっており、天候も目まぐるしく変わる。また、領地内での暴力による争い防止のため『'''強さの否定'''』を掟とし、街に入ったものは'''力がLv1以下にまで巻き戻されてしまう'''。 | + | :彼女の強力な『妖精領域』によって街全体が蜃気楼に覆われ、建造物は遠くに行くほど大きく見え、近くに行けば逆に小さく見える構造になっており、天候も目まぐるしく変わる。また、領地内での暴力による争い防止のため『'''強さの否定'''』を掟とし、街に入ったものは'''力がLv1相当にまで巻き戻されてしまう'''。 |
| :妖精國ブリテンの『流行』を一手に引き受けていると考えても他言ではなく、ノリッジを筆頭に他の都市からの出店も多いが、その分競争率も激しく、流行り廃りの移り変わりも著しい。 | | :妖精國ブリテンの『流行』を一手に引き受けていると考えても他言ではなく、ノリッジを筆頭に他の都市からの出店も多いが、その分競争率も激しく、流行り廃りの移り変わりも著しい。 |
| :ムリアンの住居も兼ねた宮殿では大規模なオークションの他、ブリテンの中でも特に選ばれた妖精しか招かれない豪華な<ruby><rb>妖精舞踏会</rb><rt>フェアリウム</rt></ruby>が開かれている。 | | :ムリアンの住居も兼ねた宮殿では大規模なオークションの他、ブリテンの中でも特に選ばれた妖精しか招かれない豪華な<ruby><rb>妖精舞踏会</rb><rt>フェアリウム</rt></ruby>が開かれている。 |
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| ;ノリッジ | | ;ノリッジ |
| :[[スプリガン]]が統治するブリテン唯一の港町。一番真東にある。 | | :[[スプリガン]]が統治するブリテン唯一の港町。一番真東にある。 |
− | :住民のほとんどが鍛治職を得意とする土の氏族と鉄の武器を作る人間で構成されているためか、数少ない人間と妖精の対等と共存を掲げており、掟も職人気質と堅気に準じた組合(ギルド)のそれに近い。 | + | :住民のほとんどが鍛治職を得意とする土の氏族と鉄の武器を作る人間で構成されており、現存する中で数少ない人間と妖精の対等と共存を掲げる領地で、掟も職人気質と堅気に準じた組合(ギルド)のそれに近い。 |
− | : 武器や装飾における品質はブリテン一であり、グロスターを筆頭に彼方此方から需要がくるが、一方で妖精を傷つける代物でもある為に一度はモルガンに製造禁止令を出されたが、直訴の末に認められた。 | + | : 武器や装飾における品質は妖精國随一であり、グロスターを筆頭に彼方此方から需要がくるが、一方で妖精を傷つける代物でもある為に一度はモルガンに製造禁止令を出されたが、直訴の末に認められた。 |
| :かつてはスプリガンとキャップレスが運営する総合デパートがあったが現在は閉店し、代わりに「伯爵」なる人物が運営する店が勢力を伸ばしている。 | | :かつてはスプリガンとキャップレスが運営する総合デパートがあったが現在は閉店し、代わりに「伯爵」なる人物が運営する店が勢力を伸ばしている。 |
| ;ロンディニウム | | ;ロンディニウム |
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| :辺り一面赤や金色に紅葉した葉をつけた木々や草が生い茂っている事から「秋の森」とも呼ばれている。 | | :辺り一面赤や金色に紅葉した葉をつけた木々や草が生い茂っている事から「秋の森」とも呼ばれている。 |
| :人間の文明が持ち込まれていないありのままの自然の姿を保っており、木に生っている果物1つに至るまで『神秘』が宿っている。 | | :人間の文明が持ち込まれていないありのままの自然の姿を保っており、木に生っている果物1つに至るまで『神秘』が宿っている。 |
− | :住んでいる妖精達はみな力が弱く人語も話せないため、普通の人はなにを言っているか聞き取れず、彼らの言語を解せるのは森の主たるオベロンだけである。 | + | :一方で住んでいる妖精達はみな力が弱く人語も話せないため、普通の人はなにを言っているか聞き取れず、彼らの言語を解せるのは森の主たるオベロンだけである。 |
| ;コーンウォール | | ;コーンウォール |
| :カルデア一行が最初に上陸すると同時に[[トリスタン]]と合流した地域。ブリテンの南西端にある。 | | :カルデア一行が最初に上陸すると同時に[[トリスタン]]と合流した地域。ブリテンの南西端にある。 |
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| ;オークニー | | ;オークニー |
| :雨の氏族が統治していた最果ての都市。同時に最初の予言の子・・・『楽園の妖精』ヴィヴィアンが流れ着いた場所。最北端にある。 | | :雨の氏族が統治していた最果ての都市。同時に最初の予言の子・・・『楽園の妖精』ヴィヴィアンが流れ着いた場所。最北端にある。 |
− | :妖精暦4000年に他の氏族達によって滅ぼされて以降廃墟となっており、空は常に曇り、雨の氏族の悲しみと謝罪の涙が雪となって振り続けているため、一帯が積雪の絶えない寒冷地となっている。 | + | :妖精暦4000年に他の氏族達によって滅ぼされて以降廃墟となっており、空は常に曇り、雨の氏族の悲しみと謝罪の涙が雪となって降り続けているため、一帯が積雪の絶えない寒冷地となっている。 |
| :現在はロンディニウムに安置された、ブリテン異聞帯には本来いない筈の「神」を現した宗教壁画が描き遺されている。 | | :現在はロンディニウムに安置された、ブリテン異聞帯には本来いない筈の「神」を現した宗教壁画が描き遺されている。 |
| ;湖水地方 | | ;湖水地方 |
| :鏡の氏族が統治していた地域。オークニーから南西に下りた所にある。 | | :鏡の氏族が統治していた地域。オークニーから南西に下りた所にある。 |
| :元々は王の氏族の前身たる北の妖精が暮らしていたが、妖精暦6000年の『春の戦争』と呼ばれる争いで南の妖精が奪って手に入れた。 | | :元々は王の氏族の前身たる北の妖精が暮らしていたが、妖精暦6000年の『春の戦争』と呼ばれる争いで南の妖精が奪って手に入れた。 |
− | :汎人類史にも存在していた境界の竜アルビオンの骨格が湖に沈んでおり、鏡の氏族達は「骨々さま」と呼んで大切に祀っている。その一方で湖水は腐り落ちた屍肉が長年浸っていたうえに、『春の戦争』で皆殺しにされた北の妖精の怨念が渦巻き、淀んだ猛毒の沼と化している。 | + | :汎人類史にも存在していた境界の竜アルビオンの骨格が湖に沈んでおり、鏡の氏族達は「骨々さま」と呼んで大切に祀っている。しかしながら湖水は腐り落ちた屍肉が長年浸っていたうえに、『春の戦争』で皆殺しにされた北の妖精の怨念が渦巻き、淀んだ猛毒の沼と化している。 |
− | :対岸には枯死した空想樹「セイファート」がある。 | + | :対岸には枯死した空想樹「セイファート」の跡がある。 |
| ;涙の河 | | ;涙の河 |
| :オックスフォードから東にある河川で、通称『ドラケイの河』。 | | :オックスフォードから東にある河川で、通称『ドラケイの河』。 |
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| これらの都市のうち、ノリッジ、ソールズベリー、グロスター、オークニー、オックスフォードには予言にも記されている『巡礼の鐘』と呼ばれる「6翅の亜鈴」が遺した鐘が安置された鐘撞き堂があり、領主はこの鐘の番人も兼任している。そして各地にあるこの場合を訪れては鐘を鳴らす旅の事を『巡礼の旅』と呼び、予言の子はこれを成し遂げる事が役割だという。<br>この他にも持ち主や意図は不明だが、巨大な蜂の巣やサザエ、鳥の巣、じゃがいも状の岩などがあちこちにある。また、どの領主と領地にも属さない、或いは事情によって溢れた妖精達によって構成された小規模の<ruby><rb>森</rb><rt>むら</rt></ruby>が所々に散らばる形で存在している。 | | これらの都市のうち、ノリッジ、ソールズベリー、グロスター、オークニー、オックスフォードには予言にも記されている『巡礼の鐘』と呼ばれる「6翅の亜鈴」が遺した鐘が安置された鐘撞き堂があり、領主はこの鐘の番人も兼任している。そして各地にあるこの場合を訪れては鐘を鳴らす旅の事を『巡礼の旅』と呼び、予言の子はこれを成し遂げる事が役割だという。<br>この他にも持ち主や意図は不明だが、巨大な蜂の巣やサザエ、鳥の巣、じゃがいも状の岩などがあちこちにある。また、どの領主と領地にも属さない、或いは事情によって溢れた妖精達によって構成された小規模の<ruby><rb>森</rb><rt>むら</rt></ruby>が所々に散らばる形で存在している。 |
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− | 一見すると各都市は発展しているように見えるが、実のところは妖精が本能的にもっている閉鎖的な娯楽価値観<ref group="注">端的に説明すると「今いる街の中でのんびり暮らしている方が楽しいから、外の事など気にしなくてもいい」、「他の街と同じものをわざわざ拵える必要はない」という感覚に近い。</ref>故に生活物資量の格差が激しく、商人や目新しいもの好き、或いは領主の掟に耐えられなかったり反発して逃亡した者を除けば、氏族長はまだしも都市の住民による交流は殆どない。地域特色の偏りが顕著なのはこれに起因している。 | + | 一見すると各都市は発展しているように見えるが、実のところは妖精が本能的にもっている閉鎖的な娯楽価値観<ref group="注">端的に説明すると「今いる街の中でのんびり暮らしている方が楽しいから、外の事など気にしなくてもいい」、「他の街と同じものをわざわざ拵える必要はない」という感覚に近い。</ref>故に、都市の住民による交流はほぼ全くない。地域特色の偏りや物資格差が顕著なのはこれに起因しており、例外は商人や目新しいもの好き、或いは領主の掟に耐えられなかったり反発して逃亡した者、あるいは氏族長同士である。 |
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| === 住民 === | | === 住民 === |