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| :魔術協会においては、16世紀に冠位魔術師・アステア率いるチームが調査に赴いた結果、アステア一人が帰還。現在の紀における地球の生命では何一つ及ばない、と言い残して彼は結晶化し、時計塔学院長によって件の生物が「ORT」と命名されたという経緯が伝わっている。現代ではある程度信じられている怪談のような扱い。 | | :魔術協会においては、16世紀に冠位魔術師・アステア率いるチームが調査に赴いた結果、アステア一人が帰還。現在の紀における地球の生命では何一つ及ばない、と言い残して彼は結晶化し、時計塔学院長によって件の生物が「ORT」と命名されたという経緯が伝わっている。現代ではある程度信じられている怪談のような扱い。 |
| ;人物 | | ;人物 |
− | :強いて言えばクリスタルでできた巨大な蜘蛛のような姿。正面から見ると下半身多足の人型のようにも見える。大前足・小前足・小後足・中後足・大後足が2本づつ、計10本足。変形可能で、背負っている巨大な円盤状のものに、身体や足をすっぽり納められる。<br />地球文化を学ぶことは決してないが、捕食した生物を一部擬態する能力はあるらしい(ただしあくまで擬態であり、有り態に言えば単なるリピート行為にすぎない)。ORT的には、捕食した地球生物の中で前五位の味が一番濃かったそうな。 | + | :強いて言えばクリスタルでできた巨大な蜘蛛のような姿。正面から見ると下半身多足の人型のようにも見える。大前足・小前足・小後足・中後足・大後足が2本づつ、計10本足。変形可能で、背負っている巨大な円盤状のものに、身体や足をすっぽり納められる。 |
| + | :しかし銀色のボディ部分は本体ではなく、その後ろの光輪の内部にある緑色の炎部分が本体。銀色のボディ部分はあくまでORTの老廃物が分離したカケラである。その状態から最終的に緑色の炎があふれ出て、地球半分の蜘蛛の巣状に6本の腕を伸ばした吸血円盤になるとのこと。<ref group ="出">[[TYPE-MOONエース]] Vol.15 P.045</ref> |
| + | :地球文化を学ぶことは決してないが、捕食した生物を一部擬態する能力はあるらしい(ただしあくまで擬態であり、有り態に言えば単なるリピート行為にすぎない)。ORT的には、捕食した地球生物の中で前五位の味が一番濃かったそうな。 |
| ;能力 | | ;能力 |
− | :攻性生物として次元違いの能力を有する。水星のアルテミット・ワン。<br />死という概念がないため、[[直死の魔眼]]の効果も受け付けない。倒すならば物理的に破壊するしかない。だが地上のいかなる物質より硬く、柔らかで、温度耐性があり、鋭い、というトンデモない外皮に覆われている。地球で戦う限り弱点はない、という。<br />「[[固有結界|侵食固有結界]]」と表現される特殊能力、「水晶渓谷」を持つ。おぞましくも美しい、異星風景の侵略。地球を異星に塗り替える侵略者(インベイダー)。そこに居るだけで物理法則を改竄し、もともとORTの住んでいた環境に変化させる。<br />証言者が証言者だけにどこまで参考になるのかはわからないが、会いに行った[[ネコアルク|某バケネコ]]曰く「美しいクリスタルの彫像に変化させられそうになった」らしい。 | + | :攻性生物として次元違いの能力を有する。水星のアルテミット・ワン。 |
| + | :死という概念がないため、[[直死の魔眼]]の効果も受け付けない。倒すならば物理的に破壊するしかない。だが地上のいかなる物質より硬く、柔らかで、温度耐性があり、鋭い、というトンデモない外皮に覆われている。地球で戦う限り弱点はない、という。 |
| + | :「[[固有結界|侵食固有結界]]」と表現される特殊能力、「水晶渓谷」を持つ。おぞましくも美しい、異星風景の侵略。地球を異星に塗り替える侵略者(インベイダー)。そこに居るだけで物理法則を改竄し、もともとORTの住んでいた環境に変化させる。 |
| + | :証言者が証言者だけにどこまで参考になるのかはわからないが、会いに行った[[ネコアルク|某バケネコ]]曰く「美しいクリスタルの彫像に変化させられそうになった」らしい。 |
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| == バリエーション == | | == バリエーション == |
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| *「水星(?)のアルテミット・ワン」という表記(「水星のアルテミット・ワン(?)」ではない)や、「地球からのSOSを受け取る最強種ではない」という設定について、一部のファンの間では『'''彗星の'''アルテミット・ワン』ではないかという考察がなされている。これは「水星」と「彗星」の読み仮名が同じであることによるミスリードもある他、太陽系を球殻状に取り巻いていると考えられる仮想的な天体群『'''オールトの雲'''』の仮説が根拠として挙げられる。これは太陽系から観測される長周期彗星・非周期彗星の軌道半径などから提唱された物で、実証的な観測はされていないものだが、存在を否定する反証も現在は提唱されていない天体群のこと。名称のオールト=ORT(提唱者であるオールト氏の綴りは「Oort」)に加え、雲=蜘蛛という読み仮名の一致もある。いうなれば「タイプ・オールト」説といったところか。 | | *「水星(?)のアルテミット・ワン」という表記(「水星のアルテミット・ワン(?)」ではない)や、「地球からのSOSを受け取る最強種ではない」という設定について、一部のファンの間では『'''彗星の'''アルテミット・ワン』ではないかという考察がなされている。これは「水星」と「彗星」の読み仮名が同じであることによるミスリードもある他、太陽系を球殻状に取り巻いていると考えられる仮想的な天体群『'''オールトの雲'''』の仮説が根拠として挙げられる。これは太陽系から観測される長周期彗星・非周期彗星の軌道半径などから提唱された物で、実証的な観測はされていないものだが、存在を否定する反証も現在は提唱されていない天体群のこと。名称のオールト=ORT(提唱者であるオールト氏の綴りは「Oort」)に加え、雲=蜘蛛という読み仮名の一致もある。いうなれば「タイプ・オールト」説といったところか。 |
| **そこから「地球がSOSを発信した際、たまたま受信出来る位置に入った彗星に潜んでいたアルテミット・ワンが誤受信してしまい、勘違いして地球に軌道を変えてやって来た」という考察がなされる事もある。 | | **そこから「地球がSOSを発信した際、たまたま受信出来る位置に入った彗星に潜んでいたアルテミット・ワンが誤受信してしまい、勘違いして地球に軌道を変えてやって来た」という考察がなされる事もある。 |
− | **奇しくも後に[[セファール|彗星から現れる侵略者]]の存在が確認されており、「彗星」から何かがやってくるという可能性は大いにあり得る話となった。そしてさらに後に『Fate/Grand Order』でも直接名指しはされていないが「オールトの雲から来たアルテミット・ワン」と言及されているので、ほぼ確定に近い可能性となっている。 | + | **奇しくも後に[[セファール|彗星から現れる侵略者]]の存在が確認されており、「彗星」から何かがやってくるという可能性は大いにあり得る話となった。そしてさらに後の『Fate/Grand Order』ではORTを指し「オールトの雲から飛来した」と言及され、確定情報となった。 |
| *後に登場したアステカの神霊である[[ケツァル・コアトル]]曰く、南米の神々の源流は白亜紀に地球に降ってきた細菌が現地に生物に憑依した存在だとか。また、彼/彼女が敵対していた[[テスカトリポカ]]が蜘蛛の化身を持っていた事から蜘蛛を嫌っている。そのため、同じ地球外出身の蜘蛛形態持ちとして、何らかの関係性が疑われている。 | | *後に登場したアステカの神霊である[[ケツァル・コアトル]]曰く、南米の神々の源流は白亜紀に地球に降ってきた細菌が現地に生物に憑依した存在だとか。また、彼/彼女が敵対していた[[テスカトリポカ]]が蜘蛛の化身を持っていた事から蜘蛛を嫌っている。そのため、同じ地球外出身の蜘蛛形態持ちとして、何らかの関係性が疑われている。 |
| + | **しかしテスカトリポカとORTが登場した『[[黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン]]』では特に蜘蛛繋がりの関係は言及されず、そもそも『Grand Order』では'''テスカトリポカの蜘蛛の化身の話が微塵も出てきていない'''。 |
| *月姫リメイクの際に二十七祖が一新されるという噂があり、リストラが危惧されていたが、引き続き第五位として数えられていることが判明した。死徒二十七祖たらしめる要素として「原理血戒」が導入されたが、おそらく前の第五位を捕食した際に丸ごと取り込んでしまったのだろう。 | | *月姫リメイクの際に二十七祖が一新されるという噂があり、リストラが危惧されていたが、引き続き第五位として数えられていることが判明した。死徒二十七祖たらしめる要素として「原理血戒」が導入されたが、おそらく前の第五位を捕食した際に丸ごと取り込んでしまったのだろう。 |
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