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:前編では[[オベロン]]に付き添われてやって来た主人公一行の事情に理解を示して協力を約束するなど、人間に厳しい事を言う側近の[[コーラル]]と比較してもかなり好意的に接していた。
 
:前編では[[オベロン]]に付き添われてやって来た主人公一行の事情に理解を示して協力を約束するなど、人間に厳しい事を言う側近の[[コーラル]]と比較してもかなり好意的に接していた。
 
:だが中盤から後編にかけて、一行がオーロラからの情報を手掛かりに[[マシュ・キリエライト|マシュ]]を探して人間牧場に向かった矢先[[妖精騎士ガウェイン]]を含めた[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]の兵士達と鉢合わせしたり、[[パーシヴァル]]達主力勢と共に遠征の最中に起きたロンディニウム陥落等、随所で不審な動きを見せており、円卓軍がキャメロットを侵攻した際には『風の報せ』を使って真偽を織り交ぜた情報を意図的に流す事で、王宮の上級妖精達に溜まっていたモルガンへの憎悪と不満を幇助させる形で反旗を翻させ、彼女を陥れて滅ぼしてしまった。
 
:だが中盤から後編にかけて、一行がオーロラからの情報を手掛かりに[[マシュ・キリエライト|マシュ]]を探して人間牧場に向かった矢先[[妖精騎士ガウェイン]]を含めた[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]の兵士達と鉢合わせしたり、[[パーシヴァル]]達主力勢と共に遠征の最中に起きたロンディニウム陥落等、随所で不審な動きを見せており、円卓軍がキャメロットを侵攻した際には『風の報せ』を使って真偽を織り交ぜた情報を意図的に流す事で、王宮の上級妖精達に溜まっていたモルガンへの憎悪と不満を幇助させる形で反旗を翻させ、彼女を陥れて滅ぼしてしまった。
:そして終編の戴冠式では、新しい女王に即位するはずだった[[ノクナレア]]の元へ、あらかじめ懐柔していた「王の氏族」に下っていた同胞を送り込み、エディンバラと彼女の『秘密』を公の場で暴露する事で弱体化させながら毒殺した後、『予言の子』と主人公達にそれらの罪を着せようとしたがその過程で「大厄災」が発生。鐘撞き堂で籠城している間に当初は秩序的な行動を取っていたソールズベリーの住民が暴動と内乱化し、状況がどんどん悪化していくも、当人は対策も何も取らずひたすら傍観を決め込み続ける。そこへ運命を共にするべく[[妖精騎士ランスロット|メリュジーヌ]]が駆けつけると、これ幸いと言わんばかりに「弱々しい人間しかいない<ruby><rb>外の世界</rb><rt>汎人類史</rt></ruby>へ一緒に逃げよう」と提案。だが、彼女はオーロラが持つ妖精の『本質』上、あちらの世界では到底生き延びる事など出来ないと一番よく理解していたため、何よりオーロラ自身を慮った末に自分なりの感謝と決別を込めた粛清によって致命傷を負わされてしまう。
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:そして崩壊編の戴冠式では、新しい女王に即位するはずだった[[ノクナレア]]の元へあらかじめ懐柔していた「王の氏族」に下っていた同胞を送り込み、エディンバラと彼女の『秘密』を公の場で暴露する事で弱体化させながら毒殺。
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:その後、『予言の子』と主人公達にそれらの罪を着せようとしたがその過程で「大厄災」が発生。鐘撞き堂で籠城している間に当初は秩序的な行動を取っていたソールズベリーの住民が暴動と内乱化し、状況がどんどん悪化していくも、当人は対策も何も取らずひたすら傍観を決め込み続ける。
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:そこへ運命を共にするべく[[妖精騎士ランスロット|メリュジーヌ]]が駆けつけると、これ幸いと言わんばかりに「弱々しい人間しかいない<ruby><rb>外の世界</rb><rt>汎人類史</rt></ruby>へ一緒に逃げよう」と提案。だが、彼女はオーロラが持つ妖精の『本質』上、あちらの世界では到底生き延びる事など出来ず、「このままでは彼女はただ醜く(自分を愛せなく)なっていって苦しませてしまう」と一番よく理解していたため、何よりオーロラ自身を慮った末に自分なりの感謝と決別を込めた粛清によって致命傷を負わされてしまう。
 
:その後も妖精國の崩壊間際まで半死半生で倒れたまま生き延び、既に全滅したソールズベリーの自室にて最期に自らを砕きながら空を舞うアルビオンに戻ったメリュジーヌを、羨望交じりに見上げながら息を引き取った。
 
:その後も妖精國の崩壊間際まで半死半生で倒れたまま生き延び、既に全滅したソールズベリーの自室にて最期に自らを砕きながら空を舞うアルビオンに戻ったメリュジーヌを、羨望交じりに見上げながら息を引き取った。
 
;人物
 
;人物
 
:まばゆい虹色の翅を持った非常に美しい女性であり、人間に対して厳しい態度を取るコーラルとは反対に何事に対しても鷹揚で好奇心旺盛。
 
:まばゆい虹色の翅を持った非常に美しい女性であり、人間に対して厳しい態度を取るコーラルとは反対に何事に対しても鷹揚で好奇心旺盛。
 
:一方で、風の氏族としての能力を最大限に悪用した腹黒い陰謀家としての面も持っており、これによって鏡の氏族すべてやモルガン、ノクナレアを含め数多くの有力者が死に追いやられた。
 
:一方で、風の氏族としての能力を最大限に悪用した腹黒い陰謀家としての面も持っており、これによって鏡の氏族すべてやモルガン、ノクナレアを含め数多くの有力者が死に追いやられた。
:しかし、彼女の本質は陰謀家ではなく'''「誰よりも一番に愛される」'''という妖精としての自身の目的のため、「その時自分を差し置いて輝ける存在を陥れて潰し、後になったら罪も行為も忘れ去ってしまう」というパターンで行動している、あまりにも自己愛に振り切れ過ぎた八方美人。それ故に感性そのものは''まるで子供のような「誰よりも妖精らしい妖精」''と称されている。
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:しかし、彼女の本質は陰謀家ではなく'''「誰よりも一番に愛される」'''という妖精としての自身の目的のため、「自分を愛してくれる環境、自分が一番でいられる世界」を維持しようとしているだけ。
:『そこにいるだけで完璧な存在』『誰よりも価値のある妖精』という風の氏族の特性を良くも悪くも最も顕著に現した存在であり、自分を高めることは全く知らないため、自分より目立つ者、自分を顧みず褒めようとしない者が現れれば、''誰であろうと後先考えることなく足を引っ張って引き摺り落とすか、間接的に粛清する形で排斥''し、それが例えその場におけるただ一時の瞬間であっても「自分が輝き、周囲から褒め称えられている」という状況を最優先に保ち続けることが彼女の行動指針の全てであり、そのためなら刹那的に危険な行為も躊躇いなく行う。同時に善悪の認識だけでなく、損得勘定や責務などといった社会観念を露ほども持ち合わせておらず、自らの些細な言動がきっかけで予想以上の犠牲者が出たり事を荒立てたとしても、自分が原因だとは思わないまま放棄し「周りが何とかしてくれる」とひたすら他人に任せっぱなしにしてしまう。
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:そのために「自分を差し置いて輝ける存在を陥れて潰し、後になったら罪も行為も忘れ去ってしまう」というパターンで行動している、あまりにも自己愛に振り切れ過ぎた八方美人。それ故に感性そのものは''まるで子供のような「誰よりも妖精らしい妖精」''と称されている。
:あらゆる言動を当人さえ「真実」だと本気で思い込むほどに自己否定を全くしない上、領民たる妖精は元から疑うことを知らない者達ばかりなのに加え、人間の方も崇拝から来る極端な選民思想に染っていることも『オーロラがそう言うのだから本当』という思い込みを後押ししているため、口からの出任せなのかどうかの判断はよほど知恵の回る者に限られる。さらに強大な能力・権力を持つため彼女の『本質』を知り得るものはまず一番長く身近に居続けられる者に限られるので、未然にオーロラの本性を看破できた者は片手程度しか存在しなかった。<br/>そのうち[[オベロン]]は彼女との会話で「最も汎人類史の妖精に近い存在」「もっとも無垢な簒奪者」「加害者であり傍観者でもあったからここまで生きてこられた」と告げている他、メリュジーヌからは「オーロラが『一番輝ける存在』でいられるのは、本人と同じく純粋無垢に善悪を楽しむ者達がいるブリテン異聞帯だけ」と断言されている様に、オーロラの幼稚な性質と言動は汎人類史に移り住めた場合、「周りを貶めるしか能のない毒婦」としてあちらの人間及び妖精社会から爪弾きにされることは目に見えており、万が一上手くいったとしてもそれは運良く幸先がよかっただけの事でしかなく、時が経つにつれオーロラの本性が周囲に露わになれば、ゆくゆくは翅はおろか姿形も瞬く間に落ちぶれていき、されどモースとして死ぬ事も自己愛の強さから自害および発狂も出来ないまま、醜くなった姿を毎朝鏡の前でひたすら嘆きながら「明日になれば終わる」と都合のいい言葉でその場を誤魔化して心を殺す、惨めで地獄に等しい日々を送る羽目になるだろうと予想されていた。
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:あらゆる行動が「自分の益になるものを作る」ためで、優れた為政者のように振る舞っているがやっている事は「他勢力の足を引っ張り、事態を悪化させる」というもの。結果としてブリテンの滅びは早まっていく。
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:『そこにいるだけで完璧な存在』『誰よりも価値のある妖精』という風の氏族の特性を良くも悪くも最も顕著に現した存在であり、自分を高めることは全く知らないため、自分より目立つ者、自分を顧みず褒めようとしない者が現れれば、''誰であろうと後先考えることなく足を引っ張って引き摺り落とすか、間接的に粛清する形で排斥''し、それが例えその場におけるただ一時の瞬間であっても「自分が輝き、周囲から褒め称えられている」という状況を最優先に保ち続けることが彼女の行動指針の全てであり、そのためなら刹那的に危険な行為も躊躇いなく行う。
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:同時に善悪の認識だけでなく、損得勘定や責務などといった社会観念を露ほども持ち合わせておらず、自らの些細な言動がきっかけで予想以上の犠牲者が出たり事を荒立てたとしても、自分が原因だとは思わないまま放棄し「周りが何とかしてくれる」とひたすら他人に任せっぱなしにしてしまう。
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:あらゆる言動を当人さえ「真実」だと本気で思い込むほどに自己否定を全くしない上、領民たる妖精は元から疑うことを知らない者達ばかりなのに加え、人間の方も崇拝から来る極端な選民思想に染っていることも『オーロラがそう言うのだから本当』という思い込みを後押ししているため、口からの出任せなのかどうかの判断はよほど知恵の回る者に限られる。さらに強大な能力・権力を持つため彼女の『本質』を知り得るものはまず一番長く身近に居続けられる者に限られるので、未然にオーロラの本性を看破できた者は片手程度しか存在しなかった。
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:そのうちオベロンは彼女との会話で「最も汎人類史の妖精に近い存在」「もっとも無垢な簒奪者」「加害者であり傍観者でもあったからここまで生きてこられた」と告げている他、メリュジーヌからは「オーロラが『一番輝ける存在』でいられるのは、本人と同じく純粋無垢に善悪を楽しむ者達がいるブリテン異聞帯だけ」と断言されている様に、オーロラの幼稚な性質と言動は汎人類史に移り住めた場合、「周りを貶めるしか能のない毒婦」としてあちらの人間及び妖精社会から爪弾きにされることは目に見えており、万が一上手くいったとしてもそれは運良く幸先がよかっただけの事でしかなく、時が経つにつれオーロラの本性が周囲に露わになれば、ゆくゆくは翅はおろか姿形も瞬く間に落ちぶれていき、されどモースとして死ぬ事も自己愛の強さから自害および発狂も出来ないまま、醜くなった姿を毎朝鏡の前でひたすら嘆きながら「明日になれば終わる」と都合のいい言葉でその場を誤魔化して心を殺す、惨めで地獄に等しい日々を送る羽目になるだろうと予想されていた。
 
:事実、女王暦になってからはモルガンの為政によって人間と妖精の数がある程度淘汰・制御され『自分を褒め称えてくれる者』が減少した結果、以前よりも翅の輝きが落ちている事を自覚しており、更にはメリュジーヌへの無意識下の羨望から来る嫉妬によって、自らが醜悪な生き物だと言う事実から目を背けきれなくなるギリギリまで来ていた<ref group = "注">『フロム ロストベルト』ではより顕著であり、'''『誰からも愛されなくなるのでは』'''と怯える姿も描かれていた。</ref>。
 
:事実、女王暦になってからはモルガンの為政によって人間と妖精の数がある程度淘汰・制御され『自分を褒め称えてくれる者』が減少した結果、以前よりも翅の輝きが落ちている事を自覚しており、更にはメリュジーヌへの無意識下の羨望から来る嫉妬によって、自らが醜悪な生き物だと言う事実から目を背けきれなくなるギリギリまで来ていた<ref group = "注">『フロム ロストベルト』ではより顕著であり、'''『誰からも愛されなくなるのでは』'''と怯える姿も描かれていた。</ref>。
 
;能力
 
;能力
:妖精暦から数えて3000年もの年月をモースにならずに生き永らえている故か、妖精として高い能力を持つ。その実態は不明だが、描写されている限りコーラルをあっさりと毛虫に変えてしまうなどの事はできるようだ。
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:妖精暦から数えて3000年もの年月をモースにならずに生き永らえている故か、妖精として高い能力を持つ。その実態は不明だが、描写されている限りコーラルをあっさりと毛虫に変えてしまうなどの魔術は扱える様子。
 
:また、風の氏族の共通能力である「風の報せ」は最高位のものであり、広範囲から噂を蒐集し任意の情報を風を通して拡散するものだが、妖精共通の気質と相まって、情報収集と扇動などの社会操作といった情報戦において強力無比な効果を発揮する事ができる。
 
:また、風の氏族の共通能力である「風の報せ」は最高位のものであり、広範囲から噂を蒐集し任意の情報を風を通して拡散するものだが、妖精共通の気質と相まって、情報収集と扇動などの社会操作といった情報戦において強力無比な効果を発揮する事ができる。
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:後から考えると、「人間に厳しい態度を取る」彼女を「慈悲深い」自分の引き立て役にしていたのと、上記の折に自己判断でソールズベリーの住民救助に当たっていた様が、自分を差し置いて輝こうとする姿勢に見えていた可能性が高い。
 
:後から考えると、「人間に厳しい態度を取る」彼女を「慈悲深い」自分の引き立て役にしていたのと、上記の折に自己判断でソールズベリーの住民救助に当たっていた様が、自分を差し置いて輝こうとする姿勢に見えていた可能性が高い。
 
;[[妖精騎士ランスロット]]
 
;[[妖精騎士ランスロット]]
:かつて湖水地方で毒の沼から拾い上げ、「メリュジーヌ」の名前を与えた存在。命の恩人と想い人両方の意味で深く愛されていたが、オーロラからすれば『自分を褒め称えてくれるその他大勢の一人』に過ぎず、その思いを利用して自分の『目的』を妨げる連中を、秘密裏に処分させる汚れ役を押し付けていた。<br>そもそも彼女を救ったのは「醜い存在を命がけで助ける」という行動をもって周囲の賞賛を得たかった故の利己的なものであったが、その美しく純粋な姿には心惹かれ、またそんな風に新たに生まれ変わらせた自分の行動を、初めて心から「やって良かった」と感じ入っていた。一方『[[Fate/Grand Order フロム ロストベルト|フロム ロストベルト]]』ではその裏で、メリュジーヌの美しさに昔の自分を重ね見て無い物ねだりに似た感情を抱いていた事と、それ自体が後々自身を脅かす存在となりうる事を密かに危惧していた事が、一連の仕打ちによって無意識に抑えつける<ref group = "注">モノローグでも'''「自身を穢す悍ましいモノ」'''とまで吐き捨てるほど。</ref>形へと繋がっていた事が窺い知れ、自身が気づかなかっただけで良くも悪くも周りとは一線を越す立ち位置に居た存在と考えられる。
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:かつて湖水地方で毒の沼から拾い上げ、「メリュジーヌ」の名前を与えた存在。命の恩人と想い人両方の意味で深く愛されていたが、オーロラからすれば『自分を褒め称えてくれるその他大勢の一人』に過ぎず、その思いを利用して自分の『目的』を妨げる連中を、秘密裏に処分させる汚れ役を押し付けていた。
:汎人類史への脱出を持ちかけたところ、彼女のオーロラを慮った故の判断から致命傷を負わされ、空を舞う姿を羨望しながら命を落とす事となった。
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:そもそも彼女を救ったのは「醜い存在を命がけで助ける」という行動をもって周囲の賞賛を得たかった故の利己的なものであったが、その美しく純粋な姿には心惹かれ、またそんな風に新たに生まれ変わらせた自分の行動を、初めて心から「やって良かった」と感じ入っていた。
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:一方『[[Fate/Grand Order フロム ロストベルト|フロム ロストベルト]]』ではその裏で、メリュジーヌの美しさに昔の自分を重ね見て無い物ねだりに似た感情を抱いていた事と、それ自体が後々自身を脅かす存在となりうる事を密かに危惧していた事が、一連の仕打ちによって無意識に抑えつける<ref group = "注">モノローグでも'''「自身を穢す悍ましいモノ」'''とまで吐き捨てるほど。</ref>形へと繋がっていた事が窺い知れ、自身が気づかなかっただけで良くも悪くも周りとは一線を越す立ち位置に居た存在と考えられる。
 +
:彼女が断れないよう、はじめて出会った時のような純真無垢な笑顔で汎人類史への脱出を持ちかけたところ、彼女のオーロラを慮った故の判断から致命傷を負わされ、空を舞う姿を羨望しながら命を落とす事となった。
 
;[[ベリル・ガット]]
 
;[[ベリル・ガット]]
:両者が統治する街の関係性、並びに『風の報せ』の中で妖精國復興に使用されたのがカルデア式召喚術を模倣したものだと、技術顧問のダ・ヴィンチを含めた主人公側のメンバーの誰もが気付いていなかった<ref group = "注">ダ・ヴィンチはマシュからモルガンが「救世主トネリコ」時代にカルデア技術を模倣した魔術を使用している事は聞いていたが、「女王モルガン」に変質した事で使用出来なくなったと考えていた。</ref>事実に言及していた事と、ベリルが時おり顔の見えない何者かと会話をしていたことを照らし合わせると、内通者としてモルガンの正体に関する情報を得ていた事が窺える相手。
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:両者が統治する街の関係性、並びに『風の報せ』の中で妖精國復興に使用されたのがカルデア式召喚術を模倣したものだと、技術顧問のダ・ヴィンチを含めた主人公側のメンバーの誰もが気付いていなかった<ref group = "注">ダ・ヴィンチはマシュからモルガンが「救世主トネリコ」時代にカルデア技術を模倣した魔術を使用している事は聞いていたが、「女王モルガン」に変質した事で使用出来なくなったと考えていた。</ref>事実に言及していた事と、ベリルが時折顔の見えない何者かと会話をしていたことを照らし合わせると、内通者としてモルガンの正体に関する情報を得ていた事が窺える相手。
 
: 同時に目的は違えど、自分の命も平気で差し出す刹那主義かつ周りの犠牲を厭わない点で言えば一種の類友と云え、同時に一人の人物への恋心と執着心が、自身の破滅への引き金になったという皮肉な共通点を併せ持つ。
 
: 同時に目的は違えど、自分の命も平気で差し出す刹那主義かつ周りの犠牲を厭わない点で言えば一種の類友と云え、同時に一人の人物への恋心と執着心が、自身の破滅への引き金になったという皮肉な共通点を併せ持つ。
 
;[[スプリガン]]
 
;[[スプリガン]]
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:モルガンに後継者として指名されていた王の氏族の長。
 
:モルガンに後継者として指名されていた王の氏族の長。
 
:モルガンの死後自分よりも輝く存在となったため、戴冠式の席で間諜を使って毒殺してしまった。なので彼女もまた「一番を奪う厄介者」という見解を除けば、それ以上も以下も無かったと考えられる。
 
:モルガンの死後自分よりも輝く存在となったため、戴冠式の席で間諜を使って毒殺してしまった。なので彼女もまた「一番を奪う厄介者」という見解を除けば、それ以上も以下も無かったと考えられる。
   
;[[ハロバロミア]]  
 
;[[ハロバロミア]]  
 
:元はコーラルと同じく側近として仕えていた。
 
:元はコーラルと同じく側近として仕えていた。
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== Fate/Grand Order ===
 
=== Fate/Grand Order ===
;「ふふ、こんにちは、愛らしい方。それともおはよう、がいいのかしら。私はオーロラ。あなた、お名前は?<br>せっかくお友達になったのですもの、お茶でもいかが?<br>もちろん、迷惑でなければの話だけど……」
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;「ふふ、こんにちは、愛らしい方。それともおはよう、がいいのかしら。私はオーロラ。あなた、お名前は?<br> せっかくお友達になったのですもの、お茶でもいかが?<br> もちろん、迷惑でなければの話だけど……」
 
:Lostbelt No,6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』後編にて。湖水地方に浮かんでいた<ruby><rb>無生物</rb><rt>アメーバ</rt></ruby>だった[[妖精騎士ランスロット|メリュジーヌ]]を掬い上げての台詞。
 
:Lostbelt No,6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』後編にて。湖水地方に浮かんでいた<ruby><rb>無生物</rb><rt>アメーバ</rt></ruby>だった[[妖精騎士ランスロット|メリュジーヌ]]を掬い上げての台詞。
 
:オーロラ本人からすれば自己アピールのためだけにかけた、ただの取るに足らない『優しい挨拶の言葉』。だが同時に自身と彼女、双方にとって逃れられない運命の幕開けとなる言葉であった。
 
:オーロラ本人からすれば自己アピールのためだけにかけた、ただの取るに足らない『優しい挨拶の言葉』。だが同時に自身と彼女、双方にとって逃れられない運命の幕開けとなる言葉であった。
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;「あの施設は内部駆除の機能も万全だから<br>指先ひとつで、みんな眠るように旅立てます。傷ついた『北の妖精』にはちょうど良いでしょう。」
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;「あの施設は内部駆除の機能も万全だから<br> 指先ひとつで、みんな眠るように旅立てます。傷ついた『北の妖精』にはちょうど良いでしょう。」
 
:同上終編にて、反逆者と看做された北の妖精達を幽閉・保護するために独断で『養育院』を解放した事を問うコーラルに対する返答。
 
:同上終編にて、反逆者と看做された北の妖精達を幽閉・保護するために独断で『養育院』を解放した事を問うコーラルに対する返答。
 
:「眠るように旅立てる」という言葉に、聞いた直後のコーラルが愕然とした表情になった事を照らし合わせると、『養育院』には'''何らかのスイッチを押せば屋敷中に毒ガスに似た気体が噴出され、そこにいる者たち全員の命を奪える装置が備わっている'''と解釈出来る。
 
:「眠るように旅立てる」という言葉に、聞いた直後のコーラルが愕然とした表情になった事を照らし合わせると、『養育院』には'''何らかのスイッチを押せば屋敷中に毒ガスに似た気体が噴出され、そこにいる者たち全員の命を奪える装置が備わっている'''と解釈出来る。
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***リソースの有効活用、というメタ的な意味ではアウロラ、もしくはギリシャ神話における相当神エーオースとしての実装可能性も考えられるが、パーソナリティは完全に元のオーロラと切り離されるであろう事は想像に難くない。もっとも、エーオースの場合[[オリオン]]、[[ヘラクレス]]、[[アキレウス]]との因縁があり<ref group = "注">オリオンは'''元カレ'''、後二者は息子(メムノーンとエーマティオーン)の仇。</ref>、別の意味で地雷となる可能性も否定できないのだが…。
 
***リソースの有効活用、というメタ的な意味ではアウロラ、もしくはギリシャ神話における相当神エーオースとしての実装可能性も考えられるが、パーソナリティは完全に元のオーロラと切り離されるであろう事は想像に難くない。もっとも、エーオースの場合[[オリオン]]、[[ヘラクレス]]、[[アキレウス]]との因縁があり<ref group = "注">オリオンは'''元カレ'''、後二者は息子(メムノーンとエーマティオーン)の仇。</ref>、別の意味で地雷となる可能性も否定できないのだが…。
 
*元々は16歳頃の姿を全盛期として『発生』した妖精だったが、ある時を境に20~24歳頃の今の容姿に成長してしまったらしい<ref group = "出">同人誌「Avalon le Fae Synopsys」</ref>。その為妖精騎士ランスロットの容姿は、'''成長前のオーロラを鏡のように写し取った姿'''と解釈するプレイヤーもおり、彼女にとっては愛憎両方の意味で『独占欲と執着』を抱いていたとも捉えられる。
 
*元々は16歳頃の姿を全盛期として『発生』した妖精だったが、ある時を境に20~24歳頃の今の容姿に成長してしまったらしい<ref group = "出">同人誌「Avalon le Fae Synopsys」</ref>。その為妖精騎士ランスロットの容姿は、'''成長前のオーロラを鏡のように写し取った姿'''と解釈するプレイヤーもおり、彼女にとっては愛憎両方の意味で『独占欲と執着』を抱いていたとも捉えられる。
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**なお後に『Grand Order Material ⅩⅢ』では、妖精騎士ランスロットが出会った頃のオーロラの肉体年齢を真似て自分を育てたと明かされている。
 
**成長した過程や時期についても不明だが、もしもトネリコが妖精國ブリテンを蘇らせた時期と同じだった場合、実は彼女がウーサー毒殺に裏で関わっており、その二の足を踏ませない為の処置とも推測出来る。
 
**成長した過程や時期についても不明だが、もしもトネリコが妖精國ブリテンを蘇らせた時期と同じだった場合、実は彼女がウーサー毒殺に裏で関わっており、その二の足を踏ませない為の処置とも推測出来る。
*「前編」の時点から黒幕であることを推測するプレイヤーも多かったが、「後編」で一気に腹黒さが明らかになり、「戴冠式」で腹黒さすら通り越した突き抜けっぷりに多くのプレイヤーが唖然となった。
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*「前編」の時点から黒幕であることを推測するプレイヤーも多かったが、「後編」で一気に腹黒さが明らかになり、「崩壊編」で腹黒さすら通り越した突き抜けっぷりに多くのプレイヤーが唖然となった。
 
**そのあまりの刹那主義っぷりは、「気分で行動を変えて最終的に台無しにする」[[殺生院キアラ]]や、「勝手にオリチャーを入れて破綻させる」[[蘆屋道満|リンボ]]と比較しても、「そもそもまともなチャートを作らない」「頭オーロラ」と一種の畏怖を持って受け入れられた。
 
**そのあまりの刹那主義っぷりは、「気分で行動を変えて最終的に台無しにする」[[殺生院キアラ]]や、「勝手にオリチャーを入れて破綻させる」[[蘆屋道満|リンボ]]と比較しても、「そもそもまともなチャートを作らない」「頭オーロラ」と一種の畏怖を持って受け入れられた。
 
***上記のように「頭は悪くないのにその場その場しか考えず、圧倒的な力で周囲を振り回す」「『重要人物を毒酒で殺害させる』という原初の罪を繰り返した」という意味では「もっとも妖精らしい妖精」とも言える。
 
***上記のように「頭は悪くないのにその場その場しか考えず、圧倒的な力で周囲を振り回す」「『重要人物を毒酒で殺害させる』という原初の罪を繰り返した」という意味では「もっとも妖精らしい妖精」とも言える。
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