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| :: 特定人物と相対する場合は粗野な一面も見せるものの、普段(特に、『純正の人間』に対して)の言動は聖人君子のような好青年となっている。旧作とは違い、有彦や弓塚以外のクラスメイトと親しげに会話をする場面も増え、クラスにも馴染んでいる。また貧血で日に二度は倒れていた中学生時代から、本編の事件まで学校を休んだことは只の一度もない素行優等生。教師からの信頼も非常に厚く、本編の深夜徘徊を指して『遠野が事情もなく、そんなことをするわけがない』と言わしめるほどになっている。 | | :: 特定人物と相対する場合は粗野な一面も見せるものの、普段(特に、『純正の人間』に対して)の言動は聖人君子のような好青年となっている。旧作とは違い、有彦や弓塚以外のクラスメイトと親しげに会話をする場面も増え、クラスにも馴染んでいる。また貧血で日に二度は倒れていた中学生時代から、本編の事件まで学校を休んだことは只の一度もない素行優等生。教師からの信頼も非常に厚く、本編の深夜徘徊を指して『遠野が事情もなく、そんなことをするわけがない』と言わしめるほどになっている。 |
| :: 四季による生命力奪取の影響で小食であり、朝は輪を掛けて食が細い。更に退魔衝動の発現後は、一口も喉を通らなくなるほど内臓機能が低下する。尤も、四季からの影響が何らかの要因で無くなった後は比較的健啖家な一面を見せる。 | | :: 四季による生命力奪取の影響で小食であり、朝は輪を掛けて食が細い。更に退魔衝動の発現後は、一口も喉を通らなくなるほど内臓機能が低下する。尤も、四季からの影響が何らかの要因で無くなった後は比較的健啖家な一面を見せる。 |
− | :: 睡眠からもう二度と目覚めない恐れを抱えているため、入眠時にネガティブになり、また眠る事が苦手である。加えて自分の身体が『いつ死んでもおかしくない/今生きていることが奇跡』と正しく理解している結果として、自分の死に対して他人事で執着せず(していたら人生が立ちいかない。なにも出来なくなる)、能動的に行動を起こす部分が強調されている。つまり『体調が良い(なんとか生きている)』なら全力で動く、『体調が悪い(このままだと死んでいる)』なら大人しく止めるという具合になっている。また根が”薄情”であるため意識的な人情の掛け方がズレており、顕著な例として『いざという時に周りに迷惑がかからないよう一人になりたがる』という性質があり、それを指摘されてもいる。 | + | :: 睡眠からもう二度と目覚めない恐れを抱えているため、入眠時にネガティブになり、また眠る事が苦手である。加えて自分の身体が『いつ死んでもおかしくない/今生きていることが奇跡』と正しく理解している結果として、自分の死に対して他人事で執着せず(していたら人生が立ちいかない。なにも出来なくなる)、能動的に行動を起こす部分が強調されている。つまり『体調が良い(なんとか生きている)』なら全力で動く、『体調が悪い(このままだと死んでいる)』なら大人しく止めるという具合になっている。また根が”薄情”であるため意識的な人情の掛け方がズレており、顕著な例として『いざという時、周りに迷惑がかからないよう一人になりたがる』という性質があり、それを指摘されてもいる。 |
| :: 結果として、旧作以上に志貴の身を案じている秋葉のいう事を聞かず、自身の意志を優先するため手を焼かせている。 | | :: 結果として、旧作以上に志貴の身を案じている秋葉のいう事を聞かず、自身の意志を優先するため手を焼かせている。 |
| :: なお本人の言う通り決して『身体が弱い』わけではなく、病弱と言えるかも怪しい。というのも、彼の不調はあくまでも生命力奪取に伴う貧血のような現象(衰弱死未遂)と、魔眼の反動で血管が切れたり脳が融解しかけていることによる頭痛と、退魔衝動による過剰な発汗と過度な動悸その反動などである。むしろ、そのような状態にありながら、風邪を引いて寝込んだり他の病に罹ったことは一度たりともないらしい。 | | :: なお本人の言う通り決して『身体が弱い』わけではなく、病弱と言えるかも怪しい。というのも、彼の不調はあくまでも生命力奪取に伴う貧血のような現象(衰弱死未遂)と、魔眼の反動で血管が切れたり脳が融解しかけていることによる頭痛と、退魔衝動による過剰な発汗と過度な動悸その反動などである。むしろ、そのような状態にありながら、風邪を引いて寝込んだり他の病に罹ったことは一度たりともないらしい。 |
250行目: |
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| ;「だって、時間の無駄でしょう」 | | ;「だって、時間の無駄でしょう」 |
− | ;報復も鎮魂も、断罪も俺には不要に思えた。 | + | ; 報復も鎮魂も、断罪も俺には不要に思えた。 |
− | ;過去の為に行う行動は人間的すぎた。 | + | ; 過去の為に行う行動は人間的すぎた。 |
− | ;殺すと決めたのならば殺せばいい。 | + | ; 殺すと決めたのならば殺せばいい。 |
− | ;女と違い、俺にそんな余分な<ruby><rb>時間</rb><rt>エネルギー</rt></ruby>はない。 | + | ; 女と違い、俺にそんな余分な<ruby><rb>時間</rb><rt>エネルギー</rt></ruby>はない。 |
− | ;未来の事を考えるなら、事は淡泊に済ませるべきだ。 | + | ; 未来の事を考えるなら、事は淡泊に済ませるべきだ。 |
− | :かつて自分を陥れた死者の一人を解体する場面の言葉と独白。耐え重なる責め苦の果てに、死者は心底からの改心をした様子だった。しかし志貴にはそんなことはどうでもいい。それは決して彼へ怒りや憎しみがあったからでも、ましてや因果応報の正義感があったからでもない。ただその方が「手早く話が進みそうだったから」という理由でこの行動を選んだのだ。もちろん、これはロアの転生の影響が出た結果であり、BAD ENDへと続く分岐である。ただし同時に、これは彼の『本性』であり『一度(このシーン)で躓くと「中立・善」から「中立・悪」に戻ってしまう』と語られている。ロアはあくまでも自制しているものを後押しをしただけであり、その由来は志貴本人にある。 | + | :かつて自分を陥れた死者の一人を解体する場面の言葉と独白。度重なる責め苦に、死者は心底改心した様子だったが、志貴にとってはどうでも良いことだった。それは彼への怒りや憎しみがあったからでも、ましてや因果応報の正義感からでもない。ただその方が「手早く話が進みそうだったから」という理由でこの行動を選んだのだ。もちろん、これはロアの転生の影響が出た結果であり、BAD ENDへと続く分岐である。ただし同時に、これは彼の『本性』であり『一度(このシーン)で躓くと「中立・善」から「中立・悪」に戻ってしまう』と語られている。ロアはあくまでも自制しているものを後押しをしただけであり、その由来は志貴本人にある。 |
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| ===歌月十夜=== | | ===歌月十夜=== |