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| 英霊を英霊たらしめるものは信仰、つまり人々の想念であるが故に、その真偽は関係なく、確かな知名度と信仰心さえ集まっていれば物語の中の人物であろうがかまわない。<br>本来ならば、位が高すぎて人間が使役するには不可能な存在である。魔法使いであってもそれは同様のこと。<br>[[聖杯]]の力という補助を得て、初めてマスターとなることが出来る。また、英霊の側にも聖杯に用があり、それによって召喚に応じる。<br>サーヴァントは基本的には死亡時ではなく全盛期の姿で召喚されるが、技術や記憶などは全盛期当時だけではなく死亡時のモノも持つ。そのため若い全盛期の身体能力と、年老いた晩年までひたすら鍛え上げられた技術を併せ持つサーヴァントとなる事もありえる。また、死亡時の記憶を持つが性格まで晩年と全く同じになるとは限らず、全盛期の人間性と晩年の記憶を持ったサーヴァントとなることもある。複数のクラスに該当する英霊の場合、クラスによって顕現するサーヴァントの肉体年齢が違うということもある。 | | 英霊を英霊たらしめるものは信仰、つまり人々の想念であるが故に、その真偽は関係なく、確かな知名度と信仰心さえ集まっていれば物語の中の人物であろうがかまわない。<br>本来ならば、位が高すぎて人間が使役するには不可能な存在である。魔法使いであってもそれは同様のこと。<br>[[聖杯]]の力という補助を得て、初めてマスターとなることが出来る。また、英霊の側にも聖杯に用があり、それによって召喚に応じる。<br>サーヴァントは基本的には死亡時ではなく全盛期の姿で召喚されるが、技術や記憶などは全盛期当時だけではなく死亡時のモノも持つ。そのため若い全盛期の身体能力と、年老いた晩年までひたすら鍛え上げられた技術を併せ持つサーヴァントとなる事もありえる。また、死亡時の記憶を持つが性格まで晩年と全く同じになるとは限らず、全盛期の人間性と晩年の記憶を持ったサーヴァントとなることもある。複数のクラスに該当する英霊の場合、クラスによって顕現するサーヴァントの肉体年齢が違うということもある。 |
| | | |
− | 聖杯は「降霊」されて現れる霊的な存在であるため、人間では触れることはできない。マスターが願いを叶えるためには、同じ霊体であるサーヴァントが必要となる。<br>[[プライミッツ・マーダー|ガイアの怪物]]を御するためには七騎の守護者が必要になるとされており、それになぞらえて召喚されるサーヴァントは七騎である。
| + | [[プライミッツ・マーダー|ガイアの怪物]]を御するためには七騎の守護者が必要になるとされており、それになぞらえて召喚されるサーヴァントは七騎である。 |
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| == クラス == | | == クラス == |
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| :ケイネスが触媒を新たに手配し入手したとはされているが、具体的な物品は不明。 | | :ケイネスが触媒を新たに手配し入手したとはされているが、具体的な物品は不明。 |
| ;[[バーサーカー (第四次)]] | | ;[[バーサーカー (第四次)]] |
− | :詳細不明。小説・ドラマCD・漫画に描写はなし。アニメでは臓硯の台詞に「貴様に相応しい聖遺物を見つけておいたわ」というものがあるが、おそらくアニメオリジナル。 | + | :詳細不明。小説・ドラマCD・漫画には触媒の有無も含めて描写がないが、アニメオリジナルのセリフとして臓硯の「貴様に相応しい聖遺物を見つけておいたわ」というものがある。 |
| ;[[アサシン (第四次)]] | | ;[[アサシン (第四次)]] |
| :アサシンというクラスそのもの。 | | :アサシンというクラスそのもの。 |
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| :ヘラクレス神殿の礎である斧剣。 | | :ヘラクレス神殿の礎である斧剣。 |
| ;[[アサシン]] | | ;[[アサシン]] |
− | :柳洞寺の山門 | + | :柳洞寺の山門。 |
| ;[[アサシン (第五次/真アサシン)]] | | ;[[アサシン (第五次/真アサシン)]] |
| :アサシンというクラスそのものと、マスターである[[間桐臓硯]]との「永遠を望む」という共通性。 | | :アサシンというクラスそのものと、マスターである[[間桐臓硯]]との「永遠を望む」という共通性。 |
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| ==== 聖杯大戦 ==== | | ==== 聖杯大戦 ==== |
| ;[[モードレッド|赤のセイバー]] | | ;[[モードレッド|赤のセイバー]] |
− | :円卓の欠片 | + | :円卓の欠片。 |
| + | ;[[アーチャー (Apocrypha・赤)|赤のアーチャー]]、[[ランサー (Apocrypha・赤)|赤のランサー]]、[[ライダー (Apocrypha・赤)|赤のライダー]]、[[キャスター (Apocrypha・赤)|赤のキャスター]]、[[アサシン (Apocrypha・赤)|赤のアサシン]]、[[バーサーカー (Apocrypha・赤)|赤のバーサーカー]] |
| + | :[[ブラム・ヌァザレ・ソフィアリ]]によって集められた触媒。詳細不明。 |
| ;[[セイバー (Apocrypha・黒)|黒のセイバー]] | | ;[[セイバー (Apocrypha・黒)|黒のセイバー]] |
− | :血に染まった菩提樹の葉 | + | :血に染まった菩提樹の葉。 |
| ;[[:アーチャー (Apocrypha・黒)|黒のアーチャー]] | | ;[[:アーチャー (Apocrypha・黒)|黒のアーチャー]] |
− | :古びた一本の矢 | + | :古びた一本の矢。 |
| ;[[ライダー (Apocrypha・黒)|黒のライダー]] | | ;[[ライダー (Apocrypha・黒)|黒のライダー]] |
− | :染みの残ったガラス瓶 | + | :染みの残ったガラス瓶。 |
| ;[[バーサーカー (Apocrypha・黒)|黒のバーサーカー]] | | ;[[バーサーカー (Apocrypha・黒)|黒のバーサーカー]] |
− | :人体図の描かれた古紙 | + | :人体図の描かれた古紙。 |
| ;[[アサシン (Apocrypha・黒)|黒のアサシン]] | | ;[[アサシン (Apocrypha・黒)|黒のアサシン]] |
− | :かの連続殺人鬼が愛用したといわれる六本の業物(四本の奇怪な形をした短刀と、二本の肉切り包丁) | + | :かの連続殺人鬼が愛用したといわれる六本の業物(四本の奇怪な形をした短刀と、二本の肉切り包丁)。 |
| | | |
| ==== 偽りの聖杯戦争 ==== | | ==== 偽りの聖杯戦争 ==== |
| ;[[ギルガメッシュ]] | | ;[[ギルガメッシュ]] |
− | :黄金郷の蔵の鍵 | + | :黄金郷の蔵の鍵。 |
| ;[[バーサーカー (fake)]] | | ;[[バーサーカー (fake)]] |
− | :ジャック・ザ・リッパーの銘柄入りナイフのレプリカ | + | :ジャック・ザ・リッパーの銘柄入りナイフのレプリカ。 |
| ;[[アサシン(fake)]] | | ;[[アサシン(fake)]] |
− | :アサシンというクラスそのもの | + | :アサシンというクラスそのもの。 |
− | ;[[キャスター (fake)]]
| |
− | :詳細不明。マスターがキャスターを任意で召喚したため、聖遺物を用意した可能性はある。
| |
| ;[[エルキドゥ]] | | ;[[エルキドゥ]] |
− | :マスターである合成獣そのもの | + | :マスターである合成獣そのもの。 |
| ;[[セイバー (fake)]] | | ;[[セイバー (fake)]] |
| :詳細不明。アーサー王を確実に召喚できる触媒だったらしい。 | | :詳細不明。アーサー王を確実に召喚できる触媒だったらしい。 |
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| ==== Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ ==== | | ==== Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ ==== |
| ;[[ライダー (フラグメンツ)]] | | ;[[ライダー (フラグメンツ)]] |
− | :ネフェルタリが最期に身につけていた首飾り | + | :ネフェルタリが最期に身につけていた首飾り。 |
| | | |
| === 現界 === | | === 現界 === |
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| |- | | |- |
| !中庸 | | !中庸 |
− | |[[ランサー]]<br>[[ランサー (第四次)]]<br>[[アルクェイド・ブリュンスタッド|バーサーカー(EXTRA・白)]]<br>[[セイヴァー]]<br>[[ランサー (Apocrypha・黒)]]<br>[[ライダー (Apocrypha・赤)]]<br>[[キャスター (Apocrypha・黒)]]<br>[[ダビデ]]<br>[[パッションリップ]]<br>[[魔人アーチャー]]<br>[[アーチャー (Grand Order・白)]]<br>[[ダレイオス三世]]<br>[[レオニダス一世]] | + | |[[ランサー]]<br>[[ランサー (第四次)]]<br>[[アルクェイド・ブリュンスタッド|バーサーカー(EXTRA・白)]]<br>[[セイヴァー]]<br>[[ランサー (Prototype)]]<br>[[ランサー (Apocrypha・黒)]]<br>[[ライダー (Apocrypha・赤)]]<br>[[キャスター (Apocrypha・黒)]]<br>[[ダビデ]]<br>[[パッションリップ]]<br>[[魔人アーチャー]]<br>[[アーチャー (Grand Order・白)]]<br>[[ダレイオス三世]]<br>[[レオニダス一世]] |
| |[[アーチャー]]<br>[[アーチャー (EXTRA・赤)]]<br>[[キャスター (CCC・青)]]<br>[[キャスター (Apocrypha・赤)]]<br>[[バーサーカー (Apocrypha・赤)]]<br>[[エルキドゥ]]<br>[[桜セイバー]]<br>[[ガイウス・ユリウス・カエサル]]<br>[[シュヴァリエ・デオン]] | | |[[アーチャー]]<br>[[アーチャー (EXTRA・赤)]]<br>[[キャスター (CCC・青)]]<br>[[キャスター (Apocrypha・赤)]]<br>[[バーサーカー (Apocrypha・赤)]]<br>[[エルキドゥ]]<br>[[桜セイバー]]<br>[[ガイウス・ユリウス・カエサル]]<br>[[シュヴァリエ・デオン]] |
| |[[モードレッド]]<br>[[バーサーカー (Apocrypha・黒)]]<br>[[豊臣秀吉]](中期)<br>[[ライダー (フラグメンツ)]]<br>[[アーチャー (フラグメンツ)]]<br>[[牛若丸]]<br>[[ロムルス]]<br>[[マタ・ハリ]]<br>[[エイリーク・ブラッドアクス]] | | |[[モードレッド]]<br>[[バーサーカー (Apocrypha・黒)]]<br>[[豊臣秀吉]](中期)<br>[[ライダー (フラグメンツ)]]<br>[[アーチャー (フラグメンツ)]]<br>[[牛若丸]]<br>[[ロムルス]]<br>[[マタ・ハリ]]<br>[[エイリーク・ブラッドアクス]] |
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| |[[バーサーカー]] | | |[[バーサーカー]] |
| |} | | |} |
| + | |
| + | == カテゴリ == |
| + | 英霊の立ち位置を表す属性。<br>大きく分けた場合、『人』『地』『天』『星』の4つに分類される。<br>『人』は西暦以後に人類へ貢献した偉人が死後に英雄視され共通認識となったものを指し、[[キャスター (CCC・青)|アンデルセン]]や[[キャスター (Apocrypha・赤)|シェイクスピア]]、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|アマデウス]]、ナイチンゲールなどが分類される。本当に生前から超人的な能力を所有している場合もあるものの基本的には死後に大衆によって神格化された英霊。<br>『地』は土着の幻想伝承に語られる英雄に関係するというもの。<br>『天』は詳細不明。<br>『星』は天でも地でも人でもない属性。人類における希望、困難を打ち破る象徴だというもの。一見あらゆるカテゴリに対してマイナスを持たない万能属性に見えるが、その本質は別にあるらしい。<br>またこれらとは別に『星』と相剋するカテゴリも存在するらしい。 |
| | | |
| == パラメータルール == | | == パラメータルール == |
− | サーヴァント自身の能力(筋力・耐久・敏捷・魔力・幸運・宝具の6種類)、及び所有スキル、所持する宝具の性能の評価を表すもの。いわゆるステータス表示。あくまで「英霊の固有能力」ではなく「サーヴァントの固有能力」なので別クラスで召喚された際には上下に変動する。<br>A・B・C・D・Eの5段階評価であり、1を基準値とするとEが10で1段階上昇するごとに10上昇する。A〜Eでは評価しきれないほどの桁外れな能力である場合は「EX」と表記される。(最高値のA+++が計算上200になるで恐らくはそれ以上からと思われる。)<br>表示に「+」が付いている場合は、特定の状況下においては本来の能力が+の数だけ倍加する。例えば「C+」であれば、通常時は30であるが、条件を満たせば60となり、A(50)を上回る能力となる、という事。A(50)から狂化や怪力スキル等で更に上昇する場合、限定的倍化を示す「+」ではなく、内部値だけ変化してA(60)となる。基本的に+を持つサーヴァントは稀少であり、++は破格、+++ともなれば別格と作者に評されている。<br>「-」表示は判定上はそのランクだが実際の能力はそれ未満であるもの、また安定しない数値を表す。例えば「B-」である場合、各種判定はBであるが実際の能力そのものはC程度でしかなかったり、安定してB相当の能力を発揮できなかったりする。<br>なお、パラメータにおける宝具の項目と、宝具の個々のランクは全くの別物。同じA〜Eで表されてはいるが、同じ基準で評価されているわけではない。宝具の能力は単純な攻撃のものだけではないので一概には言えないが、宝具の威力と筋力の威力の換算では、Cランク宝具の威力は筋力A〜A+に相当する([[セイバー]]の風王結界と[[バーサーカー]]の事例等)。 | + | サーヴァント自身の能力(筋力・耐久・敏捷・魔力・幸運・宝具の6種類)、及び所有スキル、所持する宝具の性能の評価を表すもの。いわゆるステータス表示。あくまで「英霊の固有能力」ではなく「サーヴァントの固有能力」なので別クラスで召喚された際には上下に変動する。<br>A・B・C・D・Eの5段階評価であり、1を基準値とするとEが10で1段階上昇するごとに10上昇する。A〜Eでは評価しきれないほどの桁外れな能力である場合は「EX」と表記される。<br>表示に「+」が付いている場合は、特定の状況下においては本来の能力が+の数だけ倍加する。例えば「C+」であれば、通常時は30であるが、条件を満たせば60となり、A(50)を上回る能力となる、という事。基本的に+を持つサーヴァントは稀少であり、++は破格、+++ともなれば別格と作者に評されている。<br>「-」表示は判定上はそのランクだが実際の能力はそれ未満であるもの、また安定しない数値を表す。例えば「B-」である場合、各種判定はBであるが実際の能力そのものはC程度でしかなかったり、安定してB相当の能力を発揮できなかったりする。<br>なお、パラメータにおけるランクと、宝具の個々のランクは全くの別物。同じA〜Eで表されてはいるが、同じ基準で評価されているわけではない。宝具の能力は単純な攻撃のものだけではないので一概には言えないが、宝具の威力と筋力の威力の換算では、Cランク宝具の威力は筋力A〜A+に相当する([[セイバー]]の風王結界と[[バーサーカー]]の事例等)。 |
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| 現在判明しているサーヴァントの内、パラメータでEXの評価を受けているのは以下の通り。 | | 現在判明しているサーヴァントの内、パラメータでEXの評価を受けているのは以下の通り。 |
| + | *筋力EX:[[キングプロテア]] |
| *耐久EX:[[バーサーカー (Apocrypha・赤)]]、[[キングプロテア]] | | *耐久EX:[[バーサーカー (Apocrypha・赤)]]、[[キングプロテア]] |
− | *筋力EX:[[キングプロテア]]
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| *魔力EX:[[キャスター (CCC・青)]]、[[ステンノ]]、[[エウリュアレ]] | | *魔力EX:[[キャスター (CCC・青)]]、[[ステンノ]]、[[エウリュアレ]] |
| *幸運EX:[[ライダー (EXTRA)]]、[[ステンノ]]、[[エウリュアレ]]、[[豊臣秀吉]](最高値) | | *幸運EX:[[ライダー (EXTRA)]]、[[ステンノ]]、[[エウリュアレ]]、[[豊臣秀吉]](最高値) |
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| *英霊の召喚には基本的に強い繋がりを持つ触媒が必要だが、下手に繋がりが強いと切嗣とセイバーのようにマスターと相性の悪いサーヴァントも''呼べてしまう''。<br>一方、触媒の繋がりが薄い(無い)と桜とライダー、龍之介とキャスターのように相性の良いサーヴァントが呼ばれる事が多い。そのため、ファンの間では「触媒が無い方がいいのでは?」とまことしやかに囁かれる事があった。<br /> | | *英霊の召喚には基本的に強い繋がりを持つ触媒が必要だが、下手に繋がりが強いと切嗣とセイバーのようにマスターと相性の悪いサーヴァントも''呼べてしまう''。<br>一方、触媒の繋がりが薄い(無い)と桜とライダー、龍之介とキャスターのように相性の良いサーヴァントが呼ばれる事が多い。そのため、ファンの間では「触媒が無い方がいいのでは?」とまことしやかに囁かれる事があった。<br /> |
| **事実、『Apocrypha』でも、触媒無しや繋がりの薄い触媒での召喚について「サーヴァントの信頼関係を築きやすい」とそのメリットを言われている。<br>だがその一方、「一歩間違えれば、性質が似ているが故の嫌悪や不信感が表れる危険性がある」とも言及されており、「触媒無しの召喚は一か八かのギャンブル」として語られている。<br>また、相性ばかり重視されて弱いサーヴァントが呼ばれる可能性もあるため、その点でもギャンブルである。 | | **事実、『Apocrypha』でも、触媒無しや繋がりの薄い触媒での召喚について「サーヴァントの信頼関係を築きやすい」とそのメリットを言われている。<br>だがその一方、「一歩間違えれば、性質が似ているが故の嫌悪や不信感が表れる危険性がある」とも言及されており、「触媒無しの召喚は一か八かのギャンブル」として語られている。<br>また、相性ばかり重視されて弱いサーヴァントが呼ばれる可能性もあるため、その点でもギャンブルである。 |
− | ***余談だが、この分析を行なっている[[獅子劫界離]]が触媒として使用したのは円卓の欠片。「どの円卓の騎士が呼ばれても英霊としては超一流」、「その超一流の選択肢の中から、自らと相性の良いサーヴァントが自動的に現れる」という事で、かなりベストに近い選択ではないだろうか。 | + | ***余談だが、この分析を行なっている[[獅子劫界離]]が触媒として使用したのは円卓の欠片。「どの円卓の騎士が呼ばれても英霊としては超一流」、「その超一流の選択肢の中から、自らと性質の似たサーヴァントが自動的に現れる」という事で、同族嫌悪の可能性を考えなければかなりベストに近い選択ではないだろうか。 |
| *「触媒が無い方がいいのでは?」という認識が広まった原因の一つには、『Fate/EXTRA』における月の聖杯戦争の影響もあるだろう。<br>月の聖杯戦争ではサーヴァント召喚のために触媒を用意する必要はないらしく、予選を突破したマスター達にムーンセルが「何らかの縁がある英霊」もしくは「相性の良い英霊」を当てがっている。その結果主人公達が出会うマスターとサーヴァントはその関係性こそ様々だが、ほとんどが深い信頼関係を結べている(このため、ムーンセルを「名仲人」と賞賛するファンも多い)。<br>しかし月の聖杯戦争の仕組みは地上のものとは仕組み自体がいくらか違っているため、冬木の聖杯戦争との単純な比較は難しい。またマスターによる召喚ではなく、英霊が自らの意思でサーヴァント選定の場に参ずることが可能なことも分かっている(例:赤セイバー)。<br>こういった点から、月の聖杯戦争におけるマスターとサーヴァントの相性の良さは、聖杯戦争のシステムの違いによるところも大きいものと思われる。 | | *「触媒が無い方がいいのでは?」という認識が広まった原因の一つには、『Fate/EXTRA』における月の聖杯戦争の影響もあるだろう。<br>月の聖杯戦争ではサーヴァント召喚のために触媒を用意する必要はないらしく、予選を突破したマスター達にムーンセルが「何らかの縁がある英霊」もしくは「相性の良い英霊」を当てがっている。その結果主人公達が出会うマスターとサーヴァントはその関係性こそ様々だが、ほとんどが深い信頼関係を結べている(このため、ムーンセルを「名仲人」と賞賛するファンも多い)。<br>しかし月の聖杯戦争の仕組みは地上のものとは仕組み自体がいくらか違っているため、冬木の聖杯戦争との単純な比較は難しい。またマスターによる召喚ではなく、英霊が自らの意思でサーヴァント選定の場に参ずることが可能なことも分かっている(例:赤セイバー)。<br>こういった点から、月の聖杯戦争におけるマスターとサーヴァントの相性の良さは、聖杯戦争のシステムの違いによるところも大きいものと思われる。 |
| **そもそも、[[ランサー (CCC・赤)|ムーンセルにおいても主を裏切り、殺害に及んだサーヴァント]]は皆無という訳ではない。たまたま主人公や主人公の前に現れたペアの相性が良かっただけである可能性も否定出来ないのも事実である。また、[[アーチャー (EXTRA・緑)|性格的には相性が良いが、戦闘能力の相性は最悪なサーヴァント]]と言う実例もいる。 | | **そもそも、[[ランサー (CCC・赤)|ムーンセルにおいても主を裏切り、殺害に及んだサーヴァント]]は皆無という訳ではない。たまたま主人公や主人公の前に現れたペアの相性が良かっただけである可能性も否定出来ないのも事実である。また、[[アーチャー (EXTRA・緑)|性格的には相性が良いが、戦闘能力の相性は最悪なサーヴァント]]と言う実例もいる。 |
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| **例えば[[キャスター (EXTRA・青)]]の宝具は現在はDランクの対軍宝具だが、本来の神霊クラスの存在として扱う場合、当人の霊格の上昇に伴って、死者蘇生や死霊の軍団を形成出来るEXランク、そして国を覆う規模の対界宝具へと変化する。 | | **例えば[[キャスター (EXTRA・青)]]の宝具は現在はDランクの対軍宝具だが、本来の神霊クラスの存在として扱う場合、当人の霊格の上昇に伴って、死者蘇生や死霊の軍団を形成出来るEXランク、そして国を覆う規模の対界宝具へと変化する。 |
| **stay night本編でも北欧神話の主神オーディンの持つ武器・神槍『大神宣言(グングニル)』の話題がちらっと出てくる。 | | **stay night本編でも北欧神話の主神オーディンの持つ武器・神槍『大神宣言(グングニル)』の話題がちらっと出てくる。 |
− | *明言こそされていないが[[セイヴァー]]はハイ・サーヴァントではないかと推測されている。ガウェインを含むトーナメントで戦ったサーヴァント達とは格が違うとされる力を有すると[[キャスター (EXTRA・青)]]が評していること、元となった人物の神聖性から。
| |
| *月の聖杯戦争がハイ・サーヴァントを顕現させうるのは人間の理解を越えた「ムーンセル」の力あってこそ。<br>「[[Fate/stay night]]」作中でも、「地上で神霊レベルの奇跡を起こせる生物が居たとすれば、そいつにとって聖杯など不要」と指摘される程の次元の外れた所業であり、地上ではサーヴァントとして従えるのは無論のこと、降霊させることすら不可能である。 | | *月の聖杯戦争がハイ・サーヴァントを顕現させうるのは人間の理解を越えた「ムーンセル」の力あってこそ。<br>「[[Fate/stay night]]」作中でも、「地上で神霊レベルの奇跡を起こせる生物が居たとすれば、そいつにとって聖杯など不要」と指摘される程の次元の外れた所業であり、地上ではサーヴァントとして従えるのは無論のこと、降霊させることすら不可能である。 |
| **極端な例を挙げれば、聖杯伝説の大本である救世主イエスを召喚できるのであれば聖杯戦争は不要になってしまうだろう。その血を受けた器はなんでも聖杯である。 | | **極端な例を挙げれば、聖杯伝説の大本である救世主イエスを召喚できるのであれば聖杯戦争は不要になってしまうだろう。その血を受けた器はなんでも聖杯である。 |