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| また召喚した魔獣や自ら生み出した創造物に戦闘を代行させることで、戦いを有利に進めることも出来る。<br> | | また召喚した魔獣や自ら生み出した創造物に戦闘を代行させることで、戦いを有利に進めることも出来る。<br> |
| クラス特性として、「陣地作成」と「道具作成」を保有する。<br> | | クラス特性として、「陣地作成」と「道具作成」を保有する。<br> |
− | これまで正式作品に登場したのは、未完結作品を含めれば以下13人。<br>
| + | これまで登場したのは以下13人。<br> |
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| *[[メディア]] [[Fate/stay night]] | | *[[メディア]] [[Fate/stay night]] |
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| *英語で「魔術師」を意味する単語は「magician」、「mage」、「magus」、「wizard」、「sorcerer」、「warlock」など大量に存在するが、他のクラスと音節や韻を揃えるために現在のクラス名になったと思われる。 | | *英語で「魔術師」を意味する単語は「magician」、「mage」、「magus」、「wizard」、「sorcerer」、「warlock」など大量に存在するが、他のクラスと音節や韻を揃えるために現在のクラス名になったと思われる。 |
| *[[セミラミス]]はスキル「二重召喚」により、キャスターとしての能力も保有している。 | | *[[セミラミス]]はスキル「二重召喚」により、キャスターとしての能力も保有している。 |
− | *マスターとなる魔術師達からは、「最弱」「扱いづらい」「自分に劣る現代の魔術師に従う訳が無い」と敬遠されているが、これまで登場した者達は皆、(最後の)マスターとの仲が非常に良い。<br>夫婦や恋人、同好の士 、自分の半身、師弟などその形は様々だが、他のクラスと比べると満ち足りた最期を迎えられる可能性が割りと高いクラスだったりする。もっとも彼・彼女らのマスターは「一般的な魔術師」ではない場合が多いのだが。<br>また彼らの関係が上手くいったのは、召喚された者に「自らが追い求める目的を達成するためには手段を択ばない魔術師らしい魔術師」が少なかった事も理由として大きい。 | + | *マスターとなる魔術師達からは、「最弱」「扱いづらい」「自分に劣る現代の魔術師に従う訳が無い」と敬遠されているが、初期に登場したキャスター達は皆、夫婦や恋人、同好の士 、自分の半身、師弟などその形は様々だが(最後の)マスターとの仲が非常に良かった。もっとも彼・彼女らのマスターは「一般的な魔術師」ではない場合が多いのだが。<br>また彼らの関係が上手くいったのは、召喚された者に「自らが追い求める目的を達成するためには手段を択ばない魔術師らしい魔術師」が少なかった事も理由として大きい。 |
− | **初期はともかく後年の作品では結構、裏切りや陣営替えも増えている。また、過去のサーヴァントに関しても「最初のマスターとは相性が悪い」「好相性に見えて実は相当危うかった」など、決して仲の良いだけではない、一筋縄ではいかないクラスである。 | + | **初期はともかく後年の作品では結構、裏切りや陣営替えも増えている。また、初期のサーヴァントに関しても「最初のマスターとは相性が悪い」「好相性に見えて実は相当危うかった」など、決して仲の良いだけではない、一筋縄ではいかないクラスである。 |
| **そもそも、本来の聖杯戦争のあり方としては「サーヴァントとマスターはあくまで利害関係であり、[[令呪]]がなければサーヴァントは裏切るもの」と考えられている節がある。実際、多くの「魔術師らしい魔術師」マスターはサーヴァントを「優秀な道具」と見ている。であるならば、逆に「魔術師」のサーヴァントが裏切りを考えるのも至極当然なのかもしれない。 | | **そもそも、本来の聖杯戦争のあり方としては「サーヴァントとマスターはあくまで利害関係であり、[[令呪]]がなければサーヴァントは裏切るもの」と考えられている節がある。実際、多くの「魔術師らしい魔術師」マスターはサーヴァントを「優秀な道具」と見ている。であるならば、逆に「魔術師」のサーヴァントが裏切りを考えるのも至極当然なのかもしれない。 |
| *そもそも魔術を武器とするキャスターと言うクラスがあるのに、三騎士と「[[クラス (ライダー)|騎兵]]」にはクラス特典で「対魔力」スキルが付与されると言うのだから酷い話である。まあ聖杯戦争はバランスを考えて作られた儀式ではないので仕方ないが。<br>「自身が作成した陣地の中であれば」他の三騎士とも渡り合い、最弱から脱することも出来る。が、「キャスタークラスは陣地での防戦においてはサーヴァント随一」というのは聖杯戦争において常識なので、好き好んで敵陣に飛び込む輩はそうそう居ない。<br>そういった事情から、策を用いるか、対魔力に囚われない異能を用いて戦うことになる。 | | *そもそも魔術を武器とするキャスターと言うクラスがあるのに、三騎士と「[[クラス (ライダー)|騎兵]]」にはクラス特典で「対魔力」スキルが付与されると言うのだから酷い話である。まあ聖杯戦争はバランスを考えて作られた儀式ではないので仕方ないが。<br>「自身が作成した陣地の中であれば」他の三騎士とも渡り合い、最弱から脱することも出来る。が、「キャスタークラスは陣地での防戦においてはサーヴァント随一」というのは聖杯戦争において常識なので、好き好んで敵陣に飛び込む輩はそうそう居ない。<br>そういった事情から、策を用いるか、対魔力に囚われない異能を用いて戦うことになる。 |
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| *劇作家・童話作家など、文化や文学に貢献した人物が「キャスター」として召喚されるようになり、魔術師でない者の方が全体の比率として多くなってきた。<br>おそらく、聖杯戦争を考案した者達もこのような事態になるとは想像できなかっただろう。しかし英語のCasterには配役者(=Castする人)の意味もあるため、それなりに的を射たクラス名ともいえる。 | | *劇作家・童話作家など、文化や文学に貢献した人物が「キャスター」として召喚されるようになり、魔術師でない者の方が全体の比率として多くなってきた。<br>おそらく、聖杯戦争を考案した者達もこのような事態になるとは想像できなかっただろう。しかし英語のCasterには配役者(=Castする人)の意味もあるため、それなりに的を射たクラス名ともいえる。 |
| **単純に挙げるだけでも[[アレクサンドル・デュマ|小説家]]、[[ウィリアム・シェイクスピア|劇作家]]、[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|童話作家]]、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|音楽家]]の4名に加え、[[ジル・ド・レェ|錬金術をかじっただけの軍師]]、[[ナーサリーライム|文学そのもの]]も含めるならば6名と既存キャスターの半数を上回る。[[アヴィケブロン|哲学者]]も似たようなものだが、彼の場合れっきとした魔術師でもあるのでキャスター扱いは妥当だろう。 | | **単純に挙げるだけでも[[アレクサンドル・デュマ|小説家]]、[[ウィリアム・シェイクスピア|劇作家]]、[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|童話作家]]、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|音楽家]]の4名に加え、[[ジル・ド・レェ|錬金術をかじっただけの軍師]]、[[ナーサリーライム|文学そのもの]]も含めるならば6名と既存キャスターの半数を上回る。[[アヴィケブロン|哲学者]]も似たようなものだが、彼の場合れっきとした魔術師でもあるのでキャスター扱いは妥当だろう。 |
− | ***また[[ウェイバー・ベルベット|エルメロイⅡ世]]の英霊元である諸葛孔明も、奇門遁甲という占術を修めたという逸話や妖術使いや仙人の弟子という伝説など魔術師としての適正を持ち合わせているのだが、<br>『Grand Order』上ではあくまで鬼才な軍師として召喚されているだけなので、指揮官ないし参謀の様な「集団を動かす人物」も「キャスター」の内に入るのかもしれない。 | + | ***また[[ウェイバー・ベルベット|エルメロイⅡ世]]と融合した英霊である諸葛孔明も、逸話上は奇門遁甲という占術を修めたという妖術使いや仙人の弟子という伝説を持ち合わせているものの、『Grand Order』上ではあくまで合理主義の怪物という扱いなので、指揮官ないし参謀の様な「集団を動かす人物」も「キャスター」の内に入るのかもしれない。 |
| **メタフィクション的な話をするのなら、神話や伝説に登場する大魔術師や霊能力者では強すぎて「最弱のクラス」に相応しくない、どころか聖杯すら凌駕しかねないという事情があるからだろう。事実、『Fate/Zero』のキャスターは仙人にするという案もあったが、「強すぎるから」という理由で没になったことを虚淵氏が語っている。 | | **メタフィクション的な話をするのなら、神話や伝説に登場する大魔術師や霊能力者では強すぎて「最弱のクラス」に相応しくない、どころか聖杯すら凌駕しかねないという事情があるからだろう。事実、『Fate/Zero』のキャスターは仙人にするという案もあったが、「強すぎるから」という理由で没になったことを虚淵氏が語っている。 |
| ***[[メディア|正当派魔術師]]にしても、伝承では「ギリシャの名だたる大英雄達(一説では[[バーサーカー|ヘラクレス]]も含む)ですら交戦を避けたがった竜を、己が魔術で眠らせて出し抜く」という芸当を見事にやってのけており、この伝承の通りの実力であれば十二分に強過ぎる圧倒的な優勝最有力候補にすらなってしまう。 | | ***[[メディア|正当派魔術師]]にしても、伝承では「ギリシャの名だたる大英雄達(一説では[[バーサーカー|ヘラクレス]]も含む)ですら交戦を避けたがった竜を、己が魔術で眠らせて出し抜く」という芸当を見事にやってのけており、この伝承の通りの実力であれば十二分に強過ぎる圧倒的な優勝最有力候補にすらなってしまう。 |