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; 略歴
 
; 略歴
: 『[[Fate/Grand Order]]』第二特異点『永続狂気帝国 セプテム』では、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]らに敗北した[[レフ・ライノール]]により文明を滅ぼす切り札として西暦60年のローマに召喚された。
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: 『[[Fate/Grand Order]]』第二特異点『永続狂気帝国 セプテム』では、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]らに敗北した[[レフ・ライノール]]により文明を滅ぼす切り札として西暦60年のローマに召喚された。しかし、召喚された直後にレフを両断して殺害。彼が持つ聖杯を取り込み、暴走状態となって首都ローマを破壊するために進軍する。決戦にて[[主人公 (Grand Order)|主人公]]らに討ち倒された後は、自分にも破壊できないものがあることに安堵したかのような態度を浮かべ、静かに消えていった。
: しかし、召喚された直後にレフを両断して殺害。彼が持つ聖杯を取り込み、暴走状態となって首都ローマを破壊するために進軍する。
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: 決戦にて[[主人公 (Grand Order)|主人公]]らに討ち倒された後は、自分にも破壊できないものがあることに安堵したかのような態度を浮かべ、静かに消えていった。
   
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、Ⅱの座を統括する[[魔神柱|情報室フラウロス]]との戦いに参戦。オリアスを『涙の星、軍神の剣』によって撃ち抜いた。
 
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、Ⅱの座を統括する[[魔神柱|情報室フラウロス]]との戦いに参戦。オリアスを『涙の星、軍神の剣』によって撃ち抜いた。
 
; 人物
 
; 人物
: 褐色の肌に白い礼装を纏う銀髪の女性。誇り高く理性的な戦士だが、どこか無機質な「空虚」を感じさせる。
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: 褐色の肌に白い礼装を纏う銀髪の女性。誇り高く理性的な戦士で、直感力に優れ、あらゆる自体に際しても理性を放棄することなく立ち向かうが、どこか無機質な「空虚」を感じさせる。敵味方問わず優れた戦士であればその腕を認める度量を持っているが、敵対したものは排除すべき障害とみなすため、基本的に容赦がなく、剣の迷いもない<ref group = "出" name="『Fate/Grand Order material Ⅰ』72-81ページ" >『Fate/Grand Order material Ⅰ』72-81ページ「アルテラ」より。</ref>。
: 彼女の根底に刻まれた厳守は「破壊」として、自分を文明を滅ぼすのための装置だと割り切っているらしく、進んで人間を殺害したくないが壊したいという歪みを抱えている。言動は冷静を通り越して自動的に動く機械のようですらあり、心象風景も、かつて殺したと思われる個体の判別も定かならぬ魔物が徘徊する、破壊し尽くされた荒野という寒々しいもの。
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: 彼女の根底に刻まれた厳守は「破壊」として、自分を文明を滅ぼすのための装置だと割り切っているらしく、進んで人間を殺害したくないが壊したいという歪みを抱えている。言動は冷静を通り越して自動的に動く機械のようですらあり、心象風景も、かつて殺したと思われる個体の判別も定かならぬ魔物が徘徊する、破壊し尽くされた荒野という寒々しいもの<ref group="出" name="私の中の獣">『Fate/Grand Order』幕間の物語「私の中の獣」より。</ref>。文明の象徴であろう建物を破壊し、自然には手を出さないものの結局は巻き添えという形で破壊してしまうが、一応感覚という形で文明にも種類があると分別を弁えているようだ<ref group = "出" name = "お月見イベント 第3話">『月の女神はお団子の夢を見るか?』お月見 第3話「荒城の月」より。</ref>。
: 文明の象徴であろう建物を破壊し、自然には手を出さないものの結局は巻き添えという形で破壊してしまうが、一応感覚という形で文明にも種類があると分別を弁えているようだ。
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: 戦闘が得意分野であるとは認識しているものの、アルテラ個人としては特に好んでいない<ref group = "出" name="『Fate/Grand Order material Ⅰ』72-81ページ" />。戦争と戦闘、破壊以外の事柄には疎く、意識を向けなかったのか不慣れないし未体験<ref group="出" name="私の記憶">『Fate/Grand Order』幕間の物語「私の記憶」より。</ref>。バレンタインイベでも(匂わせる形だが)周囲の女性のアドバイスを受けてチョコレート作りに奮闘する姿が描かれている他、マイルームではマスターと絆を深めることで少しずつ人間的な一面を垣間見せてくる。
: 反対に戦争と戦闘以外の事柄には不慣れないし未体験。バレンタインイベでも(匂わせる形だが)周囲の女性のアドバイスを受けてチョコレート作りに奮闘する姿が描かれている。
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: その一方で、マスターと絆を深めることで少しずつ人間的な一面を垣間見せてくる。
   
; 能力
 
; 能力
: 戦闘時には猛烈な戦いと冷静かつ正確に状況を把握し、三条の輝きを放つ剣を携えて無慈悲な破壊活動を遂行する戦闘機械と化す。
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: 戦闘時には猛烈な戦いと冷静かつ正確に状況を把握し、三条の輝きを放つ剣を携えて猛烈な戦いぶりを遂行する戦闘機械と化す<ref group = "出" name="『Fate/Grand Order material Ⅰ』72-81ページ" />。
    
==バリエーション==
 
==バリエーション==
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: ランク:A<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:1~30<br />最大捕捉:200人<br />由来:献上され、愛剣としたマルスの剣。
 
: ランク:A<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:1~30<br />最大捕捉:200人<br />由来:献上され、愛剣としたマルスの剣。
 
: 「神の懲罰」、「神の鞭」と畏怖された武勇と恐怖が、軍神マルスの剣を得たとの逸話と合わさって生まれたと思われる世界を焼く大宝具。
 
: 「神の懲罰」、「神の鞭」と畏怖された武勇と恐怖が、軍神マルスの剣を得たとの逸話と合わさって生まれたと思われる世界を焼く大宝具。
: 長剣の剣状をしていながらどこか未来的な意匠を思わせる三色の光で構成された「刀身」は、地上に於ける「あらゆる存在」を破壊し得るという。
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: 長剣の剣状をしていながらどこか未来的な意匠を思わせる三色の光で構成された「刀身」は、地上に於ける「あらゆる存在」を破壊し得るという。「刀身」を鞭のようにしならせる他、真名解放を行うことで「刀身」は虹の如き魔力光を放ち、流星の如き突進を持って敵陣を広範に渡って殲滅する。真の力を解放した時、ランクと種別が上昇する。『永続狂気帝国 セプテム』で聖杯を取り込んだ際には対城宝具級の一撃を放っている<ref group = "出" name="第二特異点 第15節">『永続狂気帝国 セプテム』第15節「神の鞭」より。</ref>。
: 「刀身」を鞭のようにしならせる他、真名解放を行うことで「刀身」は虹の如き魔力光を放ち、流星の如き突進を持って敵陣を広範に渡って殲滅する。
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: 彼女の持つ剣は、かつて[[セファール]]が地球を蹂躙した際に、当時一番強い神であった戦神を破り、その戦利品として得た本物の「神の剣」。謂わば神造兵器のプロトタイプとも言える武具、或いは概念がこの軍神の剣である。戦利品としたことの影響は強く、現在のアルテラは鉄の棒であっても持てば軍神の剣に変わるほど深く結びついている。取り込まれた神剣は因子としてバックアップにも受け継がれ、彼女の自我を構成する柱の一つとなった。これが英霊としての彼女の軍神好きの嗜好の正体であり、手にした物が何でも軍神の剣になってしまうという性質の原因でもある。
: 真の力を解放した時、ランクと種別が上昇する。第二章で聖杯を取り込んだ際には対城宝具級の一撃を放っている。
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:『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&敵全体の防御力ダウン<ref group="">3ターン</ref><ref group="">オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のBuster宝具。
: また彼女の持つ剣は、かつてセファールが地球を蹂躙した際に、当時一番強い神であった戦神を破り、その戦利品として得た本物の「神の剣」。謂わば神造兵器のプロトタイプとも言える武具、或いは概念がこの軍神の剣である。戦利品としたことの影響は強く、現在のアルテラは鉄の棒であっても持てば軍神の剣に変わるほど深く結びついている。
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: 取り込まれた神剣は因子としてバックアップにも受け継がれ、彼女の自我を構成する柱の一つとなった。これが英霊としての彼女の軍神好きの嗜好の正体であり、手にした物が何でも軍神の剣になってしまうという性質の原因でもある。
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:『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&敵全体の防御力ダウン<ref name="3ターン">3ターン</ref><ref name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のBuster宝具。
   
:強化前はランクがA-となっているが強化後はランクがAになり、ダメージと防御ダウンの倍率が上昇する。
 
:強化前はランクがA-となっているが強化後はランクがAになり、ダメージと防御ダウンの倍率が上昇する。
 
; 涙の星、軍神の剣(ティアードロップ・フォトン・レイ)
 
; 涙の星、軍神の剣(ティアードロップ・フォトン・レイ)
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: 宝具発動。「軍神の剣」。地上に於ける「あらゆる存在」を破壊しつくす災厄の一撃。
 
: 宝具発動。「軍神の剣」。地上に於ける「あらゆる存在」を破壊しつくす災厄の一撃。
 
; 「力を感じる……これでまた一歩、本体に……」<br>「本体同調率、上昇。私を更に強くするのだな」<br>「星の声が……私を、満たす」<br>「本体同調率、臨界。私を……おまえは、どうするつもりだ……」<br>「これがこの器の限界だ。嬉しいが、残念だ。お前がこれ以上を望むのなら……私は……」
 
; 「力を感じる……これでまた一歩、本体に……」<br>「本体同調率、上昇。私を更に強くするのだな」<br>「星の声が……私を、満たす」<br>「本体同調率、臨界。私を……おまえは、どうするつもりだ……」<br>「これがこの器の限界だ。嬉しいが、残念だ。お前がこれ以上を望むのなら……私は……」
: レベルアップ時及び霊基再臨時のセリフ。「本体」「星の声」等、巨神アルテラを指し示す様な意味深な言葉を述べる。
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: レベルアップ時及び霊基再臨時のセリフ。「本体」「星の声」等、[[巨神アルテラ]]を指し示す様な意味深な言葉を述べる。
    
; 「私は戦うモノ。殺戮の機械だ。お前が、私を使いこなせ」
 
; 「私は戦うモノ。殺戮の機械だ。お前が、私を使いこなせ」
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**そして実際『ちびちゅき!』では「軍神の剣」が「3色ボールペン」にされている。…当人は戸惑っているが。
 
**そして実際『ちびちゅき!』では「軍神の剣」が「3色ボールペン」にされている。…当人は戸惑っているが。
 
*初登場作品は『Grand Order』だが、本来は『[[Fate/EXTELLA]]』の3人目のヒロインとして設定されたサーヴァント。『Grand Order』と『EXTELLA』に同時に登場させる予定だったが『Grand Order』が先にリリースされたことで現在の形になった。
 
*初登場作品は『Grand Order』だが、本来は『[[Fate/EXTELLA]]』の3人目のヒロインとして設定されたサーヴァント。『Grand Order』と『EXTELLA』に同時に登場させる予定だったが『Grand Order』が先にリリースされたことで現在の形になった。
*アッティラ大王は[[ジークフリート]]が出てくる叙事詩「ニーベルンゲンの歌」にエッツェル(Etzel)の名で登場している。こちらはアッティラと違って「悪くない」と反応を示した。<br />[[主人公 (Grand Order)|主人公]]から「女の子っぽい響き」「可愛いから」と意見を述べたが、彼女は否定した。
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*前述のとおり、アッティラ大王という通り名を嫌っているが、これは可愛い響きでないのが理由であって、“親父、元締め”という意味合いに関しては嫌いでない模様<ref group = "出" name="『Fate/Grand Order material Ⅰ』72-81ページ" />。その為か、(悪気がないとは言え)間違えてアッティラの名を呼んでしまったことロマ二を叱りつけている場面がある<ref group="出" name="私の記憶"/>。
 
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**ドイツ語読みのエッツェル(Etzel)は[[ジークフリート]]が出てくる叙事詩「ニーベルンゲンの歌」で登場している。こちらはアッティラと違って「悪くない」と反応を示した。これに関しては[[主人公 (Grand Order)|主人公]]から「女の子っぽい響き」「可愛いから」と意見を述べたが、彼女は否定した<ref group="出" name="私の記憶"/>。
*セイバーとして召喚された為か、騎馬民族の王であるにも関わらず騎乗物は所持していない。このため、第二章クライマックスで登場した際は、今で言うスペインにある連合首都からイタリア半島にあるローマまでの間を徒歩でゆっくりと移動しようとしていた。
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*セイバーとして召喚された為か、騎馬民族の王であるにも関わらず騎乗物は所持していない。このため、『永続狂気帝国 セプテム』最終盤で登場した際は、今で言うスペインにある連合首都からイタリア半島にあるローマまでの間を徒歩でゆっくりと移動しようとしていた。
 
**イベント『月の女神はお団子の夢を見るか?』では本人がこの徒歩移動を「基本、徒歩で来た」と直接ネタにしている。
 
**イベント『月の女神はお団子の夢を見るか?』では本人がこの徒歩移動を「基本、徒歩で来た」と直接ネタにしている。
 
*初見で勘違いをしやすいが、白髪(銀髪)のロングヘアではなく白髪のショートヘア。短めの髪の上に白く長いベールを被っており、それが長髪のように見えるという形になっている。
 
*初見で勘違いをしやすいが、白髪(銀髪)のロングヘアではなく白髪のショートヘア。短めの髪の上に白く長いベールを被っており、それが長髪のように見えるという形になっている。
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== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
<references/>
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===注釈===
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===出典===
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== リンク ==
 
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* [[登場人物]]
 
* [[登場人物]]
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