差分
→真名:アキレウス
:英雄叙事詩『イリアス』において「駿足のアキレウス」と讃えられ、英雄ペレウスと女神テティスを両親に持つ、トロイア戦争最強の戦士。
:英雄叙事詩『イリアス』において「駿足のアキレウス」と讃えられ、英雄ペレウスと女神テティスを両親に持つ、トロイア戦争最強の戦士。
:かの[[ヘラクレス]]と比肩し得る世界的規模の知名度を誇る大英雄だが、それとは裏腹にアキレウスが活躍した時期は比較的短いモノであり、その活躍も殆どがトロイア戦争に飲み刻まれている。
:かの[[ヘラクレス]]と比肩し得る世界的規模の知名度を誇る大英雄だが、それとは裏腹にアキレウスが活躍した時期は比較的短いモノであり、その活躍も殆どがトロイア戦争にのみ刻まれている。
:彼は人生の岐路を幼少時に突きつけられた。戦争で華々しい活躍を遂げた英雄として死ぬか、平凡な人間として長く生きていくか。母テティスに問われた際、アキレウスは迷わず前者を選択した。
:彼は人生の岐路を幼少時に突きつけられた。戦争で華々しい活躍を遂げた英雄として死ぬか、平凡な人間として長く生きていくか。母テティスに問われた際、アキレウスは迷わず前者を選択した。
:女神テティス、英雄ペーレウスの間に生まれたアキレウスは、幼い頃からその運命を定められていた、と言える。
:女神テティス、英雄ペーレウスの間に生まれたアキレウスは、幼い頃からその運命を定められていた、と言える。
:そんな彼を案じた母テティスは、彼を不死身の神々に連なる者とすべく、彼の全身を神聖な火で炙り、不純な人間の血を蒸発させようとした(一説には冥界の川にその身を浸したともされる)。
:そんな彼を案じた母テティスは、彼を不死身の神々に連なる者とすべく、彼の全身を神聖な火で炙り、不純な人間の血を蒸発させようとした(一説には冥界の川にその身を浸したともされる)。
:しかしそれは、人間としてのアキレウスを滅ぼす行為であるとも同義であり、父であるペーレウスは断固としてアキレウスを完全な不死にすることに反対した。
:しかしそれは、人間としてのアキレウスを滅ぼす行為であるとも同義であり、父であるペーレウスは断固としてアキレウスを完全な不死にすることに反対した。
:数年後、立派に成長したアキレウスは参加を乞われたトロイア戦争に意気揚々と出発した。
:数年後、立派に成長したアキレウスは参加を乞われたトロイア戦争に意気揚々と出発した。
:―――無論、彼はその先に悲劇が待つことを知らなかったが、たとえ知っていたとしてもその歩みを止めることはできなかっただろう。
:―――無論、彼はその先に悲劇が待つことを知らなかったが、たとえ知っていたとしてもその歩みを止めることはできなかっただろう。
:彼は「ペーレウスの子息が参加せねば戦いに勝てない」と予言されたことにより、アカイア軍によってスカウトされた。
:彼は「ペーレウスの子息が参加せねば戦いに勝てない」と予言されたことにより、アカイア軍によってスカウトされた。
:盟友パトロクロスと妻との出会い、実戦と宿命のライバル、ヘクトールとの出会い、それらの全てを喜びとして、アキレウスはその足で人生を駆け抜けた。
:盟友パトロクロスと妻との出会い、実戦と宿命のライバル、ヘクトールとの出会い、それらの全てを喜びとして、アキレウスはその足で人生を駆け抜けたのである。
===関連===
===関連===
;アキレス腱
;アキレス腱
: 人体の踵にある急所であり、転じて「強者が持つ弱点」を指す言葉。
: 人体の踵にある急所であり、転じて「強者が持つ弱点」を指す言葉。アキレス腱、という人体の名称は不死身の肉体を持つアキレウス唯一の弱点であった、という伝説の名残。
: 生前において、唯一不死でなかった踵をパリスに射抜かれたことで弱体化し、その後さらに心臓を射抜かれて戦死した逸話から。
: 生前において、唯一不死でなかった踵をパリスに射抜かれたことで弱体化し、その後さらに心臓を射抜かれて戦死した逸話から。
: その逸話ゆえに人体の一部に彼の名が記されており、そのためにアキレウスは数多の英雄の中でも十指に入ると評される程の圧倒的な知名度を誇る。
: その逸話ゆえに人体の一部に彼の名が記されているため、アキレウスは数多の英雄の中でも十指に入ると評される程の圧倒的な知名度を誇る。
: また、サーヴァントとして召喚されたアキレウスの踵は、不死性を保持する宝具『勇者の不凋花』と最速を謳われる宝具『彗星走法』の楔にもなっており、撃ち抜かれると消失してしまう。
: そしてサーヴァントとして召喚されたアキレウスの踵は、不死性を保持する宝具『勇者の不凋花』と最速を謳われる宝具『彗星走法』の楔にもなっており、撃ち抜かれるとこの2つの効果は消失してしまう。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==