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| ; 能力 | | ; 能力 |
| : 巨大な大砲による砲撃で攻撃する。 | | : 巨大な大砲による砲撃で攻撃する。 |
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| == [[宝具]] == | | == [[宝具]] == |
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| : <ruby><rb>大陸軍</rb><rt>グランダルメ</rt></ruby>を率いて暴れ回った逸話から来ている宝具。 | | : <ruby><rb>大陸軍</rb><rt>グランダルメ</rt></ruby>を率いて暴れ回った逸話から来ている宝具。 |
| : アーチャークラスで召喚された場合はこの宝具を持たない。 | | : アーチャークラスで召喚された場合はこの宝具を持たない。 |
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| + | == 真名:ナポレオン == |
| + | : ナポレオン・ボナパルト。<ruby><rb>大陸軍</rb><rt>グランダルメ</rt></ruby>の総司令官であり、征服者であり、支配者。可能性の男であり、人々の期待によって生み出された英雄の偶像。 |
| + | :ロシア帝国への大遠征について広く知られている。北欧神話の要素を一部含む『オシァン』を愛読していたとされている。 |
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| + | : 西暦1789年に発生した革命の後に頭角を現し、1804年5月、国会の議決と国民投票を経て第一帝政フランスの初代皇帝に即位。 |
| + | : 一時期はヨーロッパの大部分を支配するまでに至ったが、最終的には凋落した。 |
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| + | : 生前の彼は「期待と願いに応える存在」だった。 |
| + | : 多くの支持を受けて皇帝として立ち、一度はエルバに籠もった折にも皇帝を待望する声が高まれば舞い戻り、しかし人々が皇帝を否定すれば敗北した。 |
| + | :その波瀾万丈な生涯は、個人の願望と能力のみに依ったものではなく、人々の想いによってこそ導かれた。 |
| + | :少なくとも、英霊の座は“そのような存在”として英雄ナポレオンを定義した。 |
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| + | : 英霊ナポレオンもまた、期待と願いに応え、想いに応え、己がすべき事を成し遂げる。 |
| + | : 故にあらゆるナポレオン伝説を肯定し「人(霊長)の可能性を体現したサーヴァント」として現界した彼は常に「誰かの想いに応える男」として振る舞う。 |
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| + | : 曰く「彼の辞書に不可能の文字は無い」。<br> 曰く「ピラミッドの中で[[イスカンダル]]と出逢った」。<br> 曰く「ギザの大スフィンクスを砲撃で破壊した」。<br> 曰く「フランス革命は秘密結社の陰謀であり、それに深く関わった」。 |
| + | : 多くに応え続けた人生を過ごした男は「ナポレオンならそれくらいやるだろう」として語られた伝説のままに、多くの不可能を可能とする。その在り方は最早、ある種の超人とさえ呼べる。 |
| + | |
| + | : 生前の自分にまつわる事柄には執着しない。コルシカ、パリ、ワーテルロー。全ては過ぎ去った出来事。 |
| + | : サーヴァントとして現界した自分、姿形さえ生前のそれとは変化してしまった自分は「ナポレオン・ボナパルトと名付けられた偶像」であり、過去に執着する亡霊とはなるまい――― |
| + | : そう、彼は考える。人が「ナポレオン」に多くを夢見たならば、そう在るのみ。 |
| + | : 揺るぎない確信のもと、彼は現在と未来を生きる人々のために心身を捧げる。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| ;「それとは別にさ。―――が生きていたことは、嬉しい。<br> こんなに嬉しいのは、初めてアイツの治療室に押し入った時以来だよ。<br> あの時はドクターに見つかってすぐに追い出されたが。今はもう、邪魔するヤツは一人もいない」 | | ;「それとは別にさ。―――が生きていたことは、嬉しい。<br> こんなに嬉しいのは、初めてアイツの治療室に押し入った時以来だよ。<br> あの時はドクターに見つかってすぐに追い出されたが。今はもう、邪魔するヤツは一人もいない」 |
| :クリプター同士との会合の通信を打ち切る際に。カルデアの生き残りに、ベリルが目に付けている人物が生存していることに喜んでいるのだが、その際に悍ましい表情を顕にしている。 | | :クリプター同士との会合の通信を打ち切る際に。カルデアの生き残りに、ベリルが目に付けている人物が生存していることに喜んでいるのだが、その際に悍ましい表情を顕にしている。 |
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| ==メモ== | | ==メモ== |
| *第二部のOPでは口元が血塗れになっているなど、不穏な部分を覗かせている。 | | *第二部のOPでは口元が血塗れになっているなど、不穏な部分を覗かせている。 |