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;能力
 
;能力
 
:魔術師ではあるが、根源への到達を目指していないため正しくは「魔術使い」。士郎にとって魔術は手段であって目的ではない。
 
:魔術師ではあるが、根源への到達を目指していないため正しくは「魔術使い」。士郎にとって魔術は手段であって目的ではない。
:魔術回路の数は27で、1代目の魔術師としては多め。しかし魔術の腕は知識・技量ともに半人前もいいところで、凛からは「へっぽこ」と称される。物語開始時点でまともに使える魔術は基礎中の基礎の構造把握を非効率にこなせる程度で、器物の構造を読み取り、内部を視覚映像として捉える魔術だけは上手い<ref group = "出" name="「Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:09」" />。非効率とされる理由だが、重要な点だけ読み取りいかに速く変化させるかが魔術師の肝であるにも関わらず、士郎は設計図をまるまる制作してしまうため無駄が多いことから。不得手というより、寧ろ天才的なのだが、設計図まで造ったところでほぼ使い道がなく(解錠や修復くらい)、普通の魔術を行使するうえで設計図まで造るのはかなり非効率で支障を来す。切継には「なんて無駄な才能」と目を丸くされたとのこと。士郎はこの「構造把握(設計図の作成)」を起点として魔術を扱う。実践的な魔術である「強化」の成功率はほぼゼロで最後に成功したのは切継が生きていた時、「投影」はガワしか作れない、他の魔術はからっきし、知識面は慎二にも劣るという有り様だったが、聖杯戦争を通じて成長や自分の特性を開花させていく。
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:魔術回路の数は27で、1代目の魔術師としては多め。しかし魔術の腕は知識・技量ともに半人前もいいところで、凛からは「へっぽこ」と称される。物語開始時点でまともに使える魔術は基礎中の基礎の構造把握を非効率にこなせる程度で、器物の構造を読み取り、内部を視覚映像として捉える魔術だけは上手い<ref group = "出" name="「Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:09」" />。また魔力感知は出来ないが、場所の異常には敏感で、凛にも見つけられない呪刻をアッサリ見つけたりするなど変な才能は持っている。士郎の構造把握が非効率とされる理由だが、重要な点だけ読み取りいかに速く変化させるかが魔術師の肝であるにも関わらず、士郎は要点だけではなく設計図をまるまる制作していて無駄が多いことから。不得手というより、寧ろ天才的なのだが、設計図まで造ったところで使い道がなく、普通の魔術を行使するうえで設計図まで造るのはかなり非効率で支障を来す。切嗣には「なんて無駄な才能」と目を丸くされたとのこと。士郎はこの「構造把握(設計図の作成)」を起点として魔術を扱う。実践的な魔術である「強化」の成功率はほぼゼロで最後に成功したのは切嗣が生きていた時、「投影」はガワしか作れない、他の魔術はからっきし、知識面は慎二にも劣る、魔術回路を一から作っているため魔術を練るのに1時間近くかかるという有り様だったが、聖杯戦争を通じて成長や自分の特性を開花させていく。
 
:[[魔術師#属性|属性]]が「剣」と一点特化型であり、[[魔法]]に近い大魔術である[[固有結界]]「無限の剣製」を扱える(詳細は「[[エミヤ|アーチャー]]」の頁にて)。高い構造把握能力や、本人が[[投影魔術]]と思い込んでいた、消えない「投影」は「無限の剣製」の能力の延長。成功率ゼロに等しかった強化が聖杯戦争だと百発百中なのは、強化対象を武器と認識して行っていたため。
 
:[[魔術師#属性|属性]]が「剣」と一点特化型であり、[[魔法]]に近い大魔術である[[固有結界]]「無限の剣製」を扱える(詳細は「[[エミヤ|アーチャー]]」の頁にて)。高い構造把握能力や、本人が[[投影魔術]]と思い込んでいた、消えない「投影」は「無限の剣製」の能力の延長。成功率ゼロに等しかった強化が聖杯戦争だと百発百中なのは、強化対象を武器と認識して行っていたため。
 
:但し、第五次聖杯戦争の時点では魔力が足りず、外部からの補助が無ければ固有結界は展開できない。また、一から作らなければいけないため、物によっては作成に時間が掛かる。ある物をただ取り出し撃ち出すだけでいい「王の財宝」との撃ち合いでは、カタチだけ作れてもその能力の再現までは間に合わず簡単に破壊される。
 
:但し、第五次聖杯戦争の時点では魔力が足りず、外部からの補助が無ければ固有結界は展開できない。また、一から作らなければいけないため、物によっては作成に時間が掛かる。ある物をただ取り出し撃ち出すだけでいい「王の財宝」との撃ち合いでは、カタチだけ作れてもその能力の再現までは間に合わず簡単に破壊される。
:士郎は回路に1つや2つしか設計図が入らず、無理して複数の「魔術(せっけいず)」を走らせた際に吐血している。強力な魔力のバックアップ(凛の補助)があれば使用回数を飛躍的に増やすことは出来るが、魔術を出力する回路の本数は増えない為、一度に投影出来る本数は変わらない。
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:士郎は回路に1つや2つしか設計図が入らず、無理して複数の「魔術(せっけいず)」を走らせた際に吐血している。強力な魔力のバックアップ(凛の補助)があれば使用回数を飛躍的に増やすことは出来る。
 
:最初の師である切嗣が指導の半ばで死去したことも伴い、魔術の鍛錬はほぼ完全に独学。凛に教わるまで、一度構築してしまえばそのまま使い続けることのできる魔術回路を、鍛錬のたびに一から作るという真似をしていた。聖杯戦争開始まで毎晩行っていたこの鍛錬は、内部に張り巡らした集中をミリ単位でもズラせば、それだけで中身が吹き飛ぶという、自身も過酷な魔術鍛錬を強要されていた桜から見ても「先輩が自分で自分の喉を突き刺しているように見えました」と怖れるほど危険な代物。奈須きのこ曰く「どうでもいい練習のたびに背骨をまるごと人工の背骨に移植するような命の綱渡りをしているようなもの」<ref group = "出">「[https://twitter.com/fate_sn_anime/status/520971192820183040 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:16]」</ref><ref group="注">この鍛錬法は切嗣が健在の頃から続けていたらしいが、何故こうも危険な方法を切嗣がとったのかは不明だった。『Fate/stay night』で凛は切嗣もこの方法を取っていた、アーチャーは士郎の魔術回路は神経そのもので特異な為に師に恵まれなかったとそれぞれ推測している。後年アニメ版『[[Fate/Zero]]』付属ドラマCD及び漫画版にてわざと無意味な方法を教える事で諦めさせようとしていたと説明された。</ref>。これを切嗣が死んでから5年間、進歩も成長も楽しみもなくともひたすら続けていた、という点は士郎の精神的な異常性の一面である。
 
:最初の師である切嗣が指導の半ばで死去したことも伴い、魔術の鍛錬はほぼ完全に独学。凛に教わるまで、一度構築してしまえばそのまま使い続けることのできる魔術回路を、鍛錬のたびに一から作るという真似をしていた。聖杯戦争開始まで毎晩行っていたこの鍛錬は、内部に張り巡らした集中をミリ単位でもズラせば、それだけで中身が吹き飛ぶという、自身も過酷な魔術鍛錬を強要されていた桜から見ても「先輩が自分で自分の喉を突き刺しているように見えました」と怖れるほど危険な代物。奈須きのこ曰く「どうでもいい練習のたびに背骨をまるごと人工の背骨に移植するような命の綱渡りをしているようなもの」<ref group = "出">「[https://twitter.com/fate_sn_anime/status/520971192820183040 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:16]」</ref><ref group="注">この鍛錬法は切嗣が健在の頃から続けていたらしいが、何故こうも危険な方法を切嗣がとったのかは不明だった。『Fate/stay night』で凛は切嗣もこの方法を取っていた、アーチャーは士郎の魔術回路は神経そのもので特異な為に師に恵まれなかったとそれぞれ推測している。後年アニメ版『[[Fate/Zero]]』付属ドラマCD及び漫画版にてわざと無意味な方法を教える事で諦めさせようとしていたと説明された。</ref>。これを切嗣が死んでから5年間、進歩も成長も楽しみもなくともひたすら続けていた、という点は士郎の精神的な異常性の一面である。
 
:10年前の災害で大怪我を負っていた彼を救うために、発見者である衛宮切嗣がその体内に、治癒能力を持つ聖剣の鞘「全て遠き理想郷」を埋め込んだ。このため、本来の持ち主であるセイバーが現界している間は鞘の加護を受けていかなる損傷からも回復できる。
 
:10年前の災害で大怪我を負っていた彼を救うために、発見者である衛宮切嗣がその体内に、治癒能力を持つ聖剣の鞘「全て遠き理想郷」を埋め込んだ。このため、本来の持ち主であるセイバーが現界している間は鞘の加護を受けていかなる損傷からも回復できる。
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衛宮キリツグに拾われて衛宮家で元気に育つ。キリツグはアイリと結婚した際に微妙な年頃のシロウの反応が気が気でなかったがシロウは全然気にしてない。<br />「かーちゃん若くて美人だな!!」とか普通に言うのでアイリもテレテレである。アイリにくっついてアインツベルンに行ってからアハト翁にすっかり執心されている。
 
衛宮キリツグに拾われて衛宮家で元気に育つ。キリツグはアイリと結婚した際に微妙な年頃のシロウの反応が気が気でなかったがシロウは全然気にしてない。<br />「かーちゃん若くて美人だな!!」とか普通に言うのでアイリもテレテレである。アイリにくっついてアインツベルンに行ってからアハト翁にすっかり執心されている。
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===士郎===
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『Fate/Grand Order』に登場した人物。<br>スターシステムの存在だがFate世界線の住民ではなく、衛宮士郎とは違う世界・違う年代に生まれて、それなりにFateな冒険をした後に老成したという経緯を持つ士郎。<br>ゲーム内での姿としては霊基第三の村正そのままだが、実際には高齢者の模様。
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期間限定イベント『魔法使いの夜アフターナイト』にて登場。<br>隠居した美術商であり、年一でいい取引をしてくれる[[両儀式]]が隈乃温泉に泊まると聞いて、彼女が欲しがっていた日本刀「カネサダ」を譲ろうと隈乃温泉へやってきていた。
    
==使用した武器==
 
==使用した武器==
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:UBWルートでは、[[葛木宗一郎|葛木]]との戦闘時に強い武器を望んだ士郎が柳洞寺で見たアーチャーの双剣を連想し、不完全ながらも宝具であるこの双剣を投影するという離れ業をやってのける。しかし、その結果使われていなかった魔術回路が突然開かれるという状況になった士郎の体はショック状態になり、一時左半身が麻痺するというアクシデントを伴った。その後もこの双剣は士郎の投影魔術の主力として使われ続ける。
 
:UBWルートでは、[[葛木宗一郎|葛木]]との戦闘時に強い武器を望んだ士郎が柳洞寺で見たアーチャーの双剣を連想し、不完全ながらも宝具であるこの双剣を投影するという離れ業をやってのける。しかし、その結果使われていなかった魔術回路が突然開かれるという状況になった士郎の体はショック状態になり、一時左半身が麻痺するというアクシデントを伴った。その後もこの双剣は士郎の投影魔術の主力として使われ続ける。
 
:HFルートでライダーと共闘しなかった場合[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|セイバーオルタ]]に対抗するために使用され、同じものを作り出せる投影品という利点とこの夫婦剣が持つお互いに引き合うという性質を活かしたアーチャーの剣の最奥「鶴翼三連」を不完全ながらも模倣することでセイバーを剣技において一手上回り、決定的な一撃を打ち込んでいる。
 
:HFルートでライダーと共闘しなかった場合[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|セイバーオルタ]]に対抗するために使用され、同じものを作り出せる投影品という利点とこの夫婦剣が持つお互いに引き合うという性質を活かしたアーチャーの剣の最奥「鶴翼三連」を不完全ながらも模倣することでセイバーを剣技において一手上回り、決定的な一撃を打ち込んでいる。
 +
;鶴翼三連(かくよくさんれん)
 +
:①一対目を投影(干将a・莫耶a)。渾身の魔力を込めて投擲。鉄塊すら砕く威力で左右同時に敵の首を狙う。
 +
:②一対目(干将a・莫耶a)が弾かれた後、無手となったのを見て敵が接近。「凍結、解除」(停止解凍)により瞬時に二対目(干将b・莫耶b)を投影。
 +
:③引き寄せられて戻ってきた一対目の干将aと手に持つ莫耶bで背後と正面からの渾身の同時攻撃。
 +
:④これを防がれるも、上記と同様に引き寄せられてきた莫耶aと手に持つ干将bで再度渾身の力で同時攻撃。
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:⑤二度の渾身の奇襲が防がれた場合、さらに三対目(干将c・莫耶c)を投影して三度目の渾身の一撃を放つ。
    +
:この連撃には布石はあるが牽制はない。作中では初手の投擲から渾身の力で繰り出しており、1つでも当たれば敵を打倒出来る。
 
;勝利すべき黄金の剣(カリバーン)
 
;勝利すべき黄金の剣(カリバーン)
 
:かつてセイバーが所有していた「選定の剣」。夢で共有した彼女の過去の記憶で見たものを、バーサーカー戦にて初投影。本来の持ち主であるセイバーと共に振るい、[[ヘラクレス|バーサーカー]]を打倒した。
 
:かつてセイバーが所有していた「選定の剣」。夢で共有した彼女の過去の記憶で見たものを、バーサーカー戦にて初投影。本来の持ち主であるセイバーと共に振るい、[[ヘラクレス|バーサーカー]]を打倒した。
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;全投影連続層写(ソードバレルフルオープン)
 
;全投影連続層写(ソードバレルフルオープン)
 
:[[ギルガメッシュ]]戦の際、射出されてから投影を開始していては間に合わないことから使用する。
 
:[[ギルガメッシュ]]戦の際、射出されてから投影を開始していては間に合わないことから使用する。
:原理としては、①X個の宝具を解析開始→②1個ずつ魔術(せっけいず)を回路に並べていく→③X個の工程完了→④X個の投影もとい魔術(せっけいず)を回路で待機させる→⑤「停止解凍」する→⑥1つの設計図を具現化→⑦具現化出来た物を射出→⑧次の設計図の具現化に取り掛かる(⑥に戻る)という具合に1つずつカタチにしながら射出するため順次発射となる。作中の説明で、士郎は1つずつしかカタチに出来ないとされており、アーチャーのように一斉掃射出来ないのは、そもそもカタチにした状態で複数展開が出来ないため。この技の肝は、予め複数の魔術(せっけいず)を作成することで、解析工程を省いて連続して投影出来ることにあり、"掃射"ではなく"層写"となっているのは恐らくこのため。
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:原理としては、①X個の宝具を解析開始→②1個ずつ魔術(せっけいず)を回路に並べていく→③X個の工程完了→④X個の投影もとい魔術(せっけいず)を回路で待機させる→⑤「停止解凍」する→⑥1つの設計図を具現化→⑦具現化出来た物を射出→⑧次の設計図の具現化に取り掛かる(⑥に戻る)、という具合に1つずつカタチにしながら射出するため順次発射となる。作中の説明で、士郎は1つずつしかカタチに出来ないとされており、アーチャーのように一斉掃射出来ないのは、そもそもカタチにした状態で複数展開が出来ないため。この技の肝は、予め複数の設計図をストックしておくことで、任意のタイミングで瞬時に具現化出来ることにあり、複数同時投影というより複数高速投影というニュアンスに近い(カタチにしていないだけで投影工程は完了しているので同時投影でも間違いではないとは思うが)。欠点として、設計図であっても複数の宝具を回路に待機させておくのは士郎の魔術回路では負担が大きく、エアを全力で解析しようとした際には残りの設計図を全て破棄しており、片手間で使えるものではないという点。
 
:待機中の魔術(せっけいず)は本来視認出来るものではないが、ギルガメッシュは士郎に働く魔術及び手の内を把握出来ることから本数を正確に言い当てた。
 
:待機中の魔術(せっけいず)は本来視認出来るものではないが、ギルガメッシュは士郎に働く魔術及び手の内を把握出来ることから本数を正確に言い当てた。
 
:アニメUBWでは具現化出来ており、ギルガメッシュに本数を看破されて驚くシーンがカットされている。
 
:アニメUBWでは具現化出来ており、ギルガメッシュに本数を看破されて驚くシーンがカットされている。
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:鶴翼三連を使用した際の「凍結、解除」は言い方は違うが、この「停止解凍」と同じものと思われる。
    
;是・射殺す百頭(ナインライブズ・ブレイドワークス)
 
;是・射殺す百頭(ナインライブズ・ブレイドワークス)
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神造兵装の投影は不可能。ただ型落ちの宝具ならば幾つか含んでいる可能性が示唆されている。<ref group="出" name="「奈須きのこ一問一答-宝具関係」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.134" /><br>
 
神造兵装の投影は不可能。ただ型落ちの宝具ならば幾つか含んでいる可能性が示唆されている。<ref group="出" name="「奈須きのこ一問一答-宝具関係」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.134" /><br>
 
HFルートの最後の投影でセイバー・オルタの「約束された勝利の剣」のCGが映し出されるが、その物ではなかった可能性が高い。<br>
 
HFルートの最後の投影でセイバー・オルタの「約束された勝利の剣」のCGが映し出されるが、その物ではなかった可能性が高い。<br>
また、ムーンセルのアーチャー・[[無銘]]は、「永久に遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)」という、「約束された勝利の剣」の劣化品を「無限の剣製」の展開中に限って投影している。こちらは本編時より錬鉄可能条件がアップしているため。メタな事を言ってしまえば、きのこ氏が目を離している間にスタッフがエクスカリバー投影のモーションを自作してしまい、せっかく作ってくれたものを没にするのもあれなので、無銘は投影の性能が上がってることにし、かつ劣化品ならギリギリ有りという事で手を打った<ref group="出">「Fate/EXTRA用語辞典-無限の剣製」『Fate/EXTRA material』p.213</ref>。<br>
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また、ムーンセルのアーチャー・[[無銘]]は、「永久に遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)」という、「約束された勝利の剣」の劣化品を投影している。こちらは本編時より錬鉄可能条件がアップしているため。メタな事を言ってしまえば、きのこ氏が目を離している間にスタッフがエクスカリバー投影のモーションを自作してしまい、せっかく作ってくれたものを没にするのもあれなので、無銘は投影の性能が上がってることにし、かつ劣化品ならギリギリ有りという事で手を打った<ref group="出">「Fate/EXTRA用語辞典-無限の剣製」『Fate/EXTRA material』p.213</ref>。<br>
 
また起源の関係で収められる武器は白兵戦縛りになるが<ref group="出" name="「奈須きのこ一問一答-宝具関係」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.134" />、「起源弾」については然るべき訓練を受ければ投影でばら撒けるかとの質問に否定はされていない<ref group="出">「誌上コメンタリーⅠ-第十二話 聖杯の招き」『Fate/ZeroアニメビジュアルガイドⅠ』p.135</ref>。
 
また起源の関係で収められる武器は白兵戦縛りになるが<ref group="出" name="「奈須きのこ一問一答-宝具関係」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.134" />、「起源弾」については然るべき訓練を受ければ投影でばら撒けるかとの質問に否定はされていない<ref group="出">「誌上コメンタリーⅠ-第十二話 聖杯の招き」『Fate/ZeroアニメビジュアルガイドⅠ』p.135</ref>。
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;[[Fate/unlimited codes]]
 
;[[Fate/unlimited codes]]
 
:「見習い魔術師」。素手での格闘と、投影魔術で戦う。アーチャーと共通する技もあるが、戦闘スタイルは大きく違う別キャラ。
 
:「見習い魔術師」。素手での格闘と、投影魔術で戦う。アーチャーと共通する技もあるが、戦闘スタイルは大きく違う別キャラ。
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; [[ロード・エルメロイⅡ世の冒険]]
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: 「フェムの船宴」編に登場。
    
===Fate関連作品===
 
===Fate関連作品===
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;[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]
 
;[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]
 
:召喚したサーヴァント。
 
:召喚したサーヴァント。
:剣の誓いの元に聖杯戦争にを駆け抜けるパートナー。魂の双子と揶揄されるほど彼女との絆は強く、士郎がどのルートに進んでも信頼しているのと同じように、彼女もどのルートに進んでも士郎を案じている。ルートによっては恋人に。
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:剣の誓いの元に聖杯戦争を駆け抜けるパートナー。魂の双子と揶揄されるほど彼女との絆は強く、士郎がどのルートに進んでも信頼しているのと同じように、彼女もどのルートに進んでも士郎を案じている。ルートによっては恋人に。
 
;[[遠坂凛]]
 
;[[遠坂凛]]
 
:もともとは片想いの相手。憧れていた女の子。
 
:もともとは片想いの相手。憧れていた女の子。
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;[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト]]
 
;[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト]]
 
:『Fate/hollow ataraxia』では彼女に執事として雇われ、「シェロ」と呼ばれて信頼されるようになる未来があるらしい。
 
:『Fate/hollow ataraxia』では彼女に執事として雇われ、「シェロ」と呼ばれて信頼されるようになる未来があるらしい。
:TVアニメ版『Fate/stay night[UBW]』でも執事にと勧誘されている。
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:TVアニメ版『Fate/stay night[UBW]』でも執事にと勧誘されており、『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』では実際に雇われているようだ。
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===ロート・エルメロイⅡ世の冒険===
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; [[フラット・エスカルドス]]
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: ゲーム仲間。日本のレトロゲームを大河を通じて彼に届けてもらっているらしい。
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; [[葉思真]]
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: モナコのマフィアと揉めた際、助けられて治療してもらった相手。
    
===その他===
 
===その他===
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:美少女ぞろいとはいえ、どいつもこいつも理不尽の塊ではこれが口癖にもなるというもの。
 
:美少女ぞろいとはいえ、どいつもこいつも理不尽の塊ではこれが口癖にもなるというもの。
   −
;「うん、しょうがないから俺が代わりになってやるよ」<br>「爺さんはオトナだからもう無理だけど、俺なら大丈夫だろ。まかせろって、爺さんの夢は――」<br> ―――俺が、ちゃんと形にしてやるから。
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;「うん、しょうがないから俺が代わりになってやるよ」<br>「爺さんはオトナだからもう無理だけど、俺なら大丈夫だろ。まかせろって、爺さんの夢は───」<br> ────俺が、ちゃんと形にしてやるから。
 
:ある月夜に養父に語った誓い。全てのルートで回想され、『Fate/Zero』もこの台詞をもって終わりを迎える。
 
:ある月夜に養父に語った誓い。全てのルートで回想され、『Fate/Zero』もこの台詞をもって終わりを迎える。
 
:この言葉に遠い昔に捨ててしまった純粋な決意を見た切嗣は自分の後をなぞることもないと安堵して息を引き取った。
 
:この言葉に遠い昔に捨ててしまった純粋な決意を見た切嗣は自分の後をなぞることもないと安堵して息を引き取った。
   −
;「え・・・・・・マス・・・・・・ター・・・・・・?」
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;「え……マス……ター……?」
;「な、契約ってなんの―――――――!?」
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;「な、契約ってなんの────────!?」
 
;「それは違う。俺、マスターなんて名前じゃないぞ」
 
;「それは違う。俺、マスターなんて名前じゃないぞ」
 
:偶然か必然か。何もわからぬまま巻き込まれた聖杯戦争は、地獄に落ちても忘れないような景色と、こんな会話から始まった。
 
:偶然か必然か。何もわからぬまま巻き込まれた聖杯戦争は、地獄に落ちても忘れないような景色と、こんな会話から始まった。
      
;「だめでござる。今日は断食するでござる」
 
;「だめでござる。今日は断食するでござる」
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:そしてこの士郎の言葉は、過去に囚われたセイバーに前を向くことを促し、いずれ彼女を救うことになる。
 
:そしてこの士郎の言葉は、過去に囚われたセイバーに前を向くことを促し、いずれ彼女を救うことになる。
   −
;「―――つまり、殺していいんだな、テメェ……!」
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;「────つまり、殺していいんだな、テメェ……!」
 
:Fateルート終盤、自分の歪んだ哲学を語り続ける言峰に対して。<br>もはや言峰を殺すべき「敵」と認識して襲い掛かる。平和主義ではあるが、必要となれば人殺しも辞さない士郎の覚悟が伺える。
 
:Fateルート終盤、自分の歪んだ哲学を語り続ける言峰に対して。<br>もはや言峰を殺すべき「敵」と認識して襲い掛かる。平和主義ではあるが、必要となれば人殺しも辞さない士郎の覚悟が伺える。
   −
;「―――――――セイバー」
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;「────────セイバー」
;「―――――――行こう。これが最後の戦いだ」
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;「────────行こう。これが最後の戦いだ」
:共に大きな敵を前にして、悔いを好きな人を失う辛さを、共に逃げ出す欲望を飲み込んで、マスターとして告げた言葉。後悔をしないと決めて、自分の選択を信じたこの時は、最後の彼女との地上で過ごした思い出となった。
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:共に大きな敵を前に、好きな人を失う辛さを、共に逃げ出したい欲望を飲み込んで、マスターとして告げた言葉。後悔をしないと決めて、自分の選択を信じたこの時が、彼女との地上で過ごした最後の思い出となった。
   −
;「・・・・・ああ、どんな?」
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;「……ああ、どんな?」
;「ああ―――――――本当に、おまえらしい。」
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;「ああ───────本当に、おまえらしい。」
:彼女が駆け抜けた、黄金の草原に似た荒野で精一杯の強がりで彼女の気持ちに応えた言葉。その声に悔いはなく、ただ、忘れえぬよう、長く色褪せぬよう強く願って地平線を見つめつづけた。
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:彼女が駆け抜けた黄金の草原に似た荒野で、精一杯強がり彼女の気持ちに応えた言葉。その声に悔いはなく、ただ、忘れえぬよう、長く色褪せぬよう強く願って地平線を見つめつづけた。
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:士郎がこのセリフを言いながら浮かべた綺麗な笑顔に凛は押し黙り、ずっと彼の傍についていくことを決意する。
 
:士郎がこのセリフを言いながら浮かべた綺麗な笑顔に凛は押し黙り、ずっと彼の傍についていくことを決意する。
   −
;「―――おまえには負けない。誰かに負けるのはいい。<br> けど、自分には負けられない―――!」
+
;「────おまえには負けない。誰かに負けるのはいい。<br> けど、自分には負けられない────!」
 
:アーチャーと対峙して。
 
:アーチャーと対峙して。
 
:眼前の相手は夢破れた己。今夢を追う者として、その男にだけは負けるわけにはいかない。
 
:眼前の相手は夢破れた己。今夢を追う者として、その男にだけは負けるわけにはいかない。
   −
;「決して、間違いなんかじゃないんだから―――!」
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;「決して、間違いなんかじゃないんだから────!」
 
:アーチャーの胸を二つの意味で打った言葉。自分が壊れていると自覚し、自分の言動が偽善だと理解してもなお、士郎は折れない。
 
:アーチャーの胸を二つの意味で打った言葉。自分が壊れていると自覚し、自分の言動が偽善だと理解してもなお、士郎は折れない。
 
:たとえ矛盾していても、叶うことがなくても。養父から受け継ぎ、胸に抱いたそのユメだけは間違いではないと信じているから。
 
:たとえ矛盾していても、叶うことがなくても。養父から受け継ぎ、胸に抱いたそのユメだけは間違いではないと信じているから。
   −
;「いくぞ英雄王――――武器の貯蔵は充分か」
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;「いくぞ英雄王─────武器の貯蔵は充分か」
 
:ギルガメッシュと対峙して。
 
:ギルガメッシュと対峙して。
 
:至上の夢を追い続けた何の変哲もない少年が、幾度となく倒されてなお、世界最強の存在に対して告げる反撃の狼煙。
 
:至上の夢を追い続けた何の変哲もない少年が、幾度となく倒されてなお、世界最強の存在に対して告げる反撃の狼煙。
368行目: 390行目:  
:人を救う為に桜を含めた全てのマスター、サーヴァントを倒して聖杯を破壊する途上の犠牲は全て代償であると覚悟を決めた士郎。それは正義のためにはどこまでも冷徹であり続け、決して揺らぐことのない「鉄の心」である。かつての切嗣やアーチャーと同じ道であったが、月下の誓いの前に切嗣が危惧していた士郎の末路そのものでもあった。
 
:人を救う為に桜を含めた全てのマスター、サーヴァントを倒して聖杯を破壊する途上の犠牲は全て代償であると覚悟を決めた士郎。それは正義のためにはどこまでも冷徹であり続け、決して揺らぐことのない「鉄の心」である。かつての切嗣やアーチャーと同じ道であったが、月下の誓いの前に切嗣が危惧していた士郎の末路そのものでもあった。
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;「もう泣くな。桜が悪い奴だってことはよくわかったから。<br> ―――だから、俺が守る。どんなことになっても、桜自身が桜を殺そうとしても―――俺が桜を守るよ。<br> 俺は桜の為だけの正義の味方になる」
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;「もう泣くな。桜が悪い奴だってことはよくわかったから。<br> ────だから、俺が守る。どんなことになっても、桜自身が桜を殺そうとしても────俺が桜を守るよ。<br> 俺は桜の為だけの正義の味方になる」
 
:いままで隠してきた真実を知られ泣き崩れる桜を抱きしめながら。いままでの二つのルートを翻す「Heaven's Feel」を代表するシーン。
 
:いままで隠してきた真実を知られ泣き崩れる桜を抱きしめながら。いままでの二つのルートを翻す「Heaven's Feel」を代表するシーン。
 
:イリヤの言葉に励まされ、「桜を失いたくない」と自覚した士郎は万人の為の正義の味方を辞め、たった一人の為の正義の味方になると誓う。その先にどんな運命があろうとも。
 
:イリヤの言葉に励まされ、「桜を失いたくない」と自覚した士郎は万人の為の正義の味方を辞め、たった一人の為の正義の味方になると誓う。その先にどんな運命があろうとも。
   −
;「――信頼して、いいんだな」
+
;「───信頼して、いいんだな」
 
: HFより。どんな手をつくしてでも桜の救出を目的とする士郎と桜の内から生まれ出ようとする魔の誕生を祝福せんとする言峰。
 
: HFより。どんな手をつくしてでも桜の救出を目的とする士郎と桜の内から生まれ出ようとする魔の誕生を祝福せんとする言峰。
 
: 言峰の願いはどうあっても許容出来るものではなく理解も出来なかったが、それでも目的の為に今この瞬間のみは共闘しうると判断した士郎は、かつての自分なら決して容認出来なかったであろう言峰との一時的な共闘を望む。
 
: 言峰の願いはどうあっても許容出来るものではなく理解も出来なかったが、それでも目的の為に今この瞬間のみは共闘しうると判断した士郎は、かつての自分なら決して容認出来なかったであろう言峰との一時的な共闘を望む。
   −
;「――――ついて来れるか、じゃねえ」<br>「てめえの方こそ、ついてきやがれ――――!」
+
;「─────ついて来れるか、じゃねえ」<br>「てめえの方こそ、ついてきやがれ─────!」
 
:HFより。黒化したバーサーカーに打ち勝つために、イリヤと共に生き残るために、左腕の封印を解くも逆に左腕に食い潰されそうになった士郎。
 
:HFより。黒化したバーサーカーに打ち勝つために、イリヤと共に生き残るために、左腕の封印を解くも逆に左腕に食い潰されそうになった士郎。
 
:その最中に幻影として現れた赤い弓兵の言葉に、渾身の力を込めて啖呵を切り、赤い背中を突破した。
 
:その最中に幻影として現れた赤い弓兵の言葉に、渾身の力を込めて啖呵を切り、赤い背中を突破した。
   −
;「ありがとう―――お前に何度も助けられた」
+
;「ありがとう────お前に何度も助けられた」
 
: HFより。セイバーとライダーの戦いは士郎の協力によりライダーが勝利したが、いまだに息のあるセイバーを前に、士郎は馬乗りになって凛からもらったアゾット剣を振り上げる。
 
: HFより。セイバーとライダーの戦いは士郎の協力によりライダーが勝利したが、いまだに息のあるセイバーを前に、士郎は馬乗りになって凛からもらったアゾット剣を振り上げる。
 
: トドメを刺さなければいずれ彼女は復活し、また最強の障害となる。それを理解している士郎は、セイバーを自分の中にある彼女との思い出と共に殺すことを決意し、剣を突き立てた。
 
: トドメを刺さなければいずれ彼女は復活し、また最強の障害となる。それを理解している士郎は、セイバーを自分の中にある彼女との思い出と共に殺すことを決意し、剣を突き立てた。
 
: 辛い決断をした士郎の口から出た言葉は、黒化して敵に回ってもなお自分を気にかけ、守ろうとしてくれていた少女への感謝の言葉だった。
 
: 辛い決断をした士郎の口から出た言葉は、黒化して敵に回ってもなお自分を気にかけ、守ろうとしてくれていた少女への感謝の言葉だった。
   −
;「おしおきだ。きついのいくから、歯を食いしばれ」<br>「帰ろう桜。―――そんなヤツとは縁を切れ」
+
;「おしおきだ。きついのいくから、歯を食いしばれ」<br>「帰ろう桜。────そんなヤツとは縁を切れ」
 
:HF終盤の桜への言葉。士郎が桜の背負っていたもの全てを受け入たことによって、桜はマキリの因業から解放される。
 
:HF終盤の桜への言葉。士郎が桜の背負っていたもの全てを受け入たことによって、桜はマキリの因業から解放される。
   −
;―――失せろ。お前が存たままだと、桜は二度と笑えない―――!
+
;────失せろ。お前が存たままだと、桜は二度と笑えない────!
 
:HFの最終盤、言峰に対して心の中で叫んだ台詞。言峰に強力な一撃を与えられ、一度は諦めそうになる士郎。
 
:HFの最終盤、言峰に対して心の中で叫んだ台詞。言峰に強力な一撃を与えられ、一度は諦めそうになる士郎。
 
:記憶を摩耗した彼が思い出したのは、名を忘れてしまった守るべき少女の笑顔だった。彼女を幸せにする為には、あの汚染された大聖杯を壊さねばならない。
 
:記憶を摩耗した彼が思い出したのは、名を忘れてしまった守るべき少女の笑顔だった。彼女を幸せにする為には、あの汚染された大聖杯を壊さねばならない。
 
:かつて同類だった最大の宿敵に対して自らの生きる意味を噛みしめながら反撃に転ずる。
 
:かつて同類だった最大の宿敵に対して自らの生きる意味を噛みしめながら反撃に転ずる。
   −
;「イ――――――リヤ」<br>「イリヤ―――イリヤ、イリヤ、イリヤ、イリヤ、イリヤ―――――!!!」
+
;「イ───────リヤ」<br>「イリヤ────イリヤ、イリヤ、イリヤ、イリヤ、イリヤ──────!!!」
 
:命を賭して大聖杯の門を閉じ、<ruby><rb>弟</rb><rt>シロウ</rt></ruby>を助けようとする<ruby><rb>姉</rb><rt>イリヤ</rt></ruby>への、届くことのない叫び。
 
:命を賭して大聖杯の門を閉じ、<ruby><rb>弟</rb><rt>シロウ</rt></ruby>を助けようとする<ruby><rb>姉</rb><rt>イリヤ</rt></ruby>への、届くことのない叫び。
 
:この時、記憶は摩耗し、意識も砂粒しかない状態であったためにイリヤの名前を思い出せなかったが、それでも一人にさせてしまった彼女を必死に止めようとした。
 
:この時、記憶は摩耗し、意識も砂粒しかない状態であったためにイリヤの名前を思い出せなかったが、それでも一人にさせてしまった彼女を必死に止めようとした。
      −
;(地獄を見た、地獄を見た、地獄を見た。―――いずれ辿る地獄を見た)
+
;(地獄を見た、地獄を見た、地獄を見た。────いずれ辿る地獄を見た)
:TVアニメ版『UBW』20話における心象世界での台詞。<br>これから歩む未来を―――歩み続けるであろう<ruby><rb>理想</rb><rt>じごく</rt></ruby>を見た。
+
:TVアニメ版『UBW』20話における心象世界での台詞。<br>これから歩む未来を────歩み続けるであろう<ruby><rb>理想</rb><rt>じごく</rt></ruby>を見た。
    
;「おい、その先は地獄だぞ。」
 
;「おい、その先は地獄だぞ。」
 
:同上。あの大災害という地獄を歩み続ける自分への問いかけ。
 
:同上。あの大災害という地獄を歩み続ける自分への問いかけ。
   −
;「これがお前の忘れたものだ。<br> 確かに、始まりは憧れだった。けど、根底にあったものは願いなんだよ。この地獄を覆してほしいという願い。<br> 誰かの為になりたかったのに―――結局、何もかも取りこぼしてしまった男の果たされなかった願いだ」
+
;「これがお前の忘れたものだ。<br> 確かに、始まりは憧れだった。けど、根底にあったものは願いなんだよ。この地獄を覆してほしいという願い。<br> 誰かの力になりたかったのに────結局、何もかも取りこぼした男の果たされなかった願いだ」
 
:同上。地獄を歩み続けた答え。そして、アーチャーが忘れてしまったもの。<br />その願いがあったからこそ憧れた。その夢を追う為にその<ruby><rb>理想</rb><rt>じごく</rt></ruby>を歩み続けることを決めた。
 
:同上。地獄を歩み続けた答え。そして、アーチャーが忘れてしまったもの。<br />その願いがあったからこそ憧れた。その夢を追う為にその<ruby><rb>理想</rb><rt>じごく</rt></ruby>を歩み続けることを決めた。
    
=== Fate/hollow ataraxia ===
 
=== Fate/hollow ataraxia ===
;「――――桜が怖いというおまえは正しい。<br> もう、俺にしてやれるコトはない」
+
;「は、はかったな慎二────!」
:慎二に桜が怖いと言われ、半信半疑ながら彼女の日記を最後の方まで読んだ感想。桜の恐ろしさを思い知った士郎であった。
  −
 
  −
;「は、はかったな慎二―――!」
   
:慎二にしてやられ、桜の部屋への侵入の共犯にされた事で叫んだ。まるで某公国の四男坊みたい。
 
:慎二にしてやられ、桜の部屋への侵入の共犯にされた事で叫んだ。まるで某公国の四男坊みたい。
 
:なお、この時点で桜の部屋に張ってあった結界は発動し、桜は部屋に侵入者があったことを感知している。
 
:なお、この時点で桜の部屋に張ってあった結界は発動し、桜は部屋に侵入者があったことを感知している。
   −
;「きゃ―――!? それは伝説の暗殺帳……! ももも、もう一冊あったんデスノゥ――――!?」
+
;「────桜が怖いというおまえは正しい。<br> もう、俺にしてやれるコトはない」
 +
:慎二に桜が怖いと言われ、半信半疑ながら彼女の日記を最後の方まで読んだ感想。桜の恐ろしさを思い知った士郎であった。
 +
 
 +
;「きゃ────!? それは伝説の暗殺帳……! ももも、もう一冊あったんデスノゥ─────!?」
 
:桜の部屋にあった日記という名の暗殺帳は慎二について書かれたものだけでなく、さらにもう一冊あった。ちなみにこちらには桜だけでなく、セイバー、凛、イリヤも書き込んでいる。
 
:桜の部屋にあった日記という名の暗殺帳は慎二について書かれたものだけでなく、さらにもう一冊あった。ちなみにこちらには桜だけでなく、セイバー、凛、イリヤも書き込んでいる。
   −
;「イリヤに一番ドキドキした」
+
;「⋯⋯⋯⋯イリヤには、一番ドキドキした」
:ヒロイン達とプールに行った際、他のグラマラスな美女達を差し置いての感想。後にこの様子を見ていた[[子ギル|英雄王(小)]]に弄られることになる。
+
:ヒロイン達とプールに行った際、他のグラマラスな美女達を差し置いての感想。言われたイリヤは、意表を突かれたような表情で赤面していた。後にこの様子を見ていた[[子ギル|英雄王(小)]]に弄られることになる。
    
;「ダメ。オートバイに乗りたかったら、ちゃんと教習所に行って免許をとってくるコト。<br>だいたいな、ライダーが警察のご厄介になったらうちは水没するぞ。桜が大泣きして。」
 
;「ダメ。オートバイに乗りたかったら、ちゃんと教習所に行って免許をとってくるコト。<br>だいたいな、ライダーが警察のご厄介になったらうちは水没するぞ。桜が大泣きして。」
455行目: 477行目:  
:トーサカが突然思い立ったベンチャー起業に巻き込まれることになったがあっさり受け入れた。幼くてもそういうところ変わってないとトーサカさん絶賛。
 
:トーサカが突然思い立ったベンチャー起業に巻き込まれることになったがあっさり受け入れた。幼くてもそういうところ変わってないとトーサカさん絶賛。
   −
;「そうだな――――、うん!!」<br>“――オレは、正義の味方だからな!!”
+
;「そうだな─────、うん!!」<br>“───オレは、正義の味方だからな!!”
 
:なぜそこまでするのかカレンちゃんに問われてこう答えた。
 
:なぜそこまでするのかカレンちゃんに問われてこう答えた。
   512行目: 534行目:  
;「も、申し訳ありません! 男として情けないですよね! でも、あ、でもですね!?<br> 気が付いたらこうなっていたというか、宇宙の総意がマルチルートを選ばせていたというかっ……」<br>「いいんだ!?」
 
;「も、申し訳ありません! 男として情けないですよね! でも、あ、でもですね!?<br> 気が付いたらこうなっていたというか、宇宙の総意がマルチルートを選ばせていたというかっ……」<br>「いいんだ!?」
 
:姉妹両方と交際しているのか[[遠坂時臣|遠坂と桜のダディ]]に問い詰められ正直に告げた。
 
:姉妹両方と交際しているのか[[遠坂時臣|遠坂と桜のダディ]]に問い詰められ正直に告げた。
:当然叱られると思っていたら「そこはいい」「紳士だから一夫多妻制に理解はある」「私だってしてみたかった」といわれ思わず突っ込む。
+
:当然叱られると思っていたら「そこはいい」「紳士だから一夫多妻制に理解はある」「'''私だってしてみたかった'''」といわれ思わず突っ込む。
    
;「ひぃぃぃっ! この人、ただの親馬鹿だ……!」
 
;「ひぃぃぃっ! この人、ただの親馬鹿だ……!」
540行目: 562行目:     
== メモ ==
 
== メモ ==
 +
*料理をするが、料理好きというワケではないと士郎は否定している<ref group = "出">「fate/staynight hfルート2月6日」</ref>。本人的には、男のクセに料理が趣味というのはいただけないので、あくまで料理が出来るというレベルに留めておいてほしいと思っている。
 +
*士郎は昼休みに生徒会室が使える日以外は弁当を作らない。これは、弁当を持っていくとクラスメート(主に女子)にたかられ、半分も食べられなくなるため。
 
*士郎は朝起きるのが早く、部活を辞めた後でも5時半には目が覚める。
 
*士郎は朝起きるのが早く、部活を辞めた後でも5時半には目が覚める。
*固有結界の副産物が投影魔術だとすれば、投影魔術の副産物が構造把握となる。構造把握を応用し、強化や変化を行っている。
+
*中華料理に苦手意識を持っており、凛が作った中華料理を食べるまで、中華を料理として過小評価している。この理由は、紅洲宴歳館・泰山の激辛中華を食べたことが原因(あと、店長がこれ見よがしにアルアルを語尾につけるのもいただけなかったとしている)。
 +
*固有結界の副産物が投影魔術だとすれば、投影魔術の副産物が構造把握となる。物の構造を想定して、そこに魔力を通すのは強化と変わらないため、構造把握を利用し、強化を行っている。しかし、既にある設計図に本来ないものを付け足す「強化」は士郎からしたら難しいらしく、強化もマシというだけでかなり下手(魔術の訓練でアルコールランプに強化を施そうとした結果、凛の手持ちのアルコールランプ全てを壊してしまっている)。寧ろ設計図に手を加えずそのまま出力するだけでいい「投影」の方が強化より遥かに簡単だと思ってしまっており、当初は「遠坂ならこれくらい簡単に出来るだろ」という失言をして凛に苦い顔をされている。
 +
**士郎の言葉で言うなら、「(強化は)赤い色を濃くするために"自分が赤いと思う絵の具"に別の絵の具を混ぜて、結局違う色にしてしまうようなもの。それに比べて、(投影のように)一から十まで自分の絵の具で描き上げるコトなんて容易い」とのこと。
 
*彼が序盤で行って失敗していた鍛錬は、器物の構造をサーチしてから、内部に魔力を通しての性能補強の強化を施そうとしたというもの<ref group = "出">「[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520971236348682240 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:16]」</ref>。
 
*彼が序盤で行って失敗していた鍛錬は、器物の構造をサーチしてから、内部に魔力を通しての性能補強の強化を施そうとしたというもの<ref group = "出">「[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520971236348682240 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:16]」</ref>。
 
*冬木の大災害の後に、衛宮切嗣が引き取りに来た時に病院に入院していた子供たちは災害とは無関係<ref group = "出">「[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520973178974113792 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:24]」</ref>。
 
*冬木の大災害の後に、衛宮切嗣が引き取りに来た時に病院に入院していた子供たちは災害とは無関係<ref group = "出">「[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520973178974113792 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:24]」</ref>。
 
*TVアニメ版『Fate/Zero』及び『Fate/stay night[UBW]』では、「月下の誓い」で士郎と切嗣の座る場所がゲーム版と逆(未使用イベントラフ画より)になっている。Fateルートであるアニメ『Fate/stay night』よりも短く、あまり尺を割けなかった様子がある。
 
*TVアニメ版『Fate/Zero』及び『Fate/stay night[UBW]』では、「月下の誓い」で士郎と切嗣の座る場所がゲーム版と逆(未使用イベントラフ画より)になっている。Fateルートであるアニメ『Fate/stay night』よりも短く、あまり尺を割けなかった様子がある。
 
*TVアニメ版『Fate/stay night[UBW]』の制作会社であるufotableが発売した2015年の日めくりカレンダーでは誕生日が4月となっているが定かではない。ファンからの「型月は関わっているのか」「公式設定なのか否か」という質問が寄せられたが、広報担当者はツイッター上で「知らない」と回答。さらに、UBWリアルタイム上映会での同じ質問には「ネット公開を禁止する」と回答。2016年には誕生日記述自体が削除されており、黒歴史と化している。
 
*TVアニメ版『Fate/stay night[UBW]』の制作会社であるufotableが発売した2015年の日めくりカレンダーでは誕生日が4月となっているが定かではない。ファンからの「型月は関わっているのか」「公式設定なのか否か」という質問が寄せられたが、広報担当者はツイッター上で「知らない」と回答。さらに、UBWリアルタイム上映会での同じ質問には「ネット公開を禁止する」と回答。2016年には誕生日記述自体が削除されており、黒歴史と化している。
 +
*『Fate/hollow ataraxia』の描写によれば、聖杯戦争参加前の2年生までは法曹関連を進路目標にしていた。2015年のエイプリルフール企画『TMitter2015』で士郎が新米弁護士になっているのは、おそらくこの設定の影響と思われる。
 +
*初出がアドベンチャーゲームであるため仕方がないのだが、私服が一種類しかない。おまけにお世辞にもお洒落とは言えないシンプルなデザインのため'''「しまむらで売ってそうな服」'''と一部では言われてしまっている。確かに士郎はお洒落に興味があるようには見えないが……
 +
**コミカライズ版の『unlimited blade works』では理由付けとして「[[クー・フーリン|トラブルが続いて]][[遠坂凛|衣服が大量に]][[メドゥーサ|ダメになった]]ため聖杯戦争の途中で制服を新調するついでに訳アリ品のセール品をまとめ買いした」と説明されていた。そして[[メディア|これからも大量に]][[エミヤ|ダメになるのが]][[ギルガメッシュ|確定している]]ため前途は多難である。
 +
*奈須きのこ氏によると、士郎がセイバー(アルトリア・ペンドラゴン)以外のサーヴァントを召喚することはない。本来ならサーヴァントを失っても令呪さえあればマスターの権利は残るのだが、士郎の場合はセイバーのマスターとしてしか聖杯戦争に参加できない。HFルートでセイバーを失った士郎の令呪が消えたのはこのため<ref group="出">漫画版『Fate/stay night [Heaven’s Feel] 』9巻あとがき漫画</ref>。
    
===人物について===
 
===人物について===
552行目: 582行目:  
*実の家族については余り語られていない。作中では大火災が起きた後に士郎が両親に起こされて家を出たこと、逃げ遅れた母親と、士郎を先に行かせ母親を助けに戻った父親ごと実家が炎に飲まれ無くなったこと、切嗣に助けられた後もしばらくは家のあった場所に通い、誰よりも優しかった記憶の中の母親に笑いかけていたなど断片的に回想されるのみである。
 
*実の家族については余り語られていない。作中では大火災が起きた後に士郎が両親に起こされて家を出たこと、逃げ遅れた母親と、士郎を先に行かせ母親を助けに戻った父親ごと実家が炎に飲まれ無くなったこと、切嗣に助けられた後もしばらくは家のあった場所に通い、誰よりも優しかった記憶の中の母親に笑いかけていたなど断片的に回想されるのみである。
 
**『[[月姫]]』の主人公[[遠野志貴]]が過去のことを語られたり、基本的な人格は幼少時から変わっていない様子であるのとは対照的である。志貴は記憶を暗示で封じられていたが、士郎の場合は生き残ってしまった罪悪感、自責の念など心理的要因から思い出さないように努めている点で異なっている。この「生き残ったことに罪悪感を覚える」症状を『Fate/EXTRA』の[[無銘]]は「サバイバーズ・ギルト」<ref group="注">大災害や大事故などに遭遇しながら、生存した人々に発症しやすい精神疾患の一種。症状は個人によって様々だが、重症になると鬱を発症して自殺する事も多い。</ref>と判断している。
 
**『[[月姫]]』の主人公[[遠野志貴]]が過去のことを語られたり、基本的な人格は幼少時から変わっていない様子であるのとは対照的である。志貴は記憶を暗示で封じられていたが、士郎の場合は生き残ってしまった罪悪感、自責の念など心理的要因から思い出さないように努めている点で異なっている。この「生き残ったことに罪悪感を覚える」症状を『Fate/EXTRA』の[[無銘]]は「サバイバーズ・ギルト」<ref group="注">大災害や大事故などに遭遇しながら、生存した人々に発症しやすい精神疾患の一種。症状は個人によって様々だが、重症になると鬱を発症して自殺する事も多い。</ref>と判断している。
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**一応最初期のおけるファンブックのインタビューにおいては、魔術師とは関係の無い一般家庭の子であったことが奈須きのこ氏より語られている。<ref group="注">「まぁ養父に関しては主人公のあこがれというか理想ではあるんで、しょっちゅう出てくるんですが、あくまで昔の回想で。本当のお父さんもその魔術師の家系だろう? とか言われますけども、本当に普通の家庭の子なんで。特別言うことはないかなぁと。」</ref><ref group="出">フェイト/ステイナイト プレミアムファンブック P.43</ref>
 
*切嗣・桜・セイバーといった聖杯戦争に関わり絶望に沈んだ人々に救いを齎しながら、肝心の自分自身が決して救われない生き方を歩む人物。凛はその有り方を「ひどく歪」と評した。
 
*切嗣・桜・セイバーといった聖杯戦争に関わり絶望に沈んだ人々に救いを齎しながら、肝心の自分自身が決して救われない生き方を歩む人物。凛はその有り方を「ひどく歪」と評した。
 
*『TYPE-MOONエース』Vol.9のインタビューによると士郎は奈須曰く「壊れている奴」「士郎は人間にあこがれているロボットみたいなヤツ」。
 
*『TYPE-MOONエース』Vol.9のインタビューによると士郎は奈須曰く「壊れている奴」「士郎は人間にあこがれているロボットみたいなヤツ」。
573行目: 604行目:     
===能力について===
 
===能力について===
*魔術の才能が無いとされる反面、物の構造(設計図)の連想はかなり突出している。しかし、物の構造を視覚で捉えている時点で無駄が多く、本来の魔術師はわざわざ隅々まで、構造を把握する必要はない。寧ろ、物事の核の中心を即座に読み取り、誰よりも速く変化させるのが魔術師の戦いとされ、設計図なんて読み取るのは無駄な手間だし、読み取ったところで、魔力の通り易い箇所が判る程度。解体しないでも、故障箇所が瞬時に判ることからガラクタ修理には便利で、素人知識で直せる物なら大抵直せる。投影はこの設計図を連想して再現したもの。
+
*魔術の才能が無いとされる反面、物の構造(設計図)の連想はかなり突出している。しかし、物の構造を視覚で捉えている時点で無駄が多く、本来の魔術師はわざわざ隅々まで、構造を把握する必要はない。寧ろ、物事の核の中心を即座に読み取り、誰よりも速く変化させるのが魔術師の戦いとされるのだが、士郎は対象の設計図をまるまる作成してしまうので無駄が多い。完全な設計図があったところで、重要な箇所は同じなのでやれることは差程変わらない
 +
**例えるなら、普通の魔術師は部分模型(「強化」したい部位)だけ連想しているのに対して、士郎は全体模型を連想してから、「強化」したい部位を見つけている。そもそも、優秀な魔術師は要点を瞬時に見つけ、即座に部分模型が作れるので、わざわざ全体模型を作るのは非効率極まりない。この全体模型を具現化したものが「投影」。
 +
**解体しないでも、故障箇所が瞬時に判ることからガラクタ修理には便利で、素人知識で直せる物なら大抵直せる。投影はこの設計図をそのまま出力したもの。
 
*魔術協会における才能の評価は魔術使いとしては切嗣と同等。単純に数値化すると士郎は10(特定条件下で40)、シエルが100、凛が70〜100。<ref group="出">『Game Japan』2007年2月号</ref>
 
*魔術協会における才能の評価は魔術使いとしては切嗣と同等。単純に数値化すると士郎は10(特定条件下で40)、シエルが100、凛が70〜100。<ref group="出">『Game Japan』2007年2月号</ref>
 
**また、作中での魔術師的なレベルは[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|ケイネス]]が100+α、[[コルネリウス・アルバ|アルバ]]が100、[[アトラム・ガリアスタ|アトラム]]が20、凜が20~30とするなら士郎は10~20くらい。<ref group="出" name="「きのことたかしの一問一答」『Fate/stay night[UBW] Animation Material Ⅱ』" />
 
**また、作中での魔術師的なレベルは[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|ケイネス]]が100+α、[[コルネリウス・アルバ|アルバ]]が100、[[アトラム・ガリアスタ|アトラム]]が20、凜が20~30とするなら士郎は10~20くらい。<ref group="出" name="「きのことたかしの一問一答」『Fate/stay night[UBW] Animation Material Ⅱ』" />
*武具以外の複製が出来ないとされる「無限の剣製」だが、武具類に突出しているだけで全く出来ない訳ではない。まず投影の原理は構造把握(設計図作成)からの連想(具現化)というもので、武具(主に剣)が得意な理由は武具の構造把握に長けているためであり、設計図を明確に作れるなら理論上何でも造れる。神造兵装が投影出来ないのは人間が作成した物でないがゆえに構造の把握が出来ないからである。強いて言えば、士郎がガラクタ修理の条件に「素人知識で直せるもの」としていることから、連想するうえで作成の知識がある程度必要と思われる。本編開始時から、士郎は物の設計図を明確に再現出来るがゆえに、ガワだけは投影出来ていた。『hollow』では、アーチャーが釣竿を投影していたり、士郎が凛のためにおまるを投影しようとして殴られた。
+
*武具以外の複製が出来ないとされる「無限の剣製」だが、武具類に突出しているだけで全く出来ない訳ではない。まず投影の原理は構造把握(設計図作成)からの連想(具現化)というもので、武具(主に剣)が得意な理由は武具の構造把握に長けているためであり、設計図を明確に作れるなら理論上何でも造れる。ただし神造兵装の投影は出来ないとされており、作中では神造兵装であるエアに対して構造の解析すら出来ない描写がなされた(構造の解析すら出来ないのが神造兵装全般の話なのかエア単独の話かは不明)。強いて言えば、士郎がガラクタ修理の条件に「素人知識で直せるもの」としていることから、連想するうえで作成の知識がある程度必要と思われる。本編開始時から、士郎は物の設計図を明確に再現出来るがゆえに、ガワだけは投影出来ていた。『hollow』では、アーチャーが釣竿を投影していたり、士郎が凛のためにおまるを投影しようとして殴られた。
 
*構造把握の難易度の差異。
 
*構造把握の難易度の差異。
 
**ストーブ→触れて構造を把握している。
 
**ストーブ→触れて構造を把握している。
 
**武器→視認しただけで構造を把握している。
 
**武器→視認しただけで構造を把握している。
**神造兵装(アヴァロン)→セイバーと契約し、体内にある時のみ構造を把握している。体内から無くなると時間と共に忘れていく。
+
**アヴァロン→セイバーと契約し、体内にある時のみ構造を把握している。体内から無くなると時間と共に忘れていく。
    
*士郎は自身の異常な治癒能力を身体の中に剣があるかのように捉えている。しかし実際には抽象化されたイメージだけでなく、本当に体内に剣がある。士郎の再生能力は「まず筋肉を刀身に変換して、穴の開いた部分を剣で縫い付ける」という非常に回りくどい方法をとっている。この時の士郎の身体は非常に硬く、学校でライダーに襲われた士郎に刃が通らなかったのはこのためである。結果、自分の武器では傷をつけられるが致命打を与えづらい、面倒に思ったライダーは士郎を墜落死させようとすることになった<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130ページ"/>。
 
*士郎は自身の異常な治癒能力を身体の中に剣があるかのように捉えている。しかし実際には抽象化されたイメージだけでなく、本当に体内に剣がある。士郎の再生能力は「まず筋肉を刀身に変換して、穴の開いた部分を剣で縫い付ける」という非常に回りくどい方法をとっている。この時の士郎の身体は非常に硬く、学校でライダーに襲われた士郎に刃が通らなかったのはこのためである。結果、自分の武器では傷をつけられるが致命打を与えづらい、面倒に思ったライダーは士郎を墜落死させようとすることになった<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130ページ"/>。
 
**このことと関連して、無限の剣製を制御できないHFルート終盤のような状況では臓器が剣で傷付いていき、最終的には身体が剣に呑みこまれてしまう。
 
**このことと関連して、無限の剣製を制御できないHFルート終盤のような状況では臓器が剣で傷付いていき、最終的には身体が剣に呑みこまれてしまう。
 
*HFルートで『是、射殺す百頭』を使用したが黒化バーサーカーを殺せていない。バーサーカーがとある理由で攻撃を止めていなかった場合、士郎は負けている。
 
*HFルートで『是、射殺す百頭』を使用したが黒化バーサーカーを殺せていない。バーサーカーがとある理由で攻撃を止めていなかった場合、士郎は負けている。
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==関連年表==
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* 1987年 誕生<br>
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* 1994年11月 冬木の大火災で両親が死亡し、衛宮切嗣の養子になる。
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* 1996年 切嗣から魔術を教わる。<br>
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* 1999年冬 養父の切嗣死亡。一人で暮らし始める。<br>
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* 2000年2月 中学校で走り高跳びをしているところを遠坂凛に目撃される。<br>
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* 2000年4月 中学校で走り高跳びをしているところを間桐桜に目撃される。<br>
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* 2000年秋 文化祭の準備中に間桐慎二と仲良くなる。<br>
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* 2002年4月 穂群原学園に入学する。弓道部に入る。<br>
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* 2002年夏 弓道部を追い出される。桜が衛宮家に顔を出すようになる。<br>
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* [[Fate/stay night|2004年2月]] 第五次聖杯戦争に参加する。<br>
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* [[Fate/hollow ataraxia|2004年7月]] 「繰り返しの四日間」<br>
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* 2005年3月 高校卒業と同時に、凛の弟子として時計塔に留学する。
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* [[ロード・エルメロイⅡ世の冒険|2007年8月]] ルヴィアの執事として働いている。
    
==話題まとめ==
 
==話題まとめ==
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[[Category:Fate/mahjong night 聖牌戦争]]
 
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[[Category:衛宮さんちの今日のごはん]]
 
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[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[category:カーニバル・ファンタズム]]
 
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[[Category:ALL AROUND TYPE-MOON]]
 
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[[Category:フェイト/タイガーころしあむ]]
 
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[[Category:フェイト/タイガーころしあむ アッパー]]
 
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[[Category:ロード・エルメロイⅡ世の冒険]]
 
[[Category:コハエース]]
 
[[Category:コハエース]]
 
[[Category:TYPE-MOON エイプリルフール企画]]
 
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[[Category:路地裏さつき ヒロイン十二宮編]]
 
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