差分

編集の要約なし
13行目: 13行目:  
| 地域 = 欧州
 
| 地域 = 欧州
 
| 属性 = 中立・中庸
 
| 属性 = 中立・中庸
| 隠し属性 = 天
+
| 副属性 = 天
 
| 性別 = 男性
 
| 性別 = 男性
 
| スリーサイズ =  
 
| スリーサイズ =  
22行目: 22行目:  
| サーヴァント階位 =  
 
| サーヴァント階位 =  
 
| 特技 =  
 
| 特技 =  
| 好きな物 =  
+
| 好きな物 = 公正、正道、高潔、優美
| 苦手な物 =  
+
| 苦手な物 = (強いて言うなら)裏切り
 
| 天敵 =  
 
| 天敵 =  
 
| デザイン = 森山大輔(FGO)
 
| デザイン = 森山大輔(FGO)
35行目: 35行目:     
; 略歴
 
; 略歴
: 『[[Fate/Grand Order]]』第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』では、西暦1783年のアメリカに召喚され、[[ディルムッド・オディナ]]と共にケルト軍の一員として登場。[[マシュ・キリエライト]]に求婚する。
+
: 『[[Fate/Grand Order]]』第五特異点『[[北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム]]』では、西暦1783年のアメリカに召喚され、[[ディルムッド・オディナ]]と共にケルト軍の一員として登場。[[マシュ・キリエライト]]に求婚する。
 
: アルカトラズ収容所から脱出を試みる主人公たちに立ちはだるも、敗れて消滅する。
 
: アルカトラズ収容所から脱出を試みる主人公たちに立ちはだるも、敗れて消滅する。
 
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅤの座を統括する[[魔神柱|兵装舎ハルファス]]と交戦する。
 
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅤの座を統括する[[魔神柱|兵装舎ハルファス]]と交戦する。
48行目: 48行目:  
; 能力
 
; 能力
 
: 多くの魔術・叡智を修め、本来であれば多くの能力・宝具を有しており、槍兵として現界すれば槍と癒しの能力を使用する。
 
: 多くの魔術・叡智を修め、本来であれば多くの能力・宝具を有しており、槍兵として現界すれば槍と癒しの能力を使用する。
 +
: 『Fate/Grand Order -turas réalta-』では水を利用した幻影魔術も使用していた。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
59行目: 60行目:  
== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
 
; 無敗の紫靫草(マク・ア・ルイン)
 
; 無敗の紫靫草(マク・ア・ルイン)
: ランク:A+<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:0~100<br />最大捕捉:300人<br />由来:フィン・マックールの剣マク・ア・ルイン
+
: ランク:A<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:0~100<br />最大捕捉:300人<br />由来:フィン・マックールの剣マク・ア・ルイン
 
:邪悪な妖精へと零落した神霊アレーンを倒したとされる魔法の槍。2メートル以上ある両手槍。
 
:邪悪な妖精へと零落した神霊アレーンを倒したとされる魔法の槍。2メートル以上ある両手槍。
: 自動攻撃機能を有する他、精神干渉をはじめとする精神に働きかけるあらゆるマイナス効果を無効化出来るの効果を持つ。真名解放すれば、祖先である戦神ヌアザの司る「水」の激しい奔流を伴う一撃を放つ。
+
: 自動攻撃機能を有する他、精神干渉をはじめとする精神に働きかけるあらゆるマイナス効果を無効化出来るの効果を持つ。真名解放すれば、祖先である戦神ヌアザの司る「水」の激しい奔流を伴う一撃を放つ。『Fate/Grand Order -turas réalta-』での描写では、威力はちょっとした津波に匹敵し、大地を割り砕いて荒野の一部を「島」にしてしまった。
 
: 真名はフィン・マックールの愛剣の銘だが、この剣はしばしば槍と同一視され、宝具として成立するにあたり神霊アレーン殺しの槍と同化している。
 
: 真名はフィン・マックールの愛剣の銘だが、この剣はしばしば槍と同一視され、宝具として成立するにあたり神霊アレーン殺しの槍と同化している。
:『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&敵全体の攻撃力をダウン<ref group = "注">3ターン、オーバーチャージで効果UP</ref>&自身に精神異常無効状態を付与<ref group = "注">3ターン</ref>」という効果のArts属性の宝具。
+
:『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃[Lv]&攻撃力をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+自身に精神異常無効状態を付与(3ターン)」という効果のArts宝具。
 +
:幕間の物語クリアでA+ランクに上昇し、宝具威力倍率が上昇する。
 
;この手で掬う命たちよ(ウシュク・ベーハー)
 
;この手で掬う命たちよ(ウシュク・ベーハー)
 
: ランク:C<br />種別:対人宝具<br />レンジ:0<br />最大捕捉:1人
 
: ランク:C<br />種別:対人宝具<br />レンジ:0<br />最大捕捉:1人
74行目: 76行目:  
: フィンの親指には鮭の脂がついたため、舐めるとあらゆる謎を解き明かす大いなる叡智を得る。宝具「この手に掬う命たちよ」の由来も、この逸話によるものとされる。
 
: フィンの親指には鮭の脂がついたため、舐めるとあらゆる謎を解き明かす大いなる叡智を得る。宝具「この手に掬う命たちよ」の由来も、この逸話によるものとされる。
 
: この宝具によって与えられるのは「知識」ではなく「智慧」であるため、知りようのないことを知ることはできないが、あらゆる情報や状況等を整理して、「最善の答え」を導き出すことができる。
 
: この宝具によって与えられるのは「知識」ではなく「智慧」であるため、知りようのないことを知ることはできないが、あらゆる情報や状況等を整理して、「最善の答え」を導き出すことができる。
: [[スカサハ]]が「魔境の智慧」で得た分析探知スキルによれば地球上では有り得ない濃度のもの凄いDHA反応がこの宝具から出たらしい。
+
: [[スカサハ]]が「魔境の智慧」で得た分析探知スキルによれば、地球上では有り得ない濃度のもの凄いDHA反応がこの宝具から出たらしい。
 
: なお、伝承では親指を舐めているが、宝具名にもあるように実際には舐めているのではなく噛んでいるとのこと。
 
: なお、伝承では親指を舐めているが、宝具名にもあるように実際には舐めているのではなく噛んでいるとのこと。
   88行目: 90行目:  
: なおなぜか本作では黒髪となっている。
 
: なおなぜか本作では黒髪となっている。
 
; [[Fate/Apocrypha]](アニメ版)
 
; [[Fate/Apocrypha]](アニメ版)
: 回想で第三次聖杯戦争においての[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|ダーニック]]のサーヴァントとして登場。
+
: 回想で第三次聖杯戦争において[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|ダーニック]]のサーヴァントとして登場。
 
; [[Fate/Grand Order]]
 
; [[Fate/Grand Order]]
: 500万ダウンロード記念に際して実装。
+
: 500万ダウンロード記念に際して実装。2020年2月26日にはモーション改修が実施している。
 
; [[Fate/EXTRA CCC FoxTail]]
 
; [[Fate/EXTRA CCC FoxTail]]
 
: [[鈴鹿御前]]と[[坂神一人]]の月の聖杯戦争三回戦の対戦相手として登場。
 
: [[鈴鹿御前]]と[[坂神一人]]の月の聖杯戦争三回戦の対戦相手として登場。
110行目: 112行目:  
:第五特異点で敵として相見える。その戦いぶりに求婚する。
 
:第五特異点で敵として相見える。その戦いぶりに求婚する。
 
;[[アルトリア・ペンドラゴン〔ランサー〕]]
 
;[[アルトリア・ペンドラゴン〔ランサー〕]]
:彼女の幕間の物語にて、夢に入り込んでしまった主人公を心配して助けにくる。
+
:彼女の幕間の物語にて、夢に入り込んでしまった主人公を心配して助けにくるが、最終的には彼女が危険ではないと見なして帰っていった。
:最終的には彼女が危険ではないと見なして帰っていった。フィアナの騎士の役割として「神から人を守る」というものもあるので、神経質になるのも当然かもしれないが。
+
:フィアナの騎士の役割として「神から人を守る」というものもあるので、神経質になるのも当然かもしれないが…
;[[ディルムッド・オディナ〔セイバー〕]]
+
;[[紅閻魔]]
:下記のディルムッドがセイバーとして召喚されたもの。
+
:イベントでの繋がりから、彼女の幕間の物語でも共演。
:ランサーの彼と比べると天然で脳筋気味なためか、ジョークではなくツッコミを入れることが相対的に多くなっている。
+
:閻魔王秘伝の書「閻魔帳」が盗まれたことによるカルデア食中毒騒動の収束を手伝う。
 +
;[[俵藤太]]
 +
:紅閻魔の幕間の物語で共演。
 +
:「閻魔帳」を盗んだ[[茨木童子|犯人]]に対抗できる助っ人として声をかけていた。
 +
;[[妖精騎士ガウェイン]]、[[妖精騎士トリスタン]]、[[妖精騎士ランスロット]]
 +
: 自身も惑わされた「妖精」なだけあり、軟派な態度はとりつつも警戒心をむき出しにしている。
 +
:もしも彼女達がいた[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ|ブリテン異聞帯]]に同行し、そこに住む妖精の実態を知った暁には、到底タダでは済まなかっただろう…
    
=== Fate/Apocrypha ===
 
=== Fate/Apocrypha ===
 
;[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア]]
 
;[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア]]
 
:第三次聖杯戦争時のマスター。
 
:第三次聖杯戦争時のマスター。
:アニメ版で当時のダーニックがサーヴァントを引き連れていないのは格好がつかないということで設定された。他に[[ベオウルフ]]、[[トリスタン]]という案もあったとのこと。<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/901469984324435968 東出祐一郎‏氏のツイートより]</ref>
+
:アニメ版にて、当時のダーニックがサーヴァントを引き連れていないのは格好がつかないということで設定された。他に[[ベオウルフ]]、[[トリスタン]]という案もあったとのこと。<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/901469984324435968 東出祐一郎‏氏のツイートより]</ref>
 +
:作中ではほんの少しだけの登場だった事もあり、どのような主従関係だったかは不明。
    
=== Fate/EXTRA CCC FoxTail ===
 
=== Fate/EXTRA CCC FoxTail ===
136行目: 145行目:  
: フィンにとってはそういったいざこざは「今ではない時の記憶」なのであまり気にしておらず、「久々に会えて嬉しい」とすら言っているが、死の記憶がまさにそれであるディルムッドからはかなり気まずく思われている。また、フィンの方も気にしていないと言っても該当するのはグラニアを巡る三角関係の発端ぐらいであり、見殺しの件に関する罪悪感を内心抱え込んでいた。
 
: フィンにとってはそういったいざこざは「今ではない時の記憶」なのであまり気にしておらず、「久々に会えて嬉しい」とすら言っているが、死の記憶がまさにそれであるディルムッドからはかなり気まずく思われている。また、フィンの方も気にしていないと言っても該当するのはグラニアを巡る三角関係の発端ぐらいであり、見殺しの件に関する罪悪感を内心抱え込んでいた。
 
: 『Fate/Grand Order』ではコンビで登場する事が多いが、悪意は無いが微妙に笑えないジョークで振り回す事が多い。
 
: 『Fate/Grand Order』ではコンビで登場する事が多いが、悪意は無いが微妙に笑えないジョークで振り回す事が多い。
 +
;[[ディルムッド・オディナ〔セイバー〕]]
 +
:ディルムッドがセイバーとして召喚された存在。
 +
:ランサーの彼と比べると天然で脳筋気味なためか、ジョークではなくツッコミを入れることが相対的に多くなっている。
 
; サーバ
 
; サーバ
 
: 一人目の妻。妖精であったという伝承があり、サーヴァントになってからも加護を受けている模様。
 
: 一人目の妻。妖精であったという伝承があり、サーヴァントになってからも加護を受けている模様。
145行目: 157行目:  
: 彼が長年追い求めてきた「知恵の鮭」の力を偶然とはいえ手にする事になってしまったが、そのことを怒るどころか快く譲ってくれた人格者。
 
: 彼が長年追い求めてきた「知恵の鮭」の力を偶然とはいえ手にする事になってしまったが、そのことを怒るどころか快く譲ってくれた人格者。
 
: 「毎回親指を噛むことになるなんて気の毒」とジョークも交えて心の負担を減らしてくれる気遣いも見せており、フィンのディルムッドに対する振る舞いにも影響を与えている可能性もある。
 
: 「毎回親指を噛むことになるなんて気の毒」とジョークも交えて心の負担を減らしてくれる気遣いも見せており、フィンのディルムッドに対する振る舞いにも影響を与えている可能性もある。
 +
;アシーン
 +
: サーバとの間に生まれた息子。名前には「小鹿」という意味がある。高名な詩人としても名を馳せ、後世に残されたフィンや騎士団に関する書物等は彼が書き記したとも云われている。
 +
;オスカ
 +
: 孫。ディルムッドとは同時期に騎士団入りした親友同士で、彼の死際に何度も忠言を受けたにも関わらず見殺しにしてしまった事で確執を生んでしまう。後にフィアナ騎士団の対立による争いが元で戦死し、フィンが涙を流したのは愛犬ブランの死とこの時だけだったという。
 +
;ブラン、スコローン
 +
: 飼っていた数多くの猟犬のうち、特に可愛がっていたとされる愛犬の兄弟。それぞれ別々の冒険の報酬として手に入れている。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
150行目: 168行目:  
: 宝具発動。渦巻く水が収束し、神をも殺す一槍となって放たれる。
 
: 宝具発動。渦巻く水が収束し、神をも殺す一槍となって放たれる。
   −
;「私は…多くの過ちを犯したのだ。美しき姉妹を、この美貌で惑わせた事もある。第一の妻を巡り妖精と争った事もある。<br> …そして…第三の妻をグラニアをめぐり…いや、この話は止めておこう。」
+
;「私は…多くの過ちを犯したのだ。美しき姉妹を、この美貌で惑わせた事もある。第一の妻を巡り妖精と争った事もある。<br> …そして…第三の妻をグラニアをめぐり…いや、この話は止めておこう」
 
:絆Lv5での台詞。話題を打ち切ったのは言うまでもなく、自分にそれを語る資格がないと自省・自覚しているからであろう。
 
:絆Lv5での台詞。話題を打ち切ったのは言うまでもなく、自分にそれを語る資格がないと自省・自覚しているからであろう。
   178行目: 196行目:  
:ブリュンヒルデの体験クエストにて。確かに親指の鮭の脂はフィンの伝説の一つであり宝具にもなっているが、もう少し言い方というものがあるだろう。
 
:ブリュンヒルデの体験クエストにて。確かに親指の鮭の脂はフィンの伝説の一つであり宝具にもなっているが、もう少し言い方というものがあるだろう。
 
:脂の効果についてはまだ不明であるが、何らかの形で魔力が供給されるのか、単独行動に類するスキルでも獲得できるのであろうか?
 
:脂の効果についてはまだ不明であるが、何らかの形で魔力が供給されるのか、単独行動に類するスキルでも獲得できるのであろうか?
 +
 +
;「妖精の気配……懐かしくも恐ろしいモノではあるが……なに、カルデアでの現界であれば問題は無いだろうさ」
 +
;「それよりマスター、私に紹介してくれまいか?ははははは、あくまで騎士としてさ。あくまで」
 +
:マイルーム会話の一つ「妖精騎士」
 +
:その経歴から汎人類史の妖精の本質と危険性をよく知っているためか、妖精騎士らに対し声のトーンを含め彼のマイルーム会話では珍しい程に警戒心を顕にしている。一見はいつもの調子に戻った後半の台詞でさえも警戒を怠っていない様子から、最早妖精の範疇さえも超えて危険性が増長してしまった妖精國やその実態を知った際の反応が気になるところである。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
 
* フィンという名は本名ではなく金髪で肌が白くて美しい容姿からつけられた名前。幼名はディムナ。その後求婚を迫ってきた魔女の呪いで銀髪に変えられた。しかし、『Zero』のアニメ版と漫画版で描かれた老年期の姿はなぜか黒髪になっている。
 
* フィンという名は本名ではなく金髪で肌が白くて美しい容姿からつけられた名前。幼名はディムナ。その後求婚を迫ってきた魔女の呪いで銀髪に変えられた。しかし、『Zero』のアニメ版と漫画版で描かれた老年期の姿はなぜか黒髪になっている。
 
* 『Zero』におけるディルムッドの回想での人物像だけでは老害とも思われかねないが、原典でのケルト神話ではフィンが中心でこのディルムッドとのエピソードは老年期の一部分に過ぎない。青年期では真っ当な英雄として描かれている。また漫画版では悪意を持ってディルムッドを謀殺した形になっているが、伝承によっては助けるかどうか躊躇し結果的に見殺しにしてしまったというものもある(『Zero』の原作でもこちら寄りの描写である)。
 
* 『Zero』におけるディルムッドの回想での人物像だけでは老害とも思われかねないが、原典でのケルト神話ではフィンが中心でこのディルムッドとのエピソードは老年期の一部分に過ぎない。青年期では真っ当な英雄として描かれている。また漫画版では悪意を持ってディルムッドを謀殺した形になっているが、伝承によっては助けるかどうか躊躇し結果的に見殺しにしてしまったというものもある(『Zero』の原作でもこちら寄りの描写である)。
**老年期と述べたように、グラニアと婚儀を交わそうとした時にはうら若き乙女のグラニアに対しフィンはすっかり老年であり、グラニアは元々彼との婚約にまったく乗り気ではなかったという伝承もある。そこに渡りに舟というようにディルムッドが式の会場にいた為、魅了の呪い抜きでも彼を利用とした末の逃避行とも言われる。正確に言えば逃避行の候補に選んだのはディルムッド1人ではなくディルムッドとオイシン(フィンの息子)の2人。オイシンには「父親の女性を奪わない」というゲッシュがあったこともあり、ディルムッドに白羽の矢が立ってしまう。ディルムッドに「婦人の頼みを断れない」というゲッシュがあったのもグラニアは好都合であり、割かしオイシンにも同情されている<br>…しかし、グラニアも大概したたかな女である。
+
**老年期と述べたように、グラニアと婚儀を交わそうとした時にはうら若き乙女のグラニアに対しフィンはすっかり老年であり、グラニアは元々彼との婚約にまったく乗り気ではなかったという伝承もある。そこに渡りに舟というようにディルムッドが式の会場にいた為、魅了の呪い抜きでも彼を利用とした末の逃避行とも言われる。正確に言えば逃避行の候補に選んだのはディルムッドとフィンの息子アシーンの2人。しかしアシーンには「父親の女性を奪わない」というゲッシュがあったこともあり、消去法でディルムッドに白羽の矢が立ってしまう。ディルムッドに「婦人の頼みを断れない」というゲッシュがあったのもグラニアは好都合であり、割かしアシーンにも同情されている<br>…しかし、グラニアも大概したたかな女である。
*因みにフィン本人もグラニアを妻に迎える事はあまり乗り気ではなかったと言われている。第一の妻サーバは妖精でありながらフィンと深い愛を結んだが、彼が出陣した際に黒い妖精ドルイドに連れ去られるという別れを経験しており、フィンは七年間もサーバを必死に探したが自身の息子を名乗るアシーンからサーバが体を操られてドルイドに従わされた事を聞き、二度と会えない事を悟り悲嘆した。第二の妻マーニサーとは良好な夫婦関係を築いたが、彼女も老齢に差し掛かったことにフィンを置いて死去。サーバを失った悲しみを思い出し、悲嘆する父を見たアシーンが薦めたのが上王の娘「グラニア」だった。フィンは息子の提案に従い、アシーンは上王にフィンとグラニアの婚姻を申し出てて婚約が決まったという物である。フィン本人からグラニアを欲した訳ではなく傷心の際に息子が進めた婚姻に乗っかっただけであったが、三人目の妻も奪われるという事態がトラウマを刺激したのか、ディルムッドを憎悪する事となる。
+
*因みにフィン本人もグラニアを妻に迎える事はあまり乗り気ではなかったと言われている。第一の妻サーバは妖精でありながらフィンと深い愛を結んだが、彼が出陣した際に黒い妖精ドルイドに連れ去られるという別れを経験しており、フィンは七年間もサーバを必死に探したが自身の息子を名乗るアシーンからサーバが体を操られてドルイドに従わされた事を聞き、二度と会えない事を悟り悲嘆した。第二の妻マーニサーとは良好な夫婦関係を築いたが、彼女も老齢に差し掛かりフィンを置いて死去。サーバを失った悲しみを思い出し、悲嘆する父を見たアシーンが薦めたのが上王の娘「グラニア」だった。フィンは息子の提案に従い、アシーンは上王にフィンとグラニアの婚姻を申し出てて婚約が決まったという物である。フィン本人からグラニアを欲した訳ではなく傷心の際に息子が進めた婚姻に乗っかっただけであったが、三人目の妻も奪われるという事態がトラウマを刺激したのか、ディルムッドを憎悪する事となる。また、この一件で彼の親友だった孫のオスカとの間にも生涯消えない亀裂が入ってしまった。
 +
**しかし、フィオナ騎士団の騎士達は塩対応だったらしく、戦友のディルムッドの討伐は拒否した。そのため、フィンは外部勢力から追っ手を出した。
 +
**ちなみにディルムッド亡き後グラニアを再婚するという説もある。騎士団の騎士は一応認めたが、壮年の男が若い娘を結ばれるため部下を誅殺した状況を考えれば忠義心も薄れてくる。フィオナ騎士団の崩壊の遠因とされる。'''どの時代でも女性問題というのは権力者の悩みの種のようだ。'''
 
* キャラクターデザインを担当した森山大輔氏によると、顔は一発で決まったものの、コスチュームでだいぶ悩み、ケルト勢のサーヴァントがで揃ってくるたびにタイツ度を上げるべきだったと述べていた。
 
* キャラクターデザインを担当した森山大輔氏によると、顔は一発で決まったものの、コスチュームでだいぶ悩み、ケルト勢のサーヴァントがで揃ってくるたびにタイツ度を上げるべきだったと述べていた。
 
* フィンの身長と体重はさりげなく[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|『Zero』におけるディルムッドのマスター]]とほぼ同じだったりする。さらに言うと髪型こそ違えど金髪だったり、属性の一つが「水」と妙な共通点を持っている。
 
* フィンの身長と体重はさりげなく[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|『Zero』におけるディルムッドのマスター]]とほぼ同じだったりする。さらに言うと髪型こそ違えど金髪だったり、属性の一つが「水」と妙な共通点を持っている。
192行目: 217行目:  
**フィンがFGOやFox Tailで発するオヤジギャグに「冗談はよしこさん」という日本を知っていなければまず使わないだろうネタがあるが、或いはこの時の日本召喚で得た知識だったりするのかもしれない。
 
**フィンがFGOやFox Tailで発するオヤジギャグに「冗談はよしこさん」という日本を知っていなければまず使わないだろうネタがあるが、或いはこの時の日本召喚で得た知識だったりするのかもしれない。
 
*『Fox Tail』でのマスターが誰なのかは不明だが、フィンからは「権謀術数に長けた男」と言われている。
 
*『Fox Tail』でのマスターが誰なのかは不明だが、フィンからは「権謀術数に長けた男」と言われている。
 +
*Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』から実装した妖精騎士達に言及しているが、実は初期構造段階ではフィンもディルムッドと共に参加する予定だったもののボツになっている。
 +
**本シナリオを担当した奈須きのこ氏によって後に販売された同人誌『Avalon le Fae Synopsys』に書かれたラフによると、その場合件の戴冠式にてディルムッドはノクナレアと共に毒酒で死亡。それを主人公と一緒に看取ったフィンは表情こそいつも通りのままだが、怒りと復讐心から騎士としての矜持をかなぐり捨て、冷徹な戦士として槍を振ることを誓う…という展開になる予定だった。
 +
 +
== 話題まとめ ==
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
210行目: 239行目:  
[[Category:サーヴァント]]
 
[[Category:サーヴァント]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 +
[[Category:Fate/Grand_Order_藤丸立香はわからない]]
 
[[category:Fate/Apocrypha]]
 
[[category:Fate/Apocrypha]]
 
[[category:Fate/EXTRA CCC FoxTail]]
 
[[category:Fate/EXTRA CCC FoxTail]]
794

回編集