言峰綺礼 (美遊世界)
ここでは『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』における言峰綺礼について説明する。
『Fate/stay night』での言峰綺礼については「言峰綺礼」を参照。
言峰綺礼 (美遊世界) | |
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読み | ことみね きれい |
性別 | 男性 |
声優 | 中田譲治 |
初登場作品 | Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ |
概要編集
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』に登場。平行世界でイリヤたちが出会ったラーメン屋店主。
- 略歴
- 「ラーメン屋」とは名ばかりの、高カロリーの激辛麻婆に申し訳程度の中華メニューが付随した殺人的な料理を超ボッタクリ価格で提供する店を経営している怪しいおじさん。無銭飲食者に対しては、ラーメン屋にあるまじき苛烈な殺気を放つ。
- 子ギルとは旧知の仲で、秘密裏に魔術的な事柄にも関わっているような節が見受けられるが……
- 実際、この世界でも半ば形骸化しているものの聖堂教会の一員として活動しているが、朔月美遊と衛宮切嗣のことを把握しつつも本部には連絡を送っていなかった等、相変わらずの胡散臭さである。
- 人物
- 生まれながらにして正邪が破綻していた男が、その矛盾と戦わなかった可能性。何も得ず、何も成さない代わりに、何も破壊せずに済んだ。
- 本編と比較すると死んだような目をしており、『Fate/Zero』の言峰がそのまま年を取ったような印象を受ける。
- 他の世界の言峰よりちょっと金銭への執着が強く、行き倒れ寸前でてっきり奢ってくれるものと思っていたイリヤ達からも容赦なく代金を請求し、払えないと分かると物理的な意味で身体で払わせようとする。
- また自分で作るようになったためか、麻婆への情熱もパワーアップしていて食べ残しも絶対に許さず、客の首から下を土に埋めて口から麻婆を流し込んででも完食させる。
- 能力
- 「麻婆ラーメン」は一杯1600円。値段もかなりツッコミ所があるが、特筆すべきは「ラーメンという名が全くの飾り」であることで、麺は麻婆の海の底に申し訳程度に沈んでいてラーメンのスープすらなく、すべて麻婆のあんかけになっている。値段が高いのは店主特製の「辛そうで辛くない、むしろ辛かったことを脳が認識しようとしてくれないラー油」が湯水の如く使われているため。
- これ一食で一日分のカロリーが摂取できるらしいが、どう考えても身体に悪い……。
- 「醤油ラーメン麻婆控えめ」は五人前で五万五千円、一人当たり一万一千円もする。注文した子ギルは麻婆抜き、とお願いしたのだが、それでも麻婆は外せない。
登場作品と役柄編集
Fateシリーズ編集
- Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
- 第三期「ドライ」から登場。イリヤ達が迷い込んだ平行世界でラーメン……というかマーボー店を経営している。
人間関係編集
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ編集
- イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、田中
- 食い逃げ未遂の要注意人物。
- 子ギル
- 「おじさん」と呼ばれる。密かに繋がりがあり、互いに連絡を取り合っている。
- 衛宮士郎
- 過去において、ジュリアンに殺されかかったところを助け、その正義の歪な形を容赦なく突きつける。
- 後に法外な値段で黒鍵を売りつけた模様。
- 衛宮切嗣
- 本編同様「魔術師殺し」であることを知っており、五年前に美遊を連れ去ったことも知っていた。
- あえて干渉しなかったのか、何らかの協定が結ばれていたのかは不明。
- 『Fate/Zero』とは異なり、ほとんど執着している様子は無い。
名台詞編集
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ編集
- 「食い逃げとは舐められたものだな
だが、ちょうど豚骨が切れていたところだ。文字通り身体で支払ってもらうとしよう」
「心臓よりも肝臓や腎臓の方が高く売れると知っているか?
最後の晩餐が私の麻婆だったことを幸運に思い逝くがいい……!」 - イリヤ達がお金持ってないことを知って。イリヤ曰く「ラーメン屋さんが放っていいレベルの殺気じゃないよッ!!??」
- アニメ版ではHFルートでのラストバトルを彷彿させてしまう、鬼気迫るオーラを放った。二つ目のセリフにはエコーまでかかっていた。
- 「さあ選択せよ衛宮士郎 傍観か敵対か ……いずれにせよ君の背から正義は崩れ落ちるだろう」
- 士郎にエインズワース家の目的が士郎と同じ世界の救済であることを教えた上で、残酷な二択を突きつける。どちらを選ぼうとも、彼が正義の味方としての理想を根底から否定することを意味していた。
メモ編集
- アニメ『プリズマ☆イリヤ』とのコラボレーション企画として、2016年7月19日から辛味ラーメンで知られる「蒙古タンメン中本」から「麻婆ラーメン」が販売された。原作通りに「スープすら無く、麺も申し訳程度の量」というわけではなく、醤油ベースのラーメンに麻婆あん、辛子豚肉、ゆで卵がトッピングされた至極まっとうなものになり、言峰役の中田譲治氏も試食し、「中々旨し」とその味を評した。また第2弾として冷やし麻婆ラーメンも販売された。
話題まとめ編集
脚注編集
注釈編集
出典編集