ブーディカ

2015年9月10日 (木) 23:11時点におけるLenas2635 (トーク | 投稿記録)による版

ライダー (Grand Order)

  • 真名:ブーディカ
  • 身長:174cm / 体重:62kg
  • 出典:史実
  • 地域:欧州
  • 属性:中立・善
  • CV:斎藤千和 / イラスト:蒼月タカオ

Fate/Grand Order』に登場する、「騎兵」のクラスのサーヴァント。ほとんど下着か水着のような露出度の高い服装に、西洋式の剣と盾を持った赤髪の女性。

略歴
真名はブーディカ。1世紀頃に現在のイギリスやブリタニアを治めた女王。祖国イギリスでは伝説の女王の一人として知られている。「Victory」の語源になったとも。
生年は不詳。夫であるプラスダクスが存命の間は小競り合いはあったもののローマと同盟を結んでいたこともあり、二人の娘に恵まれるなど平穏に暮らしていた。
しかし夫の死により事態は急変。女性に対して財産などの継承権を認めていなかったローマは娘二人を後継者として認めずに領地や財産の半分を没収し、重い税などを課されてしまった。
領民はブーディカら貴族を含めて奴隷のように扱われ、前王の妻と娘であるにも関わらず、ブーディカと二人の娘は鞭打ちに加え、陵辱までされたという。
愛した国や娘を蹂躙され、自身も含めて辱めまで受けたブーディカはローマに対して反旗を翻し、同じく反感を抱いていた各地の部族をまとめ上げ、大規模な反乱を巻き起こした。
その反乱はローマに衝撃と大打撃を与えたが、60~61年の『ワトリング街道の戦い』にて反乱軍が劣勢に立たされる中、ブーディカは服毒自殺、もしくは病気で死亡。反乱もローマの勝利に終わった。
人物
2児の母親ということもあってか、若い見た目に見合わぬほどの高い包容力を持ち、世話好きで面倒見の良い女性。
戦いも好きではあるらしいが、空や大地、人の繋がりを大切に思う優しい心と深い愛情を持っており、マスターや味方に対してはまるで母か姉のように、慈愛を持って接する。
その中でもマスターに対しては庇護欲が刺激されるのか、そこまで絆を深めていなくとも「あたしでよければなんでもするよ」とすら言ってくれるほどかまってくる。
母国や愛娘たちを蹂躙し、陵辱したローマに対してはサーヴァントとなった今でも複雑な思いを向け、嫌いなものはそうないと自称する彼女の数少ない「好きになれない」ものの一つだという。
ちなみに、母国を深く愛した彼女の愛情は彼女の死後、イギリスで活躍した英霊にも向けられるそうで、例えばセイバーに対しては、世話焼きの叔母さんのようになるという。
能力
攻撃力はさほど高くないが、宝具やスキルの関係上防御力は高く、反乱軍の指揮官らしく粘り強く戦える。また、ローマ特攻のスキルも持つ。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ライダー 主人公 (Grand Order) C B+ C D D B+ 対魔力:D
騎乗:A
女神への誓い:B
戦闘続行:A

宝具

約束されざる守護の車輪(チャリオット・オブ・ブディカ)
ランク:B+
種別:対軍宝具
味方全体の防御力をかなり上昇させる。
約束されざる勝利の剣(ソード・オブ・ブディ力)
ランク:B
種別:対人宝具
自らと同じ「勝利」の名を冠する片手剣。
たが、かの星の聖剣ではなく、勝利も約束されない。完全ならざる願いの剣。

登場作品と役柄

Fate/Grand Order
ライダーのサーヴァントとして登場。レア度はR(☆3)。イラストレーターは蒼月タカオ。
メインシナリオでは2章に登場し、同時代の混乱を解決するために味方側の陣営で協力してくれる。

人間関係

ネロ・クラウディウス
反旗を翻した時のローマ皇帝。2章では彼女の味方をしているが、彼女の性格はともかく立場に関しては複雑な思いを抱えている。
主人公 (Grand Order)
マスター。非常に過保護に接してくる。
マシュ・キリエライト
主人公同様、母か姉のように好意的に接する。また、マシュの盾を見て何かに気付いている。

名台詞

「ブーディカだよ、よろしく。気軽にブーディカさん、と呼んでもいいよ」
史実では知性に溢れていたが荒々しい性格であったと伝わる彼女だが、召喚時からわりとフランクに接してくれる。
「私の別名は勝利の女王。名前負けはしなかったかな」
戦闘に勝利すると、自分の異名を持ち出して勝利を祝う。
「あたしでよければ何でもするよ。ほら、何が欲しいか……言ってみて」
絆レベルが一番低い時からマスターに対しては非常に過保護。露出度の高い服装をした妙齢の女性からこんなことを言われるとなんとも悩ましい。
この他にもマスターを甘やかすような台詞があるため、「ダメマスター製造機」と揶揄されることも。
「君は何が好き?あたしは、空と大地と、人のつながり。あとは美味しいご飯があればサイコー!」
好きのスケールがでっかい女王さま。愛情深さが伺える。
「そんなに……あたしの格好、気になる?」
むしろ気にならない人の方が少ないだろう、と真顔で突っ込んだマスターは何人いたことか。
「やさしいお姉さん……やさしいお姉さんか……どうすればいいんだろう。あたし、そういう経験ないしなぁ……」
「え?ああ、えへへ、なんでもない!なんでもないよぉ!」
主人公やマシュからすれば十分優しいお姉さんなのだが、当人はなんだか自信がない様子。ところで、そういう経験ってなんの経験ですか?
「君みたいな子、嫌いじゃない……あー、いや、違う違う。こういうのはちゃんと言っておかないと、あとで後悔するもんね。」
「大好き。君のこと、マスターとしても、人間としても、好きだよ。あたし」
絆レベル最大値。慈愛に満ちた声と表情で言われるとなんともむず痒い感覚になるブーディカからの親愛の言葉。
「休息を邪魔してくれた上に、あたしの故郷、ブリタニアの森を穢したな――」
「せっかく、○○(主人公)に膝枕でもしていい子いい子してあげようと思ってたのに――」
「フツーの妖精(ゴブリン)ってのは、確か、もー少しくらい小さかったはずなのに!」
「変な妖精め、アンタたちなんかには絶対――」
「絶対、負けない!」
幕間の物語「ある日、森で……」での台詞。見事なまでの「くっ、殺せ!」に繋がるテンプレートな台詞軍に、Dr.ロマンや主人公、フォウは思わず戦慄してしまった。
ちなみに戦闘終了後には、戦闘でちょっと息が上がったブーディカさんにご協力いただいて寸劇を繰り広げるDr.ロマンと主人公の姿があった。
「願いっていうのは、ほんとは、そんなに大仰なものなんかじゃないと思うんだ。」
「もっとささやかで、それでいて、暖かいものだと思う。」
「たとえば……大好きな誰かと一緒においしいゴハンを食べたいな、とかね。」


メモ

  • 非常に服装が危ないサーヴァント。扇情的にも程があるが、当人もちょっとその露出の激しさには思うところがあるらしい。ちなみに霊基再臨すると鎧が増えていく。
  • 彼女が反旗を翻したのは赤セイバーことネロがローマを統治していた頃であるが、人間としては好感を抱いているためか少し含みはあるものの友好的に接している。
  • サーヴァントは通常、精神は召喚された肉体の年齢に依存するものだが、近代の英国で篤く奉られている彼女はその限りではない。具体的に言うと肉体はローマと戦った戦士のものであるが、精神は慈愛と母性に満ちた本来の彼女のものとなっている。

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