バーサーカー (Grand Order)
- 真名:クー・フーリン〔オルタ〕
- 身長:185cm / 体重:72kg
- 出典:ケルト神話
- 地域:欧州
- 属性:混沌・悪
- 性別:男性
- CV:神奈延年 / イラスト:しまどりる
クー・フーリンが女王メイヴの願望によって変転し「狂戦士」のサーヴァントとして召喚された姿。
- 略歴
- 人物
- 生前の伝承に基づいた本来のバーサーカーとは異なる存在。全身の装備が変化し、性格も反転。表情は冷酷、宝具である魔槍も禍々しい気配を湛え、黒混じりの赤に変色している。
- 「異形の如き巨大な容姿」とされる本来のバーサーカーと違い、体格はランサー・キャスター時と大差はない。ただし、その服装や宝具他装備類は赤黒く歪な意匠に変貌しており、邪悪さが目に見えて強調されている。
- バーサーカーでありながら、意思疎通が可能。ただし、その性格は冷酷かつ狂暴であり、戦いと殺戮をひたすら求める戦闘マシーンそのもの。本人がまともに意思の疎通を図る気が無い状態に近い。
- 能力
- 基本的にはランサー時同様槍による接近戦を得意とする。
- 聖杯のバックアップを受けている状態ではランサー、あるいはキャスターの状態よりも強さでは上回っている。
- ルーン魔術も使用はできるが、ほとんど身体強化や宝具使用の際の肉体再生にしか使用しない。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バーサーカー | 主人公 (Grand Order) | A | B+ | A+ | C | D | A | 狂化:EX(C相当) | 精霊の狂騒:A 矢避けの加護:C 戦闘続行:A 神性:C |
宝具
- 抉り穿つ鏖殺の槍(ゲイ・ボルク)
- ランク:B++
種別:対軍宝具
レンジ:5~50
最大捕捉:100人
由来:クー・フーリンが師匠スカサハから授かった魔槍ゲイ・ボルク。 - クー・フーリン本来の宝具。
- 自らの肉体の崩壊すら辞さないほどの限界を超えた全力投擲で放たれる、魔槍ホーミングミサイル。
- ランサー時よりも威力と有効範囲が上昇している。敵陣全体に対する即死効果があり、即死にならない場合でも大ダメージを与える。
- ルーン魔術によって崩壊する肉体を再生させながら投擲しているため、本人がダメージを受けることはないが、途方もない苦痛を受ける。
- また、第五章では、因果逆転の呪詛も使用していた。因果逆転が投擲によるものかは不明。
- 噛み砕く死牙の獣(クリード・コインヘン)
- ランク:A
種別:対人宝具(自身)
レンジ:─
最大捕捉:1人
由来:魔槍ゲイ・ボルクの素材となった紅の海獣クリードの骨で出来た甲冑。 - クー・フーリン・オルタに付与される宝具。
- 荒れ狂う狂王の怒りがゲイ・ボルクの素材となった紅海の海獣クリードの骨格を具象化、甲冑と化して纏う、攻撃型の骨アーマー。
- この鎧を装着すると耐久がランクアップ、筋力をEXにランクアップさせる反面、「抉り穿つ鏖殺の槍」の発動が不可能となってしまう。
- 鎧の爪で敵を連続で切りつけた後、力を溜め、爪を敵に突き刺し、爪を起点に無数の細かい棘が伸び、敵を体内から引き裂く。
- 影の国でスカサハに与えられたものではない為、スカサハもその存在を知らず、対応出来なかった。
真名:クー・フーリン〔オルタ〕
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- バーサーカーのサーヴァントとして参戦。レア度は☆5(SSR)。イラストはしまどりる氏。
人間関係
- メイヴ
- 生前、自分を破滅させた女性。生前同様に纏わりついてくることは鬱陶しがっているが、「味方なら別にいいか」と素っ気ない。
- サーヴァントとしては自身を創造した女王。世界だって手に入れられたであろう聖杯への願いを以て自身を邪悪な王として作り出したことには一定の「良い女」という評価を持ち、そんな彼女の為に王であろうとする。
- スカサハ
- 師匠を敵に回すのはやはり思う所があるようで、彼女を召喚しているとマイルームでは心底ホッとした様子を見せる。
- クー・フーリン
- 自分のオリジナル。同一の英霊の陰の側面である自分に対して陽の側面と見なしているが、特に思い入れはない。
- マスターに対しても、「あっちの方がいいならあっちの状態に変えろ」と素っ気ない。
名台詞
- 「しつけぇなあ、小僧。 こっちはとっとと終わらせたいんだ。」
「あ? 寝言は寝て言えよ。 善悪がぶっとんだからこうなってんだろうが。」
「敵は殺す。自身 が死ぬまで殺せるまで殺す。それが戦の理 だろうが。」 - 登場第一声。並びに対峙したラーマに「授かったわけでもない途方もない修練による、最早善悪を超越しているだろう力を持ちながら何故くだらない悪に堕ちる」と言われて。
- この後ラーマは「圧倒的な弱者を屠ることが貴様の理か」と問う、が。
- 「いちいち見るか、くだらねえ。 それともなにか?」
「手前は相手の質で殺す殺さないを推し量るのか? 弱いなら活かす、強いなら殺す、と?」
「―――話にならねえ。 優しい殺生がしてえんなら牧場に行けよ。牧場に。」
「ここは戦場だ。持論ほざく前にさっさと死ね。」 - 上記の「弱者を屠ること」に対しての返答。「クランの猛犬」と称されたケルトの大英雄は、完全に魔獣と化していた。