ファヴニール
『Fate/Grand Order』に登場する竜種。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Apocrypha
- ジークの精神世界に、「将来的になってしまうもの」のイメージとして登場している。
- アニメ版ではもう少し登場が早く、ジークが「竜告令呪」を得る際に、「戦うべき恐怖」の象徴として精神世界に登場している。
- Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
- ブリュンヒルデの回想内で、シグルドによって倒された「悪竜現象」として言及されている。
- Fate/Grand Order
- 第一特異点に登場。シナリオ中の最大の敵として立ちはだかる。
- 以降もジークフリートやチャールズ・バベッジのキャラクエに登場している。
人間関係
Fate/Grand Order
- ジークフリート
- 自身を打ち倒した敵の一人。一種の共感覚が成立してしまっており、互いの存在を何となく感じ取れる。
- 第一特異点ではファヴニールを打ち倒す為の最大の戦力とされていた。
- チャールズ・バベッジ
- 彼のキャラクエストに登場。こちらでは当初は人の姿ではっきりと人語を喋り、物語の悪役のようにマシュ姫を追い詰めている。
- 物語が夢オチだったことを考えると、どこまで真面目に受け取っていいかわかったものではないが。
蒼銀のフラグメンツ
- シグルド
- 自身を打ち倒した敵の一人。
- ファヴニールを倒したのは上記のようにジークフリートの筈であるが、後述する「悪竜現象」が関わっているのであろうか?
Fate/Apocrypha
- ジーク
- ジークフリートの心臓を移植された事で、将来的にファヴニールになってしまうことが確約されていた。
メモ
- 強大な存在としてたびたび語られていた竜種であるが、実際に登場したケースは無く、彼が記念すべき初出演となった。
- 伝承では、もともとは人間であった。父や弟と共にオーディン・トール・ロキを捕えた際に彼らから莫大な黄金をせしめるものの、黄金を独り占めした父を兄弟で謀殺した後、弟を追放して財宝を手に納め、誰にも渡さないように竜に返じて巣籠りしたとされている。
- 上記のように竜種として圧倒的な強さを持つためか、『Fate/Grand Order』シナリオ中では、「ファヴニール級」「ファヴニールに匹敵する」「ファヴニール以上」など、一種の強さの指標としても使われることも多い。
話題まとめ
- 悪竜現象
- 上記のように「ファヴニールを倒した」とされている勇者がジークフリートとシグルドの2通りのパターンが存在している。
- この二人は「伝承は近いが別人」と明言されており、並行世界で倒した人物が異なると考えないと矛盾しているが、「悪竜現象」という言葉を考えると違った仮説も出てくる。
- ファヴニールとジークフリートの胸元にまったく同じ文様が浮き上がっている事、ジークフリートの霊気再臨を繰り返すと次第に姿が竜のそれに近づいていく事、ジークフリートのキャラクエで登場したハーゲンがゲーム上ではジークフリートのシャドウサーヴァントだった事、ジークフリートの心臓を移植されたジークが次第にファヴニールに変じてしまう事などを考え合わせると、「悪竜現象」とは、「ファヴニールを殺す、ないしは因子を受け継いだ者が最終的にファヴニールに変じてしまう」ことと推測する事ができる。これならば、異なる二人以上の人物がファヴニールを倒した伝承があっても矛盾していない事になる。