シグルド | |
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性別 | 男性 |
初登場作品 | Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ |
概要
北欧神話に登場する勇者。
- 略歴
- フラクランドの王たるシグムンドと、エイリミ王の娘ヒョルディースとの間に生まれる。
- その後いくつもの冒険をくぐり抜け、ブリュンヒルデが眠っている館に至り、彼女を目覚めさせる。グリーピル王から予言を聞いており、ブリュンヒルデを愛するつもり等無かったが、彼女に一目惚れしてしまう。
- しばらく幸福な時間を過ごすが、その後の冒険の中で薬の効果で彼女のことを忘れてしまい、捻じ曲がった運命の中で彼女に真っ二つにされて殺されてしまった[注 1]。
- 人物
- きびきびとした、実直な性格。
- 氷のように冷ややかな表情をしているが、情を解さない朴念仁というわけではなく、まっとうな恋愛感情も持っている。
- 実際、ブリュンヒルデにはその表情を崩し、まったく違った顔を見せている。
- 能力
- 当時の魔術師どころか魔法使いまで含めた全員が「誰よりも優れた気高き戦士の王」と褒め称えるほどの武勇を持つ。
- 魔剣の頂点たるグラムを手にし、悪竜現象(ファヴニール)を単身で討ち果たし、その心臓を食べたことで無敵の力と神々の智慧を手にしている。
- 彼自身が新生させたというグラムの他にもファヴニールの無敵の兜や神馬の裔であるグラニなどの武装を持つ。
- ブリュンヒルデを封印していた魔銀(ミスリル)で構成され、茨のルーンと一体化した鎧を一撃で破壊するほどの技量・膂力も持ち合わせている。
- 原初のルーンを持つブリュンヒルデから直接教えを受けているため、ルーン魔術に関する知識も一級品と思われる。
登場作品と役柄
- Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
- ブリュンヒルデの過去回想に登場。
人間関係
- ブリュンヒルデ
- 一目惚れした相手。幸せな時間を少しの間過ごすが、後の冒険で悲劇的な結末を迎える。
- グンナル
- 親友。薬でブリュンヒルデのことを忘れた後、彼の姿に変装してブリュンヒルデへの求婚を行うことになる。
- グートルーネ
- 妻。
- シグムンド
- 父王。魔剣グラムは元々彼が大神の試練(バルンストック)を経て手に入れたもの。フンディング王の軍勢を打ち倒すことで彼の仇を討った。
- ヒョルディース
- 母。
- レギン
- 育ての親。ドヴェルグの鍛冶師で邪悪な策略家だった。
- グラニ
- 永遠の友である愛馬。最高の神馬スレイプニルの裔。
名台詞
Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
- 「同意する。当方は既にグリーピル王より予言を聞き及んでいる」
「当方の道に愛は不要。情は無用。私は私の為すべきことを行い続けるまで」 - ブリュンヒルデから、自分と出会ったことに対する破滅の運命を知らなかったのかと問われて。
- 「愛すれば破滅する」と言われていたために、当初は目覚めさせても愛さず、予言に逆らうつもりであった。だが……。
- 「肯定だ。当方は賢者の予言に逆らうつもりでいた。是なる永劫の炎に捲かれた館より乙女を救いはしても、愛する等とは有り得ぬと信じていた。だが———」
「一目惚れというのだろうな」 - 上記の続き。それまで愛の何たるかを知らなかった彼は、運命に出会い、恋に落ちた。
メモ
- 『Fate/stay night』でギルガメッシュがグラムを「魔剣の頂点」と呼び、そこから流れた物がアルトリア・ペンドラゴンの『勝利すべき黄金の剣(カリバーン)』になると言われて以来、存在そのものは長い間示唆されていた。
- 『Fate/Grand Order』のバレンタインイベントでブリュンヒルデが「シグルドの目を覆っていた叡智の結晶」を模したものとしてチョコレートをプレゼントしてくれるが、その外見はどう見ても眼鏡。おかげで一部では「竜の心臓を食べたら眼鏡が生えてきた」等とネタにされている。
脚注
注釈
- ↑ 直接手にかけられたかは曖昧であるが。
出典