差分

161 バイト追加 、 2018年8月15日 (水) 23:10
編集の要約なし
2行目: 2行目:  
「[[聖杯戦争]]」における御三家の一つ。
 
「[[聖杯戦争]]」における御三家の一つ。
   −
ドイツの魔術師一族であり、別格の資金力を持っている。主に[[魔術|錬金術]]を修めており、中でもホムンクルス(人造生命体)の製造で名高い。貴金属の扱いにおいても無類の強さを発揮するが、その反面、得意分野である研究に特化しているため、魔術の戦闘への応用という点においてはやや見劣りする<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』6頁">『Fate/complete material Ⅲ』6頁。</ref>。ラインの黄金にまつわる伝承を現代に伝えていることでも知られている。
+
ドイツの魔術師一族であり、別格の資金力を持っている。主に[[魔術|錬金術]]を修めており、中でもホムンクルス(人造生命体)の製造で名高い。貴金属の扱いにおいても無類の強さを発揮するが、その反面、得意分野である研究に特化しているため、魔術の戦闘への応用という点においてはやや見劣りする<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』p.6">「聖杯戦争の成り立ち」『Fate/complete material Ⅲ world material.』p.6。</ref>。ラインの黄金にまつわる伝承を現代に伝えていることでも知られている。
   −
聖杯戦争のシステムを構築する際、小聖杯と大聖杯をともに創り出した。大聖杯を起動し、その力によって“根源”の孔を固定し、“向こう側”へと至る。そのための手段として使われるのが、アインツベルン家に伝わる“第三魔法”である<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』6頁"/>。
+
聖杯戦争のシステムを構築する際、小聖杯と大聖杯をともに創り出した。大聖杯を起動し、その力によって“根源”の孔を固定し、“向こう側”へと至る。そのための手段として使われるのが、アインツベルン家に伝わる“第三魔法”である<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』p.6"/>。
    
もともとは第三魔法を実現した魔法使いの弟子たちによって西暦元年に作られた工房。彼ら弟子たちは人類の救済のため第三魔法を再現しようとするも彼ら自身の手では叶わず、代案として「師と同一の個体を作りその個体に魔法を再現させる」という方法を取った。九百年近くの徒労の末、師と同等かそれ以上の性能を持つホムンクルス、ユスティーツァを鋳造することに成功する。しかしそれは彼ら自身の技術や努力とは関係のない全くの偶然から生まれたものであった。
 
もともとは第三魔法を実現した魔法使いの弟子たちによって西暦元年に作られた工房。彼ら弟子たちは人類の救済のため第三魔法を再現しようとするも彼ら自身の手では叶わず、代案として「師と同一の個体を作りその個体に魔法を再現させる」という方法を取った。九百年近くの徒労の末、師と同等かそれ以上の性能を持つホムンクルス、ユスティーツァを鋳造することに成功する。しかしそれは彼ら自身の技術や努力とは関係のない全くの偶然から生まれたものであった。
51行目: 51行目:  
:「聖杯戦争」における御三家の一つ。サーヴァントというシステムの考案、素材安定のための呪い、第二次から令呪を考案し編み出した。
 
:「聖杯戦争」における御三家の一つ。サーヴァントというシステムの考案、素材安定のための呪い、第二次から令呪を考案し編み出した。
 
;[[ムジーク家]]
 
;[[ムジーク家]]
:『[[Fate/Apocrypha]]』で交流がある一族。同様に錬金術を修めており、ホムンクルスの技術の一部提供をしているが、アインツベルンからしてみれば、せいぜい子供に持たせる玩具程度の技術しか教えていない<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』148頁">『Fate/Apocrypha matelial』148頁。</ref>。
+
:『[[Fate/Apocrypha]]』で交流がある一族。同様に錬金術を修めており、ホムンクルスの技術の一部提供をしているが、アインツベルンからしてみれば、せいぜい子供に持たせる玩具程度の技術しか教えていない<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』p.148">「Fate/Apocryoha用語辞典-アインツベルン」『Fate/Apocrypha matelial』p.148。</ref>。
:[[ユグドミレニア]]一族であることを伏せていたが、当然のようにアインツベルンは承知している。だが、大聖杯は唯一成功したユスティーツァモデルを分解したものであり、それが起動するのであればと協力した<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』148頁"/>。
+
:[[ユグドミレニア]]一族であることを伏せていたが、当然のようにアインツベルンは承知している。だが、大聖杯は唯一成功したユスティーツァモデルを分解したものであり、それが起動するのであればと協力した<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』p.148"/>。
    
== 言及作品 ==
 
== 言及作品 ==
64行目: 64行目:     
== メモ ==
 
== メモ ==
*上述の錬金術を応用しているのかとんでもないお金持ちで、冬木の聖杯戦争で損失が出た場合の金銭補償はアインツベルンが行っている<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』131頁">『Fate/complete material Ⅲ』131頁。</ref>。
+
*上述の錬金術を応用しているのかとんでもないお金持ちで、冬木の聖杯戦争で損失が出た場合の金銭補償はアインツベルンが行っている<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ p.131">「奈須きのこ一問一答-本編枠外の質問」『Fate/complete material Ⅲ world material.』p.131。</ref>。
 
**詳しい財源は長らく不明であったが、『Fate/Grand Order』にて[[ジークフリート]]の口により、彼の宝具でもある『ラインの黄金』の現物を所持していることが判明した<ref group = "出">『Fate/Grand Order』マイルーム会話。</ref>。
 
**詳しい財源は長らく不明であったが、『Fate/Grand Order』にて[[ジークフリート]]の口により、彼の宝具でもある『ラインの黄金』の現物を所持していることが判明した<ref group = "出">『Fate/Grand Order』マイルーム会話。</ref>。
 
***元々、上記のようにラインの黄金の伝承に詳しい事は語られており、[[トラぶる花札道中記]]ではブルマイリヤの宝具「ラインの黄金(グラス・オリジン)」として名前が登場してはいたが、現物を所有していると予想していたプレイヤーは少なかったため多いに驚かれた。……同時に、ラインの黄金は「莫大な富と破滅を齎す呪われた財宝」として有名であるので、「聖杯戦争がうまくいかない理由」が黄金の呪いのせいではないかと納得される結果となった。
 
***元々、上記のようにラインの黄金の伝承に詳しい事は語られており、[[トラぶる花札道中記]]ではブルマイリヤの宝具「ラインの黄金(グラス・オリジン)」として名前が登場してはいたが、現物を所有していると予想していたプレイヤーは少なかったため多いに驚かれた。……同時に、ラインの黄金は「莫大な富と破滅を齎す呪われた財宝」として有名であるので、「聖杯戦争がうまくいかない理由」が黄金の呪いのせいではないかと納得される結果となった。
 
***また、アインツベルンの礼装である「天のドレス」は黄金製であり、七つの孔は指輪を模しているとも語られていたので、「天のドレスはラインの黄金そのものか、その複製ではないか?」とも噂されている。
 
***また、アインツベルンの礼装である「天のドレス」は黄金製であり、七つの孔は指輪を模しているとも語られていたので、「天のドレスはラインの黄金そのものか、その複製ではないか?」とも噂されている。
 
***余談だが、上記の情報はジークフリートの口から語られるが、彼も「召喚されてから聞いた」と誰かからの伝聞であることを明かしている。アインツベルンにとっても秘中の秘の情報のはずだが、聖杯戦争に縁のある[[ロマニ・アーキマン]]か、[[アイリスフィール〔天の衣〕|召喚されたアイリスフィール]]から話を聞いたのだろうか。
 
***余談だが、上記の情報はジークフリートの口から語られるが、彼も「召喚されてから聞いた」と誰かからの伝聞であることを明かしている。アインツベルンにとっても秘中の秘の情報のはずだが、聖杯戦争に縁のある[[ロマニ・アーキマン]]か、[[アイリスフィール〔天の衣〕|召喚されたアイリスフィール]]から話を聞いたのだろうか。
*『[[Fate/Apocrypha]]』では、第三次聖杯戦争によって大聖杯が強奪されたことにもめげず、再び大聖杯を作るべく奮闘しており、奇跡の再現が行えないものかと腐心している<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』148頁"/>。
+
*『[[Fate/Apocrypha]]』では、第三次聖杯戦争によって大聖杯が強奪されたことにもめげず、再び大聖杯を作るべく奮闘しており、奇跡の再現が行えないものかと腐心している<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』p.148"/>。
**それに伴って、閉鎖的だった彼らもやむなくムジーク家をはじめとする別の魔術師たちと繋がりをを持つようになった、と語られている<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』148頁"/>。また、[[衛宮切嗣]]と関わり合いにならないため、最高傑作であるイリヤスフィールは永遠に生まれることはない。尤も、彼女が生誕しない限り、アインツベルンは絶望することはないのが幸いである<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』148頁"/>。
+
**それに伴って、閉鎖的だった彼らもやむなくムジーク家をはじめとする別の魔術師たちと繋がりをを持つようになった、と語られている<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』p.148"/>。また、[[衛宮切嗣]]と関わり合いにならないため、最高傑作であるイリヤスフィールは永遠に生まれることはない。尤も、彼女が生誕しない限り、アインツベルンは絶望することはないのが幸いである<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』p.148"/>。
 
*『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』ではアイリスフィール曰く「アインツベルンはもうない」と、ドイツの魔術師一族としては完全に断絶した事が示唆されている。また「他の魔術師とは一切の交流を断っていた一族」「十年程前に[[聖杯戦争|願望機降臨の儀式]]を起こそうとしていた(それ以前についてはまったく触れられておらず、また該当のケースも「第四次」とも言われていない)」など、『Fate/stay night』でのアインツベルンとはかなり異なった経歴に至っている。
 
*『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』ではアイリスフィール曰く「アインツベルンはもうない」と、ドイツの魔術師一族としては完全に断絶した事が示唆されている。また「他の魔術師とは一切の交流を断っていた一族」「十年程前に[[聖杯戦争|願望機降臨の儀式]]を起こそうとしていた(それ以前についてはまったく触れられておらず、また該当のケースも「第四次」とも言われていない)」など、『Fate/stay night』でのアインツベルンとはかなり異なった経歴に至っている。
  
283

回編集