「アキレウス」を編集中

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| 地域 = ギリシャ
 
| 地域 = ギリシャ
 
| 属性 = 秩序・中庸
 
| 属性 = 秩序・中庸
| 副属性 = 地
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| 隠し属性 = 地
 
| 性別 = 男性
 
| 性別 = 男性
 
| スリーサイズ =  
 
| スリーサイズ =  
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| サーヴァント階位 =  
 
| サーヴァント階位 =  
 
| 特技 = 英雄に必要なスキル全て
 
| 特技 = 英雄に必要なスキル全て
| 好きな物 = 勝利と美女の微笑み(Apo)<br/>戦うこと(FGO)
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| 好きな物 = 勝利と美女の微笑み
| 苦手な物 = 運命(Apo)<br/>命令されること(FGO)
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| 苦手な物 = 運命
 
| 天敵 = [[ヘクトール]]、[[ペンテシレイア]]
 
| 天敵 = [[ヘクトール]]、[[ペンテシレイア]]
 
| デザイン = 近衛乙嗣
 
| デザイン = 近衛乙嗣
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:憤慨し槍を突きつけたが、シロウの目的を聞かされ、また黒のアーチャーとの決着と自らの願いを叶える為、マスターとは認めぬまでも一旦は矛を収める。その後、暇潰しも兼ねてシロウが申し込んだ手合せで、自分に終始圧倒されながらも最後まで屈しなかった彼の意志と愚直さを見て、僅かながらも感銘を受け、「生前の未練」についての問答を通してシロウを正式にマスターとして認めた。
 
:憤慨し槍を突きつけたが、シロウの目的を聞かされ、また黒のアーチャーとの決着と自らの願いを叶える為、マスターとは認めぬまでも一旦は矛を収める。その後、暇潰しも兼ねてシロウが申し込んだ手合せで、自分に終始圧倒されながらも最後まで屈しなかった彼の意志と愚直さを見て、僅かながらも感銘を受け、「生前の未練」についての問答を通してシロウを正式にマスターとして認めた。
 
:最後の決戦では[[ケイローン|黒のアーチャー]]とついに決着の時を迎える。宝具『宙駆ける星の穂先』によって互いの武器を捨てた素手による決闘を挑み、壮絶な死闘の末に勝利を収める。しかし、彼が消滅間際に放った宝具によって弱点である踵を射抜かれ、不死と7割の敏捷性を喪失する。それでもなお黒の陣営を相手取るには十分な力を有していたが、魔獣に変貌した[[アタランテ|赤のアーチャー]]の姿を目にしたことで、彼女の異変を察しつつも自身の都合を優先して止められなかった己の愚かさを悔い、黒の陣営との戦闘を放棄。師と交わした約束に従って自身の『盾』を[[アストルフォ|黒のライダー]]に与え彼らを助けた後、暴走するアーチャーを止めるべく戦いに赴く。満身創痍の状態でありながらカリュドンの魔獣に成り果てた赤のアーチャーと渡り合い、捨て身で魔獣化を解除し、致命の一撃を与えた。今わの際、正気を取り戻した彼女を抱きながら、共に消滅していった。
 
:最後の決戦では[[ケイローン|黒のアーチャー]]とついに決着の時を迎える。宝具『宙駆ける星の穂先』によって互いの武器を捨てた素手による決闘を挑み、壮絶な死闘の末に勝利を収める。しかし、彼が消滅間際に放った宝具によって弱点である踵を射抜かれ、不死と7割の敏捷性を喪失する。それでもなお黒の陣営を相手取るには十分な力を有していたが、魔獣に変貌した[[アタランテ|赤のアーチャー]]の姿を目にしたことで、彼女の異変を察しつつも自身の都合を優先して止められなかった己の愚かさを悔い、黒の陣営との戦闘を放棄。師と交わした約束に従って自身の『盾』を[[アストルフォ|黒のライダー]]に与え彼らを助けた後、暴走するアーチャーを止めるべく戦いに赴く。満身創痍の状態でありながらカリュドンの魔獣に成り果てた赤のアーチャーと渡り合い、捨て身で魔獣化を解除し、致命の一撃を与えた。今わの際、正気を取り戻した彼女を抱きながら、共に消滅していった。
:『[[Fate/Grand Order]]』Lostbelt No.5『[[神代巨神海洋 アトランティス]]』では汎人類史のサーヴァントとして登場。オリュンポスを目指すカルデア一行に協力する。
 
  
 
;人物
 
;人物
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: 速度の向上に比例して相手に追加ダメージを与える特性があり、ただ疾駆するだけで戦場を蹂躙し、削岩機の如き勢いで敵陣を粉砕し、天を翔ける。最高速度となると、大型ジャンボ機ですら瞬時に解体する威力になる。
 
: 速度の向上に比例して相手に追加ダメージを与える特性があり、ただ疾駆するだけで戦場を蹂躙し、削岩機の如き勢いで敵陣を粉砕し、天を翔ける。最高速度となると、大型ジャンボ機ですら瞬時に解体する威力になる。
 
: しかしアキレウスの宝具の中でも最も魔力消費量が激しく、この宝具を使用した場合は下手をすればアキレウスの他にもう1体サーヴァントを召喚した場合と同程度の魔力を必要とする。
 
: しかしアキレウスの宝具の中でも最も魔力消費量が激しく、この宝具を使用した場合は下手をすればアキレウスの他にもう1体サーヴァントを召喚した場合と同程度の魔力を必要とする。
: 「クサントス」と「バリオス」は本来は正真正銘の「不死」だが、サーヴァントの宝具として召喚された状態では不死ではなくなり「少なくともサーヴァントクラスの頑丈さを有する程度」となった<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』178ページ">『Fate/Apocrypha matelial』178ページ「疾風怒濤の不死戦車」より。</ref>。
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: 「クサントス」と「バリオス」は本来は正真正銘の「不死」だが、サーヴァントの宝具として召喚された状態では不死ではなくなり、「少なくともサーヴァントクラスの頑丈さを有する程度」となった<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』178ページ">『Fate/Apocrypha matelial』178ページ「疾風怒濤の不死戦車」より。</ref>。
:『Grand Order』では「自身のQuickカード性能をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に強力な攻撃[Lv]」という効果のQuick宝具。
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:『Grand Order』では「自身のQuickカード性能をアップ<ref group = "注" name="1ターン">1ターン</ref><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>&敵全体に強力な攻撃」という効果のQuick宝具。
:強化クエストクリアでA+ランクに上昇し、宝具威力倍率の上昇に加え「自身のクリティカル威力をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に混乱状態を付与(3ターン)」という効果が追加される。
 
 
:; [[クサントス]]
 
:; [[クサントス]]
:: 海神ポセイドンから賜った神馬。さる女神から、人語を理解し喋る能力を与えられている。そのため三頭の中で唯一会話が可能。
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:: 海神ポセイドンから賜った神馬。さる女神から人語を理解し、三頭の中で唯一喋る。
 
:: ライダーの指示には忠実で戦闘中に意見もする。喋り方は丁寧だがアキレウスが危機的に陥ると楽しそうに喋りだすという地味に嫌な性格。
 
:: ライダーの指示には忠実で戦闘中に意見もする。喋り方は丁寧だがアキレウスが危機的に陥ると楽しそうに喋りだすという地味に嫌な性格。
 
:: 主が不利な状況に追い込まれる可能性があるのを敢えて黙っていたり、追及されても「ブヒヒヒ」と非常に卑しい笑い方で対応する。なので、アキレウスからは槍の石突で制裁を加えられている。
 
:: 主が不利な状況に追い込まれる可能性があるのを敢えて黙っていたり、追及されても「ブヒヒヒ」と非常に卑しい笑い方で対応する。なので、アキレウスからは槍の石突で制裁を加えられている。
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:広大な戦場を一呼吸で駆け抜け、フィールド上に障害物があっても速度は鈍らない。その速度はもはや瞬間移動にも等しく、視界に入っている光景全てが間合いとされるほど。弱点であるアキレス腱が露出してしまうが、アキレウスの速度を捕捉できる英霊は数少ない。
 
:広大な戦場を一呼吸で駆け抜け、フィールド上に障害物があっても速度は鈍らない。その速度はもはや瞬間移動にも等しく、視界に入っている光景全てが間合いとされるほど。弱点であるアキレス腱が露出してしまうが、アキレウスの速度を捕捉できる英霊は数少ない。
 
:アキレウスの急所である踵を貫かれた場合、速度は七割ほど減少する。
 
:アキレウスの急所である踵を貫かれた場合、速度は七割ほど減少する。
:『Grand Order』では「自身のQuickカード性能をアップ[Lv](3ターン)&クリティカル威力をアップ[Lv](3ターン)」という効果のスキルとして登場。
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:『Grand Order』では「自身のQuickカード性能、およびクリティカル威力をアップ<ref group = "注">3ターン</ref>」という効果のスキルとして登場。
 
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; 勇者の不凋花(アンドレアス・アマラントス)
 
; 勇者の不凋花(アンドレアス・アマラントス)
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: また伝承に伝わる通り、急所である「踵」には効果がない。踵は『勇者の不凋花』と『彗星走法』の楔でもあり、踵が貫かれた場合、この二つの宝具は消滅する。実は踵の治癒は可能ではあるが極めて困難で、よほどの術でなければ完全な走力を取り戻すことはできない。さらに悪意や敵意を含む攻撃には有効だが、吸血行為のような、攻撃ではなく『友愛』を示す行動には作用しないという弱点も存在する。
 
: また伝承に伝わる通り、急所である「踵」には効果がない。踵は『勇者の不凋花』と『彗星走法』の楔でもあり、踵が貫かれた場合、この二つの宝具は消滅する。実は踵の治癒は可能ではあるが極めて困難で、よほどの術でなければ完全な走力を取り戻すことはできない。さらに悪意や敵意を含む攻撃には有効だが、吸血行為のような、攻撃ではなく『友愛』を示す行動には作用しないという弱点も存在する。
 
:更に真偽は不明だが、 アニメ版『[[Fate/Apocrypha|Apocrypha]]』において神殺しの武器ならば傷つけられる事を示唆するようなアキレウスの発言があったため、いわゆる〔神性〕特効攻撃でもこの耐性を貫通できる可能性が推測されている。こういった特攻が例外になるケースは、アキレウスに限らず存在し、Aランク以下の魔術は全て無効化するアルトリアの対魔力も「竜そのものの絶大な魔力が対魔力の源。だが、竜という特性故に、竜退治の逸話を持つ存在が苦手で、仮に'''竜殺しの魔術'''を使用されたら対魔力が十全に発揮されない」とされており、「勇者の不凋花」も女神からの祝福という特性故に神殺しに対しては十全に性能が発揮されないのかもしれない。
 
:更に真偽は不明だが、 アニメ版『[[Fate/Apocrypha|Apocrypha]]』において神殺しの武器ならば傷つけられる事を示唆するようなアキレウスの発言があったため、いわゆる〔神性〕特効攻撃でもこの耐性を貫通できる可能性が推測されている。こういった特攻が例外になるケースは、アキレウスに限らず存在し、Aランク以下の魔術は全て無効化するアルトリアの対魔力も「竜そのものの絶大な魔力が対魔力の源。だが、竜という特性故に、竜退治の逸話を持つ存在が苦手で、仮に'''竜殺しの魔術'''を使用されたら対魔力が十全に発揮されない」とされており、「勇者の不凋花」も女神からの祝福という特性故に神殺しに対しては十全に性能が発揮されないのかもしれない。
:『Grand Order』では「自身に無敵状態(2回・5ターン)を付与&防御力をアップ[Lv](3ターン)」という効果のスキルとして登場。
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:『Grand Order』では「自身に無敵状態を付与<ref group = "注">2回5ターン</ref>&自身の防御力をアップ<ref group = "注">3ターン</ref>」という効果のスキルとして登場。
 
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; 宙駆ける星の穂先(ディアトレコーン・アステール・ロンケーイ)
 
; 宙駆ける星の穂先(ディアトレコーン・アステール・ロンケーイ)
 
: ランク:B+<br />種別:対人宝具<br />レンジ:2~10<br />最大捕捉:1人
 
: ランク:B+<br />種別:対人宝具<br />レンジ:2~10<br />最大捕捉:1人
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: この空間の効果は「一対一で敵と公平に戦うこと」、ただそれだけ。この空間内では神の加護は働かず、第三者は無論、幸運すらも介入させず、時間も静止している。「まぐれ」すらも起こり得ない、究極の実力勝負。この空間内ではあらゆる加護や魔術、宝具に至るまで使用不能となるが、武器の使用は可能。治癒能力があろうとも通常と異なり負傷は治らず、蘇生系のスキルや宝具も効果を発揮せず、敗者は現実に戻っても死亡する<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>。
 
: この空間の効果は「一対一で敵と公平に戦うこと」、ただそれだけ。この空間内では神の加護は働かず、第三者は無論、幸運すらも介入させず、時間も静止している。「まぐれ」すらも起こり得ない、究極の実力勝負。この空間内ではあらゆる加護や魔術、宝具に至るまで使用不能となるが、武器の使用は可能。治癒能力があろうとも通常と異なり負傷は治らず、蘇生系のスキルや宝具も効果を発揮せず、敗者は現実に戻っても死亡する<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>。
 
:この効果はアキレウス自身にも適用され、ここでは『勇者の不凋花』の不死は働かなくなる。あくまで相手と「公平」に戦うための領域であり、必ずしもアキレウスにとって有利になるとは限らない。つまるところ、この闘技場の効果とは、ただ己の培った武技・実力のみで相手を打ち斃す「公平無私の一騎打ち」の強制である。極めて単純でそれゆえに堅牢な空間であり、アキレウスはこの空間が破られないことに絶対の自信を持っている<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>。
 
:この効果はアキレウス自身にも適用され、ここでは『勇者の不凋花』の不死は働かなくなる。あくまで相手と「公平」に戦うための領域であり、必ずしもアキレウスにとって有利になるとは限らない。つまるところ、この闘技場の効果とは、ただ己の培った武技・実力のみで相手を打ち斃す「公平無私の一騎打ち」の強制である。極めて単純でそれゆえに堅牢な空間であり、アキレウスはこの空間が破られないことに絶対の自信を持っている<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>。
: しかし制約も存在し、アマゾネスの女王・[[ペンテシレイア]]をこの槍で殺害したことがトラウマとなっており、女性相手には使用不可能。また、アキレウスの性格上、彼にとって一対一で戦うに値しない程度の相手にはそもそも使おうとはせず、相手が決闘を望まなかった場合にも無理に使用はしないという。使いどころが限られた宝具<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>であり、公正な決闘をするための一種の舞台装置と言える。
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: しかし制約も存在し、アマゾネスの女王・[[ペンテシレイア]]をこの槍で殺害したことがトラウマとなっており、女性相手には使用不可能。また、アキレウスの性格上、彼にとって一対一で戦うに値しない程度の相手にはそもそも使おうとはせず、相手が決闘を望まなかった場合にも無理に使用はしないという。使いどころが限られた宝具<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>
 
: 元々はトロイア戦争の宿敵・大英雄ヘクトールが、女神の加護を受けたアキレウスと戦うことを避けて逃げ回っていたため、彼と公平に決着をつけるために作り出したものである。ここでの決闘によって、ヘクトールを打ち破っている。
 
: 元々はトロイア戦争の宿敵・大英雄ヘクトールが、女神の加護を受けたアキレウスと戦うことを避けて逃げ回っていたため、彼と公平に決着をつけるために作り出したものである。ここでの決闘によって、ヘクトールを打ち破っている。
 
: 持ち主の手元に飛んで戻る機能もある他、アキレウスがランサーとして召喚された場合は上記の特殊能力に加えて『[[ディルムッド・オディナ|必滅の黄薔薇]]』と酷似した敵に与えた傷の治癒を不可能にする効果が付与される<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>。
 
: 持ち主の手元に飛んで戻る機能もある他、アキレウスがランサーとして召喚された場合は上記の特殊能力に加えて『[[ディルムッド・オディナ|必滅の黄薔薇]]』と酷似した敵に与えた傷の治癒を不可能にする効果が付与される<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>。
:『Grand Order』では「自身にターゲット集中状態を付与(1ターン)&NP獲得量をアップ[Lv](1ターン)&NPを増やす[Lv]」という効果のスキルとして登場。
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:
 
 
 
; 蒼天囲みし小世界(アキレウス・コスモス)
 
; 蒼天囲みし小世界(アキレウス・コスモス)
 
: ランク:A+<br />種別:結界宝具<br />レンジ:0<br />最大捕捉:1人
 
: ランク:A+<br />種別:結界宝具<br />レンジ:0<br />最大捕捉:1人
: 由来:アキレウスの母である女神テティスが息子のために作らせた鍛冶神[[ヘファイストス]]製の盾。
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: 由来:アキレウスの母である女神テティスが息子のために作らせた鍛冶神ヘパイストス製の盾。
: 鍛冶神ヘファイストスによって造られた神造兵装。アキレウスの切り札であり、彼が生きた世界の全てを表した大盾。全面に渡って凄まじいまでの精緻な意匠が施されている。
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: 鍛冶神ヘパイストスによって造られた神造兵装。アキレウスの切り札であり、彼が生きた世界の全てを表した大盾。全面に渡って凄まじいまでの精緻な意匠が施されている。
 
: 真名解放することで盾に刻み込まれた極小の世界が展開され、一つの“世界そのもの”で攻撃を防ぐ結界宝具。
 
: 真名解放することで盾に刻み込まれた極小の世界が展開され、一つの“世界そのもの”で攻撃を防ぐ結界宝具。
 
: この盾に挑むということは、即ち世界を相手取るということであり、発動させれば対人・対軍・対城・対国・対神宝具にすら至るまで、ほぼ全ての攻撃を防ぎ切る。ただし、その性質上、対界宝具だけは苦手とする<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』153-154ページ">『Fate/Apocrypha matelial』153-154ページ「蒼天囲みし小世界」より。</ref>。
 
: この盾に挑むということは、即ち世界を相手取るということであり、発動させれば対人・対軍・対城・対国・対神宝具にすら至るまで、ほぼ全ての攻撃を防ぎ切る。ただし、その性質上、対界宝具だけは苦手とする<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』153-154ページ">『Fate/Apocrypha matelial』153-154ページ「蒼天囲みし小世界」より。</ref>。
 
: 双方の同意と契約の上でアキレウスから[[アストルフォ|黒のライダー]]へと託され、彼の手によって[[カルナ|赤のランサー]]が放った『日輪よ、死に随え』を防ぐために使用された。神すら滅ぼす赤のランサーの槍も、“世界”そのものは殺すことができず、槍を完全に阻んで防ぎ切り、アストルフォとジークを守り抜いた。その後の決着の際には既に砕け、消えていた。
 
: 双方の同意と契約の上でアキレウスから[[アストルフォ|黒のライダー]]へと託され、彼の手によって[[カルナ|赤のランサー]]が放った『日輪よ、死に随え』を防ぐために使用された。神すら滅ぼす赤のランサーの槍も、“世界”そのものは殺すことができず、槍を完全に阻んで防ぎ切り、アストルフォとジークを守り抜いた。その後の決着の際には既に砕け、消えていた。
: またアキレウス自身が使用した場合のみ、この盾を「攻撃」に転用できる。宝具を展開した後、突撃することによってその極小世界で相手を押し潰すというものであるが、ヘファイストスも想定外の使用法であるそうな<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』153-154ページ"/>。
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: またアキレウス自身が使用した場合のみ、この盾を「攻撃」に転用できる。宝具を展開した後、突撃することによってその極小世界で相手を押し潰すというものであるが、ヘパイストスも想定外の使用法であるそうな<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』153-154ページ"/>。
  
 
== 真名:アキレウス ==
 
== 真名:アキレウス ==
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:―――無論、彼はその先に悲劇が待つことを知らなかったが、たとえ知っていたとしてもその歩みを止めることはできなかっただろう。  
 
:―――無論、彼はその先に悲劇が待つことを知らなかったが、たとえ知っていたとしてもその歩みを止めることはできなかっただろう。  
  
:トロイア戦争とはヘクトールの弟パリスがメネラオスの妻ヘレネーを強奪したことに端を発する戦争である。
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:トロイア戦争とはヘクトールの弟パリスがメネラウスの妻ヘレネーを強奪したことに端を発する戦争である。
 
:ヘレネーを巡って英雄や王たちが争いかけた際、彼らは「ヘレネーが攫われるようなことがあれば、必ず救援にかけつける」との誓いを立てた。
 
:ヘレネーを巡って英雄や王たちが争いかけた際、彼らは「ヘレネーが攫われるようなことがあれば、必ず救援にかけつける」との誓いを立てた。
 
:……が、当時幼かったアキレウスは特にその誓いに関係はなかった。
 
:……が、当時幼かったアキレウスは特にその誓いに関係はなかった。
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; [[Fate/Grand Order]]
 
; [[Fate/Grand Order]]
 
: [[アレキサンダー]]の幕間の物語で先行登場。後に2018年の『Fate/Apocrypha』とのコラボイベントに合わせて実装。豊富な宝具を保有スキルとして表現している手法が取られたサーヴァントの一人。
 
: [[アレキサンダー]]の幕間の物語で先行登場。後に2018年の『Fate/Apocrypha』とのコラボイベントに合わせて実装。豊富な宝具を保有スキルとして表現している手法が取られたサーヴァントの一人。
: 後に期間限定イベント『カルデア・サマーアドベンチャー!』開催に伴い、ライフセーバーをイメージしたダイバースーツ姿の霊衣「フィアレス・ダイバー」が実装された。
 
 
===Fate関連===
 
; [[教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー]]
 
: 13時間目の[[ヘクトール]]についての解説の後半部分で因縁と決着について触れられていた。
 
  
 
===その他===
 
===その他===
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:決戦を控えて幾度と無く脳内で彼との戦闘をシミュレートするも、何回やっても「負ける」もしくは「勝つのに時間がかかりすぎる」という結論に至り、『宙駆ける星の穂先』の異空間内での殴り合いを提案した。アーチャーの側でもかつての弟子を赤のサーヴァントとして召喚するという運命の悪戯を苦々しく思っていたが、自陣営のサーヴァントで彼を倒せるのは自分だけと悟り、己とマスターの願いを叶えるためにも手加減などはせず、正体を明かした後は全力で戦いに応じている。また、せめて倒すならば自分の手でという心からか、乱戦中にも助言を与え、吸血鬼化した黒のランサーに眷属とされそうな所を助けるなど、度々手を貸している<ref group = "注">これは不死身で神性以外の攻撃に傷つかない吸血鬼が誕生することを阻止するための合理的な行動であるところも含まれている[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/909072276204560384]。</ref>。<br>一方で決戦の時は『宙駆ける星の穂先』の決闘に応じる代わりに『蒼天囲みし小世界』の譲渡に関する何らかの頼みを行い、死の間際に警戒を解いたアキレウスを宝具で不意打ちする、など黒のアーチャーとしての役割を重視する側面も見せる。
 
:決戦を控えて幾度と無く脳内で彼との戦闘をシミュレートするも、何回やっても「負ける」もしくは「勝つのに時間がかかりすぎる」という結論に至り、『宙駆ける星の穂先』の異空間内での殴り合いを提案した。アーチャーの側でもかつての弟子を赤のサーヴァントとして召喚するという運命の悪戯を苦々しく思っていたが、自陣営のサーヴァントで彼を倒せるのは自分だけと悟り、己とマスターの願いを叶えるためにも手加減などはせず、正体を明かした後は全力で戦いに応じている。また、せめて倒すならば自分の手でという心からか、乱戦中にも助言を与え、吸血鬼化した黒のランサーに眷属とされそうな所を助けるなど、度々手を貸している<ref group = "注">これは不死身で神性以外の攻撃に傷つかない吸血鬼が誕生することを阻止するための合理的な行動であるところも含まれている[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/909072276204560384]。</ref>。<br>一方で決戦の時は『宙駆ける星の穂先』の決闘に応じる代わりに『蒼天囲みし小世界』の譲渡に関する何らかの頼みを行い、死の間際に警戒を解いたアキレウスを宝具で不意打ちする、など黒のアーチャーとしての役割を重視する側面も見せる。
  
;[[キャビィク・ペンテル]]
+
;キャビィク・ペンテル
 
:漫画版で正式決定した本来の赤のライダーのマスター。
 
:漫画版で正式決定した本来の赤のライダーのマスター。
  
205行目: 197行目:
 
; [[モードレッド]]
 
; [[モードレッド]]
 
: 同じく聖杯大戦では絡む機会のなかったサーヴァント。同じ好戦的な性格から、モードレッドが協力を渋っていた際に挑発を行い一触即発になりかけた。
 
: 同じく聖杯大戦では絡む機会のなかったサーヴァント。同じ好戦的な性格から、モードレッドが協力を渋っていた際に挑発を行い一触即発になりかけた。
: 空中庭園にて大聖杯の前で[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|黒幕]]と対峙した際に彼の提案を英雄としての矜持から退けた際にモードレッドからも同意を得るが、その時に彼女から「にんじん」と呼ばれてしまう。
+
: 空中庭園にて大聖杯の前で[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|黒幕]]と対峙した際に彼の提案を英雄としての矜持から退けた際にモードレッドからも同意を得るが、そのときに彼女から「にんじん」と呼ばれてしまう。
 
; [[ヘラクレス]]
 
; [[ヘラクレス]]
: 兄弟子。ケイローンが死ぬ原因を作ったことに思う所があるのか、冷淡な声音で「今は味方」と自分に言い聞かせている。
+
: 兄弟弟子。ケイローンが死ぬ原因を作ったことに思うところがあるのか、必死に「今は味方」と自分に言い聞かせている。
 
: 一方それはそれとして、同じギリシャを代表する英雄同士競ってみたい願望があるようで、主人公に比べ合いをねだったりしている。
 
: 一方それはそれとして、同じギリシャを代表する英雄同士競ってみたい願望があるようで、主人公に比べ合いをねだったりしている。
; [[ジェロニモ]]
 
: [[アタランテ〔オルタ〕]]の幕間の物語で共演。彼の直感には「[[ケイローン|先生]]並みに信用できる」と全幅の信頼を置いている。
 
;[[ヴァン・ゴッホ]]
 
:作中での絡みは全くないが、彼女の肉体であるクリュティエは系譜上彼の大叔母に当たる。
 
;[[タラスク]]
 
:霊衣「フィアレス・ダイバー」の状態では小さくなったタラスクを連れている。
 
;[[マルタ]]
 
:上記のミニタラスクは彼女から貰ったものとのこと。詳しい経緯は不明。
 
  
 
=== 生前 ===
 
=== 生前 ===
 
;パトロクロス
 
;パトロクロス
:かつての親友。彼がヘクトールに討たれたことを深く嘆いたアキレウスは彼の敵討ちを決意。アガメムノーンから莫大な恩賞を約束されても再出撃を拒んでいたアキレウスがついに立ち上がったことで、トロイア戦争の戦局は大きく動くこととなる。
+
:かつての親友。彼がヘクトールに討たれたことを深く嘆いたアキレウスは彼の敵討ちを決意。アガメムノーンから莫大な恩賞を約束されても参戦を拒んでいたアキレウスがついに出撃したことで、トロイア戦争の戦局は大きく動くこととなる。
 
:その怒りようは凄まじく、ヘクトール曰く「バーサーカーそのもので、とても会話が通じるような状態ではなかった」とのこと。
 
:その怒りようは凄まじく、ヘクトール曰く「バーサーカーそのもので、とても会話が通じるような状態ではなかった」とのこと。
  
 
;[[ヘクトール]]
 
;[[ヘクトール]]
:戦士にして将軍、そして軍師であり政治家であり王族であったトロイアの王子。
+
:戦士にして将軍、そして軍師であり政治家であり王族であったトロイアの皇子。
 
:アカイア軍は彼一人の存在によって数年以上もトロイアを攻めきれなかったと言ってもよく、アキレウスが一騎打ちにて討ち取るまでアカイア軍を苦しめ続けた。
 
:アカイア軍は彼一人の存在によって数年以上もトロイアを攻めきれなかったと言ってもよく、アキレウスが一騎打ちにて討ち取るまでアカイア軍を苦しめ続けた。
 
:倒したヘクトールの死骸を戦車で引きずり回し辱めた愚かで不寛容な振る舞いでアポロンの不興を買ったアキレウスは、再三の制止にも関わらず逃げ崩れるトロイア軍を誅戮した。
 
:倒したヘクトールの死骸を戦車で引きずり回し辱めた愚かで不寛容な振る舞いでアポロンの不興を買ったアキレウスは、再三の制止にも関わらず逃げ崩れるトロイア軍を誅戮した。
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:それと引き換えにペンテシレイアから受けた「アキレウスの槍はいつかアキレウスが愛しく思った誰かを穿つ」という呪いは聖杯大戦の第二の生にて成就することになる。
 
:それと引き換えにペンテシレイアから受けた「アキレウスの槍はいつかアキレウスが愛しく思った誰かを穿つ」という呪いは聖杯大戦の第二の生にて成就することになる。
 
:アキレウスとしては彼女を侮辱するつもりも「美しい」というつもりも毛頭なかったようであるが、兜の下の彼女の顔があまりにも美しかったために言葉を漏らしてしまったとか。
 
:アキレウスとしては彼女を侮辱するつもりも「美しい」というつもりも毛頭なかったようであるが、兜の下の彼女の顔があまりにも美しかったために言葉を漏らしてしまったとか。
:ちなみにアキレウスはこの事をたまたま同行していた味方のテルシーテースという兵士に揶揄われ、'''気恥ずかしさと腹いせから彼を殴殺している'''。
 
  
 
;[[パリス]]
 
;[[パリス]]
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:アキレウスの愚挙により怒り狂ったアポロンの加護を受け、アキレウスにとって唯一の弱点である踵を射抜き、次いで心臓を射て不死身の英雄を倒した。
 
:アキレウスの愚挙により怒り狂ったアポロンの加護を受け、アキレウスにとって唯一の弱点である踵を射抜き、次いで心臓を射て不死身の英雄を倒した。
 
:『Fate/Grand Order』では召喚された彼が天真爛漫な少年期だったためいろいろと毒気を抜かれて対応に困っている。
 
:『Fate/Grand Order』では召喚された彼が天真爛漫な少年期だったためいろいろと毒気を抜かれて対応に困っている。
 
;[[オデュッセウス]]
 
: 同じアカイア軍の英雄。
 
:母の計略により辺境の島に隠れ住んでいた所へ、アガメムノン王の命令により迎えにやって来た。
 
: この時アキレウスは'''女の格好をし女官の振りをして'''匿われていたのだが、商人に扮して現れたオデュッセウスが装飾品と一緒に持ち込んでいた槍や剣にばかり目を向けていたため、早々に見抜かれてしまった。
 
  
 
;アイアス
 
;アイアス
 
:トロイア戦争でアキレウスとともに戦った英雄。大アイアスと小アイアスがいるが、どちらも碌な最期を迎えてはいない。
 
:トロイア戦争でアキレウスとともに戦った英雄。大アイアスと小アイアスがいるが、どちらも碌な最期を迎えてはいない。
:大アイアスの盾が、Fateシリーズでは[[エミヤ]]が使用することで知られる『熾天覆う七つの円環』である。そして同時に大アイアスの父がアキレウスの父ペレウスの兄弟に当たるため、血縁上は従兄弟になる。
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:大アイアスの盾が、Fateシリーズでは[[エミヤ]]が使用することで知られる『熾天覆う七つの円環』である。
  
;[[アガメムノン]]
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;アガメムノーン
 
:全ギリシャの王にしてトロイアを攻めたアカイア勢の総司令官。
 
:全ギリシャの王にしてトロイアを攻めたアカイア勢の総司令官。
:叙事詩「イリアス」は彼とアキレウスが激しく対立する場面から始まる。アキレウスの王族嫌いはこれが原因であろう。
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:叙事詩「イリアス」はアガメムノーンとアキレウスが激しく対立する場面から始まる。アキレウスの王族嫌いはこれが原因であろう。
 
 
;ペレウス
 
:父。[[アルゴナウタイ]]の一員でもあり、上記の「黒のアーチャー」とはかつてライバル関係だった。
 
:曲者揃いのアルゴナウタイの中でも唯一の平穏を愛する人物だったとのこと。
 
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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;「お、ヘラクレスか。大丈夫、味方、味方・味方……!<br> いやしかし、一度くらいは闘って見るのもいいんじゃないかって俺ぁ思うんだがダメか? ……ダメ? ちぇー。」
 
;「お、ヘラクレスか。大丈夫、味方、味方・味方……!<br> いやしかし、一度くらいは闘って見るのもいいんじゃないかって俺ぁ思うんだがダメか? ……ダメ? ちぇー。」
 
: マイルーム会話「[[ヘラクレス]]」。
 
: マイルーム会話「[[ヘラクレス]]」。
: 「味方」の部分は言葉に反して冷ややかかつ厳しい表情である。明言していないが、生前のケイローンの死の一件が尾を引いていると思われる。
+
: 自分と同等の実力と知名度を誇る英雄に戦ってみたいという欲求が出るも、マスターに却下される。
: それはそれで自分と同等の実力と知名度を誇る英雄に戦ってみたいという欲求が出るも、マスターに却下される。
 
  
 
;「アタランテの姐さんかぁ……なに、いいさ。今はああして笑えている。それだけで俺は十分に満足だ。マスター……感謝してるぜ。」
 
;「アタランテの姐さんかぁ……なに、いいさ。今はああして笑えている。それだけで俺は十分に満足だ。マスター……感謝してるぜ。」
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;「……。……。<br> ハイ、シッテマス。<br> え、嘘。まさか敵側にいるとか? いないよね? え? カルデアで召喚する可能性がある?<br> ア、ウン。 ダイジョウブデス……ハイ……。」
 
;「……。……。<br> ハイ、シッテマス。<br> え、嘘。まさか敵側にいるとか? いないよね? え? カルデアで召喚する可能性がある?<br> ア、ウン。 ダイジョウブデス……ハイ……。」
:コラボイベントで主人公から、[[ペンテシレイア|アマゾネスの女王]]を知っているかと唐突に聞かれての反応。大丈夫と言いつつ表情が虚ろになっており、トラウマレベルで苦手になっているのが明らかである。
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:コラボイベントで主人公から、[[ペンテシレイア|アマゾネスの女王]]を知っているかと聞かれての反応。大丈夫と言いつつ表情が虚ろになっており、トラウマレベルで苦手になっているのが明らかである。
  
 
;「おう、俺の先生にやれないことはない。何しろ大賢者だからな!」
 
;「おう、俺の先生にやれないことはない。何しろ大賢者だからな!」
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;「欠伸しながらでもできるね。ついでに悪代官も射抜ける。」
 
;「欠伸しながらでもできるね。ついでに悪代官も射抜ける。」
 
;アストルフォ「指を鳴らしただけで真空波的なもの出せる?」
 
;アストルフォ「指を鳴らしただけで真空波的なもの出せる?」
;「出せる出せる。もう何でも[[スパルタクス|スパスパ]]ぶった切れる。」
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;「出せる出せる。もう何でもスパスパぶった切れる。」
 
;ジークフリート「無呼吸全力でどの程度動けるのだろうか。」
 
;ジークフリート「無呼吸全力でどの程度動けるのだろうか。」
 
;「相手が倒れるまでなら無限大だな!」
 
;「相手が倒れるまでなら無限大だな!」
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*小説版で新規に追加されたサーヴァントの一人で、東出氏原案のキャラクター。
 
*小説版で新規に追加されたサーヴァントの一人で、東出氏原案のキャラクター。
 
*彼の父ペレウスは[[アタランテ]]と「アルゴナウタイ」と「カリュドーンの猪狩り」に共に参加した旧知の仲で、彼が彼女の事を「姐さん」と呼ぶのは親しみの他に、父と共に冒険をした人物に対する敬意も含まれていると思われる。
 
*彼の父ペレウスは[[アタランテ]]と「アルゴナウタイ」と「カリュドーンの猪狩り」に共に参加した旧知の仲で、彼が彼女の事を「姐さん」と呼ぶのは親しみの他に、父と共に冒険をした人物に対する敬意も含まれていると思われる。
*母テティスは海の神ネレウスの眷属・ネレイデスの乙女で、その美貌から主神ゼウスも彼女を狙っていたが「必ず父より優れた子を産む」という予言を知ってあっさり諦めた。ある意味[[遠坂葵]]の原典である。
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*母ティティスは海の神ネレウスの眷属・ネレイデスの乙女で、その美貌から主神ゼウスも彼女を狙っていたが「必ず父より優れた子を産む」という予言を知ってあっさり諦めた。ある意味[[遠坂葵]]の原典である。
**テティスの父親は通説ではネレウスとされるが、文献によってはケイローンとされる場合もあり、その場合ケイローンとアキレウスは師弟のみならず「'''祖父と孫'''」の関係でもある、という事になる。作中では具体的に言及されていない為、前説準拠の設定となっていると思われる。
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*母ティティスが彼を不死の体にした方法は、作品中では「神聖の炎で炙り、人間としての血を蒸発させる」というものであったが、一般的に知られる伝説では「冥府に流れる忘却の川(レテ)の水に浸す」パターンであることが多い。<br>この場合、赤子の足首を掴んで川に突っ込んだために踵の一部が不死性を得ず残ってしまったという、いわば'''うっかりミス'''の結果があの弱点であり、作中で語られる「父ペレウスがアキレウスの人間の部分を全て失くすことを惜しんだため」という理由に比べると微妙に格好悪い。
*母テティスが彼を不死の体にした方法は、作品中では「神聖の炎で炙り、人間としての血を蒸発させる」というものであったが、一般的に知られる伝説では「冥府に流れる忘却の川(レテ)の水に浸す」パターンであることが多い。<br>この場合、赤子の足首を掴んで川に突っ込んだために踵の一部が不死性を得ず残ってしまったという、いわば'''うっかりミス'''の結果があの弱点であり、作中で語られる「父ペレウスがアキレウスの人間の部分を全て失くすことを惜しんだため」という理由に比べると微妙に格好悪い。
 
 
*かの大英雄カルナと同等の戦力評価は伊達でなく「神性」または神造兵装を保有してないサーヴァントでは実質彼に勝つ事は限りなく不可能に近いとされる程で、ライダーの真名を聞いたカウレスも弱点の踵があるにも関わらず黒のサーヴァントでケイローンが居なかったら黒陣営の敗北は確定していたと評している。
 
*かの大英雄カルナと同等の戦力評価は伊達でなく「神性」または神造兵装を保有してないサーヴァントでは実質彼に勝つ事は限りなく不可能に近いとされる程で、ライダーの真名を聞いたカウレスも弱点の踵があるにも関わらず黒のサーヴァントでケイローンが居なかったら黒陣営の敗北は確定していたと評している。
 
**尤も好敵手との戦いを求める彼にとって神性を持たない者との戦いにはあまり執着はしておらず、自らを傷つけられる者との戦いを優先している。自身を傷つけられるアーチャーの存在を知った際は歓喜で身を震わせて再戦を宣言したり、赤陣営と黒陣営との全面戦争の際にも積極的にアーチャーと戦おうとしている。態々、ダメージを与えうる存在と戦おうとしているので戦略的には不死性を活かしているとは言い難かったりする。
 
**尤も好敵手との戦いを求める彼にとって神性を持たない者との戦いにはあまり執着はしておらず、自らを傷つけられる者との戦いを優先している。自身を傷つけられるアーチャーの存在を知った際は歓喜で身を震わせて再戦を宣言したり、赤陣営と黒陣営との全面戦争の際にも積極的にアーチャーと戦おうとしている。態々、ダメージを与えうる存在と戦おうとしているので戦略的には不死性を活かしているとは言い難かったりする。
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*『Fate/Apocrypha material』によれば黒のライダーが「蒼天囲みし小世界」を使用できたのは、アキレウスが他人に宝具を貸した逸話があることと、黒のライダー自身も他人と宝具を貸し借りした逸話を数多く持っていたことで、双方宝具をやり取りすることができるだけの条件が揃っていたからという理由がある。
 
*『Fate/Apocrypha material』によれば黒のライダーが「蒼天囲みし小世界」を使用できたのは、アキレウスが他人に宝具を貸した逸話があることと、黒のライダー自身も他人と宝具を貸し借りした逸話を数多く持っていたことで、双方宝具をやり取りすることができるだけの条件が揃っていたからという理由がある。
**アキレウスはトロイア戦争において、ギリシア軍の総大将アガメムノンと揉めたことで出陣を拒否。代わりに出陣しようとした親友パトロクロスに鎧を貸し与えたという逸話を持つ。アキレウスが他人と宝具をやり取りしたという例の一つ。
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**アキレウスはトロイア戦争において、ギリシア軍の総大将アガメムノーンと揉めたことで出陣を拒否。代わりに出陣しようとした親友パトロクロスに鎧を貸し与えたという逸話を持つ。アキレウスが他人と宝具をやり取りしたという例の一つ。
**このいざこざがアキレウスの王族嫌いの要因だが、彼の父ペレウスはアイギーナという小島の王アイアコスの息子であり、アキレウスはれっきとした王族の血を引いている。さらにこのアイアコスは大神ゼウスの息子であるため、同時に親戚にもあたる。
 
 
*伝承の中には、[[メディア]]の4人目の夫だったという説も存在する。
 
*伝承の中には、[[メディア]]の4人目の夫だったという説も存在する。
**この他アキレウスの恋愛関係に関する逸話には、一子をもうけたテイダメイアやアガメムノンとの悶着の要因になった愛妾ブリセイアの他に、アポロンの神殿で出会ったポリュクセネ王女との悲恋や、その弟で自らを殺すと予言されたトロイロス王子に、彼を討ち取る刹那の瞬間心を奪われてしまった…といったものも存在する。ちなみにこの二人は'''ヘクトールとパリスの弟妹'''である。<ref group="注">トロイロスに至っては、太陽神アポロンとトロイア王妃ヘカベーの息子とする説もある。</ref>
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*アキレウスの恋愛関係に関する逸話には、一子を設けたテイダメイアやアガメムノンとの悶着の要因になった愛妾ブリセイアの他に、アポロンの神殿で出会ったポリュクセネ王女との悲恋や、その弟で自らを殺すと予言されたトロイラス王子に、彼を討ち取る刹那の瞬間心を奪われてしまった。といったものも存在する。ちなみにこの二人は'''ヘクトールとパリスの弟妹'''である。<ref group="注">トロイラスに至っては、太陽神アポロンと王妃ヘカベーの息子とする説もある。</ref>
**親友のパトロクロスとは同性愛の関係にあったとする説もかなり有名。元々は他ならぬ[[ウィリアム・シェイクスピア]]その人がアキレウスにマイナスイメージを持たせるため戯曲の中でこんな風に書かれたのだが、考案自体は古代ギリシャ時代からあったとされている。
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*親友のパトロクロスとは同性愛の関係にあったとする説もかなり有名。元々はとある作家がアキレウスにマイナスイメージを持たせるため戯曲の中でこんな風に書かれたのだが、考案自体は古代ギリシャ時代からあったとされている。ちなみにこの戯曲を書いた人物こそ、言わずと知れたかの劇作家[[ウィリアム・シェイクスピア]]である。
 
*[[イスカンダル]]は彼が主人公である『イリアス』の大ファンである。<br>史実では元々、イスカンダルの母方にあたるエペイロスのモロッソイ王家はアキレウスの子ネオプトレモスとトロイの王女の末裔を自称しており、幼い頃から英雄譚に憧れて育った彼は師アリストテレスから贈られた『イリアス』を片時も手放さず、東方出征の折には往路で立ち寄ったトロイ遺跡でアキレウスの墓に詣でたり、親友ヘファイスティオンをパトロクロス、自らをアキレウスとしてロールプレイに興じたりしたという。<br>虚淵氏曰く、「'''人類史最初のオタクセレブ'''」。
 
*[[イスカンダル]]は彼が主人公である『イリアス』の大ファンである。<br>史実では元々、イスカンダルの母方にあたるエペイロスのモロッソイ王家はアキレウスの子ネオプトレモスとトロイの王女の末裔を自称しており、幼い頃から英雄譚に憧れて育った彼は師アリストテレスから贈られた『イリアス』を片時も手放さず、東方出征の折には往路で立ち寄ったトロイ遺跡でアキレウスの墓に詣でたり、親友ヘファイスティオンをパトロクロス、自らをアキレウスとしてロールプレイに興じたりしたという。<br>虚淵氏曰く、「'''人類史最初のオタクセレブ'''」。
 
*ライダー以外にも[[ランサー]]、[[バーサーカー]]、[[シールダー]]のクラスとしても召喚可能。クラスが変わる度に宝具のラインナップも微妙に変化し、例えばランサーとして召喚された場合はライダーの宝具である『疾風怒濤の不死戦車』が失われる代わりに『宙駆ける星の穂先』にHP削減効果が付与される<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』152-153ページ"/>。東出氏によるとこの場合、神速で走り回りながら神速でこの槍を振り回してくるので、どちらにせよ手が付けられないとか<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>。
 
*ライダー以外にも[[ランサー]]、[[バーサーカー]]、[[シールダー]]のクラスとしても召喚可能。クラスが変わる度に宝具のラインナップも微妙に変化し、例えばランサーとして召喚された場合はライダーの宝具である『疾風怒濤の不死戦車』が失われる代わりに『宙駆ける星の穂先』にHP削減効果が付与される<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』152-153ページ"/>。東出氏によるとこの場合、神速で走り回りながら神速でこの槍を振り回してくるので、どちらにせよ手が付けられないとか<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>。
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*死んだこと自体に未練がないとされるアキレウス。だが実は「オデュッセイア」の作中に冥府で死後のアキレウスが登場するのだが、その時に登場する彼は「英雄として死ぬよりもつまらない人生ながらも生きた方がマシ」と設定とは正反対の事を[[オデュッセウス]]にぶっちゃけていたりする。
 
*死んだこと自体に未練がないとされるアキレウス。だが実は「オデュッセイア」の作中に冥府で死後のアキレウスが登場するのだが、その時に登場する彼は「英雄として死ぬよりもつまらない人生ながらも生きた方がマシ」と設定とは正反対の事を[[オデュッセウス]]にぶっちゃけていたりする。
 
**ただしこれは死んだ直後の話である為に、死後千年単位立ってから徐々に考え方が変わっていった可能性があるので矛盾してるとは言えないだろう。更にこの時期は一人息子や妻も居たのでなおさらである。ある意味アキレウスにもそういう時期があったという人間臭さを示すエピソードとも言える。
 
**ただしこれは死んだ直後の話である為に、死後千年単位立ってから徐々に考え方が変わっていった可能性があるので矛盾してるとは言えないだろう。更にこの時期は一人息子や妻も居たのでなおさらである。ある意味アキレウスにもそういう時期があったという人間臭さを示すエピソードとも言える。
*アキレウスが生前に働いた暴挙として有名なものの一つに「討ち取ったヘクトールの死体を戦車で引きずり回した」というものがある。しかし当時のギリシャでは、戦争においては討ち取った敵将を鎧を奪った上で戦車で引きずるという行為は当たり前に行われており、アキレウスが異常だったわけでは全くない。
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*生前、色々なことをしでかしてまうアキレウス。そのエピソードの中でヘクトールの死体を戦車で引きずったというのが有名だが、当時のギリシャでは「倒した将の死体から鎧を奪い、その死体を戦車で引きずる」という風習があり、所謂日本の晒し首のようなものの為、実はアキレウスの暴挙の中で一番擁護出来る事案だったりする。何故、作中アキレウスだけ実行することになったかというと、本来であれば将が討たれたら味方が戦闘そっちのけで死体を守り死体引きずりまで至らない為である。例え決闘であろうと死体を辱しめられないように立ち合い人が存在する。しかし、ヘクトールは孤立した状態でアキレウスと決闘することになり(ヘクトール本人は気づいていない)、死体を守る者が誰もいなかったことからアキレウスが実行出来てしまったという悲劇である。
**実際には当たり前と言うほどには実行されていない事ではあるが、これは将が討たれたら味方が戦闘そっちのけにしてでもその死体を守ろうとするために「できない」だけで、アキレウスの場合はヘクトールが孤立無援の状態だったために実行できた、と言うだけの話。
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**かくいうヘクトールもパトロクスを討ち取った際にこの風習に習い、同じことをしようとしていた。しかし、死体を取り返されてしまった為、鎧を奪うところまででとどまっている。
*水着霊衣「フィアレス・ダイバー」で亀姿の[[タラスク]]を連れているのはパラドックス用語の一つ'''『アキレスと亀』'''に準えたもので、この逆説はFate/Apocryphaにてシェイクスピアも引き合いに出したことがある。
 
**かいつまんで説明すると''「アキレス(アキレウス)と亀が競争した場合、同時にスタートするとアキレスが勝つのは目に見えるので亀を彼より先の位置から走らせた。するとアキレスが亀の元々のスタート地点Aに到着する頃には亀はかなり先を歩いており、アキレスがその地点Bに着く頃には亀はさらに先にいる。これを繰り返していくといくら俊足のアキレスであっても亀には理論上追いつくことは出来ない」''と云う、楽しい時ほど時間があっという間に感じ、逆に嫌な時は時間が長く感じる時間と空間の実在性を否定するためのもの。本霊衣が実装したイベントシナリオの根幹的テーマとも捉えられる。
 
  
 
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
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[[category:Fate/Apocrypha]]
 
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