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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 読み =
   
| 外国語表記 = Waver Velvet
 
| 外国語表記 = Waver Velvet
 
| 初登場作品 = [[Fate/Zero]]
 
| 初登場作品 = [[Fate/Zero]]
 
| 声優 = 浪川大輔
 
| 声優 = 浪川大輔
| 演者 =  
+
| 演者 = 植田慎一郎
 
| 身長 = 157cm
 
| 身長 = 157cm
 
| 体重 = 50kg
 
| 体重 = 50kg
| 年齢 =
   
| 誕生日 = 10月3日
 
| 誕生日 = 10月3日
 
| 血液型 = B型
 
| 血液型 = B型
| スリーサイズ =
   
| 性別 = 男性
 
| 性別 = 男性
 
| イメージカラー = ウォームグレイ
 
| イメージカラー = ウォームグレイ
| 序列 =
  −
| 所属 =
   
| 特技 = 推察、要点の整理
 
| 特技 = 推察、要点の整理
 
| 好きな物 = パズル全般<br />推理小説
 
| 好きな物 = パズル全般<br />推理小説
 
| 苦手な物 = 腕力
 
| 苦手な物 = 腕力
 
| 天敵 = 自分
 
| 天敵 = 自分
| マスター階梯 =
  −
| 魔術系統 =
  −
| 魔術回路・質 =
  −
| 魔術回路・量 =
  −
| 魔術回路・編成 =
  −
| デザイン =
   
}}
 
}}
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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; 略歴
 
; 略歴
: 元[[魔術協会|時計塔]]の学生であり[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]の門下生。祖母から数えて三代目と、魔術師としての歴史が浅い家柄の出身で、それを努力と才能でどうにか補おうと奮闘していたが周りからは相手にされていなかった。<br />名門魔術師に対してコンプレックスを持っており、特にケイネスとは確執がある。
+
: 元[[魔術協会|時計塔]]の学生であり[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]の門下生。祖母から数えて三代目と、魔術師としての歴史が浅い家柄の出身で、それを努力と才能でどうにか補おうと奮闘していたが周りからは相手にされていなかった。<br />名門魔術師に対してコンプレックスを持っており、特に自身の論文を馬鹿にしたケイネスとは確執がある。
 
: 時計塔管財課の手違いで、直接ケイネスに手渡されるはずだった聖遺物が手中に転がり込んできたのを機に聖杯戦争への参戦を決意、朽ち果てたマントの布一片を触媒としてライダーを召喚する。
 
: 時計塔管財課の手違いで、直接ケイネスに手渡されるはずだった聖遺物が手中に転がり込んできたのを機に聖杯戦争への参戦を決意、朽ち果てたマントの布一片を触媒としてライダーを召喚する。
 
: 当初は自らが望んだサーヴァント像とは何もかも正反対のライダーと反りが合わなかったが、次第とライダーのカリスマ性と度量に感銘を受けるようになり、一方で己の卑小さと非才を自覚させられ深く葛藤する。
 
: 当初は自らが望んだサーヴァント像とは何もかも正反対のライダーと反りが合わなかったが、次第とライダーのカリスマ性と度量に感銘を受けるようになり、一方で己の卑小さと非才を自覚させられ深く葛藤する。
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:
 
:
 
; 能力
 
; 能力
: 「優秀である」と自負しているが、魔術師としての力量は平凡。この時点では一般人への暗示も失敗してしまうくらいに非才である。
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: 「優秀である」と自負して強がっているが、魔術師としての力量は平凡。この時点では一般人への暗示も失敗してしまうくらいに非才であり、実戦方面での実力にはあまり恵まれない。
: しかし、実践方面の才能は無い代わりに、研究者としての洞察・分析の能力は秀でたものがあり、テキストの読解や記憶にかけては時計塔でも便利な見習い司書として扱われていたほど。ケイネスの教え子であるため、専門ではないが錬金術の心得もそれなりにある。
+
: しかし、研究者としての知識量や洞察・分析の能力は秀でたものがあり、特にテキストの読解や記憶にかけては時計塔でも便利な見習い司書として扱われていたほど。ケイネスの教え子であるため、専門ではないものの錬金術の心得もそれなりにある。
: かなりの強運の持ち主でもある。魔術師としての未熟さや軍資金不足が、本人の与り知らぬところで幾度となく生命の危機を救うことになり、結果として第四次聖杯戦争の参加者中、唯一無傷で生還するという快挙を果たす。
+
: かなりの強運の持ち主でもあり、魔術師としての未熟さや軍資金不足から取った行動が悉く良い方向に働いて本人の与り知らぬところで幾度となく生命の危機を救うことになり、結果として第四次聖杯戦争の参加者中、唯一無傷で生還するという快挙を果たす。
: 後に教育者としての才能を開花させ、学べば間違いなく大成するとまで讃えられる名講師となる(後述)。しかし、ウェイバー自身はそうなっても魔術師として一流になることを望んでおり、教師としての手腕に誇りは持っていない。
+
: 後に教育者としての才能を開花させ、学べば間違いなく大成するとまで讃えられる名講師となる(後述)が、ウェイバー自身の理想はあくまでも魔術師として一流になることである事には変わらず、教師としての手腕には特に誇りは持っていない。
 
=== ロード・エルメロイⅡ世 ===
 
=== ロード・エルメロイⅡ世 ===
 
後の世界における彼の通り名。
 
後の世界における彼の通り名。
   −
詳細は[[ロード・エルメロイⅡ世]]を参照。
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詳細は「[[ロード・エルメロイⅡ世]]」を参照。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
===Fate===
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===Fateシリーズ===
 
; [[Fate/Zero]]
 
; [[Fate/Zero]]
 
: ライダーのマスターとして参戦。
 
: ライダーのマスターとして参戦。
 
: 聖杯戦争を通じて人として著しい成長を見せた。
 
: 聖杯戦争を通じて人として著しい成長を見せた。
; [[Fate/Zero|Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]
  −
: 「ゼロカフェ」店員その1。家に転がり込んできたライダーの面倒を見るため、ほぼ毎日シフトを入れて働く勤労少年。
  −
: 程度の差はあれ周囲がボケばかりなため、基本的にツッコミで忙しい。
   
; [[Fate/Grand Order]]
 
; [[Fate/Grand Order]]
 
: 『Fate/Zero』とのコラボイベントで、舞台になった変異特異点におけるウェイバーが登場している。
 
: 『Fate/Zero』とのコラボイベントで、舞台になった変異特異点におけるウェイバーが登場している。
===Fate関連===
+
 
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===Fate関連作品===
 
; [[カプセルさーばんと]]
 
; [[カプセルさーばんと]]
 
: 敵マスターの一人。天才カプさばマスター(自称)で正義のマスターだが、素直になれない性格で「僕にこそ聖杯は相応しい」とか悪ぶっている。
 
: 敵マスターの一人。天才カプさばマスター(自称)で正義のマスターだが、素直になれない性格で「僕にこそ聖杯は相応しい」とか悪ぶっている。
 
: アルバイトでカプさば講師をしたところ大人気となり、全国大会レベルのマスターを量産するまでになった。だが本人は嬉しく思っていない。
 
: アルバイトでカプさば講師をしたところ大人気となり、全国大会レベルのマスターを量産するまでになった。だが本人は嬉しく思っていない。
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; [[Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]
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: 「ゼロカフェ」店員その1。家に転がり込んできたライダーの面倒を見るため、ほぼ毎日シフトを入れて働く勤労少年。
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: 程度の差はあれ周囲がボケばかりなため、基本的にツッコミで忙しい。
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===その他===
 
===その他===
 
; [[TYPE-MOON エイプリルフール企画|戦車男]]
 
; [[TYPE-MOON エイプリルフール企画|戦車男]]
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===その他===
 
===その他===
   
; 祖母
 
; 祖母
 
: 魔術師としてのベルベット家初代。とはいえ、さる魔術師の愛人をしていた際にピロートーク感覚で初歩魔術を習ったに過ぎず、娘に遺した魔術刻印や魔術回路も大したものではなかった。
 
: 魔術師としてのベルベット家初代。とはいえ、さる魔術師の愛人をしていた際にピロートーク感覚で初歩魔術を習ったに過ぎず、娘に遺した魔術刻印や魔術回路も大したものではなかった。
 
; 母
 
; 母
 
: ベルベット家の二代目だが、「母親の思い出を大事にしよう」程度の覚悟で秘蹟を継承しており、更には魔術師社会のヒエラルキーを鬱陶しく思っていたため、通常の魔術師の血統でならば欠かせない魔術回路や魔術刻印の増強を行っておらず、それらは全くお粗末なままで息子のウェイバーに受け継がれることとなる。
 
: ベルベット家の二代目だが、「母親の思い出を大事にしよう」程度の覚悟で秘蹟を継承しており、更には魔術師社会のヒエラルキーを鬱陶しく思っていたため、通常の魔術師の血統でならば欠かせない魔術回路や魔術刻印の増強を行っておらず、それらは全くお粗末なままで息子のウェイバーに受け継がれることとなる。
 +
;[[メルヴィン・ウェインズ]]
 +
:時計塔における友人であり、ケイネスが教鞭をとっていた頃のエルメロイ教室のクラスメイト。『Fate/Zero』の時の日本行きの飛行機のチケットも彼に手配してらったとか。
 +
:時計塔に戻ってからも友人関係は続いており、ロードになってからも腐れ縁。
 +
;[[カミュ・ペリゴール]]
 +
:ケイネスが教鞭をとっていた頃のエルメロイ教室のクラスメイト。
 +
:その向こう見ずな態度から彼女から好意を向けられていたが、当時のウェイバーが気づくことはなかった。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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: 殺伐とした『Zero』での数少ないコミカルな場面だが、アニメ版ではカットされてしまった。
 
: 殺伐とした『Zero』での数少ないコミカルな場面だが、アニメ版ではカットされてしまった。
   −
;「必要不可欠だッッ!」
+
;「必要不可欠だッ!」
:Tシャツ一丁、ぱんつはいてない<del>異様</del>威容で街に繰り出そうとしたライダーから、「アレ(ズボン)は、必須か?」と問われた彼の魂の叫びパート2。読者はもちろん、この巻の解説(TYPE-MOON BOOKS当時)であった東出氏に強烈なショックを与えた今作随一のギャグシーン。<br>一応、サーヴァントは聖杯から現代の基礎知識は与えられているはずなのだが……。 
+
:Tシャツ一丁、ぱんつはいてない<del>異様</del>威容で街に繰り出そうとしたライダーから、「あれ(ズボン)は、必須か?」と問われた彼の魂の叫びパート2。読者はもちろん、この巻の解説(TYPE-MOON BOOKS当時)であった東出氏に強烈なショックを与えた今作随一のギャグシーン。<br>一応、サーヴァントは聖杯から現代の基礎知識は与えられているはずなのだが……。 
    
; 「オマエだって不満だろうが! こんなボクがマスターだなんて!<br> 本当はもっと違うマスターと契約してれば、よっぽど簡単に勝てたんだろ!」
 
; 「オマエだって不満だろうが! こんなボクがマスターだなんて!<br> 本当はもっと違うマスターと契約してれば、よっぽど簡単に勝てたんだろ!」
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; 「いいや。不味い。日本の食文化も底が知れるな」
 
; 「いいや。不味い。日本の食文化も底が知れるな」
 
: 野外で休息中、ライダーに食事が旨いかと聞かれて。
 
: 野外で休息中、ライダーに食事が旨いかと聞かれて。
: 現在から20年前のコンビニ弁当で、しかも冷めきってるとなれば仕方が無いが、「'''イギリス人に言われたくない'''」というコメントが殺到。
+
: 現在から約30年前のコンビニ弁当で、しかも冷めきってるとなれば仕方が無いが、「'''イギリス人に言われたくない'''」というコメントが殺到。
 
: 後に『Fate/Zero黒』でもケイネスから嫌味たっぷりに弄られるハメになった。
 
: 後に『Fate/Zero黒』でもケイネスから嫌味たっぷりに弄られるハメになった。
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== メモ ==
 
== メモ ==
 
*キャラクターコンセプトは「慎二リベンジ」。ヘタレ男だって輝けるときがある筈! だそうで。
 
*キャラクターコンセプトは「慎二リベンジ」。ヘタレ男だって輝けるときがある筈! だそうで。
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*キャラクターとしての初出は虚淵氏が奈須氏に提出した『Fate/Zero』のプロット段階であるが、当時未発表だった『Zero』の登場人物を『[[Character material]]』に紛れ込ませようという遊び心から、先行してロード・エルメロイⅡ世のキャラクターデザインが行われ、そこから若返らせる形でウェイバー・ベルベットがデザインされた<ref group="出">小説版『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』第1巻 あとがき</ref>。
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*原作者曰く、「(ライダーかウェイバーの)どちらかを女の子にしてたら、その、なんだ。Fate2だぜ、マジで!」。実際、「低階位の魔術師と最強クラスのサーヴァント」というコンセプトで見れば、[[Fate/Prototype|旧Fate]][[沙条綾香|主人公]]の設定に近いようにも思える。
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**ちなみに対談などでこの手の話題になる時、虚淵氏や武内氏を含むほとんどの人は「ウェイバーを女の子にする」前提で話しているのだが、奈須氏だけは「ライダーを女の子にする」方向性で揺るぎない。なんでも、女性版イスカンダルとウェイバーで某ハルヒとキョンみたいな感じになるそうである。
 
*非公式設定のドラマCD『ノケモノたちの共演』によると、まだ教師ではない、第四次聖杯戦争中に[[冬木市]]に滞在していた時、[[藤村大河|ポニーテールの女学生]]の人間性を見抜き、彼女が教師の道を進むきっかけを作ったとかいう話もある。
 
*非公式設定のドラマCD『ノケモノたちの共演』によると、まだ教師ではない、第四次聖杯戦争中に[[冬木市]]に滞在していた時、[[藤村大河|ポニーテールの女学生]]の人間性を見抜き、彼女が教師の道を進むきっかけを作ったとかいう話もある。
 
*第四次聖杯戦争中、マッケンジー宅に暗示の魔術を使って転がり込んだのは、単にホテル等に泊まる資金がなかったから。だが、[[衛宮切嗣]]の「魔術師は工房を構えるもの」という固定観念の裏をかく結果となり、聖杯戦争終盤まで所在を隠すことに成功する。まったくの偶然の結果だったのだが、これをもって切嗣はウェイバーを高く評価した。
 
*第四次聖杯戦争中、マッケンジー宅に暗示の魔術を使って転がり込んだのは、単にホテル等に泊まる資金がなかったから。だが、[[衛宮切嗣]]の「魔術師は工房を構えるもの」という固定観念の裏をかく結果となり、聖杯戦争終盤まで所在を隠すことに成功する。まったくの偶然の結果だったのだが、これをもって切嗣はウェイバーを高く評価した。
**切嗣に限らず、ライダーやギルガメッシュといった規格外の人物に評価される一方で、ケイネスや時臣など、まともな魔術師からは評価されなかった。
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**切嗣に限らず、ライダーやギルガメッシュといった規格外の人物にも評価される一方で、ケイネスや時臣などの正統派な魔術師からは評価されなかった。
 
**切嗣はウェイバーが自分を出し抜いた結果を高く評価したが、一方で予め集めた情報や少ないながらも戦場でウェイバーの人となりを見聞きしていたためウェイバーが情報戦で切嗣を出し抜くに至った経緯が想像できず「あれが、はたして本当に自分を出し抜く難物か」という疑念からウェイバーの行動が単なる偶然、という可能性も拭えず(そして実際に偶然と幸運の産物だった)マッケンジー宅を狙撃出来る位置にて貴重な時間を潰される羽目になった。
 
**切嗣はウェイバーが自分を出し抜いた結果を高く評価したが、一方で予め集めた情報や少ないながらも戦場でウェイバーの人となりを見聞きしていたためウェイバーが情報戦で切嗣を出し抜くに至った経緯が想像できず「あれが、はたして本当に自分を出し抜く難物か」という疑念からウェイバーの行動が単なる偶然、という可能性も拭えず(そして実際に偶然と幸運の産物だった)マッケンジー宅を狙撃出来る位置にて貴重な時間を潰される羽目になった。
 
*結果的にはライダーに振り回されるものの、ウェイバーがマスターとしての考えた戦略は、基本的には慎重策である。<br>当初はライダーと共に戦場に立つことは考えず後方援護に徹することを想定していたり、ライダーの能力を鑑みて絡め手を得意とするアサシンやキャスターを警戒するなどしていた。<br>だが後半になるとライダーの影響もあってか、バイクで追いすがってきたセイバーに対し、彼我の戦力分析と自身の陣営の状況を鑑みて、敢えてライダーの覇気に賭ける采配を行うなど、柔軟性を見せるようにもなった。
 
*結果的にはライダーに振り回されるものの、ウェイバーがマスターとしての考えた戦略は、基本的には慎重策である。<br>当初はライダーと共に戦場に立つことは考えず後方援護に徹することを想定していたり、ライダーの能力を鑑みて絡め手を得意とするアサシンやキャスターを警戒するなどしていた。<br>だが後半になるとライダーの影響もあってか、バイクで追いすがってきたセイバーに対し、彼我の戦力分析と自身の陣営の状況を鑑みて、敢えてライダーの覇気に賭ける采配を行うなど、柔軟性を見せるようにもなった。
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**『Fate/Zero アニメビジュアルガイドI』内の虚淵・鋼屋・東出誌上コメンタリーによれば「ウェイバーは幸運のパラメータに255ポイント振ってますから」とのこと。TRPGのキャラメイキングにおいて255ポイントとは、即ちまるっと全部である。
 
**『Fate/Zero アニメビジュアルガイドI』内の虚淵・鋼屋・東出誌上コメンタリーによれば「ウェイバーは幸運のパラメータに255ポイント振ってますから」とのこと。TRPGのキャラメイキングにおいて255ポイントとは、即ちまるっと全部である。
 
**もっとも彼本人が疑似サーヴァントとして参戦した『Grand Order』での幸運はB+と微妙な所。Ⅱ世の頃にはもう全盛期程の幸運はないのか、あるいはあくまで諸葛孔明としてのステータスなのか。
 
**もっとも彼本人が疑似サーヴァントとして参戦した『Grand Order』での幸運はB+と微妙な所。Ⅱ世の頃にはもう全盛期程の幸運はないのか、あるいはあくまで諸葛孔明としてのステータスなのか。
*原作者曰く、「(ライダーかウェイバーの)どちらかを女の子にしてたら、その、なんだ。Fate2だぜ、マジで!」。<br>実際、「低階位の魔術師と最強クラスのサーヴァント」というコンセプトで見れば、[[Fate/Prototype|旧Fate]][[沙条綾香|主人公]]の設定に近いようにも思える。
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**ちなみに対談などでこの手の話題になる時、虚淵氏や武内氏を含むほとんどの人は「ウェイバーを女の子にする」前提で話しているのだが、奈須氏だけは「ライダーを女の子にする」方向性で揺るぎない。なんでも、女性版イスカンダルとウェイバーで某ハルヒとキョンみたいな感じになるそうである。
  −
*キャラクターとしての初出は虚淵氏が奈須氏に提出した『Fate/Zero』のプロット段階であるが、キャラクターデザインを起こされたのは『[[Character material]]』におけるロード・エルメロイⅡ世が先である。その後、TYPE-MOON版『Fate/Zero』でのウェイバー・ベルベットがエルメロイⅡ世を若返らせる形でデザインされた。
   
*アーチボルト家の再興に尽力した彼ではあるが、そもそもの発端である「イスカンダルのマントの切れ端」は返還していない。盗品であることや、単純に稀少かつ高価な資産という意味でもアーチボルト家が所有するのが筋なのだろうが、やはり譲れないところがあるのだろう。
 
*アーチボルト家の再興に尽力した彼ではあるが、そもそもの発端である「イスカンダルのマントの切れ端」は返還していない。盗品であることや、単純に稀少かつ高価な資産という意味でもアーチボルト家が所有するのが筋なのだろうが、やはり譲れないところがあるのだろう。
 
*英語しか話せないので、日本人との会話には通訳がいる。必要な場合は現代の知識を聖杯から与えられているライダーが通訳を行っている。
 
*英語しか話せないので、日本人との会話には通訳がいる。必要な場合は現代の知識を聖杯から与えられているライダーが通訳を行っている。
**ウェイバーがライダーの助けを借りず会話に参加している場合は、基本的に会話は英語で行われていると推測される。作中で主に関わりを持った人物(マッケンジー夫妻、ケイネス、衛宮切嗣、アイリスフィール)は皆、元からの英語話者もしくは母国語以外にも英語を堪能に操る人物ばかりだったので会話に支障はなかった。長じてロード・エルメロイⅡ世となった時点でも日本語はできない様子(日本人とボイスチャットで会話した際は、通訳を必要とした)。なお『[[アーネンエルベの一日]]』は状況が特殊なため考慮に入れない。
+
**ウェイバーがライダーの助けを借りず会話に参加している場合は、基本的に会話は英語で行われていると推測される。作中で主に関わりを持った人物(マッケンジー夫妻、ケイネス、衛宮切嗣、アイリスフィール)は皆、元からの英語話者もしくは母国語以外にも英語を堪能に操る人物ばかりだったので会話に支障はなかった。長じてロード・エルメロイⅡ世となった時点でも日本語はできない様子(日本人とボイスチャットで会話した際は、通訳を必要とした)。なお『[[ALL AROUND TYPE-MOON|アーネンエルベの一日]]』は状況が特殊なため考慮に入れない。
 
**『[[Fate/strange Fake]]』では「大英帝国ナイトウォーズ」というタイトルのゲームをnightとknightを勘違いしてポチってしまったエピソードがあるため、日本語の読み書きだけは多少できる可能性がある。
 
**『[[Fate/strange Fake]]』では「大英帝国ナイトウォーズ」というタイトルのゲームをnightとknightを勘違いしてポチってしまったエピソードがあるため、日本語の読み書きだけは多少できる可能性がある。
 
*自身の体格が貧弱なため、頭脳や魔術を働かせるよりも早くこちらに攻撃を加えてくる可能性のある、屈強な肉体派を忌み嫌っている。<br>しかし、十数年後の『strange Fake』ではアホな事をしでかした弟子に対してアイアンクローや膝蹴りなどの物理的指導をたびたび喰らわしている節があり、何か色々と主義主張の変遷があったらしきことが窺える。
 
*自身の体格が貧弱なため、頭脳や魔術を働かせるよりも早くこちらに攻撃を加えてくる可能性のある、屈強な肉体派を忌み嫌っている。<br>しかし、十数年後の『strange Fake』ではアホな事をしでかした弟子に対してアイアンクローや膝蹴りなどの物理的指導をたびたび喰らわしている節があり、何か色々と主義主張の変遷があったらしきことが窺える。
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**『Grand Order』で公開されたエルメロイⅡ世(諸葛孔明)の身長は186cm。ライダーに言われた30cmにはギリギリちょっとだけ足りない。
 
**『Grand Order』で公開されたエルメロイⅡ世(諸葛孔明)の身長は186cm。ライダーに言われた30cmにはギリギリちょっとだけ足りない。
 
*冬木市のスーパーマーケットで購入した使い捨てカイロの値段に衝撃を受け、魔術師として産まれた時代の悪さにへこんでいる。(10個パックで400円。同じものを魔術で再現した場合、数十倍ものコストがかかるとのこと)
 
*冬木市のスーパーマーケットで購入した使い捨てカイロの値段に衝撃を受け、魔術師として産まれた時代の悪さにへこんでいる。(10個パックで400円。同じものを魔術で再現した場合、数十倍ものコストがかかるとのこと)
**コストや効率を気にしている点は他の魔術師と一線を画しており、切嗣とは違う意味で魔術師の常識から外れている。<br>『アインツベルン相談室』によれば、ウェイバーは旧来の魔術の全てを否定しているわけではなく、現代の状況(社会)に則して時代遅れとなった魔術を廃止したり、逆に古いものでも尊重し良い物は復活させたり新しく構築を行う、といった手段を模索する新時代の魔術師、と説明されている。
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**コストや効率を気にしている点は他の魔術師と一線を画しており、切嗣とは違う意味で魔術師の常識から外れている。
**のちに小説『[[まほうつかいの箱|2015年の時計塔]]』にて存在が明らかにされた時計塔12番目の学部、「現代魔術論」はまさしくその新時代の魔術を体現するものであり、作中に描かれた2014年時点での学部長(ロード)には新世代最大の出世頭・エルメロイⅡ世が就任している。
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***『[[Fate/Zero#お願い!アインツベルン相談室|お願い!アインツベルン相談室]]』によれば、ウェイバーは旧来の魔術の全てを否定しているわけではなく、現代の状況(社会)に則して時代遅れとなった魔術を廃止したり、逆に古いものでも尊重し良い物は復活させたり新しく構築を行う、といった手段を模索する新時代の魔術師、と説明されている。
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**のちに小説『[[2015年の時計塔]]』にて存在が明らかにされた時計塔12番目の学部、「現代魔術論」はまさしくその新時代の魔術を体現するものであり、作中に描かれた2014年時点での学部長(ロード)には新世代最大の出世頭・エルメロイⅡ世が就任している。
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*アニメ版『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-』13話ではウェイバーの魔術刻印のビジュアルが公開された。
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**刻印の形は「純然たる四角」。 ウェイバーの家系には魔術師の歴史がないため「器」だけとなっている。本来ならウェイバーがこれから埋めていく器であり、彼とその子孫にしか埋められない器とのこと。<ref group = "出">[https://twitter.com/makoto_sanda/status/1177963868150124545 三田誠 2019年9月29日0:10 Twitter]</ref>
    
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
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== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
<references/>
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===注釈===
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<references group="注"/>
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===出典===
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<references group="出"/>
    
== リンク ==
 
== リンク ==
 
* [[登場人物]]
 
* [[登場人物]]
 +
*[[魔術師]]
    
{{DEFAULTSORT:うえいはあ へるへつと}}
 
{{DEFAULTSORT:うえいはあ へるへつと}}
    
[[Category:登場人物あ行]]
 
[[Category:登場人物あ行]]
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[[category:マスター]]
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[[Category:Fate/Zero]]
 
[[Category:Fate/Zero]]
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[[Category:Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]
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[[Category:カプセルさーばんと]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
[[category:魔術師]]
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[[category:トラぶる花札道中記]]
[[category:マスター]]
+
[[Category:ちびちゅき!]]
[[Category:ウェイバー・ベルベット|*]]
+
[[Category:カーニバル・ファンタズム]]
 +
[[Category:コハエース]]
 +
[[Category:Fate/Ace Royal]]
 +
[[Category:TYPE-MOON エイプリルフール企画]]
 +
[[Category:時計塔]]
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