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:側近。
 
:側近。
 
:それなりの期間部下にしていたが、厄災発生時に諫言を受けたため、あっさりと毛虫に変えた上に『うっかり』踏みつぶしてしまった。
 
:それなりの期間部下にしていたが、厄災発生時に諫言を受けたため、あっさりと毛虫に変えた上に『うっかり』踏みつぶしてしまった。
:後から考えると、「人間に厳しい態度を取る」彼女を「慈悲深い」自分の引き立て役にしていた可能性が高い。
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:後から考えると、「人間に厳しい態度を取る」彼女を「慈悲深い」自分の引き立て役にしていたのと、上記の折に自己判断でソールズベリーの住民救助に当たっていた様が、自分を差し置いて輝こうとする姿勢に見えていた可能性が高い。
 
;[[妖精騎士ランスロット]]
 
;[[妖精騎士ランスロット]]
:かつて湖水地方で毒の沼から拾い上げ、「メリュジーヌ」の名前を与えた存在。命の恩人と想い人両方の意味で深く愛されていたが、オーロラからすれば『自分を褒め称えてくれるその他大勢の一人』に過ぎない。
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:かつて湖水地方で毒の沼から拾い上げ、「メリュジーヌ」の名前を与えた存在。命の恩人と想い人両方の意味で深く愛されていたが、オーロラからすれば『自分を褒め称えてくれるその他大勢の一人』に過ぎない。そもそも彼女を救ったのは「醜い存在を命がけで助ける」という行為で周囲の賞賛を得たかったからの利己的な行為であるが、その美しく純粋な姿には心惹かれ、またそんな風に新たに生まれ変わらせた自分の行動を、初めて心から「やって良かった」と感じ入っていた。
:そもそも彼女を救ったのは「醜い存在を命がけで助ける」という行為で周囲の賞賛を得たかったからの利己的な行為であるが、その美しく純粋な姿には心惹かれ、またそんな風に新たに生まれ変わらせた自分の行動を、初めて心から「やって良かった」と感じ入っていた。
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:[[Fate/Grand Order フロム ロストベルト|フロム ロストベルト]]』ではその一方で、彼女の美しさに昔の自分を重ね見て無い物ねだりに似た感情を抱いていた事と、それ自体が後々自身を脅かす存在となりうる事を密かに危惧しており、自分への思いを利用して目的の為に使い潰す形で無意識に抑えつけていた<ref group = "注">モノローグでも'''「自身を穢す悍ましいモノ」'''とまで吐き捨てるほど。</ref>事から、気づかなかっただけで周りとは一線を越す立ち位置に居た事が窺い知れる。
:また『[[Fate/Grand Order フロム ロストベルト|フロム ロストベルト]]』ではその一方で、彼女の美しさに昔の自分を重ね見て無い物ねだりに似た感情を抱いていた事と、それ自体が後々自身を脅かす存在となりうる事を密かに危惧しており、自分への思いを利用して目的の為に使い潰す形で無意識に抑えつけていた<ref group = "注">モノローグでも'''「自身を穢す悍ましいモノ」'''とまで吐き捨てるほど。</ref>事から、気づかなかっただけで周りとは一線を越す立ち位置に居た事が窺い知れる。
   
:汎人類史への脱出を持ちかけたところ、彼女のオーロラを慮った故の判断から致命傷を負わされ、空を舞う姿を羨望しながら命を落とす事となった。
 
:汎人類史への脱出を持ちかけたところ、彼女のオーロラを慮った故の判断から致命傷を負わされ、空を舞う姿を羨望しながら命を落とす事となった。
 
;[[ベリル・ガット]]
 
;[[ベリル・ガット]]
 
:両者が統治する街の関係性、並びに『風の報せ』の中で妖精國復興に使用されたのがカルデア式召喚術を模倣したものだと、技術顧問のダ・ヴィンチを含めた主人公側のメンバーの誰もが気付いていなかった<ref group = "注">ダ・ヴィンチはマシュからモルガンが「救世主トネリコ」時代にカルデア技術を模倣した魔術を使用している事は聞いていたが、「女王モルガン」に変質した事で使用出来なくなったと考えていた。</ref>事実に言及していた事と、ベリルが時おり顔の見えない何者かと会話をしていたことを照らし合わせると、内通者としてモルガンの正体に関する情報を得ていた事が窺える相手。
 
:両者が統治する街の関係性、並びに『風の報せ』の中で妖精國復興に使用されたのがカルデア式召喚術を模倣したものだと、技術顧問のダ・ヴィンチを含めた主人公側のメンバーの誰もが気付いていなかった<ref group = "注">ダ・ヴィンチはマシュからモルガンが「救世主トネリコ」時代にカルデア技術を模倣した魔術を使用している事は聞いていたが、「女王モルガン」に変質した事で使用出来なくなったと考えていた。</ref>事実に言及していた事と、ベリルが時おり顔の見えない何者かと会話をしていたことを照らし合わせると、内通者としてモルガンの正体に関する情報を得ていた事が窺える相手。
: 同時に目的は違えど、自分の命も平気で差し出す刹那主義かつ、周りの犠牲を厭わない点で言えば一種の類友と云える。
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: 同時に目的は違えど、自分の命も平気で差し出す刹那主義かつ周りの犠牲を厭わない点で言えば一種の類友と云え、同時に一人の人物への恋心と執着心が、自身の破滅への引き金になったという皮肉な共通点を併せ持つ。
 
;[[スプリガン]]
 
;[[スプリガン]]
 
:モルガンを失墜させるため便乗して共闘したつもりでいた土の氏族長。ノクナレア謀殺・大厄災勃発とともに離脱し、その際に彼に本質を察知された。
 
:モルガンを失墜させるため便乗して共闘したつもりでいた土の氏族長。ノクナレア謀殺・大厄災勃発とともに離脱し、その際に彼に本質を察知された。
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;[[パーシヴァル]]
 
;[[パーシヴァル]]
 
:かつてソールズベリーの孤児院で育て、妖精騎士ランスロットの義弟となった騎士。
 
:かつてソールズベリーの孤児院で育て、妖精騎士ランスロットの義弟となった騎士。
:彼女としては「予言の子」の身代わりにするつもりだったが、選定の槍を使ったことで一気に肉体年齢が大人になったことからあっさりと見捨てた。彼の率いる円卓軍の本拠地ロンディニウムで虐殺を行った兵団が粛清騎士の姿(ソールズベリーの手勢と共通)であるため、これを送り込んで内側から壊滅に至るよう仕向けたのもオーロラであると考えられている。
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:彼女としては「予言の子」の身代わりにするつもりだったが、選定の槍を使ったことで一気に肉体年齢が大人になったことからあっさりと見捨てた。また彼の率いる円卓軍の本拠地ロンディニウムにて、反旗を翻した住民と共に虐殺を行った兵団が粛清騎士の姿(ソールズベリーの手勢と共通)であった為、志願者の中にあらかじめ反乱分子となる自領の懐柔者を送り込ませ、内側から壊滅に至るよう仕向けたのもオーロラであると考えられる。
 
;[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]
 
;[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]
 
:妖精國の女王。
 
:妖精國の女王。
:オーロラからすれば自分から『一番を奪う厄介者』以外の何物でもない為、好機と見るや躊躇なく追い落としにかかった。
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:オーロラからすれば「自分から一番を奪った厄介者」以外の何物でもない為、好機と見るや躊躇なく追い落としにかかった。
:一方彼女はオーロラの本質にすでに気付いており、キャメロット入城をただ一人禁じ 氏族長会議には常にモニター越しで参加させていた。
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:一方彼女はオーロラの本質にすでに気付いており、キャメロット入城をただ一人禁じ、氏族長会議には常にモニター越しで参加させていた。
 
;[[オベロン]]
 
;[[オベロン]]
 
:キャメロットの内通者。
 
:キャメロットの内通者。
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;[[主人公 (Grand Order)]]
 
;[[主人公 (Grand Order)]]
 
:予言における「異邦の魔術師」。
 
:予言における「異邦の魔術師」。
:汎人類史…強いては外の世界を知る存在として興味を持ち、協力的な素振りを見せているが、一方でその活躍が注目される度に無自覚の策略を仕掛け、[[アルトリア・キャスター|予言の子]]共々間接的に潰そうと目論んでいた。
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:汎人類史…強いては外の世界を知る存在として興味を持ち、協力的な素振りを見せているが、一方でその活躍が注目される度『一番を取られない様に』無自覚の策略を仕掛け、[[アルトリア・キャスター|予言の子]]共々間接的に潰そうと目論んでいた。
:戴冠式の騒動の際も、彼/彼女だけは見逃してもらうよう申し立てする気でいたが、それは(耐毒効果を抜きにしても)毒酒を口にしていなかった故の生存による思いつきであり、していた場合を予想する考えは全くなかったと思われる。
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:戴冠式の騒動の際も、汎人類史の情報収集源として<ruby><rb>保護</rb><rt>捕縛</rt></ruby>するべく、彼/彼女だけは見逃してもらう様に申し立てする気でいたが、それは(耐毒効果を抜きにしても)毒酒を口にしていなかった故の生存による思いつきであり、していた場合を予想する考えは全くなかったと思われる。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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;「消えろ、消えろ……高く、高く。どこまでも……高く」
 
;「消えろ、消えろ……高く、高く。どこまでも……高く」
 
:瀕死のまま、残骸となりながらも空を翔る[[妖精騎士ランスロット|アルビオン]]を見送っての台詞。
 
:瀕死のまま、残骸となりながらも空を翔る[[妖精騎士ランスロット|アルビオン]]を見送っての台詞。
:あの日。自分が掬いあげた肉塊は涙と嗚咽をこぼし、誰よりも美しく無垢な『メリュジーヌ』という妖精になった。その有り様を愚かだと妬み、羨み、蔑み、同時にそんな『本質』を持って生まれた事をとても喜んだ。そしてあの時彼女を見つけ出し、そんな姿に目覚めさせた自分も、本当に良いことをした。やって良かったと心から喜んだ。
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:あの日。自分が掬いあげた肉塊は涙と嗚咽をこぼし、誰よりも美しく無垢な『メリュジーヌ』という妖精になった。その有り様を愚かだと妬み、羨み、蔑み、誰よりも憎んでいたオーロラであったが、その美しさを誰よりも慈しみ愛していたのも、そんな風に生まれ変わった姿に喜んでいたのもまた、間違いなくオーロラ自身の心からの'''嘘偽りのない気持ち'''であった。
 
:オーロラの最期の言葉には、遥か遠くで『燃え尽きてゆく』様もまた美しいと思う、彼女なりの拒絶と紛れもなく純粋な祝福の気持ちが込められていたのだった…
 
:オーロラの最期の言葉には、遥か遠くで『燃え尽きてゆく』様もまた美しいと思う、彼女なりの拒絶と紛れもなく純粋な祝福の気持ちが込められていたのだった…
  
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