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言い換えれば、現代の人間に英知を超えた存在である英霊の力の結晶たる宝具を自分の意志で自由に扱えてしまう。
 
言い換えれば、現代の人間に英知を超えた存在である英霊の力の結晶たる宝具を自分の意志で自由に扱えてしまう。
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しかしそれは、エインズワースの掲げた悲願「人類救済」を成し遂げるための手段に過ぎず、「美遊の世界」において数百年の研究と失敗を重ねて聖杯戦争というシステムの構築に至った。<br>
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本来は一時的に英霊の技能や宝具を借り受けるという旨のモノだが、「自分自身のカード」をインストールし、絶え間なく使い続けると、そのカードの英霊に存在が「置換(侵食)」される。つまりは存在を上書きされてしまう。<br>
そして、降臨するかどうかもわからない[[聖杯]]に頼るより、願いを叶えうる宝具を持つパンドラのカードを作成し、ソレをエリカに使わせて「ピトス」を開けようとしている。<br>
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その影響から[[衛宮士郎 (美遊世界)]]の前髪の一部分は白に変色し、力を行使すると肌から焼けたような煙が吹いた後、左の頬から首元・左腕まるまる褐色へと変わっていた。<br>
といっても、これらは'''あくまでもダリウスが本当にそれを目指した事への仮定に仮定を重ねた推論である事に留意しておく。'''
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本人曰く「魔術回路を先取りしただけで入れ物はポンコツのまま」。「無限の剣製」も使用可能なようだが、エインズワース家との決戦の際には魔力が十分に無い為、不発に終わってしまった。
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しかしそれは、エインズワースの掲げた悲願「人類救済」を成し遂げるための手段に過ぎず、「美遊の世界」において数百年の研究と失敗を重ねて聖杯戦争というシステムの構築に至った。
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あくまでもエインズワース家によって作られた魔術礼装であるため、当主であるジュリアンが直接触れれば簡単に破壊可能であり、エインズワースの祖であるダリウスに至っては距離が離れていても任意で自由に破壊することができる。
    
=== セイバー ===
 
=== セイバー ===
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『ドライ!!』にて、ダリウス・エインズワースに砕かれて消失した。
 
; 黒化英霊
 
; 黒化英霊
 
* CV:川澄綾子
 
* CV:川澄綾子
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: 最強の聖剣と最高の剣技を併せ持つ、まさに切り札というべき存在。こちらも黒化の影響は抜けている。
 
: 最強の聖剣と最高の剣技を併せ持つ、まさに切り札というべき存在。こちらも黒化の影響は抜けている。
 
: 美遊が夢幻召喚した場合の衣装は、従来の[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]に近いデザイン。ただし甲冑姿ではあるが肩と胸部のアーマーがなく、へそが見えているなど露出の多い姿となっている。
 
: 美遊が夢幻召喚した場合の衣装は、従来の[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]に近いデザイン。ただし甲冑姿ではあるが肩と胸部のアーマーがなく、へそが見えているなど露出の多い姿となっている。
: イリヤが夢幻召喚した場合の衣装は、[[アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕|セイバー・リリィ]]に近いデザインで、少しピンクがかっている。
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: イリヤが夢幻召喚した場合の衣装は、[[アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕|セイバー・リリィ]]に近いデザインで、少しピンクがかっている。後にジュリアンとの決戦時には『Fate/Grand Order』のセイバーの第三再臨でのマントを纏った姿を赤色ベースにしたものになった。
 
: ザカリー・エインズワースが夢幻召喚した場合の衣装は、[[アーサー・ペンドラゴン]]と[[モードレッド]]の中間のような、男物の兜付き全身鎧になる。
 
: ザカリー・エインズワースが夢幻召喚した場合の衣装は、[[アーサー・ペンドラゴン]]と[[モードレッド]]の中間のような、男物の兜付き全身鎧になる。
 
:; 約束された勝利の剣(エクスカリバー)
 
:; 約束された勝利の剣(エクスカリバー)
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===アーチャー ===
 
===アーチャー ===
元はどの英霊にも繋がらない失敗作の「屑カード」だったが、平行世界の[[衛宮士郎 (美遊世界)|衛宮士郎]]が己の全てを差し出す代わりに[[エミヤ]]が力を貸すことで変身に成功した。<br>
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元はどの英霊にも繋がらない失敗作の「屑カード」だったが、平行世界の[[衛宮士郎 (美遊世界)|衛宮士郎]]が己の全てを差し出す代わりに[[エミヤ]]が力を貸すことで変身に成功した。<br>
後にイリヤから[[クロエ・フォン・アインツベルン]]が分離した際、このクラスカードを核として受肉化した。そのためクロエの存在とは不可分な状態にあり、イリヤと美遊を含めた他者の使用は一切できなくなった。
+
後にイリヤから[[クロエ・フォン・アインツベルン]]が分離した際、このクラスカードを核として受肉化した。そのためクロエの存在とは不可分な状態にあり、イリヤと美遊を含めた他者の使用は一切できなくなった。<br>
 +
『ドライ!!』にて、ダリウス・エインズワースに砕かれて消失した。
    
; 黒化英霊
 
; 黒化英霊
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: 幻想の英霊[[エミヤ]]と一時的に同化し、アーチャーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
 
: 幻想の英霊[[エミヤ]]と一時的に同化し、アーチャーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
 
: 固有の宝具は持たないが、投影魔術によって数々の武装を生み出し、遠距離だけでなく白兵戦もこなすオールラウンダー。
 
: 固有の宝具は持たないが、投影魔術によって数々の武装を生み出し、遠距離だけでなく白兵戦もこなすオールラウンダー。
:; 投影
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::;投影
:: 魔術によって武装を造り出す。本来の投影魔術はガワだけのハリボテにすぎないが、この英霊の能力はそれに当てはまらない特異なものらしい。
+
:::オリジナルの鏡像を魔力で物質化する魔術。構成要素のすべてを術者のイメージから再現するため、通常はオリジナルに遠く及ばない、外見だけのハリポテとなる。そして再現した物は幻想でしかないため、世界による修正を受け短時間で消失する。だがこの英霊が行う投影はそういった原則を覆し、宝具だろうが何だろうがポンポン物質化。その上、いくら放っておいても消えないというデタラメさである。剣に特化しているがいちおう盾や鎧も投影可能。ただし、オリジナルより1つランクが下がる。
:; 壊れた幻想
+
 
:: 宝具を爆弾とし、使い捨てで威力を増す技能。
+
:;壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)
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:::宝具を矢に変換して弓で放ち、爆発させる攻撃。宝具を内包される魔力を炸裂させ単なる使い捨て爆弾として使用するという、ある意味宝具に対する最悪な侮辱的使用方法である。魔力がある限り宝具を投影できる。この英霊ならではの反則技。
 +
 
 
:; 干将・莫耶
 
:; 干将・莫耶
 
:: 投影宝具。陰陽の性質を持つ夫婦剣。宝具ランクはC-。
 
:: 投影宝具。陰陽の性質を持つ夫婦剣。宝具ランクはC-。
78行目: 86行目:  
:: 本来このカードには神造兵装であるこの剣を投影する力はないのだが、イリヤは何故か投影ができ、真名解放までやってのけた。推測としてはイリヤの持つ「願望機」としての力や、使用時に解放された10年間溜め込んだ膨大な魔力などの要因があげられるが、解説では明確に原因については触れられておらず、「バグ」と表現されている。
 
:: 本来このカードには神造兵装であるこの剣を投影する力はないのだが、イリヤは何故か投影ができ、真名解放までやってのけた。推測としてはイリヤの持つ「願望機」としての力や、使用時に解放された10年間溜め込んだ膨大な魔力などの要因があげられるが、解説では明確に原因については触れられておらず、「バグ」と表現されている。
 
:: イリヤから分離したクロは本人曰く「<ruby><rb>偽物</rb><rt>できそこない</rt></ruby>の<ruby><rb>偽物</rb><rt>ハリボテ</rt></ruby>」しか作れず、真名解放もできない。ただし「壊れた幻想」は使用可能で、その場合はクロにとっての最大の攻撃となる。
 
:: イリヤから分離したクロは本人曰く「<ruby><rb>偽物</rb><rt>できそこない</rt></ruby>の<ruby><rb>偽物</rb><rt>ハリボテ</rt></ruby>」しか作れず、真名解放もできない。ただし「壊れた幻想」は使用可能で、その場合はクロにとっての最大の攻撃となる。
 +
:; 破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)
 +
:: 投影宝具。裏切りの魔女が持つ短剣。
 +
:: オリジナル同様に魔術・契約を強制的に解除する力があり、夢幻召喚や置換魔術に対しては特攻になりうる。
    
=== ランサー ===
 
=== ランサー ===
 +
『ドライ!!』にて、ダリウス・エインズワースに砕かれて消失した。
 
; 黒化英霊
 
; 黒化英霊
 
: クラスカード・ランサーが一時的に実体化した姿。確たる意思はなく、ただ本能的に敵を排除するために動く。
 
: クラスカード・ランサーが一時的に実体化した姿。確たる意思はなく、ただ本能的に敵を排除するために動く。
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===ライダー ===
 
===ライダー ===
 +
『ドライ!!』にて、ダリウス・エインズワースに砕かれて消失した。
 
; 黒化英霊
 
; 黒化英霊
 
* CV:浅川悠
 
* CV:浅川悠
142行目: 155行目:     
=== アサシン ===
 
=== アサシン ===
 +
『ドライ!!』にて、ダリウス・エインズワースに砕かれて消失した。
 
アサシンカードは個別の英霊と繋がった他のカードと違い、ハサンシリーズ全体とつながっており、使用者に近い、もしくは縁のあるハサンに変身することができる。<br>
 
アサシンカードは個別の英霊と繋がった他のカードと違い、ハサンシリーズ全体とつながっており、使用者に近い、もしくは縁のあるハサンに変身することができる。<br>
 
ハサンの性質が混じったり変質したりもするらしい。
 
ハサンの性質が混じったり変質したりもするらしい。
154行目: 168行目:  
: イリヤが限定展開した場合には、カレイドステッキが、宝具「妄想幻像」に変化する。
 
: イリヤが限定展開した場合には、カレイドステッキが、宝具「妄想幻像」に変化する。
 
: [[間桐慎二#間桐慎二(平行世界)|間桐慎二]]が限定展開した場合には、先端に短剣が結びつけられた紐状の武器を得る。
 
: [[間桐慎二#間桐慎二(平行世界)|間桐慎二]]が限定展開した場合には、先端に短剣が結びつけられた紐状の武器を得る。
:; 妄想幻像(ザバーニーヤ)
+
:;イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
:: イリヤが限定展開した場合の宝具。限定展開時の宝具ランクはE。
+
::; 妄想幻像(ザバーニーヤ)
:: 術者の武具(イリヤ達の場合はカレイドステッキ)を媒介に、囮となる幻像を生み出す。同時に術者は数秒間、隠密状態になる。デコイが破壊(幻像の破壊であってカレイドステッキの破壊ではない)されると、隠密状態も解除される。
+
::: イリヤが限定展開した場合の宝具。限定展開時の宝具ランクはE。
:: もともとの仕様には含まれていなかったのだが、イリヤ達魔法少女がこのカードを限定展開した場合、媒介がカレイドステッキとなってしまうため、必然的にステッキを手元から離さなければならなくなってしまう。そのため、このカードの限定展開は転身の強制解除を伴ってしまう。
+
::: 術者の武具(イリヤ達の場合はカレイドステッキ)を媒介に、囮となる幻像を生み出す。同時に術者は数秒間、隠密状態になる。デコイが破壊(幻像の破壊であってカレイドステッキの破壊ではない)されると、隠密状態も解除される。
:;先端に短剣が結びつけられた紐状の武器
+
::: もともとの仕様には含まれていなかったのだが、イリヤ達魔法少女がこのカードを限定展開した場合、媒介がカレイドステッキとなってしまうため、必然的にステッキを手元から離さなければならなくなってしまう。そのため、このカードの限定展開は転身の強制解除を伴ってしまう。
::[[間桐慎二#間桐慎二(平行世界)|間桐慎二]]が限定展開した場合の武器。
+
:;間桐慎二
 +
::;先端に短剣が結びつけられた紐状の武器
 +
:::[[間桐慎二#間桐慎二(平行世界)|間桐慎二]]が限定展開した場合の武器。
    
; 夢幻召喚
 
; 夢幻召喚
186行目: 202行目:     
=== バーサーカー ===
 
=== バーサーカー ===
 +
『ドライ!!』にて、ダリウス・エインズワースに砕かれて消失した。
 
; 黒化英霊
 
; 黒化英霊
 
* CV:西前忠久
 
* CV:西前忠久
202行目: 219行目:  
: 常人が正気を保っていられるのは十分程度であり、後にあらかじめ決められた時間で排出されるようにコードが追加された。
 
: 常人が正気を保っていられるのは十分程度であり、後にあらかじめ決められた時間で排出されるようにコードが追加された。
 
: イリヤが夢幻召喚した場合の衣装は、従来の[[ヘラクレス|バーサーカー]]に近いデザイン。ただし、布で胸を隠している。<del>後、DS版のようにムキムキにならない。</del>
 
: イリヤが夢幻召喚した場合の衣装は、従来の[[ヘラクレス|バーサーカー]]に近いデザイン。ただし、布で胸を隠している。<del>後、DS版のようにムキムキにならない。</del>
 
+
: 劇場版アニメでは美遊も夢幻召喚していたが、基本的にはイリヤと同一のデザイン。
 
:; 十二の試練(ゴッド・ハンド)
 
:; 十二の試練(ゴッド・ハンド)
 
:: 宝具。一定レベルまでの攻撃を無効化し、一度受けた攻撃には耐性を得る。また、蘇生魔術のストックによって複数の命を持つ。宝具ランクはC。
 
:: 宝具。一定レベルまでの攻撃を無効化し、一度受けた攻撃には耐性を得る。また、蘇生魔術のストックによって複数の命を持つ。宝具ランクはC。
215行目: 232行目:  
: クラスカード・アーチャーが一時的に実体化した姿。
 
: クラスカード・アーチャーが一時的に実体化した姿。
 
: 高密度の黒い魔力の霧を纏い、黄金の鎧は溶解して肉体と一体化し、全身がヘドロ状に変異している。辛うじてシルエットや戦闘パターンから[[ギルガメッシュ]]であると認識できるが、黒化に加えて地脈が収縮する程の魔力を吸収したことで、黒化英雄の中でも特に醜く変貌している。
 
: 高密度の黒い魔力の霧を纏い、黄金の鎧は溶解して肉体と一体化し、全身がヘドロ状に変異している。辛うじてシルエットや戦闘パターンから[[ギルガメッシュ]]であると認識できるが、黒化に加えて地脈が収縮する程の魔力を吸収したことで、黒化英雄の中でも特に醜く変貌している。
: 冬木市地下の地脈本幹に位置するに位置する鏡面界に出現。通常の「王の財宝」の掃射に加え、周囲の地面に垂れ流している泥からも宝具を射出し、下段からの攻撃を可能としている。また、全身に纏った黒い霧を操り、攻撃や防御だけでなく自己再生にも利用している。人格・言語能力ともに殆ど失った黒化英霊の中ではほぼ唯一、強固な自我によって僅かに意思を残しており、円蔵山の地下にある術式を乗っ取って受肉を企む。だがイリヤの妨害に遭い、半身である[[‎子ギル (プリズマ☆イリヤ)|子ギル]]とクラスカードを内包した暴走体に分離する事に。
+
: 冬木市地下の地脈本幹に位置するに位置する鏡面界に出現。通常の「王の財宝」の掃射に加え、周囲の地面に垂れ流している泥からも宝具を射出し、下段からの攻撃を可能としている。また、全身に纏った黒い霧を操り、攻撃や防御だけでなく自己再生にも利用している。人格・言語能力ともに殆ど失った黒化英霊の中ではほぼ唯一、強固な自我によって僅かに意思を残しており、円蔵山の地下にある術式を乗っ取って受肉を企む。だがイリヤの妨害に遭い、半身である[[子ギル (プリズマ☆イリヤ)|子ギル]]とクラスカードを内包した暴走体に分離する事に。
 
: その後、子ギルと再融合して黒い泥の巨人へと変貌し、美遊を取り込むが、ツヴァイフォームへと変身したイリヤに追い詰められる。最後は最大出力の「天地乖離す開闢の星」を使用するがイリヤに敗北し、黒化した方のギルガメッシュは消滅させられ、再び子ギルとクラスカードに分離する。戦闘終了後、クラスカードは突如として現れた[[アンジェリカ]]に回収される。
 
: その後、子ギルと再融合して黒い泥の巨人へと変貌し、美遊を取り込むが、ツヴァイフォームへと変身したイリヤに追い詰められる。最後は最大出力の「天地乖離す開闢の星」を使用するがイリヤに敗北し、黒化した方のギルガメッシュは消滅させられ、再び子ギルとクラスカードに分離する。戦闘終了後、クラスカードは突如として現れた[[アンジェリカ]]に回収される。
   225行目: 242行目:  
: 英霊ギルガメッシュと一時的に同化し、ギルガメッシュの宝具とスキル、身体能力を会得する。
 
: 英霊ギルガメッシュと一時的に同化し、ギルガメッシュの宝具とスキル、身体能力を会得する。
 
: 「王の財宝」による数多の宝具を無尽蔵に射出する、アーチャーのスタイル。
 
: 「王の財宝」による数多の宝具を無尽蔵に射出する、アーチャーのスタイル。
: ギルガメッシュの自我が強大すぎるため、美遊が使用した際は自我を侵食されかけた。
+
: ギルガメッシュの自我が強大すぎるため、使用者に著しい精神的影響を及ぼす。美遊が使用した際は自我を侵食されかけていた。
    
=== バーサーカー(2枚目) ===
 
=== バーサーカー(2枚目) ===
233行目: 250行目:  
:;神腕
 
:;神腕
 
::鉄の手甲と力帯を纏った巨大な右腕。
 
::鉄の手甲と力帯を纏った巨大な右腕。
::特別な能力は無いが、凄まじい怪力を誇り、乗用車を投げつける等の攻撃が可能になる。また、相手の攻撃を防ぐ等、防御力も高い。
+
::特別な能力は無いが、凄まじい怪力を誇り、乗用車を投げつける等の攻撃が可能になる。手甲は相手の攻撃を防げるが、防御力は現代のルーンによって加速、硬化、強化の効果を相乗された突きで砕ける程度。
 
::スキルの説明からすると、メギンギョルズ自体には特に効果はない模様。
 
::スキルの説明からすると、メギンギョルズ自体には特に効果はない模様。
 
; 夢幻召喚
 
; 夢幻召喚
 
: 北欧神話の半神半巨人マグニと一時的に同化し、バーサーカーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
 
: 北欧神話の半神半巨人マグニと一時的に同化し、バーサーカーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
: その巨躯から生み出される怪力は人知を超えた神域のもの、ベアトリスの夢幻召喚ではかろうじて右腕のみが神腕と化す。
+
: その巨躯から生み出される怪力は人知を超えた神域のもの、ベアトリスの夢幻召喚ではかろうじて右腕のみが神腕と化す。篭手の下の腕もダエグのルーンが刻まれた毛むくじゃらなもので、手甲が付いている間は効果があったゴルゴーンの石化の毒と魔眼をレジストした。
:父からその神核とミョルニルを継承している。ミョルニルを振るう代償として、真名解放の度に記憶を消費する。投擲しても使用可能。持ち主の意志で手元に飛んで戻ってくる。
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:父からその神格・神核と神造兵装「ミョルニル」を継承している。ミョルニルを振るう代償として、真名解放の度に記憶を消費する。投擲しても使用可能。持ち主の意志で手元に飛んで戻ってくる。トールがミョルニルを扱うには力を倍加させる<ruby><rb>力帯</rb><rt>メギンギョルズ</rt></ruby>、手を守る<ruby><rb>鉄の手甲</rb><rt>ヤールングレイプル</rt></ruby>の二つの兵装が必要だが、マグニは両方とも破壊された状態でもミョルニルを平然と振るう事が出来る。
: 父の記憶からか「後退」に対して強い忌避感を持っており、回避にマイナス補正がかかっている。戦闘中に9歩後退した場合、狂化が一段階深くなる。
+
:トールではない為、当然彼の「毒を受け、9歩後退したのち力尽きた」という死の再現は不可能。正体が分かったとしてもマグニは黄昏の生存者であり、死亡した記述が存在しないために弱点や対処法が分からない。
:彼女の武器の名は北欧神話の雷神トールのミョルニルであり、雷を操る能力や途轍もない怪力、右手の手甲や額に埋まった石なども彼の特徴と一致している事から、長らくその真名はトールだと誤認されてきた。しかし、ミョルニルを扱うには力を倍加させる<ruby><rb>力帯</rb><rt>メギンギョルズ</rt></ruby>、手を守る<ruby><rb>鉄の手甲</rb><rt>ヤールングレイプル</rt></ruby>が必要にもかかわらず、両方とも破壊された状態でもミョルニルを平然と振るうなどの相違点があり、ルヴィアは本当にトールなのか怪しんでいた。トールではない為、当然彼の「毒を受け、9歩後退したのち力尽きた」という死の再現は不可能。
+
: 父の記憶からか「後退」に対して強い忌避感を持っており、回避にマイナス補正がかかっている。戦闘中に9歩後退した場合、狂化が一段階深くなる。狂化が一段階深くなると、額に埋まった石が角のように伸び、大きさは変化しないが左腕と両足が右腕と同じく毛むくじゃらのものに変化する。「黄昏の生存者」が発動すると服装が若干変化し、腰に猿のような形状の尻尾が生える。
 +
:武器の名が北欧神話の雷神トールのミョルニルであり、雷を操る能力や途轍もない怪力、右手の手甲や額に埋まった石なども彼の特徴と一致している事から、長らくその真名はトールだと誤認されてきた。しかし、帯と手甲を破壊されてもミョルニルを振るう、毒を受けた状態で9歩後退しても全く効果がなく弱体すら入らない。加えてベアトリスの「親父」という発言によって正体がマグニだと判明した。
 
:;[[宝具]]
 
:;[[宝具]]
 
::; 悉く打ち砕く雷神の槌(ミョルニル)
 
::; 悉く打ち砕く雷神の槌(ミョルニル)
252行目: 270行目:  
::; 黄昏に響け父の雷葬(ミョルニル・ラグナロク)
 
::; 黄昏に響け父の雷葬(ミョルニル・ラグナロク)
 
::: ランク:EX
 
::: ランク:EX
::: 特定条件で発動する。以降ミョルニルは失われ、持ち主のステータスも変化する。ミョルニルは割れて、マグニはトールとは性質の異なる神霊となる。
+
::: 特定条件で発動する。以降ミョルニルは失われ、持ち主のステータスも変化する。発動するとミョルニルは割れて、マグニはトールとは性質の異なる神霊となる。
 
::: 気候、時間に関係なく空が黄昏に染まり、ミョルニル所持者の「生前の記憶」を雷となって降り注ぐ。周囲一帯が現代の法則や魔術基盤、物理法則すら成り立たなくなり神代のものに回帰させ、「神々の黄昏(ラグナロク)」としか形容できない終焉の光景を引き起こす。
 
::: 気候、時間に関係なく空が黄昏に染まり、ミョルニル所持者の「生前の記憶」を雷となって降り注ぐ。周囲一帯が現代の法則や魔術基盤、物理法則すら成り立たなくなり神代のものに回帰させ、「神々の黄昏(ラグナロク)」としか形容できない終焉の光景を引き起こす。
 
:::発動中はトールの神核を失っており、雷神としての性質やミョルニルの所有権を失いトールの力を持たない半神マグニとなっているため、ミョルニルの暴走を止められず、自らも雷に打たれる。ミョルニル所持者の生前の記憶を雷として放出しているためか、打たれるとその記憶を垣間見る。
 
:::発動中はトールの神核を失っており、雷神としての性質やミョルニルの所有権を失いトールの力を持たない半神マグニとなっているため、ミョルニルの暴走を止められず、自らも雷に打たれる。ミョルニル所持者の生前の記憶を雷として放出しているためか、打たれるとその記憶を垣間見る。
275行目: 293行目:  
::;黄昏の生存者
 
::;黄昏の生存者
 
:::死亡判定時に自動発動。父より継承した『トールの神核』がダメージを肩代わりすることにより、致死の攻撃を一度だけ無効化できる。
 
:::死亡判定時に自動発動。父より継承した『トールの神核』がダメージを肩代わりすることにより、致死の攻撃を一度だけ無効化できる。
:::ミョルニル及び継承スキルは失われる。
+
:::「黄昏の生存者」発動後、マグニはトールとは性質の異なる神霊となり、ミョルニルが割れるため、ミョルニル及び継承スキルは失われる。
 +
:::また、ミョルニルは制御権を失われた事で暴走し、宝具『黄昏に響け父の雷葬』が発動する。
 
::;怪力:A+~A++
 
::;怪力:A+~A++
 
:::黄昏の生存者発動後、A++へ変化。
 
:::黄昏の生存者発動後、A++へ変化。
285行目: 304行目:  
;夢幻召喚
 
;夢幻召喚
 
:バーサーカークラスの上書きにより、女神メドゥーサとしてではなく魔物ゴルゴーンとしての側面をより強く引き出す。
 
:バーサーカークラスの上書きにより、女神メドゥーサとしてではなく魔物ゴルゴーンとしての側面をより強く引き出す。
:イリヤが夢幻召喚した場合の衣装は、巨大な尾と先が鱗状になった手足、元からあった眼帯に加えて額の巨大な宝石と、純粋なライダーの時と比較してより[[ゴルゴーン]]に近い衣装。
+
:イリヤが夢幻召喚した場合の衣装は、巨大な尾と先が鱗状になった手足、元からあった眼帯に加えて額の巨大な宝石と、純粋なライダーの時と比較してより[[ゴルゴーン]]に近い衣装。[[マジカルルビー]]は髪になり、蛇の形状に変化し独立して攻撃可能。
 
:上書き前と比べると鎖はなくなっているが、キュベレイの魔眼は健在であり、ルビーが変異した蛇のような髪とその牙に込められた石化の毒、さらには手足の爪とミョルニルを受け止める程の怪力を活用しての攻撃が可能である。
 
:上書き前と比べると鎖はなくなっているが、キュベレイの魔眼は健在であり、ルビーが変異した蛇のような髪とその牙に込められた石化の毒、さらには手足の爪とミョルニルを受け止める程の怪力を活用しての攻撃が可能である。
 
:だが、バーサーカークラスを上書きした事により、徐々に理性を奪われてしまう。
 
:だが、バーサーカークラスを上書きした事により、徐々に理性を奪われてしまう。
 
:;[[宝具]]
 
:;[[宝具]]
 
::; 騎英の手綱(ベルレフォーン)
 
::; 騎英の手綱(ベルレフォーン)
:::: ランク:A+
+
::: ランク:A+
 
::: 騎乗スキルが失われているため使用不可。
 
::: 騎乗スキルが失われているため使用不可。
 
::; 強制封印・万魔神殿(パンデモニウム・ケトゥス)
 
::; 強制封印・万魔神殿(パンデモニウム・ケトゥス)
299行目: 318行目:  
::;石化の魔眼:A+
 
::;石化の魔眼:A+
 
:::キュベレイ。常時発動。込める魔力を強め、かつ視線を合わせることでより強力な効果を発揮する。
 
:::キュベレイ。常時発動。込める魔力を強め、かつ視線を合わせることでより強力な効果を発揮する。
:::対魔力がC以下の者は石化。Bでも判定次第で石化する。A以上であれば判定は発生しないが、全能力を1ランク低下させる『重圧』の影響下に晒される
+
:::対魔力がC以下の者は石化。Bでも判定次第で石化する。A以上であれば判定は発生しないが、全能力を1ランク低下させる『重圧』の影響下に晒される。
 
::;怪力:A+
 
::;怪力:A+
 
:::メドゥーサは人の身では到達不可能な領域。身体能力のみで宝具に迫る。
 
:::メドゥーサは人の身では到達不可能な領域。身体能力のみで宝具に迫る。
 +
 +
===ライダー(バーサーカー変性)===
 +
[[ベアトリス・フラワーチャイルド]]が使用しているカード。上記の二枚目のバーサーカーのカードから変性した。
 +
 +
; 夢幻召喚
 +
: 北欧神話の半神半巨人マグニと一時的に同化し、ライダーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
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: 元のカードはバーサーカーであったが、ベアトリスが元の「■■■■」としての記憶をすべて手放し、新たな願いを得たことでカードが変性しライダーとなった。
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:;[[宝具]]
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::;<ruby><rb>黄金の先駆け</rb><rt>グルファクシ</RT></RUBY>
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:::「黄金の鬣」を名に冠する、荘厳たる名馬。空を駆けるグルファクシの残した軌跡は、さながら雲海に轟く雷の様であったと言う。
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::: バーサーカーの時は使用不可能であったが、ライダークラスとなったことで使用可能になった模様。
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::; 夜を劈く黄金の先駆(モルグンロズィ・グルファクシ)
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::: ランク:?
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::: 「黄金の先駆け」による全力疾走。
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::: 稲妻の如く蛇行しながらの超高速の疾駆により、眼前の敵をすべて薙ぎ払う。
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::: ライダークラスで使用可能なようだがバーサーカークラスのカードから変性させたためか限界が来ており、これを放ったことが最後となって砕け散った。
    
=== 無名 ===
 
=== 無名 ===
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== メモ ==
 
== メモ ==
*黒化英霊の戦闘力については作者が個人ブログにおいて次のように言っている。「カードから染み出た黒化英霊は、色々誤差はありますがだいたい全パラメータが原作より1~2ランク落ちてると考えてOKです。また、戦闘本能と戦闘スキルは有しているものの、意志のない現象のようなものなのでその点を考慮しても原作英霊よりだいぶ弱いんじゃないかと。バゼットVSランサーなら、ゲイボルク使わせる間もなくボッコボコにできるレベル。」<ref group = "出">[http://hiroshi.main.jp/index.php?e=48#more TINY TREASURY]</ref>
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*黒化英霊の戦闘力については、作者であるひろやまひろし氏が個人ブログにおいて次のように語っている。「カードから染み出た黒化英霊は、色々誤差はありますがだいたい全パラメータが原作より1~2ランク落ちてると考えてOKです。また、戦闘本能と戦闘スキルは有しているものの、意志のない現象のようなものなのでその点を考慮しても原作英霊よりだいぶ弱いんじゃないかと。バゼットVSランサーなら、ゲイボルク使わせる間もなくボッコボコにできるレベル。」<ref group = "出">[http://hiroshi.main.jp/index.php?e=48#more TINY TREASURY]</ref>
 
*バーサーカー(2枚目)の真名について、劇中のイリヤたちは北欧神話の雷神トールであると予想している。聖杯戦争において神霊を召喚するというのは、本来ならば考えられないことであるが、これについて[[子ギル]]は「どうにもインチキくさい話だけど…」とコメントしているため、なにかしらのカラクリがあるのかもしれない。
 
*バーサーカー(2枚目)の真名について、劇中のイリヤたちは北欧神話の雷神トールであると予想している。聖杯戦争において神霊を召喚するというのは、本来ならば考えられないことであるが、これについて[[子ギル]]は「どうにもインチキくさい話だけど…」とコメントしているため、なにかしらのカラクリがあるのかもしれない。
 
**後に実はトールではなく、トールの息子で半神半巨人である「マグニ」が真名として明かされた。
 
**後に実はトールではなく、トールの息子で半神半巨人である「マグニ」が真名として明かされた。
 
*上記のように「英霊の座にアクセスする」機能を持っているが、アクセス経路に不審な点が見られるとか。実体化した英霊が軒並み黒化していることを考えると、座にアクセスする際にピトスを経由しているのであろうか?
 
*上記のように「英霊の座にアクセスする」機能を持っているが、アクセス経路に不審な点が見られるとか。実体化した英霊が軒並み黒化していることを考えると、座にアクセスする際にピトスを経由しているのであろうか?
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*作中では、降臨するかどうかもわからない[[聖杯]]に頼るより、願いを叶えうる宝具を持つパンドラのカードを作成し、ソレをエリカに使わせて「ピトス」を開けようとしている、という'''あくまでもダリウスが本当にそれを目指した事への仮定に仮定を重ねた推論'''をしていた。
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**実際にはエリカは六千年前の神代の頃から生き続けてきた'''パンドラ本人'''であり、ピトスも現代まで残った実物。そのためクラスカードを何のために作ったのかは現状では不明のままである。
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*『[[Fate/Grand_Order]]』では、サーヴァント召喚の際にこのクラスカードが登場する。
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**サーヴァント強化の際の演出を見るに、サーヴァントのセイントグラフの裏側もクラスカードと同じデザインになっている。
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**召喚の際のレア演出では、「両面に同じデザインの入ったクラスカード」が見られることがある。
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*『[[Fate/Samurai_Remnant]]』では、クラスカードに描かれたデザインが和風になったものがイメージとして登場した。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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[[Category:Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
 
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[[Category:Fate/Grand Order]]
 
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[[Category:アーネンエルベの一日]]
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[[Category:ALL AROUND TYPE-MOON]]
 
[[Category:コハエース]]
 
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