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| 別名 =  
 
| 別名 =  
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
| 声優 =  
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| 声優 = 伊丸岡篤
 
| 演者 =  
 
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| 身長 =  
 
| 身長 =  
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| 魔術回路・量 =  
 
| 魔術回路・量 =  
 
| 魔術回路・編成 =  
 
| 魔術回路・編成 =  
| デザイン =  
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| デザイン = BLACK
 
}}
 
}}
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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;人物
 
;人物
 
:口髭があり恰幅のよい見た目から老けているように思えるが実は28歳(2019年正月イベントでは29歳との表記)。未婚。
 
:口髭があり恰幅のよい見た目から老けているように思えるが実は28歳(2019年正月イベントでは29歳との表記)。未婚。
:尊大だが小心者。自己顕示欲が強く横柄な態度も目立つが、根が臆病で辛酸を舐めるような苦い経験も多く体験してきたが為に悲観的で後ろ向き言動も目立つ。典型的な小物だが、自分が人から好かれやすい人物でもなければ役に立つ場面に恵まれた人物でもない事は常々意識している。
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:尊大だが小心者。自己顕示欲が強く横柄な態度も目立つが、根が臆病で辛酸を舐めるような苦い経験も多く体験してきたが為に悲観的で後ろ向きな言動も目立つ。典型的な小物だが、自分が人から好かれやすい人物でもなければ役に立つ場面に恵まれた人物でもない事は常々意識している。
 
:また、冷酷な貴族主義、選民思想の権化と自称してはいるものの、仲間達の大量虐殺やカルデアの崩壊を目の当たりにしてこの上なく取り乱すマシュを遠まわしに気遣う、北欧異聞帯の住人の人生観に嫌悪感や悲哀を露わにする、尋問相手を傷つけるようなやり方を取ろうとしない、戦友であるサーヴァントを失った主人公を気に掛ける、ホムンクルスたちの活動停止前にハワイに行きたいという願いを叶える、一つしかない解毒剤を主人公へ譲るためにわざとジャンケンに負けようとする、など魔術師としてはかなり良心的な性格の持ち主であり、嫌われ者になろうとも決して外道にはなれない人物である。そして一方的に相手を丸め込む嘘を付かないように躾けられてきたが為に言動が正直かつストレートであり、良く分からないことを知ったかぶりしたり無意味に虚勢を張って自分を誤魔化す事もしない。[[サーヴァント]]は特殊な[[使い魔]]の一種という認識だが、それでもヒトのカタチをしたヒトの心を持った者として扱う。
 
:また、冷酷な貴族主義、選民思想の権化と自称してはいるものの、仲間達の大量虐殺やカルデアの崩壊を目の当たりにしてこの上なく取り乱すマシュを遠まわしに気遣う、北欧異聞帯の住人の人生観に嫌悪感や悲哀を露わにする、尋問相手を傷つけるようなやり方を取ろうとしない、戦友であるサーヴァントを失った主人公を気に掛ける、ホムンクルスたちの活動停止前にハワイに行きたいという願いを叶える、一つしかない解毒剤を主人公へ譲るためにわざとジャンケンに負けようとする、など魔術師としてはかなり良心的な性格の持ち主であり、嫌われ者になろうとも決して外道にはなれない人物である。そして一方的に相手を丸め込む嘘を付かないように躾けられてきたが為に言動が正直かつストレートであり、良く分からないことを知ったかぶりしたり無意味に虚勢を張って自分を誤魔化す事もしない。[[サーヴァント]]は特殊な[[使い魔]]の一種という認識だが、それでもヒトのカタチをしたヒトの心を持った者として扱う。
 
:自分が助かるためとはいえ、なるべく安全策を模索するというリーダーにとって大事な要素の一つを持ち、現地調査員のピンチを我が事のように感じるタイプ<ref group = "注">ロシアでしきりに痛そうな顔をしていたのは、主人公の状況に感情移入していたから。</ref>。特に最高責任者としてはこれ以上の犠牲者を出さない事を最優先にしており、それ故に主人公達が無策で無謀な行動に出ようとすると真っ先にストップを掛けてなるべく安全なプランを取らせ、勝ち目のない戦闘やリスクのある行動もごく最低限に抑えた上で物的損害が出ても人命だけは徹底して守ろうとする。しかし、いざという時に覚悟を決めてリスクを受け入れる度量や主人公達の意見を尊重する柔軟性も持ち合わせているため、決して融通の利かない臆病一辺倒の無能な責任者ではない。
 
:自分が助かるためとはいえ、なるべく安全策を模索するというリーダーにとって大事な要素の一つを持ち、現地調査員のピンチを我が事のように感じるタイプ<ref group = "注">ロシアでしきりに痛そうな顔をしていたのは、主人公の状況に感情移入していたから。</ref>。特に最高責任者としてはこれ以上の犠牲者を出さない事を最優先にしており、それ故に主人公達が無策で無謀な行動に出ようとすると真っ先にストップを掛けてなるべく安全なプランを取らせ、勝ち目のない戦闘やリスクのある行動もごく最低限に抑えた上で物的損害が出ても人命だけは徹底して守ろうとする。しかし、いざという時に覚悟を決めてリスクを受け入れる度量や主人公達の意見を尊重する柔軟性も持ち合わせているため、決して融通の利かない臆病一辺倒の無能な責任者ではない。
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:陸路の男を自称しており、海は好かないが、人類の為であれば潜水艦にも乗りはする。
 
:陸路の男を自称しており、海は好かないが、人類の為であれば潜水艦にも乗りはする。
 
;能力
 
;能力
:魔術師としての腕は、[[時計塔]]からの評価は平均クラス。
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:魔術師としての腕は、[[時計塔]]からの評価は平均クラス。魔術回路は質・量共に最高水準。<ref group = "注">[[カドック・ゼムルプス]]による評価。</ref>
:だが、[[殺戮猟兵]]を手持ちの魔銃や魔除け、鉄腕魔術の<ruby><rb>鉄の拳</rb><rt>ゴッフパンチ</rt></ruby><ref group = "注">おそらく[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]の『変成鉄腕』と同一のもの。</ref>を用いて倒し、救援が来るまで耐え凌ぐなど、戦闘の腕はそこそこある模様。また、[[時計塔]]の法政科を出ているので、軍事経験もある。魅了の魔術を使える<ref group = "注">トゥールには女性相手にはゴルドルフの心が傷つくからやめておけと忠告されている。</ref>が、魔眼持ちには通用しない程度。
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:だが、[[殺戮猟兵]]を手持ちの魔銃や魔除け、鉄腕魔術の<ruby><rb>鉄の拳</rb><rt>ゴッフパンチ</rt></ruby><ref group = "注">おそらく[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]の『変成鉄腕』と同一のもの。</ref>を用いて倒し、救援が来るまで耐え凌ぐなど、戦闘の腕はそこそこある模様。また、[[時計塔]]の[[法政科]]を出ているので、軍事経験もある。魅了の魔術を使える<ref group = "注">トゥールには女性相手にはゴルドルフの心が傷つくからやめておけと忠告されている。</ref>が、魔眼持ちには通用しない程度。
 
:カーレースが趣味で、スポンサー、ドライバー、チーム戦力を一人で行い、「不死鳥のムジーク」という異名を持つらしい<ref group = "注">裏を返せばそれだけ事故率が高かった可能性があるが、そこから何度も復帰して見せたからこその異名であり、強運とバイタリティは高いのかもしれない。</ref>。車両に加わる衝撃から走行状態を的確に分析しているあたり、経験は豊富な様子。サファリレースのような最高難易度の超高難易度のコースのシミュレーションを単独で5回もクリアしている<ref group = "注">ホームズとムニエルの二人がかりで100回中10回しかクリアできない。</ref>。
 
:カーレースが趣味で、スポンサー、ドライバー、チーム戦力を一人で行い、「不死鳥のムジーク」という異名を持つらしい<ref group = "注">裏を返せばそれだけ事故率が高かった可能性があるが、そこから何度も復帰して見せたからこその異名であり、強運とバイタリティは高いのかもしれない。</ref>。車両に加わる衝撃から走行状態を的確に分析しているあたり、経験は豊富な様子。サファリレースのような最高難易度の超高難易度のコースのシミュレーションを単独で5回もクリアしている<ref group = "注">ホームズとムニエルの二人がかりで100回中10回しかクリアできない。</ref>。
 
:独自に悪い肉を良い肉に変える魔術式を考案しており<ref group = "注">本人曰く、「腐った肉すら霜降りに変えてみせる」とのこと。</ref>、錬金術の腕もそこそこ有している。それに関連してか、料理の腕にも自信があるようで、[[クリプター]]達への尋問の際には料理で懐柔させようとしたり、期間限定イベント『レディ・ライネスの事件簿』ではどこかの[[エミヤ|赤い弓兵]]に対抗心を燃やしているような発言をしている。
 
:独自に悪い肉を良い肉に変える魔術式を考案しており<ref group = "注">本人曰く、「腐った肉すら霜降りに変えてみせる」とのこと。</ref>、錬金術の腕もそこそこ有している。それに関連してか、料理の腕にも自信があるようで、[[クリプター]]達への尋問の際には料理で懐柔させようとしたり、期間限定イベント『レディ・ライネスの事件簿』ではどこかの[[エミヤ|赤い弓兵]]に対抗心を燃やしているような発言をしている。
:ダ・ヴィンチちゃんから人に能力以上の事を求めないなどと評価されるなど他人の能力を正確に把握<ref group = "注">作中描写の限りでは他人の才能を見抜くと言った天才肌ではなく、あくまで付き合いを経て正確に判断できるようになっている様子。</ref>するなど、人事に関する才能もむしろ高い部類である。
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:ダ・ヴィンチちゃんからは「人に能力以上の事を求めない」と評価されるなど、他人の能力を正確に把握<ref group = "注">作中描写の限りでは他人の才能を見抜くと言った天才肌ではなく、あくまで付き合いを経て正確に判断できるようになっている様子。</ref>することも可能で、人事に関する才能もむしろ高い部類である。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:アニメ版で聖杯大戦終了後に少しだけ登場した。
 
:アニメ版で聖杯大戦終了後に少しだけ登場した。
 
; [[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
 
; [[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
:アニメ版3話に少しだけ登場。警務担当のホムンクルス部隊を率い、逮捕されたグルドア・ダヴェナントを連行した。なお、直前にエルメロイII世がグルドア卿へ見せた書状にも「Goredolf Musik, Policies Department」と書かれている。
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:アニメ版3話に幼少期の姿で少しだけ登場。警務担当のホムンクルス部隊を率い、逮捕されたグルドア・ダヴェナントを連行した。なお、直前にエルメロイII世がグルドア卿へ見せた書状にも「Goredolf Musik, Policies Department」と書かれている。
 +
; [[Fate/strange Fake]]
 +
:「彼が従えている」とされているホムンクルスと本人が法政科の見張りとして登場している為、上記の「事件簿」の時間軸から五年後も法政科にいるものと思われる。
 +
; [[Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ]]
 +
:『Fate/Apocrypha』の未来の世界なので存在している事が示唆されており、レミナが亜種二連聖杯戦争に参加を決めた時には全力で止めようとしていた模様。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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:上記のレオナルドのバックアップ。
 
:上記のレオナルドのバックアップ。
 
:シャドウボーダーで復帰した後も引き続きカルデアの技術顧問として任命されるが、ホームズ共々陣営のブレインである事から基本的に居残り組のため泣き言のぶつけ先として大いに頼られて(?)いる。
 
:シャドウボーダーで復帰した後も引き続きカルデアの技術顧問として任命されるが、ホームズ共々陣営のブレインである事から基本的に居残り組のため泣き言のぶつけ先として大いに頼られて(?)いる。
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:[[レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ルーラー〕|水着霊基]]になると子供っぽさがさらに増し、お父さんと娘みたいな関係になることも。
    
; [[シャーロック・ホームズ]]
 
; [[シャーロック・ホームズ]]
 
:カルデアで命を助けられたため、他に適切な役職も思いつかなかったのかカルデアの経営顧問に任命したが、彼のアクに満ちた性格と言動を知っているマシュからは「'''破滅願望でもあるのか'''」とツッコまれている。
 
:カルデアで命を助けられたため、他に適切な役職も思いつかなかったのかカルデアの経営顧問に任命したが、彼のアクに満ちた性格と言動を知っているマシュからは「'''破滅願望でもあるのか'''」とツッコまれている。
 
:普段は自分を手玉に取るような態度で驚くような事を言い出す彼に翻弄されているが、それでも彼が才能や経験を過信してリスキーなプランを出したと判断した時にははっきりと物申して却下する事もあり、その際のバランスの取れた感覚やマスターにはない貫禄などは彼からも評価されている。
 
:普段は自分を手玉に取るような態度で驚くような事を言い出す彼に翻弄されているが、それでも彼が才能や経験を過信してリスキーなプランを出したと判断した時にははっきりと物申して却下する事もあり、その際のバランスの取れた感覚やマスターにはない貫禄などは彼からも評価されている。
 +
:ちなみにホームズの幕間の回想にてワトソンの代役をやらされる事になる。<ref group="注">理由は恐らく金髪と髭面、並びに文句屋だが世話焼きでお人好しな所がそっくりだからだろう。</ref>
    
; [[ジングル・アベル・ムニエル]]
 
; [[ジングル・アベル・ムニエル]]
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:自分が所長になったカルデアを襲撃したクリプターの一人。
 
:自分が所長になったカルデアを襲撃したクリプターの一人。
 
:捕縛したら「カリッカリのベーコンエッグ」で氷の心を溶かして審問するつもりだった。
 
:捕縛したら「カリッカリのベーコンエッグ」で氷の心を溶かして審問するつもりだった。
 +
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;[[芥ヒナコ]]
 +
:自分が所長になったカルデアを襲撃したクリプターの一人。
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:彼女の[[虞美人|正体]]が、能力と内面のバランスが滅茶苦茶な存在だったために'''「メッチャ危険な野生動物」'''というあんまり過ぎる評価を下した。
    
;[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア|ゴルド・ムジーク]]
 
;[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア|ゴルド・ムジーク]]
121行目: 131行目:  
;[[エミヤ]]
 
;[[エミヤ]]
 
:料理に一家言あるからか、対抗意識を燃やしている。
 
:料理に一家言あるからか、対抗意識を燃やしている。
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;[[ブーディカ]]
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:やはり料理繋がりで縁がある。
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:期間限定イベント『ナイチンゲールのクリスマス・キャロル』では、コヤンスカヤに植え付けられたケーキのトラウマを払拭するべく彼女にケーキを作ってもらった。
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;[[グレイ (Grand Order)]]
 +
:彼女がバレンタインの贈り物としてファッジを作ろうとした際、いろいろとアドバイスしたとのこと。
 +
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;[[カイニス]]
 +
:大西洋異聞帯にて、少しでも味方が欲しかったために独断で彼を救助して恩を売るつもりであった。
 +
:その後の経過は予定とはかなり違ったが、心を込めた説得と贈り物によって結果的に味方につけることに成功した。
 +
:その縁があったのか、バレンタインイベントではカルデアの彼にクロワッサンの作り方を丁寧に教えてあげたようである。
 +
 +
;[[カイニス〔ライダー〕]]
 +
:上記のカイニスが水着霊基を得たサーヴァント。
 +
:期間限定イベント『サーヴァント・サマーアドベンチャー!』では一夏だけという期間限定で彼をボディガードにすることとなった。
 +
 +
=== ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 ===
 +
; [[化野菱理]]
 +
: 法政科の先輩。彼女からいろいろと可愛がられているらしい。
 +
; [[グルドア・ダヴェナント]]
 +
: 法政科で新人の頃に捕縛した相手。
 +
: 詰めが甘かったために使い魔の電気ウサギの一部を取り逃しており、ドラマCDではそれがさらなる事件を起こしてしまった。
 +
 +
=== Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ ===
 +
; [[レミナ・エルトフロム・ユグドミレニア]]
 +
: ユグドミレニアに所属していた年下の魔術師。
 +
: 「ゴルドルフ兄」と慕われていたが、亜種二連聖杯戦争に参加を決めた彼女を全力で止めようとしたが逆に激励されていると思われてしまったようである。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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:『[[無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング]]』ラストにて。いかにも露悪的な自己評価ではあるが、今まで散々彼の<ruby>ポンコツぶり<rb></rb><rt>人の好さ</rt></ruby>を見てきたマスターたちからすれば、'''どこがだよ'''とツッコみたくなる事請け合いの台詞であろう。
 
:『[[無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング]]』ラストにて。いかにも露悪的な自己評価ではあるが、今まで散々彼の<ruby>ポンコツぶり<rb></rb><rt>人の好さ</rt></ruby>を見てきたマスターたちからすれば、'''どこがだよ'''とツッコみたくなる事請け合いの台詞であろう。
 
:実際、これに続く台詞は冷酷さとも高慢さとも程遠い、人間味全開の述懐である。
 
:実際、これに続く台詞は冷酷さとも高慢さとも程遠い、人間味全開の述懐である。
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;「―――違う! 司令官としての責任ではない!<br>違う、違うのだ! それ以前の問題だ、それ以前の問題なのだよ!<br>ああくそう、認めよう、認めているとも! <ruby>私には<rb></rb><rt>・・・</rt></ruby>、<ruby>世界を滅ぼした責任がある<rb></rb><rt>・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>!<br>私が、旧カルデア崩壊を招いた一因だったと! 私だって分かっているのだ!<br>カルデアのスタッフたちに非はなかった! 人理焼却はカルデアとは関係のないコト!<br>それを彼らは、前カルデアスタッフは、たった数十人で解決せざるを得なかった!<br>なのに、私は――― 世界が滅びたのはおまえたちの責任だ、などと……<br>彼らは優秀だった。<br>私がカルデアの所長になんぞならなければ、もっと違う、もっとマシな状況になっていた筈なんだ!<br>だから―――<br>―――心底イヤで恐ろしいが、せせ、責任を果たさねば、ならないのだ!<br>私は何より自分が可愛い! 自分が大切だ! だからこそ!<br>人類の裏切りものにはなりたくない! 卑怯者の自分には、なりたくないのだよ!」<br>「こ、ここで……逃げてしまっては……たとえ死ぬと分かっていても……<br>私は、退かぬ! 退かぬぞ!<br>神霊カイニス! 改めて貴様に言おう! 私は、貴様と交渉ができると踏んでここに立っている!<br>私は貴様の命を救ったし、我々は貴様の仇である海神を異聞帯のソレとは言え倒したし、それから―――<br>それから……<br>それから! フワッフワのクロワッサンが! ある!」
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:『星間都市山脈 オリュンポス』にて。本来敵である[[カイニス]]を救助し、味方につけようと説得する中で、今まで抱え続けていた悔恨を、慙愧を吐露する。
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:この啖呵と精一杯のもてなしの品を受け取ったカイニスはゴルドルフを認め、返礼として期限付きで主人公たちに助力することを承諾した。
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;「いや、なにを言ってるのかね<br>このエジプトニーソはー-!?」
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:『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』冒頭で[[シオン・エルトナム・ソカリス (Grand Order)|シオン]]の「地球のピンチ」発言に仰天しての発言。ちなみに画面表示の関係上プレイヤーからはシオンがニーソを履いていることは見えない。
    
====イベント====
 
====イベント====
 +
;「う、うむ。事情はよく分からんが…… 追い詰められた者の気持ちは分かる。<br>分かった、行きなさい。ここには我々しかいなかった。そうしよう。」<br>「ええい、急がんか、警報が鳴っているだろうに! おまえさんに悪気があったワケではないのだろう!?<br>ならいい! 自分の魔術知識に自信を持たず、考えなしにフタを開けた私が八割方悪いのだからな!<br>だがアテにするなよ! 激しい責任追及を受けた時、私は自分の義理堅さをあまり信用できんからな!」
 +
:『雀のお宿の活動日誌~閻魔亭繁盛記~』より。奉納箱を開けた事で神気が霧散してしまい、パニックに陥る[[蛇庄屋]]に縋られ、彼を庇う事を決める。
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:最後に何かカッコ悪い事を言っているが、結局その事を一言も漏らすことなく、事件は解決を迎える。<del>そういうトコだぞ、所長。</del>
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;「実に怪しい格好をしているうえに、なんだか調子の悪そうな[[主人公 (Grand Order)|主人公]]が」<br>「敵を見るような目でこの女を睨んでいるからだ!」
 
;「実に怪しい格好をしているうえに、なんだか調子の悪そうな[[主人公 (Grand Order)|主人公]]が」<br>「敵を見るような目でこの女を睨んでいるからだ!」
:『徳川廻天迷宮 大奥』で[[カーマ]]と対峙して。それまで洗脳されており状況も何もわかっていないが、部下の様子を見て「敵」であると即座に判断をした。
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:『徳川廻天迷宮 大奥』で[[カーマ]]と対峙して。それまで洗脳されており状況も何もわかっていなかったが、部下の様子を見て「敵」であると即座に判断を下し'''仮にも神霊な上にビーストであるカーマを躊躇なくぶん殴った'''。
 
: 頭脳明晰な自分はわかる、と豪語するほどの様子ではないのだが、主人公の善性を信じており、ここまでの道のりで信頼関係が出来ていることがはっきりとわかる言葉。
 
: 頭脳明晰な自分はわかる、と豪語するほどの様子ではないのだが、主人公の善性を信じており、ここまでの道のりで信頼関係が出来ていることがはっきりとわかる言葉。
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: なお、攻撃そのものは躱されたもののカーマはあまりにも予想外の相手から攻撃を受けたことに意識を逸らしてしまっており、彼を正気に戻した春日局の行動と併せて[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕|状況を打開する一手]]が動くだけの隙を作ることに成功している。
 
;「なんだこれ地獄かね?」
 
;「なんだこれ地獄かね?」
:『見参! ラスベガス御前試合~水着剣豪七色勝負』にて、「[[ジャンヌ・ダルク〔アーチャー〕|自分を姉だと思い込んでいる相手]]を倒す為に[[源頼光〔ランサー〕|自分を母だと思い込んでいるサーヴァント]]を連れてこよう」と言い出した主人公一行に対して。
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:『見参! ラスベガス御前試合~水着剣豪七色勝負!』にて、「[[ジャンヌ・ダルク〔アーチャー〕|自分を姉だと思い込んでいる相手]]を倒す為に[[源頼光〔ランサー〕|自分を母だと思い込んでいるサーヴァント]]を連れてこよう」と<del>トチ狂った事を</del>言い出した主人公一行に対して。
 
:夏やハロウィンのような与太イベントに本格的に絡むのはこれが初めてである為か、このイベントでの彼は終始こんな感じである。<del>まぁ、これが普通の反応だよな。</del>
 
:夏やハロウィンのような与太イベントに本格的に絡むのはこれが初めてである為か、このイベントでの彼は終始こんな感じである。<del>まぁ、これが普通の反応だよな。</del>
 
:なお、この後に一行が母度を上げる為の方策を検討し始めた辺りで精神が限界を迎え、現実逃避に食堂にフレンチトーストを作りに行ってしまった。
 
:なお、この後に一行が母度を上げる為の方策を検討し始めた辺りで精神が限界を迎え、現実逃避に食堂にフレンチトーストを作りに行ってしまった。
 +
;「ま~たカルデアのサーヴァントが特異点を作るとか!」<br>「聖杯の保管はどうなっているのかね!?微小特異点とはいえ、特異点は特異点!」<br>「人理を取り戻そうとしている我々が、身内に特異点を作らせてどうする!?」
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:期間限定イベント『アークティック・サマーワールド!』より。本編を除くイベントの大半が聖杯を手に入れたサーヴァントのやらかしであり、しかも身内がやらかす事も多い為、全くもって正論である。
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;「サーヴァントは夏になるとフラッと特異点に行く~~!」
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:同上。解決する為の人員を選抜しようとするが、夏はサーヴァントも惹き付けるモノなので、大体が特異点に出張っている状態であった。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
 +
*ムジーク家の予算はカルデアを買い取る際に使いきったらしく、現在は無一文に等しい。もっとも、すぐに金を使える場所も無くなったのだが……
 +
*イベント初登場となったのは2018年夏の『[[Fate/Grand Orderイベント一覧 (2018)#サーヴァント・サマー・フェスティバル!|サーヴァント・サマー・フェスティバル!]]』。所謂「1.5部の時系列」という事もあってか名前も明かされない、イチ旅行者としての顔見せ出演であったが、プレイヤー間でイベントでの活躍待望論が高まっていった。
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**初の「2部の時系列」設定となった2019年正月の『[[Fate/Grand Orderイベント一覧 (2019)#雀のお宿の活動日誌~閻魔亭繁盛記~|雀のお宿の活動日誌~閻魔亭繁盛記~]]』にて二度目の登場。正式にストーリーにも関わり期待通りの存在感を発揮するのだが、ここで何と'''高度な[[レイシフト]]適性'''を持つ事が発覚。<del>[[オルガマリー・アニムスフィア|前所長]]は益々涙目である。</del>
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*自称・美食家なので、栄養のあるもの、珍しいもの、甘いものが好物。料理は「美味なことはもちろん、あまりの幸福度に笑顔になるものでなければいかんよキミ」とは本人の弁。<ref group = "出" name="週刊ファミ通 2020年8月13日号 『FGO』一問一答 p109">週刊ファミ通 2020年8月13日号 『FGO』一問一答 p109</ref>
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*もし通常の聖杯戦争で触媒無しでサーヴァントを召喚した場合は、西洋版の茨木童子が召喚されるらしい。<ref group = "出" name="週刊ファミ通 2020年8月13日号 『FGO』一問一答 p109"/>
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== 話題まとめ ==
 
*名前や容姿から、当初より[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]との関係性が伺われていた。『Apocrypha』と『Grand Order』の時系列を考えると、『Apocrypha』でわずかに言及されたゴルドの息子という可能性が最有力意見であったが、後にゴルドルフ自身の口から父親が「不屈のゴルド」と呼ばれていたことが言及され、正式に親子だということが判明した。
 
*名前や容姿から、当初より[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]との関係性が伺われていた。『Apocrypha』と『Grand Order』の時系列を考えると、『Apocrypha』でわずかに言及されたゴルドの息子という可能性が最有力意見であったが、後にゴルドルフ自身の口から父親が「不屈のゴルド」と呼ばれていたことが言及され、正式に親子だということが判明した。
 
**なお、『Grand Order』世界では聖杯大戦は起こっていないため、「性根を叩き直される」ことなく成長した姿なのではないかと考えられていたが、蓋を開けてみたら思ったより苦労人であった上に教育役のホムンクルスにたっぷり躾けられたという経験も明らかに。カウレスと同様、「起こってないけど最終的に似たようなことになった」ような扱いになっているのだろうか。
 
**なお、『Grand Order』世界では聖杯大戦は起こっていないため、「性根を叩き直される」ことなく成長した姿なのではないかと考えられていたが、蓋を開けてみたら思ったより苦労人であった上に教育役のホムンクルスにたっぷり躾けられたという経験も明らかに。カウレスと同様、「起こってないけど最終的に似たようなことになった」ような扱いになっているのだろうか。
 
*第2部プロローグで、時計塔から送り込まれた管理者として悪役然と登場した上、[[オルガマリー・アニムスフィア |オルガマリー]]や[[ロマニ・アーキマン|Dr.ロマン]]の代役ということで、一部のプレイヤーからは厳しい視線が向けられた。
 
*第2部プロローグで、時計塔から送り込まれた管理者として悪役然と登場した上、[[オルガマリー・アニムスフィア |オルガマリー]]や[[ロマニ・アーキマン|Dr.ロマン]]の代役ということで、一部のプレイヤーからは厳しい視線が向けられた。
 
**……かに思われたが、あまりにポンコツかつどこか人の良さが透けて見える言動により、あれよあれよと愛されキャラの立場を確立。また新たな指揮官として大方のプレイヤーに受け入れられたようである。
 
**……かに思われたが、あまりにポンコツかつどこか人の良さが透けて見える言動により、あれよあれよと愛されキャラの立場を確立。また新たな指揮官として大方のプレイヤーに受け入れられたようである。
***そもそも'''あの'''ゴルドの関係者ということで『Apocrypha』を知っていた従来のファンからはこの愛されキャラ具合を予想していた声も多く、むしろ登場直後から敵ではないという反応も多かった。
+
***そもそも'''あの'''ゴルドの関係者ということで『Apocrypha』を知っていた従来のファンからはこの愛されキャラ具合を予想していた声も多く、むしろ登場直後から敵ではないという反応が支配的だった。ネット上での各種考察ページや掲示板でも早々に「白判定」が下された程。
 
**第2部本編が始まると、(自分だけでなく)部下の安全にも神経質、判断は<ruby><rb>慎重</rb><rt>引け腰</rt></ruby>かつ<ruby><rb>大胆</rb><rt>やけっぱち</rt></ruby>、過程はわりと丸投げだが責任は取る、と意外にも立派な指揮官ぶりを見せている。
 
**第2部本編が始まると、(自分だけでなく)部下の安全にも神経質、判断は<ruby><rb>慎重</rb><rt>引け腰</rt></ruby>かつ<ruby><rb>大胆</rb><rt>やけっぱち</rt></ruby>、過程はわりと丸投げだが責任は取る、と意外にも立派な指揮官ぶりを見せている。
 
***魔術師としての評価は平凡と評されているが、作中での活躍を見る限り人物や才能自体<ref group = "注">父親のゴルドも魔術師としてはかなり有能であった。</ref>は決してそんなことはなく、あくまで魔術師として評価に足る成果を残せていないだけのようである。
 
***魔術師としての評価は平凡と評されているが、作中での活躍を見る限り人物や才能自体<ref group = "注">父親のゴルドも魔術師としてはかなり有能であった。</ref>は決してそんなことはなく、あくまで魔術師として評価に足る成果を残せていないだけのようである。
 
***ただしポンコツっぷりも伊達ではなく「生命線であるペーパームーンを即明け渡し[[スルト]]にすら殺す気をうせさせる」「コヤンスカヤからのプレゼントを身につけていたせいで[[彷徨海]]に侵入される」「主人公宛てのケーキを盗み食いして毒殺を失敗させる」「残念な言動で[[シオン・エルトナム・ソカリス (Grand Order)|シオン]]の計算を狂わせる」「堕落した発言をして春日局に平手打ちとお説教されトラウマが蘇り[[カーマ]]の洗脳が溶ける」「状況がつかめてなさすぎてビーストに殴りかかり全員動揺し隙を生じさせる」など、もはや残念すぎて逆に様々な存在の思惑を狂わせまくっている。<del>どこかで[[エリザベート=バートリー|エリザ粒子]]でも浴びたのだろうか</del>
 
***ただしポンコツっぷりも伊達ではなく「生命線であるペーパームーンを即明け渡し[[スルト]]にすら殺す気をうせさせる」「コヤンスカヤからのプレゼントを身につけていたせいで[[彷徨海]]に侵入される」「主人公宛てのケーキを盗み食いして毒殺を失敗させる」「残念な言動で[[シオン・エルトナム・ソカリス (Grand Order)|シオン]]の計算を狂わせる」「堕落した発言をして春日局に平手打ちとお説教されトラウマが蘇り[[カーマ]]の洗脳が溶ける」「状況がつかめてなさすぎてビーストに殴りかかり全員動揺し隙を生じさせる」など、もはや残念すぎて逆に様々な存在の思惑を狂わせまくっている。<del>どこかで[[エリザベート=バートリー|エリザ粒子]]でも浴びたのだろうか</del>
*ムジーク家の予算はカルデアを買い取る際に使いきったらしく、現在は無一文に等しい。もっとも、すぐに金を使える場所も無くなったのだが……
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*イベント初登場となったのは2018年夏の『[[Fate/Grand Orderイベント一覧 (2018)#サーヴァント・サマー・フェスティバル!|サーヴァント・サマー・フェスティバル!]]』。所謂「1.5部の時系列」という事もあってか名前も名言されない一旅行者としての顔見せ出演であったが、プレイヤー間でイベントでの活躍待望論が高まっていった。
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**初の「2部の時系列」設定となった2019年正月の『[[Fate/Grand Orderイベント一覧 (2019)#雀のお宿の活動日誌~閻魔亭繁盛記~|雀のお宿の活動日誌~閻魔亭繁盛記~]]』にて二度目の登場。正式にストーリーにも関わり期待通りの存在感を発揮するのだが、ここで何と'''高度なレイシフト適正'''を持つ事が発覚。<del>[[オルガマリー・アニムスフィア|前所長]]は益々涙目である。</del>
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== 話題まとめ ==
      
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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[[Category:マンガで分かる!Fate/Grand Order]]
 
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[[Category:ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
 
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