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| 真名 = サロメ
 
| 真名 = サロメ
 
| 読み =  
 
| 読み =  
| 外国語表記 =  
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| 外国語表記 = Salome
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 声優 = ブリドカットセーラ恵美
 
| 声優 = ブリドカットセーラ恵美
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| 地域 = イスラエル
 
| 地域 = イスラエル
 
| 属性 = 混沌・悪
 
| 属性 = 混沌・悪
| 隠し属性 = 地
+
| 副属性 = 地
 
| 性別 = 女性
 
| 性別 = 女性
 
| スリーサイズ =  
 
| スリーサイズ =  
| 一人称 =  
+
| 一人称 = あたし
| 二人称 =  
+
| 二人称 = あなた
| 三人称 =  
+
| 三人称 = ○○さん
 
| 異名 =  
 
| 異名 =  
 
| 愛称 =  
 
| 愛称 =  
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| サーヴァント階位 =  
 
| サーヴァント階位 =  
 
| 特技 =  
 
| 特技 =  
| 好きな物 =  
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| 好きな物 = ヨカナーン('''の首''')
| 苦手な物 =  
+
| 苦手な物 = あまりない
 
| 天敵 =  
 
| 天敵 =  
 
| 弱点 =  
 
| 弱点 =  
 
| デザイン = 下越
 
| デザイン = 下越
| 設定作成 =  
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| 設定作成 = 桜井光
 
| レア度 = ☆2
 
| レア度 = ☆2
 
}}
 
}}
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;略歴
 
;略歴
:
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:『Fate/Grand Order』の2019年の4周年記念キャンペーン開催に伴い実装されるも、以降はイベントに客演することが時たまにあるくらいであったが、2022年に第2部6.5章『[[死想顕現界域 トラオム]]』の開催に伴いメインストーリーにようやく登場。
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:作中では復讐界域の幹部を務めており、本人に拷問している自覚はないものの「拷問室」に閉じこもったきりになっている。
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:主人公が捕らわれて牢獄に入れられた際には世話を任されており、その話を聞いているうちに次第に感情移入していき、王道界域から潜入していたスパイ七騎が主人公を王道界域まで連れていく決死行の際には自分もついていくことを決意。
 +
:一人また一人とメンバーが命を散らしていく中、もう少しで王道界域に到達するという所で「主人公」と「ヨカナーン」を混同しかかるという最悪の事態が勃発。
 +
:首を欲する狂気に侵されかかるが主人公の「助けてほしい」という聖人なら絶対にやらないであろう「命乞い」を目にしてすんでのところで狂気を克服。
 +
:追ってきた[[杉谷善住坊|破戒僧のアーチャー]]に致命傷となる一撃を受けた状況でも心配させまいと主人公を送り出した後、慈悲の二発目の弾丸を受けて消滅した。
 
;人物
 
;人物
 
:恋に滾り、血濡れの唇に口付けする狂気の少女。薄いヴェールをまとった踊り娘。義父である王さえ惹き付けてしまう。
 
:恋に滾り、血濡れの唇に口付けする狂気の少女。薄いヴェールをまとった踊り娘。義父である王さえ惹き付けてしまう。
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==[[宝具]]==
 
==[[宝具]]==
 
;あなたにくちづけしたわ(ファム・ファタル・ベゼ)
 
;あなたにくちづけしたわ(ファム・ファタル・ベゼ)
:ランク:B<br>種別:対人宝具<br>レンジ:0~3<br>最大捕捉:1人
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:ランク:B<br>種別:対人宝具<br>レンジ:0~3<br>最大捕捉:1人
:外観は水晶製の髑髏。思慕と狂気と鮮血の果てにサロメが得たトロフィー、すなわちバプステマのヨハネの頭部が結晶化したもの。
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:外観は水晶製の髑髏。思慕と狂気と鮮血の果てにサロメが得たトロフィー、すなわちバプテスマのヨハネの頭部が結晶化したもの。
 
:普段は手に持てるサイズだが、サロメの意思によって自由自在な拡大・縮小が可能。
 
:普段は手に持てるサイズだが、サロメの意思によって自由自在な拡大・縮小が可能。
:バプステマのヨハネはさまざまな魔術を行使した伝説を有しており、その頭部は神秘の塊であり、ある種の魔術礼装と化している。
+
:バプテスマのヨハネはさまざまな魔術を行使した伝説を有しており、その頭部は神秘の塊であり、ある種の魔術礼装と化している。
 
:所有者は、さまざまな魔術の行使が可能となるだろう。───たとえ、魔術回路を身に宿しておらずとも。
 
:所有者は、さまざまな魔術の行使が可能となるだろう。───たとえ、魔術回路を身に宿しておらずとも。
 
:真名解放時にはこの水晶髑髏が著しく巨大化し、敵対者を捕食する。
 
:真名解放時にはこの水晶髑髏が著しく巨大化し、敵対者を捕食する。
 
:霊基再臨が極まれば、髑髏は水晶製から黄金製へと変質する。
 
:霊基再臨が極まれば、髑髏は水晶製から黄金製へと変質する。
 +
:『Grand Order』では「敵単体に超強力な攻撃[Lv]&呪い状態を付与(5ターン)&呪厄状態を付与(5ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のArts宝具。
    
==真名:サロメ==
 
==真名:サロメ==
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; [[Fate/Grand Order]]
 
; [[Fate/Grand Order]]
 
: 2019年の4周年記念キャンペーン開催に伴い実装。
 
: 2019年の4周年記念キャンペーン開催に伴い実装。
 +
: メインシナリオにあたる第2部6.5章『[[死想顕現界域 トラオム]]』にて本格参戦する。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
=== Fate/Grand Order ===
 
=== Fate/Grand Order ===
 +
;[[主人公 (Grand Order)]]
 +
:カルデアでのマスター。
 +
:御多分に漏れずヨカナーンと同一視しかかって首を欲しがりそうになっているが、わりと我慢しているとのこと。
 +
:『死想顕現界域 トラオム』では彼/彼女のために復讐界域を裏切っての逃避行となり、ヨカナーンと混同しかかって悲劇になる寸前まで行くが……
 
;[[清姫]]、[[ブリュンヒルデ]]
 
;[[清姫]]、[[ブリュンヒルデ]]
:ヤンデレな二人だが、サロメよりマシと言われている。
+
:ヤンデレな2人だが、サロメよりマシと言われている。
 +
:3人揃って[[パッションリップ]]の技名になったつながりがある。
 +
;[[シェヘラザード]]
 +
:同じく王を苦手としていることから非常に同情的。
 +
:バレンタインイベントでは、カルデアでの最初の友人が彼女である事が明かされた。
 +
;[[武蔵坊弁慶]]、[[坂田金時]]
 +
:自身の幕間の物語で、トレーニングに付き合ってもらった相手。どちらも身近に[[牛若丸|内面が]][[源頼光|ア]][[酒呑童子|レ]]な人物がいるためか、サロメが隠した内面に気がついていた。
 +
;国王、領主系サーヴァント
 +
:義父を思い出すのか嫌悪感を露わにする。
 +
;聖人系サーヴァント
 +
:ヨカナーンと同じ気配であると察しており、好意を抱きかけている。
 +
;[[クリームヒルト]]、[[張角]]
 +
:『死想顕現界域 トラオム』におけるトップ陣。
 +
:あまり悪感情は抱いてはおらず、張角に対しては「おじいちゃん」とそこそこ懐いている。
 +
;[[キルケー]]
 +
:『死想顕現界域 トラオム』において、明言されていないが料理を教わったと思われる相手。
    
=== 生前 ===
 
=== 生前 ===
 
;ヨカナーン
 
;ヨカナーン
:バプテスマのヨハネとも呼ばれる預言者。彼に恋い焦がれる余り、首を斬り落とさせた。
+
:バプテスマのヨハネとも呼ばれる預言者。かのイエス・キリストに洗礼を施した人物。彼に恋い焦がれる余り、首を斬り落とさせた。
 
;ヘロデ・アンティパス
 
;ヘロデ・アンティパス
:義父。
+
:義父。サロメが成長するにつれ『男』として邪な視線を向けるようになる。元はヘロデヤの最初の夫ヘロデ・フィリッポスの異母兄弟。
 +
;ヘロデヤ
 +
:実母。新約聖書では彼女に唆されてヨカナーンの首を所望したとされている。再婚したヘロデ・アンティパスとは血縁上、叔父(伯父)と姪の関係でもある。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===
 
;[[パッションリップ]]
 
;[[パッションリップ]]
:「堕ちるサロメ」「ヨハナーンを籠に」等、彼女に関連した名前の技を使う。
+
:「堕ちるサロメ」「ヨカナーンを籠に」等、彼女に関連した名前の技を使う。
:死の間際〜Grand Orderまでの前向きに改善した精神に成長する前は、「愛した者をヒトの形から破壊し、自分のものとして愛でようとする」等、ヤンデレとしての行動スタンスも実は似ていた。
+
:死の間際~Grand Orderまでの前向きに改善した精神に成長する前は「愛した者をヒトの形から破壊し、自分のモノとして愛でようとする」等、ヤンデレとしての行動スタンスも実は似ていた。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== Fate/Grand Order ===
 
=== Fate/Grand Order ===
====戦闘====
   
====マイルーム====
 
====マイルーム====
====本編====
+
;「私が好きなのはヨカナーン! ……この人よ。ほら、キラキラの髑髏! ご挨拶なさい、ヨカナーン……『ぼく、ヨカナーン! よろしくね!』はい! よくできましたぁ!」
====イベント====
+
:マイルーム会話「好きなこと」。あろうことか、途中で'''骸骨を使った腹話術を始めてしまった'''。まさに狂気。
====幕間の物語====
      
== メモ ==
 
== メモ ==
*[[Fate/EXTRA CCC]]』において、[[パッションリップ]]の各種スキル名にサロメをモチーフとしたものが存在する。
+
*実装以前にも『[[Fate/EXTRA CCC]]』において[[パッションリップ]]の各種スキル名のモチーフとしてその名前だけは存在していたが、プレイアブルでは無いものの本編に登場していた[[イアソン]]・[[陳宮]]、イベントで顔見せしていた[[ガレス]]・[[バーソロミュー・ロバーツ|バーソロミュー]]、CMや第2部前期OPに登場していた[[シャルロット・コルデー|シャルロット]]、ビジュアルは無いが[[ヘクトール|兄]]から存在は言及されていた[[パリス]]…といった他の同時実装メンバーに対し、サロメのみ『Grand Order』においては事前情報が無く<ref group = "注">『[[禁忌降臨庭園 セイレム]]』で戯曲が言及される場面はあった。</ref>、サプライズと言って良い登場となった。
*清姫をも超える最凶(狂)のヤンデレキャラ。清姫は夜這いをかけたり、嘘つきを焼き殺す事はするが、流石に首まで求めない。
+
*[[清姫]]や[[ブリュンヒルデ]]をも超える最凶(狂)のヤンデレキャラ。清姫は夜這いをかけたり、嘘つきを焼き殺す事はするが、流石に首まで求めない。
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**…もっとも、サロメ本人としては'''[[バルバトス|「首が欲しかっただけで死んで欲しくはなかった」]]'''というのが真意なのかも知れないが…人間は首を斬ったら死にます…
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**バレンタインにも首そのもののチョコを贈る事を考えたがさすがに自重して、一口サイズの髑髏チョコに落ち着いた。……[[牛若丸|止められなかったら作る予定だった奴]]や[[織田信長|本当に作った奴]]に比べたらまだマシなのが何とも。
 
*スキルとなっている「七つのヴェールの踊り」とは、自分に恋慕するヘロデ王を誘惑した時の踊りで'''身につけている7枚のヴェールを一枚づつ脱ぎ捨てていく'''というもの。
 
*スキルとなっている「七つのヴェールの踊り」とは、自分に恋慕するヘロデ王を誘惑した時の踊りで'''身につけている7枚のヴェールを一枚づつ脱ぎ捨てていく'''というもの。
**ゲーム中では、7ターン後に自分も含めたパーティーメンバー全員のNPを大アップさせる<ref group = "注">レベル1だと50%、レベル10だと100%となる。</ref>ハイリスク・ハイリターンなスキルとなっている。
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**ゲーム中では、7ターン後に自分も含めたパーティーメンバー全員のNPを大アップさせる<ref group = "注">レベル1だと50%、レベル10だと100%となる。</ref>ハイリスク・ハイリターンなスキルとなっている。効果的な運用に際しては彼女自身の(聖杯投入も視野に入れた)基礎体力向上に加えて、他メンバーへのターゲット集中や無敵/回避/ダメージカット礼装装備等の様々なテクニックを駆使する事が求められる。
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*実は作中で'''ヨカナーンの首を手に入れた後サロメがどうなったかはっきりと記されておらず'''、戯曲や書物によってヘロデ王に恐れられその場で処刑されたり、生き延びるも島流しにされたりと様々。バレンタインイベントの台詞からFateの彼女は処刑説を採用している。
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*『氷室の天地』の「僕の考えた最強偉人募集」にも登場しており、そちらではヨカナーンの'''生首'''を銀盆に乗せている他、奥義の名称も宝具の名称と共通する部分がある。
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*現実における水晶髑髏は主に中南米を中心に遺跡で発掘されたものの、その時代の技術レベルでは明らかに制作不可能な代物である「場違いな工芸品」、いわゆるオーパーツとして有名な品。
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**しかしこれらは21世紀に入ってからの科学的調査により大概が19世紀以降に作られた偽物、あるいは素性が極めて怪しい代物ばかりということが明らかになっている。一方でTYPE-MOONの世界観においてはサロメの例によって、神秘の助けを得れば実際に成立し得る存在となっている。
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== 話題まとめ ==
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== 脚注 ==
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== 脚注 ==
   
=== 注釈  ===
 
=== 注釈  ===
 
<references group = "注"/>
 
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