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主な受肉の方法としては「聖杯に願う」というものがポピュラーであり、「受肉して第二の生を過ごす」などを目的に召喚に応じるサーヴァントも多い。<br>
 
主な受肉の方法としては「聖杯に願う」というものがポピュラーであり、「受肉して第二の生を過ごす」などを目的に召喚に応じるサーヴァントも多い。<br>
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===反英雄===
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英雄の“救い手”としての在り方。英霊の分類。読んで字のごとく、英雄の反対、度し難い殺戮者を意味する。<br>
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幼いままの願望を持つもの。綺麗ごとを信じ、そのために汚れ役を引き受けるもの。自らを強大な悪とし、有象無象の小さな悪を打ち消すもの。<br>
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言ってしまえば、存在そのものが悪とされるものでありながら、その悪行が人間全体にとって善行となるもの。<br>
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本人の意思とは裏腹に、周囲の人間が救い手と祭り上げたもの。端的に言えば人柱や生贄が該当する。<br>
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例え極悪人だとしても、その人間を生贄にすれば村人全員が助かるならば、それは間違いなく英雄と呼べる。<br>
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反英雄は被害者でありながら、究極的な加害者でなくてはならない。人が生み出したモノでありながら、決して人の手が混ざらずに成長するモノ。その矛盾こそがあらゆる抑止の圧力を免除される“世界の敵”。<br>
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英雄と称される生贄が食い殺されようが地中に埋められようが関係ない。貧乏クジを引かされた者、一方的に押し付けられた汚れ役が人々を救う偉業を成し遂げたのなら、それは罪人ではなく、英雄へと昇華される。<br>
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大事なのは祭り上げる側の意識で、敬意や感謝、罪悪感などで祭り上げられて生まれるのはまっとうな英雄となる。<br>
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ただ、純粋な反英雄はそうはおらず、存在しないモノ。そういうものがいてくれたら良い、という人間の願望。原罪を否定する為の生贄、人間の生み出した一つの終末(理想)。<br>
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平穏と同義とされる、叶う事のない願いの一つが反英雄と呼ばれるモノ。
    
== 知名度と真名と強さ ==
 
== 知名度と真名と強さ ==
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