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英霊を英霊たらしめるものは信仰、つまり人々の想念であるが故に、その真偽は関係なく、確かな知名度と信仰心さえ集まっていれば物語の中の人物や概念、現象であろうがかまわない。果ては[[ブケファラス|馬]]や[[加藤段蔵|絡繰り人形]]であっても英霊になり得る。ただし、大抵のサーヴァントは虚構のみで成立するものではなく、基礎(ベース)となる神話、伝説、実在の存在がある。虚構だけで成立し得るには、[[ナーサリー・ライム|絵本のように子供を守る概念(ユメ)が結晶化したもの]]など、それ相応の理由がなければならない。
 
英霊を英霊たらしめるものは信仰、つまり人々の想念であるが故に、その真偽は関係なく、確かな知名度と信仰心さえ集まっていれば物語の中の人物や概念、現象であろうがかまわない。果ては[[ブケファラス|馬]]や[[加藤段蔵|絡繰り人形]]であっても英霊になり得る。ただし、大抵のサーヴァントは虚構のみで成立するものではなく、基礎(ベース)となる神話、伝説、実在の存在がある。虚構だけで成立し得るには、[[ナーサリー・ライム|絵本のように子供を守る概念(ユメ)が結晶化したもの]]など、それ相応の理由がなければならない。
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サーヴァントは基本的には死亡時ではなく、その英霊が“最も強かったとき”である全盛期の姿で召喚されるが、技術や記憶などは死亡時のモノまで含めて持つ<ref group = "注">ただし肉体に精神が引っ張られる為か、未来の記憶に実感がわかない事もある。</ref>。そのため若い全盛期の身体能力と年老いた晩年までひたすら鍛え上げられた技術を併せ持つサーヴァントや、全盛期の人間性と晩年の記憶を持ったサーヴァントとなることもある。<br>
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サーヴァントは基本的には死亡時ではなく、その英霊が“最も強かったとき”である全盛期の姿で召喚されるが、技術や記憶などは死亡時のモノまで含めて持つ<ref group = "注">ただし肉体に精神が引っ張られる為か、未来の記憶に実感がわかない事もある。</ref>。そのため若い全盛期の身体能力と年老いた晩年までひたすら鍛え上げられた技術を併せ持つサーヴァントや、全盛期の人間性と晩年の記憶を持ったサーヴァントとなることもある。ただし、強い呪い、ないし本人の執着があるのなら死ぬ直前の姿で現れることもあるとのこと。<br>
 
複数のクラスに該当する英霊の場合、クラスによって顕現するサーヴァントの肉体年齢が違うということもある。このため同じ聖杯戦争に同一人物が別クラスで召喚され、直接対決することも起こりうるという。例えば、全盛期を異なる形で二度迎えた[[李書文]]などの場合、荒々しい拳を振るう若い時期で召喚されることも、合理的な拳を振るう老人の時期で召喚されることもある。<br>
 
複数のクラスに該当する英霊の場合、クラスによって顕現するサーヴァントの肉体年齢が違うということもある。このため同じ聖杯戦争に同一人物が別クラスで召喚され、直接対決することも起こりうるという。例えば、全盛期を異なる形で二度迎えた[[李書文]]などの場合、荒々しい拳を振るう若い時期で召喚されることも、合理的な拳を振るう老人の時期で召喚されることもある。<br>
 
芸術家のサーヴァントは感性こそが才能であり、彼らの言う全盛期とはその感性が一番強い時である天才だった頃が召喚対象になる。召喚時において子供の姿で現れるか、大人の姿で現れるかの二つに分かれており、子供の姿は『成長したら節度のある正しい大人になった芸術家』、大人の姿は『大人になっても成長しない、死ぬまでクズだった変人』となっている。
 
芸術家のサーヴァントは感性こそが才能であり、彼らの言う全盛期とはその感性が一番強い時である天才だった頃が召喚対象になる。召喚時において子供の姿で現れるか、大人の姿で現れるかの二つに分かれており、子供の姿は『成長したら節度のある正しい大人になった芸術家』、大人の姿は『大人になっても成長しない、死ぬまでクズだった変人』となっている。
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サーヴァントは現世に留まること自体に魔力を消費するため、契約したマスターからの魔力供給がなければ、現界を保つことはできない。さらにマスターは英霊が世界に留まるための要石にもなっているため、マスターがいないサーヴァントはスキル「単独行動」を持たない限り、例え魔力があったとしても手足が重くなり、現界を保つために使用する魔力量も増える。
 
サーヴァントは現世に留まること自体に魔力を消費するため、契約したマスターからの魔力供給がなければ、現界を保つことはできない。さらにマスターは英霊が世界に留まるための要石にもなっているため、マスターがいないサーヴァントはスキル「単独行動」を持たない限り、例え魔力があったとしても手足が重くなり、現界を保つために使用する魔力量も増える。
詳細に言えば魔力が「活動するためのエネルギー」、マスターとの契約が「現世に留まるための要石」。マスターを失うと「エネルギー」と「要石」2つの魔力を自力で捻出しなくてはならなくなるので、すぐに消えてしまうということ。召喚に必要な触媒が概念ではなく遺物だった場合、この遺物も要石として機能するらしいが、触媒で召還されたサーヴァントもマスターが不在になると直ぐに消えてしまっているためどれくらいの効力があるかは不明。
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詳細に言えば魔力が「活動するためのエネルギー」、マスターとの契約が「現世に留まるための要石」。マスターを失うと「エネルギー」と「要石が失くなった負担」2つの魔力を自力で捻出しなくてはならなくなるので、すぐに消えてしまうということ。召喚に必要な触媒が概念ではなく遺物だった場合、この遺物も要石として機能するらしいが、触媒で召還されたサーヴァントもマスターが不在になると直ぐに消えてしまっているためどれくらいの効力があるかは不明。
    
『Fate/Grand Order』では、聖杯は聖杯戦争の最後の勝者が手にするものであるにも関わらず、特異点では勝敗が決まる前に既に所有者がいる、という矛盾を正すため、聖杯によってマスターを持たないはぐれサーヴァントが召喚されている。
 
『Fate/Grand Order』では、聖杯は聖杯戦争の最後の勝者が手にするものであるにも関わらず、特異点では勝敗が決まる前に既に所有者がいる、という矛盾を正すため、聖杯によってマスターを持たないはぐれサーヴァントが召喚されている。
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筋力と耐久の「A++」は人の身では絶対に不可能なランクだとされており、現在所有しているのはスキル「天性の魔」を持つ[[アステリオス]]とスキル「変転の魔」を持つ[[ゴルゴーン]]のみとなっている。[[トーマス・エジソン]]の筋力「E」は、はちきれんばかりの肉体を戦闘向けにコントロールできない所為で、決して身体能力が低いわけではない。[[BB]]の「★」は計測不能で、カウントがオーバーしているのではなく数値にすることが出来ないパラメータを指す。
 
筋力と耐久の「A++」は人の身では絶対に不可能なランクだとされており、現在所有しているのはスキル「天性の魔」を持つ[[アステリオス]]とスキル「変転の魔」を持つ[[ゴルゴーン]]のみとなっている。[[トーマス・エジソン]]の筋力「E」は、はちきれんばかりの肉体を戦闘向けにコントロールできない所為で、決して身体能力が低いわけではない。[[BB]]の「★」は計測不能で、カウントがオーバーしているのではなく数値にすることが出来ないパラメータを指す。
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パラメータにおけるランクと、宝具の個々のランクは全くの別物。同じA〜Eで表されてはいるが、同じ基準で評価されているわけではない。宝具の能力は単純な攻撃のものだけではないので一概には言えないが、宝具の威力と筋力の威力の換算では、Cランク宝具の威力は筋力A〜A+に相当する([[アルトリア・ペンドラゴン|アルトリア]]の風王結界と[[ヘラクレス]]の事例等)。
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ステータス画面にあるサーヴァント能力の宝具ランクと、持ち物としての各宝具についているランクの違いについてだが、原作者曰く原則同じ。詳細な性能を表した数値化も可能だが、英雄の能力はある意味言葉遊び的な「~より強いが~には負ける」みたいなもので、数値よりも大まかな概念としてのA~Eのカテゴリー(+がつけば性能倍加)に分けてある。なので同じA〜Eで表されてはいるが、同じ基準での評価というより大雑把な指標である。また、宝具には「強さが数値化出来る宝具」と「特殊な宝具」というジャンルがあるようで、宝具のレベルはB(ランクBのことを言ってるのかは不明)、能力が数値で表せるものが平均的な宝具とのこと。例として、壊れた幻想、風王結界、突き穿つ死翔の槍があげられている。数値化出来る宝具の威力と筋力の威力の換算では、Cランク宝具の威力は筋力A〜A+に相当する([[アルトリア・ペンドラゴン|アルトリア]]の風王結界と[[ヘラクレス]]の事例及び作中のアルトリアの言葉から)。
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逆に効果が概念的なもの、運命干渉系が特殊な部類とされ、刺し穿つ死棘の槍といった数値で強さを表せられないものがこれに該当し、敵の性能を無視して勝利することが可能。
    
なお、登場人物の発言や用語辞典などで、サーヴァント自身を指して「ランクA以上の大英雄」などといった表現が稀にされる場合があるが、筋力などの個別の能力ではない、全ての能力を包括したサーヴァントの個体能力にランクがつけられているという話は、公式の設定として正式に示されたことはない。開示されていないだけで正式にそういうランクがあるのか、単に発言者の印象から出た言葉であるのか、詳細は不明。
 
なお、登場人物の発言や用語辞典などで、サーヴァント自身を指して「ランクA以上の大英雄」などといった表現が稀にされる場合があるが、筋力などの個別の能力ではない、全ての能力を包括したサーヴァントの個体能力にランクがつけられているという話は、公式の設定として正式に示されたことはない。開示されていないだけで正式にそういうランクがあるのか、単に発言者の印象から出た言葉であるのか、詳細は不明。
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